F1ヘルメットカメラ、実用化に向け前進へ
Image (C)Alpine F1 Team
F1は、先週行われたベルギーGPのフリー走行セッションで、史上初めての試みとなる『ヘルメットカメラ』の映像をお披露目したが、これがすこぶる好評だったことから実用化へ前進することになるようだ。
これはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌF1)のヘルメットのバイザーの内側に超小型のマイクロカメラを取り付けたもので、これまでのロールフープからのものと比べまさにドライバー目線の迫力ある画角のシーンが実現したもの。
F1でメディア担当ディレクターを務めるディーン・ロック氏は、「今回のものはまだテスト段階のもの。
改善すべき点は多々あるが、しかしそうした問題点の解決を考慮しても導入する価値が十分にあることが証明された。
今後の開発が加速されることだろう」と説明した。
ヘルメットメーカーのベルによれば、今回使用されたマイクロカメラはわずか2.5グラムという超小型軽量のものでヘルメット内部の裏地の中に埋め込むことに成功したという。
フォーミュラEなどで実験されてきたが、F1では初の試みになるもの。
技術的に目途は立ったものの、最大のテーマはドライバー自身の安全性にあるとのことだ。
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