« FIA、ピットストップ機器の標準化を目論むも | トップページ | スプリント予選方式、導入3戦目はブラジルGPに »

2021/08/18

レッドブル、ベルギーGPでの新エンジン投入を逡巡

Image (C)Honda Racing
拡大します
今シーズン、ハミルトン(メルセデス)との間で激しいチャンピオンシップ争いを繰り広げているレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、イギリスGPでのライバルによるクラッシュでエンジンにまで損傷を受け、前戦ハンガリーで早くも今季3基目となるPU(パワーユニット)投入を余儀なくされた。

今年のレギュレーションでは1マシンあたり年間3基目までと制限されていて、シーズンの残り12戦をこのまま乗り切るのは不可能なため、どこかでグリッド降格ペナルティ覚悟で4基目のエンジン投入をしなければならないのは必至の状況となっている。

その場合、次戦ベルギーGPが行われるスパフランコルシャンは比較的オーバーテイクが容易であるためここで投入されるのでは、との見方が広まった。
しかし同陣営ではこれについて、FIA(国際自動車連盟)の見解を待つという姿勢に変わったようだ。

というのもフェルスタッペン同様、フェラーリのルクレールもボタス(メルセデス)のドライビングが原因でエンジンを1基失っていて、同チームは「他車が原因のクラッシュにより発生した損害については考慮されるべき」とFIAに主張しているからだ。
レッドブルにおいてもその判断が待たれるところだが、救済される可能性は残念ながら低いとみられている。

|

« FIA、ピットストップ機器の標準化を目論むも | トップページ | スプリント予選方式、導入3戦目はブラジルGPに »