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2021/06/13

マゼピン(ハース)に迫るさらなる困難の追い討ち

Nikita Mazepin (C)Haas F1 Team
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マシンの戦闘力不足もあり開幕から困難が続くハースF1チームのニキータ・マゼピンだが、ここに来てさらなる困難の追い討ちが伝えられている。

先のアゼルバイジャンGP決勝レースの最終ラップ、マゼピンは共に同一順位を争っていたチームメイトのシューマッハに対し、オーバーテイクを阻止するようにストレートで進路を変更、幅寄せをする形でガードレール側に追い込んだ。
この危険動作についてペナルティものと問題視する向きもあるが、いまのところチーム首脳もFIA(国際自動車連盟)のレースディレクターも動きをみせていない。

しかしさらにマゼピンを悩ますのがロシアの兵役義務であるという。
徴兵制度をとるロシアでは、18歳から27歳の男性に1年間の兵役の義務が課せられていて、これは著名なスポーツ選手であっても例外ではない。
マゼピンにとって考えられるのは、大学での軍事教練課程を修了し予備役に就きながら平時はレーシングドライバーとしての生活を送るというものだが、その場合であっても定期的に訓練合宿に参加することが義務付けられるという。

ロシアでも名だたる大富豪であるパパのドミトリー・マゼピン氏が、この難題も持ち前の経済力で解決できるのか、注目を集めている。

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