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2021/06/26

ホンダ系チーム、フリー走行コメント(6/25)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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今週と来週にかけてオーストリアのレッドブル・リンクで行われる2連戦の第1戦、シュタイアーマルクGPが開幕しました。

初日は、Red Bull Racing Hondaのマックス・フェルスタッペンが両セッションでトップタイムをマーク。
Scuderia AlphaTauri Hondaも、ピエール・ガスリーがFP2に出走できない不運はあったものの、Red BullのホームGPとなるサーキットで好調さを見せて初日を終えました。

FP1では、Hondaパワーユニット勢が序盤からペースを上げ、一時はフェルスタッペン、ガスリー、セルジオ・ペレス、角田裕毅の順でトップ4を独占。
ペレスはソフトタイヤでのアタックラップのターン4でスピンを喫し、最終的にはトップ10圏外となりましたが、フェルスタッペンがトップタイムをマークし、ガスリーが2番手、角田が5番手に続きました。

しかし、FP1終了後にガスリーのパワーユニットのデータに異常が見られたため、詳細な調査を行うことを決断しました。
これにより、残念ながらガスリーはFP2には出走しませんでした。

FP2でも、フェルスタッペンは順調に走行を重ね、2番手に約0.3秒差をつけてトップでセッションを終えます。
ペレスはアタックラップでイエローフラッグが出たこともあり、9番手に。
角田は15番手となりましたが、雨粒の落ちる難しいコンディションの中で39周を走行し、多くのデータを収集しました。

この日収集したデータを詳細に分析し、明日の予選でさらなる向上を果たせるように取り組んでいきます。

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のシュタイアーマルクGP初日は、2つのチームともにそれぞれいいスタートが切れたと思います。
ただ、P1でScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手のPUのデータに異常が見られ、詳細に状態の確認を行うために、午後のP2に出走できませんでした。
ガスリー選手はP1では2番手タイムを記録しており、P2でさらなるファインチューニングを進める予定だっただけに、ガスリー選手およびチームに大変申し訳なく、残念に思っています。
チームとともに、明日のP3での挽回を図り、予選・レースに向けて準備を進めていきます。

今日のFP2開始前にも少し雨がぱらつきましたが、明日、明後日も同様に不安定な天候の予報が出ています。
どのような状況にも素早く適応していいパフォーマンスを出せるよう、さまざまな想定をした上で明日以降のセッションに臨みます」

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(1- 1番手)

「全体的に、僕らにとってはいい一日になりました。
いつもの金曜と同様、まだ確認すべき点はいくつかあるものの、現状はマシンにとても満足しています。
FP2では、取り消しになったルイス(ハミルトン/メルセデス)のタイムのほうが速かったので、タイムシートと実際の力関係は少し異なるように見えますが、僕らと彼らの2チームがトップにつけていると考えています。
予報では、明日は一日中天気が変わっていくようなので、実際どうなるのか見ていきますが、明日も再び僅差の戦いになると思います」

【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(13-9番手)

「 FP2開始時の路面コンディションは難しかったのですが、徐々に改善していきました。
マシンにまだポテンシャルがありますし、ここでは0.1~2秒の違いが大きな差になるので、もう少し調整していく必要があります。
僕はまだマシンのベストなセットアップについて学んでいる最中ですし、いつものように、正解を見つけるためにエンジニアと話す時間を取っていきます。
僕らにはいいペースがあり、ロングランには強みがあると思います。今夜、向上策が見つかれば明日は十分に戦えるはずですし、Q3でいいラップができればと思います」

【角田 裕毅(アルファタウリ)】((5-15番手)

「今日はかなり満足のいく一日でした。
FP1ではショートランのペースがとてもいいことが確認できましたし、何度かいいラップタイムを出すことができました。
しかし、FP2でのロングランでは少しマシンバランスに苦戦したので、今夜の作業でその部分に取り組んでいく必要があります。
明日は雨の可能性があることは分かっていますが、正直に言うとドライコンディションになったほうがいいと思っています。
F1ではウエットの経験があまりないので、難しい戦いになると思います。
もしドライになれば、予選では全力を尽くして、一歩ずつ自信を深めていく必要があります」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(2-**番手)

「今日の午前のセッションでは、マシンのパフォーマンスも僕たちのペースも力強く、すべてがうまくいき、いいレースウイークのスタートになりました。
しかし、残念ながら、チームがFP1の後にPUのデータに異常を確認したために、万全を期して午後のFP2をスキップしてPUの確認に時間をあてることに決めました。

FP2でトライしたかったことがあったので、走行できなかったのは残念ですが、僕にはどうすることもできない状況でしたし、今は明日の走りを楽しみにしています。
角田選手は午後のセッションでは午前ほどに手ごたえがよくなかったようなので、その部分も含めて明日に向けて分析を行い、予選ですべてをまとめられればと思っています」

提供:本田技研工業(株)

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