ホンダ系チーム、公式予選コメント(7/03)
Max Verstappen (C)Redbull Racing
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レッドブル・リンクで行われた第9戦オーストリアGPの予選は、Red Bull Racing Hondaのマックス・フェルスタッペンがポールポジション(PP)を獲得。
フランスGPから続く3連戦すべてでPPに立ち、Hondaとしては1991年以来の3戦連続PPとなりました。
さらに、Hondaパワーユニット勢は4台全車がトップ7に入りました。
セルジオ・ペレスが3番手、Scuderia AlphaTauri Hondaも好調さを維持してピエール・ガスリー、角田裕毅が6番手と7番手に。
明日は5連勝をかけてレースに挑みます。
予選Q1では、フェルスタッペンがトップタイム、ペレスが8番手で通過を決めますが、Scuderia AlphaTauriはガスリーのアタック1回目がトラックリミット違反で取り消しとなるなど、やや苦戦します。
ガスリーは2度目のアタックで9番手に入り、角田裕毅も14番手で突破。
8位のペレスから角田まではわずか0.134秒差と、非常に僅差の戦いになりました。
Q2も激しい戦いとなりましたが、Red Bull Racingはフェルスタッペン、ペレスともにミディアムタイヤで突破を決めます。
Scuderia AlphaTauriは両ドライバーがソフトタイヤで好走を見せ、ガスリーが4番手、角田が8番手でQ3へ進出。
Hondaパワーユニット勢は2戦連続の全車トップ10入りを果たしました。
Q3では、1度目のアタックでフェルスタッペンがトップタイムをマーク。
2度目はタイム更新に至りませんでしたが、このタイムに及ぶドライバーはおらず、ポールポジションを獲得。
ペレスは2度目のアタックでタイムを伸ばし、フェルスタッペンの後方となる3番グリッドとなりました。
Scuderia AlphaTauriも最終アタックで好タイムをマークし、ガスリーが6番手、角田が7番手に入ります。
ガスリーのタイムは4・5番手のメルセデス勢へ0.1秒未満の差に迫る好タイム。
角田も自己ベストグリッドを更新する走りを見せました。
【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】
「今日のオーストリアGP予選は、Red Bull Racing Hondaのフェルスタッペン選手が素晴らしいパフォーマンスで3戦連続のポールポジションを獲得しました。
チームメートのペレス選手も3番手と、明日のレースに向けて、Red Bull Racing Hondaの2台が非常にいいグリッドを確保できました。
Scuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は今日も力強い走りで3戦連続の6番手、角田選手は自己最高となる7番手と、こちらも明日のレースに向けて非常にいい結果です。
先週に続きRed BullのホームサーキットでHonda勢4台がQ3進出と、力強い予選結果を残すことができてよかったと思います。
明日は一時的に天候が崩れる予報も出ています。
いいポジションでスタートできるので、これをレース結果に繋げられるよう、天候の変化なども含めて色々な場面を想定した準備を行い、明日のレース本番に臨みます」
【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 1位)
「Q1とQ2の手ごたえはよかったのですが、Q3については素晴らしいラップを走れたと思っていないので、完全には満足していません。
ここレッドブル・リンクでまたPPを獲れたことはもちろんうれしいですし、3戦連続というのもチームにとって素晴らしいものだと思います。
ただ、僕はいつも完璧を目指しているので、今日はものすごくうれしいというわけではないですし、どこが上手くいかなかったのかをこれから分析していきます。
ここまで、いつもこうやって成長してきました。
僕らのマシンは力強く、チェコ(ペレス)も3番手にいるので、レースが本当に楽しみですし、一緒にプッシュして多くのポイントを持ち帰りたいです。
今日のランド(ノリス/マクラーレン)のパフォーマンスは素晴らしかったですし、ここまでそれなりに近い場所を走ってはいましたが、明日のレースでのライバルになるとは思っていませんでした。
ここ数レース、マシンとエンジンがパッケージとしてよく機能しているので、とてもうれしく思っており、明日に向けては自信があります。
ただ、明日は先週よりもタイヤが柔らかく、マネージするのが難しくなります。
また、なによりライバルは強力なので、僕らにとって簡単なレースなど一つもないと思っています。
今日はグランドスタンドにオレンジ・アーミーが戻ってきてくれたことも本当に素晴らしいことです。
ここまで(無観客のレースが続き)長い時間がかかりましたし、今日のような光景を見られたことを本当にうれしく思っています」
【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(予選 3位)
「オーストリアのホームコースでチームとしてとてもいい結果が出せてうれしいです。
マックスと僕はいいスタートポジションで、明日はともにいいスタートを決められればと思いますし、それが結果を左右する筈です。
ここまでは大変なレースウイークでした。
バランスの向上に多くの作業を強いられ、マシンの全領域を確認して1回の走行ごとに細かな調整を加えていました。
ミディアムタイヤでスタートすることになりますが、レースは1ストップか2ストップか分かりません。
十分なロングランをできたドライバーはいないので、判断は難しいです。
今日は最終的にいいラップタイムが出せましたが、簡単ではありませんでした。
明日は何が起きるか分かりませんが、僕らのマシンは予選よりもレースのほうがいいと思うので、チームへ多くのポイントを持ち帰れればと思います。
最後に、とても素晴らしいラップを披露したランド(ノリス/マクラーレン)にもおめでとうと伝えたいです」
【角田 裕毅(アルファタウリ)】(予選 7位)
「今日のパフォーマンスにはとても満足していて、予選での自己ベストになりました。
チームにはすごく感謝していて、先週のペースを維持して、最大限の成果を出せるように取り組んでくれました。
最後のアタックは、スリップストリームを使っていなかったのに、なかなかいいタイムだったので、この点もうれしかったです。
ここオーストリアで2回続けてレースがあることは、僕の学びという点でとても役に立っています。
徐々に自信を深めていくことができていて、それが今日のパフォーマンスにも表れていると思います。
大切なのは明日です。レース中のコンディションがどうなるかは分かりませんが、ポイント獲得のためにはタイヤマネージメントが重要になるので、その部分に注力していきます」
【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選 6位)
「毎週末、予選では同じようなポジションにつけていて、とても満足しています。
6番手というのは僕らの力強いパフォーマンスを表しており、今日はいい一日になりました。
今週末はマシンを快適には感じられていない部分があったので、予選ではどうなるか分かりませんでした。
それだけに、いいパフォーマンスを出せたことがとてもうれしいです。
明日はソフトタイヤを履くマシンの中では最上位でスタートすることになるので、間違いなく戦略がカギになります。
マシンのペースがいいことは示せているので、自信はあります」
提供:本田技研工業(株)
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