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2021/08/02

大波乱のハンガリーGPはオコン(アルピーヌ)が初優勝

Esteban Ocon (C)Alpine F1 Team
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8月01(日)15時(日本時間:22時)から今季F1第11戦アハンガリーGPの決勝レースがハンガロリンクを舞台に全70周で行われた。
スタート時の天候は曇り、気温は27度、路面温度38度、雨は降ったもののすでに路面はドライコンディションとなっているがスタート前のセレモニー中に再び雨粒が落ちて来る状況。
前日の予選結果により、メルセデスAMG勢は2台共にミディアムタイヤ・スタート、一方レッドブル勢は共にソフトタイヤでのスタートになる。
しかしフォーメーションラップ直前、全車インターミディエイトの装着となった。
スタート直前、ジョビナッツィ(アルファロメオ)がピットイン。
オープニングラップ、ハミルトンの後ろで多重接触。
ボタス、ルクレールらがストップ、イエローコーションに。
ボタスがノリスに追突、さらにレッドブル勢を押しやったようだ。
2周目、赤旗中断に。
この時点でハミルトン、オコン、ベッテル、サインツ、角田裕毅、ラティフィ、アロンソ、ラッセル、ライコネン、シューマッハ、ガスリー、リカルド、フェルスタッペン、マゼピン、ノリス、ジョビナッツィの順。
すでにボタス、ルクレール、ストロール、ペレスがストップしている。

約30分ほどの中断を経てスタンディングスタートで再スタート。
すでに晴れ間がみえていて、ハミルトン以外慌ただしくドライへのタイヤ交換にピットイン。
ハミルトンだけが翌周にピットイン、最後尾になる。
レースはオコンがリード、ベッテル、ラティフィ、角田、サインツ、アロンソ、ラッセルの順。
アルファロメオ・レーシングのライコネン&ジョビナッツィは揃って危険リリースにより10秒のタイムペナルティが科せられる。

70周の長いレースを終え最初にチェッカーフラッグをかいくぐったのは再スタート時からトップに立ったアルピーヌF1のエステバン・オコン(24歳:フランス)。
もちろん初優勝で、これまでは昨年のサクヒールGPでの2位が最高だった。
2位は最後までオコンを脅かし続けたアストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテル。
3位は最後尾から猛烈な追い上げをみせたハミルトン(メルセデス)。
4位サインツ(フェラーリ)、5位アロンソ(アルピーヌ)、6位ガスリー(アルファタウリ)、ガスリーはファステストラップも記録している。
7位久々の入賞となった角田裕毅(アルファタウリ)、8位ラティフィ、9位ラッセルのウィリアムズ・コンビでうれしい今季初ポイント獲得を果たした。
10位満身創痍のマシンで走り切ったフェルスタッペン(レッドブル)でここまでが入賞。
以下、11位ライコネン(アルファロメオ)、12位リカルド(マクラーレン)、13位シューマッハ(ハース)、14位ジョビナッツィ(アルファロメオ)までが完走。
リタイヤはマゼピン(ハース)、ノリス(マクラーレン)、ペレス(レッドブル)、ストロール(アストンマーティン)、ルクレール(フェラーリ)、そしてボタス(メルセデス)と多きに渡った。
F1はしばしの夏休みに入り、次戦はスパフランコルシャン・サーキットで行われるベルギーGP(8月29日決勝)になる。

ハンガリーGP決勝レースの結果はこちら
ハンガリーGPの画像はこちら

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