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2021/05/03

ハミルトン、ミディアム – ハードの1ストップ戦略で優勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2021 ポルトガルグランプリ 決勝
2021 年 5 月 2 日、ポルティマン

キーポイント
• メルセデスのルイス・ハミルトンが、2 位に約 30 秒の差をつけてポルトガルグランプリを制しました。2 番グリッドからスタートしたハミルトンは、37 周目に P Zero イエロー・ミディアムから P Zero ホワイト・ハードへ交換する 1 ストップ戦略を採りました。
• 2 位を獲得したレッドブルのマックス・フェルスタッペンと、3 位でフィニッシュしたメルセデスのバルテリ・ボッタスは、ハミルトンと同様の戦略で走行していましたが、レース終盤にファステストラップポイントを狙って P Zero レッド・ソフトへ交換しました。結果的には、トラックリミット違反によってフェルスタッペンのファイナルラップの記録が削除されたため、ボッタスがファステストラップポイントを獲得しました。
• もう一人の 2 ストッパーは、ハースのニキータ・マゼピンでした。マゼピンも全 3 種類のコンパウンドを使用しました。
• 4 番グリッドからスタートしたレッドブルのセルジオ・ペレスは、ラスト 15 周時点でミディアムからソフトへ交換する戦略で 4 位を獲得しました。
• ソフトでスタートしたドライバー中の最上位ドライバーは、マクラーレンのランド・ノリスでした。7 番グリッドからスタートしたノリスは、ソフト – ミディアムと繋ぐ戦略で 5 位フィニッシュしました。
• 昨日までよりも温暖な天候となり、最高気温 22℃、最高路面温度 40℃のコンディションでした。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C1 : 多くのドライバーが第 2 スティントでハードを使用し、レースでの成功への鍵のひとつになりました。コンディションが温暖になったことで、ハードタイヤは、性能を損なうことなく、トラックの厳しさに対してより完璧に適応していました。
• ミディアム C2: 表彰台に上ったドライバーを含む大半のドライバーがミディアムでスタートしました。ハミルトンがピットストップ直前にファステストラップを記録するなど、ミディアムは優れたスピードと耐久性を示しました。16 番グリッドからスタートしたマクラーレンのダニエル・リカルドは、ミディアムで長いオープニングスティントを走行し、ポイント圏内でフィニッシュしました。レッドブルのセルジオ・ペレスもミディアムで長いオープニングスティントを走行し、51 周目時点でトップを走行していました。ペレスが使用したミディアムタイヤは、予選で 6 周を走行済みのものでした。
• ソフト C3: トップ 10 グリッド中の 5 名を含む 7 名のドライバーがソフトでスタートしました。高い気温によって、より硬いコンパウンドの使用が多くなる中、アストン・マーティンのランス・ストロールは、ソフトでレースの 3 分の 2 近くを走行しました。レース終盤、ボ
ッタスがソフトタイヤでファステストラップを記録しました。

ピレリ F1 およびカーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「昨日までよりも暖かい天候が軟らかいコンパウンドの摩耗を加速させたことで、ドライバーたちは、タイヤマネジメントにより注力する必要がありました。また、路面の改善によってグリップが増したこともあり、ハードコンパウンドの使用が促進されました。全 3 種類のコンパウンドは、それぞれ異なる理由で際立っていました。ハードタイヤは、今日のコンディション下、完璧なレースで優勝したルイス・ハミルトンを含む多くのドライバーがファイナルスティントで使用し、レースの鍵となりました。ソフトタイヤは、予測通り主に短いオープニングスティントでの使用に限定されましたが、ランス・ストロールは 40 周近くをソフトで走行しました。また、セルジオ・ペレスは、非常に長いスティントをミディアムで走行し、独自の効果的な戦略を実行しました」

ピレリジャパンプレスリリース

20210502

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