ホンダ系チーム、フリー走行コメント(4/30)
Max Verstappen (C)Redbull Racing
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第3戦ポルトガルGPが、ポルティマオのアルガルベ・サーキットで開幕しました。
初日の今日は60分間のフリー走行が2セッション行われ、両セッションともに上位陣は非常に僅差の争いになりました。
Red Bull Racing Hondaのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは、好調な走りを見せ、FP1でフェルスタッペンが2番手、ペレスが3番手。
さらに、Scuderia AlphaTauri Hondaのピエール・ガスリーが6番手に入りました。
このサーキットでは初走行となる角田裕毅は、13番手タイムながらこのセッションで28周を走行し、習熟を深めました。
午後に行われたFP2は、コースにある排水溝の確認のために開始が10分遅れましたが、ここでもフェルスタッペンが2番手タイムをマーク。
ペレスは、ソフトタイヤを履いたアタックの1周目にターン1でトラフィックに遭遇し、タイムは10番手にとどまりました。
Scuderia AlphaTauriの2台は、トップ10入りこそ逃したものの、ガスリーがペレスと0.042秒差の11番手、角田は14番手につけました。
FP2では全チーム中で最多周回を走行。
多くのデータを収集し、明日以降の戦いへ活かしていきます。
【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】
「今日のポルトガルGP初日は、2チーム・4台ともにPUとしてはトラブルフリーの一日となり、多くのデータを収集することができました。
昨年の初開催時にはサーキットの路面が舗装されたばかりでしたが、その時からも路面状況が変化しているようです。
今年が2年目ということで過去のベースデータが少ないこともありますので、昨年からのコンディション変化なども考慮に入れて、これから予選に向けて様々な角度からデータ解析を行い、予選・レースに向けて最適化を進めます。
今年、ここまでの状況から見てライバルとの差は非常に僅差だと思います。
厳しい戦いになりますが、確実に結果に繋げるよう最善を尽くしていきます」
【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(2-2番手)
「ポルティマオのこのコースに戻ってこられて最高の気分です。
サーキットは素晴らしいのですが、コンディションは昨年と似ており、路面はとても滑りやすくなっていました。
もちろん、タイヤも変わっていますし、マシンのグリップも昨年と比べて減少しています。
走行はとても難しく、ここではタイヤの準備や温度が重要になるので、タイヤを機能させるのが簡単ではないことは残念です。
全員が同じ条件ですので、マシンのベストを引き出せるように状態を確認していく必要があります。
今週末もメルセデスとは僅差で、マシンは好調だと感じていますが、明日に向けてまだすべきことがあるのも事実です」
【セルジオ・ペレス(レッドブル)】(3-10番手)
「今日の路面状況は、新舗装でグリップが少なかった昨年ととても似ていたので、タイヤを機能させるのが難しかったです。
したがって、タイヤの状態を理解することを中心に取り組んでいきます。
ミディアムタイヤでのペースはよかったと思いますが、ソフトではいいラップタイムが刻めなかったので、その点をさらに追求し、予選では解決できればと思います。
前回のイモラとはかなり異なるコースで、舗装も違って全体的なグリップも少ないので、比較するのは難しいと思います。
ただ、マシンのペースは上々なので、明日はポールポジション争いに絡めればと思います」
【角田 裕毅(アルファタウリ)】((13-14番手)
「ここポルトガルのコースを、今日初めて走りました。
ドライビングを楽しむことができて、特にアップダウンの激しいエリアは面白かったです。
今日の2セッションでかなりのことを学びました。
理解すべき事柄は多く、バーレーンやイモラと比べてとてもグリップが低いので、最初は適応に苦しみましたが、スピーディーに適応していくことができましたし、今日一日での進歩の度合いはよかったと思います。
ペースを上げていくとともに、今夜はエンジニアとデータを見直して、マシンのセットアップを分析し、明日の予選で全力を尽くしたいと思います」
【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(6-11番手)
「今日はとても難しい一日でした。
マシンの感触があまりよくなかったので、今夜はそれをすべて分析して改善が必要な点は何かを確認します。
現時点ではポテンシャルをフルに発揮できていません。
ここまでのレースと比べて、低速エリアでのブレーキングに苦戦していたので、何が変わったのかをはっきりさせる必要があります。
過去の2レースとはコンディションとレイアウトが大きく異なり、とてもスリッピーなので、普段とはやや異なる調整が必要なのかもしれません。
現状、中団の戦いはとてもタイトで、今夜は明日に向けてタイムを向上させられるよう、多くのことに取り組まなければなりません。
予選では、0.2~3秒違うだけで、6~7つは順位が落ちてしまう筈ですから、本当に大きいです。
過去5、6戦はずっとQ3進出を果たしていると思うので、これを継続していきたいですし、今晩の変更で明日それを叶えられる自信があります」
提供:本田技研工業(株)
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