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2021年2月

2021/02/28

フェラーリ・チーム代表、「新型車のスピードに自信」

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
2021年シーズンの体制発表を行ったフェラーリ・チームはマッティア・ビノット代表がスピーチを行い、その中で「新型車のスピード」に自信をみせた。

それによれば新型車『SF21』は前年不振だった『SF1000』の弱点を洗い出し、すべての面で改良を加えたと説明。
とりわけ最大の弱点とされたストレートスピードの遅さの改善に力を入れたと強調した。
具体的にはパワーユニットの出力アップを図るだけでなく、マシンのエアロダイナミックスを見直しドラッグの低減が徹底されたとのことだ。

これについて同チームのシャルル・ルクレールは「もちろん実際に走ってみなければわからないけれど、データを見た限りでは素晴らしく改善され筈。
バーレーンで走らせるのが今から楽しみでしかたないよ」と、期待をみせた。
『SF21』の初走行はシーズン前合同テスト(3月12日から)直前になる見込みだ。

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ペレス、「レッドブルはコントロールが難しいマシン」

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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F1参戦10年目にして、念願の初優勝を遂げたセルジオ・ペレス(30歳:メキシコ)が、今季移籍したレッドブル・レーシングで旧年型の『RB15』と今季マシンである『RB16B』を初体験、次のようにその印象を語っている。

「今までレッドブル・レーシングのマシンは難しいという話を聞いていたけれど、その気持ちがわかる気がするね。
まず感じたのはフロントのグリップが高いということ。
この特性はすべてのドライバーから歓迎されるとは思えないし、うまくコントロールできないかも知れないね。
ここからベストなパフォーマンスを引き出すのはかなり難しいことだろうから。
でもそれができればレッドブルのマシンはかなり速い筈さ」と、メキシコ人。

このフロントグリップを重視した性格はエースであるフェルスタッペンの好みとされ、これまで多くのチームメイトがそのコントロールに苦慮したものと言われている。
ペレスがこれを克服できるかが今季注目されるところだ。

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2021/02/27

アロンソ、アルピーヌF1の新型車発表会を欠席へ

Fernando Alonso (C)Alpine F1
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今シーズン、アルピーヌF1にブランド変更して戦うルノー・チームに2006年以来の復帰が決まっているフェルナンド・アロンソ(39歳:スペイン)が、2021年マシンの発表会を欠席することがわかった。

同チームによれば来たる3月2日(火)に2021年新型車『A521』を発表、そこにはチームメイトであるエステバン・オコン(24歳:フランス)らと共にアロンソ自身も主席する予定だった。
しかし先に報じられたようにアロンソは自転車での自主トレーニング中に交通事故に遭い顎を手術、現在リハビリテーション中であることから衛生面などを考慮して出席を断念したという。
なお3月12日(金)からスタートするバーレーン・サーキットでのシーズン前合同テストには予定通り参加するとのことだ。

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フェラーリ、新型車『SF21』は公開されず

Ferrari Duo (C)Ferrari S.p.A
2月26日(金)、フェラーリ・チームはオンラインで2021年についての発表を行ったが、期待された新型車『SF21』が公開されることはなかった。

同チームによれば、来たる3月10日(水)に『CAR LAUNCH』と称する2度目のイベントで新型車をお披露目、翌11日(木)にバーレーン・サーキットでシェイクダウンを行った後、12日(金)からのシーズン前テストに臨むとのことだ。

【2021年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名
2月15日(月) マクラーレン 『MCL35M』
2月19日(金) アルファタウリ 『AT02』
2月22日(月) アルファロメオ 『C41』
2月23日(火) レッドブル・レーシング 『RB16B』
3月02日(火) メルセデス 『W12』
3月02日(火) アルピーヌ 『A521』
3月03日(水) アストンマーティン 『AMR21』
3月04日(木) ハース 『VF-21』
3月05日(金) ウィリアムズ 『FW43B』
3月10日(水) フェラーリ 『SF21』

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アストンマーティンの新型車名称は『AMR21』に

Aston Martin 『AMR21』(C)Aston Martin F1 Team
アストンマーティンF1(正式名:アストンマーティン・コグニザントF1チーム)は、これまで未定だった2021年新型車のマシン名について『AMR21』としたことを明らかにした。
AMRはAston Martin Racingの頭文字とみられる。

これまでの前身レーシング・ポイントからの流れでいけば『VJM12』、またかつて1959年から1960年に掛けてアストンマーティン自身がF1に参戦していた当時はそれぞれ『DBR4』『DBR5』だったが、それらを引き継ぐことなく名称を一新したことになる。

引き続きメルセデス製パワーユニットを搭載したマシン『AMR21』は来たる3月3日(水)に発表される予定。
ドライバーはフェラーリから移籍のセバスチャン・ベッテル(33歳:ドイツ)と残留したランス・ストロール(22歳:カナダ)という組み合わせになる。

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2021/02/26

ハースF1、3月4日にオンラインで新型車発表へ

Haas 『VF-20』(C)Haas F1 Team
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ハースF1チームは、2021年シーズンを戦う新型車『VF-21』(仮称)を来たる3月4日(木)にオンラインで発表することを明らかにした。
これにより、全チームの新型車発表予定が揃ったことになる。

2年連続でコンストラクターズ・ランキング9位に留まったハースF1チームは、フェラーリとのパートナーシップをさらに深化。
ドライバー・ラインナップも一新し、ニキータ・マゼピン(21歳:ロシア)&ミック・シューマッハ(21歳:ドイツ)というフレッシュなルーキー・コンビで戦うことが決まっている。

なお新型車のシェイクダウンはシーズン前テストが行われるバーレーン・サーキットに趣いてからになるとのことだ。

【2021年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名
2月15日(月) マクラーレン 『MCL35M』
2月19日(金) アルファタウリ 『AT02』
2月22日(月) アルファロメオ 『C41』
2月23日(火) レッドブル・レーシング 『RB16B』
2月26日(土) フェラーリ 『SF21』
3月02日(火) メルセデス 『W12』
3月02日(火) アルピーヌ 『A521』
3月03日(水) アストンマーティン 『AMR21』
3月04日(木) ハース 『VF-21』
3月05日(金) ウィリアムズ 『FW43B』

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エンジンビルダーの『メカクローム』が復活へ

Alpine Renault 『A521』 (C)Alpine F1
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かつて自身のブランド名でF1参戦した実績を持つエンジンビルダーの『メカクローム』が復活することがわかった。

それによればアルピーヌF1(前ルノー)に対し、元々ルノーと関係の深いメカクローム社が新世代パワーユニットが1に導入される2024年末までの4年間、現行V型6気筒ツィン・ターボ・エンジンの主要部品を製作・組み立てを行い同チームに供給するというもの。
これによりアルピーヌF1はチーム運営に集中することになるという。

メカクローム社は現在自動車関連だけでなく航空機産業をも支える先端企業で、2,400人以上の従業員を擁し、世界各地に拠点を置く大企業となっている。

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レッドブル・レーシング、新加入ペレスの経験に期待

Redbull Duo (C)RedBull Racing
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2021年新型車『RB16B』を手にしたレッドブル・レーシングだが、マンシとは別に変わったことが、ドライバーだ。
昨季健闘したアレクサンダー・アルボンを外し、今季はレーシング・ポイントからベテランのセルジオ・ペレスを迎え入れたもの。

これについて同チームのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは、ペレスの豊富な経験値に賭けたことを明らかにしているが、これを耳にしたペレスは「僕のこのチームで果たすべき役目はわかっている。
アルボン以上の働きをして、フェルスタッペンのタイトル争いに貢献することだ。
そしてその自信もあるよ」と、笑顔をみせた。
さらに「ここ数年、ご存じのように僕はヘルメットをピンクにするしかなかったんだけど、レッドブルでは自由に自分の好きな色が使えるのが楽しみさ」と、付け加えた。

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2021/02/25

アストンマーティンF1、『BWT』とスポンサー契約

『BWT』 (C)Force India F1
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新生『アストンマーティンF1』が、オーストリアの水処理関連企業の大手である『BWT』社とスポンサー契約を結んだことがわかった。

同チームは昨年の前身レーシング・ポイント時代、『BWT』をタイトル・スポンサーとしてマシンをコーポレイテッドカラーのピンクに染め上げて話題になったが、アストンマーティンにブランド変更してからはチーム伝統のブリティッシュ・グリーンになることが確定していて、その行方に注目が集まっていたもの。

なおすでにアストンマーティンF1は『BWT』に替わり新たにアメリカの大手通信会社である『コグニザント』と主要スポンサー契約を結んでいて、今回の契約となってもマシンがピンクになることはないとみられる。

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グロージャン(前ハース)、インディカー初走行

Romain Grosjean /FONT>
昨季限りでF1生活を終え、今シーズンは心機一転インディカー・シリーズへの挑戦が決まっているロマン・グロージャン(34歳:フランス)が、バーバー・モータースポーツ・パークでインディカー・マシンでの初走行を果たした。

グロージャンがレーシングカーを走らせるのは事故に遭った昨年11月のバーレーンGP以来ということになる。
マシンを降りたグロージャンは「(F1とは)まったく異なるマシン、ポジションで違和感があるけれど、今はにかく新しい環境に慣れることが重要。
レーシングカーは久しぶりなので筋肉痛だよ」と、笑顔をみせた。

インディカー・シリーズ初戦は3月7日(日)のピータースバーグ、市街地特設コースでの戦いになる。

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メキシコの『ペレス効果』がレッドブル・レーシングに

Redbull Honda 『RB16B』 (C)RedBull Racing
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メキシコに本拠を置く『アメリカ・モビル』(America Movil)社が、新たにレッドブル・レーシングのスポンサーに就いたことがわかった。

『アメリカ・モビル』は世界最大の電気通信会社の一つで、F1では『テルセル』などの゛ブランドで知られ、これまでも同社のオーナーでるカルロス・スリム氏により同国出身のドライバーであるセルジオ・ペレスを支援、今回も同選手がレッドブルに移籍したことに伴うものとみられる。

このほど発表された新型車『RB16B』ではフロントウイング翼端板の内側に『telcel』のロゴが掲出されていることが確認できる。

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2021/02/24

レッドブル、シルバーストーンで『RB16B』シェイクダウンへ

Redbull Honda 『RB16B』 (C)RedBull Racing
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23日(火)、2021年シーズンを戦う新型車『RB16B』をお披露目したばかりのレッドブル・レーシングが、さっそく同マシンのシェイクダウンを翌24日(水)にフィルミングデーとして行うことを明らかにした。
場所は同チームのファクトリーに近い英国シルバーストーン・サーキットで、エースドライバーのマックス・フェルスタッペンがステアリングを握る予定。

なお新型車『RB16B』の走行とは別に、昨年までのレースドライバーで今季はリザーブドライバーとして待機するアレクサンダー・アルボンが、旧型マシンの『RB15』で別メニューのテストプログラムを行うとのことだ。

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アルファロメオはバルセロナで『C41』シェイクダウンへ

Alfaromeo Ferrari 『C41』 (C)Alfaromeo Racing
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2021年新型車『C41』を公開したアルファロメオ・レーシングは、引き続き26日(金)にシェイクダウン(初走行)をスペインのバルセロナ・サーキットで行うことを明らかにした。

テストには同チームの両ドライバー、ライコネン&ジョビナッツィが立ち会う予定とのことだが、規定によりテストはプロモーション撮影を目的としたもので走行距離や装着タイヤなど制限されたものになる。

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レッドブル・ホンダ、新型車『RB16B』をお披露目

Redbull Honda 『RB16B』 (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングが2021年シーズン期待の新型車『RB16B』の画像をオンラインで発表した。

『RB16B』はそのマシン名の通り昨年のマシン『RB16』の正常発展型で『B』が名称に加えられた。
見た目はほとんど変化がないが、リヤセクションなどが新しくなっているとのこと。

これにより『RB17』は欠番として使われず、来季のマシンは五木に『RB18』になることが明らかになっている。
2021年はマックス・フェルスタッペンとレーシング・ポイントから移籍したセルジオ・ペレスという強力なドライバー・ラインナップになる。

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2021/02/23

レッドブルの2022年マシン名『RB17』は幻に

Redbull Honda 『RB16』 (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングの今季マシンは昨年の『RB16』の発展形ということで『RB17』ではなく『RB16B』と命名されることがすでに告知されている。
しかし同チームのクリスチャン・ホーナー代表がドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』誌に語ったところによれば、次の2022年マシンは『RB17』を飛び越し、一気に『RB18』になる方針という。

同代表によれば、『RB18』は前年のものの改良型ではなくブランニューの新しいものになる予定とのことだ。
なおこの年から搭載パワーユニットはF1撤退するホンダの手を離れたレッドブル自身が継承製作したものになる。

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アルファロメオ、新型車『C41』を正式発表

Alfaromeo Ferrari 『C41』 (C)Alfaromeo Racing
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アルファロメオ・レーシングは、2021年シーズンを戦う新型車『C41』を正式発表した。
場所は同チームのタイトルスポンサーを務める『PKNオレーン』の拠点で、またリザーブ&開発ドライバーであるロバート・クビサの母国ポーランドのワルシャワという異例のものとなった。
『C41』は昨年型マシン『C39』の発展型だが、名称は一気に『C41』というものになっている。

同チームは今季もキミ・ライコネン&アントニオ・ジョビナッツィというドライバー・ラインナップになる。

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グロージャン(前ハース)にメルセデス・テストの機会

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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昨季限りでハースF1チームを離脱、F1キャリアを終え今シーズンはインディカー・シリーズへの転向が決まっているロマン・グロージャン(34歳:フランス)だが、メルセデスF1マシンでのプライベートテストを打診されていることがわかった。

これは、F1最後のシーズンをバーレーンGPでの事故・負傷により未練の残る形で終えざるを得なかったグロージャンに、メルセデスAMGチームのトト・ウォルフ代表が好意の手を差し伸べたものという。

当然のことながら旧型のマシンでの走行となるが、グロージャンは「F1チャンピオンになったマシンをドライブできるのはドライバーとして夢のよう」と、歓迎している。
なおグロージャンは2015年のロータス時代、メルセデス・パワーで戦ったことがある。

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2021/02/22

ハースF1、苦肉のバーレーン・プライベートテスト計画

Haas 『VF-20』 (C)Haas F1 Team
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多くのチームがそれぞれれのファクトリーに近いサーキットでプライベートテストを行なう中、アメリカのチームでイギリスにファクトリーを持ち、かつ搭載するパワーユニットがイタリア製という複雑な事情を抱えるハースF1チームでは、自身のテスト実施に苦慮しているようだ。

本来であればシルバーストーン・サーキットが好都合である筈だが、フェラーリの技術者の英国入りが新型コロナウイルスの影響で困難でるあるため、シーズン前テストの舞台地でもあるバーレーン・サーキットをテストの地に選ぶという苦肉の策に出る模様という。

今年のドライバーがいずれもルーキーになることからできれば早い時期に実施したいところだが、この結果スケジュールは遅れて公式テストの直前になるものとみられる。
なお本家のフェラーリ自身はすでにホームのフィオラノ・サーキットでテストを重ねている。

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アルピーヌF1、ポールリカールでプライベートテスト

Alpine Renault 『A521』 (C)Alpine F1
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前ルノー・チームから今季ブランド変更して臨むアルピーヌF1チームが、フランスのポールリカール・サーキットを舞台にプライベートテストを行ったことがわかった。

テストはフィルミングデーを使ったものなので、2018年仕様の旧型マシン『R.S.18』を新カラーリングにペイントし直したもの。
若手ドライバーの育成が目的ということでアロンソらレースドライバーではなく、RSA(ルノー・スポーツ・アカデミー)の一員であるF2ドライバーのクリスチャン・ルンガーがステアリングを握ったということだ。

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アメリカの投資家グループがF1参戦に関心

Image (C)Mercedes Motorsports
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アメリカの投資家グループがF1参戦に関心を持っていることが伝えられた。

これはアメリカ・デトロイトの専門誌『オートウィーク』が報じたもので、それによれば名前が挙げられているのは『ASC』というスポーツクラブの買収を目的とした投資家グループで、現在アメリカGPが行われているサーキット・オブ・ジ・アメリカズの建設にも寄与した人物が関係しているということだ。

ただ、その『ASC』が標的としているのが『アルファタウリ』と『ザウバー(アルファロメオ)』であるとして日本のファンとしては目が離せない様相だ。

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2021/02/21

ピレリ、2021年シーズンの全タイヤ選択を公表

Pirelli 2021 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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今シーズンもF1に全タイヤを独占供給するピレリは、2021年シーズン全戦のタイヤスペックを別表のように事前発表した。
今年も新型コロナウイルスの影響により、昨季と同様ピレリの側ですべのタイヤ選択を指定、個々のドライバーには選択の余地はないことになっている。

コンパウンドは『C1』が最も堅く、数字が増すに従って柔らかくなり『C5』が最も柔らかいものになっている。
なみに専用コースである鈴鹿サーキットで行われる日本GPは最も堅い3種類の組み合わせとなっている。

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ハース、フィッティパルディとリザーブドライバー契約延長

Pietro Fittipaldi (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームは、ピエトロ・フィッティパルディ(24歳:ブラジル)との間でリザーブドライバー契約を延長したことを明らかにした。
この契約は2019年からスタートしていて、これで3シーズン目ということになる。

昨シーズンは同チームのレースドライバーであるロマン・グロージャンの負傷により終盤の2レースに代替出走を果たしている。
(サクヒールGP:17位、アブダビGP:19位)

当然のことながら今シーズンはレースドライバー昇格を希望していたとみられるが、マゼピン&シューマッハらに先を越された形だ。

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『BWT』、ウィリアムズとの提携話が急浮上

『BWT』 (C)Force India F1
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旧レーシング・ポイントがアストンマーティンF1にブランド変更するのに伴い、宙に浮いた形になっている主要スポンサーの『BWT』の行方に関心が高まっている。
これまではハースF1に鞍替えするという説が有力だったが、関係者によればこの話は立ち消えになった模様。

その後急浮上したとされるのがウィリアムズ・レーシングとの提携話。
イタリアの専門紙である『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じるところでは、ウィリアムズ・レーシングとの交渉はすでに最終段階に至っているとのことだ。
実現すればこれまで渋いカラーリングだったハースのマシンが一転、鮮やかなピンクに変身するかも知れない。

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2021/02/20

フェラーリ、『シェル』とのパートナーシップ契約延長

『SHELL』 (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは、オランダに本拠を置く大手石油会社『シェル』とのパートナーシップ契約を、2021年以降も継続することで合意したことを明らかにした。
契約年数は不明だが複数年になるとのこと。

それまでイタリアの『アジップ』と契約を結んでいたフェラーリは1996年から現在の『シェル』と提携、最高レベルの戦いであるF1用の燃料やオイルを共同開発、一時はレギュレーションに抵触していないか物議を醸したこともある。

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レッドブル、2月23日(火)に新型車『RB16B』発表へ

Redbull Honda 『RB16』 (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングは、2021年シーズンを戦う新型車『RB16B』(仮称)を来たる2月23日(火)に発表することを明らかにした。

ホンダ製パワーユニットを搭載しての3シーズン目になる2021年は、ホンダF1とのパートナーシップ最後の年でもあり、マックス・フェルスタッペンと共に本格的にタイトル獲得へ乗り出すことになる。
姉妹チームであるアルファタウリ・ホンダは19日(金)すでに新型車発表を終えている。

なおフェルスタッペンのチームメイトはレーシング・ポイントから移籍したセルジオ・ペレス、また2022年からはアルファタウリと共にホンダF1の技術を継承した自社製のエンジンで戦うことが決まっている。

【2021年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名
2月15日(月) マクラーレン 『MCL35M』
2月19日(金) アルファタウリ 『AT02』
2月22日(月) アルファロメオ 『C41』
2月23日(火) レッドブル・レーシング 『RB16B』
2月26日(土) フェラーリ 『SF21』
3月02日(火) メルセデス 『W12』
3月02日(火) アルピーヌ 『A521』
3月03日(水) アストンマーティン 『VJM12』?
3月05日(金) ウィリアムズ 『FW43B』

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ペレス(レッドブル)、アルファタウリのマシンでテストも

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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今シーズン、レッドブル・レーシングからの参戦が決まっているセルジオ・ペレスだが、バーレーン・サーキットで行われるシーズン前テストに先駈け、兄弟チームであるアルファタウリのマシンでホンダ・パワーを体験することがわかった。

公式テスト以外にF1マシンを走らせるには『フィルミングデー』と称して2018年のマシン、デモンストレーションラン用のタイヤ、走行距離も100キロ内など制限があるが。レッドブル・レーシングの場合2年以上前はルノー・エンジンを搭載していたことからマシンが準備できないためだ。

英国メディアが伝えるところによれば、場所はシルバーストーン・サーキットでマシンは2018年のトロ・ロッソ・ホンダ『STR14』が使われるとのことだ。

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2021/02/19

アルファタウリ・ホンダ、新型車『AT02』をお披露目

Alphatauri Honda 『AT02』 (C)Scuderia Alphatauri
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今シーズン、7年ぶりの日本人F1ドライバー角田裕毅(20歳)をデビューさせるスクーデリア・アルファタウリが、2021年新型車『AT02』の画像をお披露目した。

基本的には昨年仕様の『AT01』と同様のカラーリングだが、よりブルーの色合いを強めたものになっている。
なおホンダ製パワーユニットを搭載して4年目のシーズンとなる今年はピエール・ガスリー(24歳:フランス)とのドライバー・ラインナップになる。

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モンテカルロ市街地コース、インフラ整備を前倒しへ

Montecarlo Street Circuit (C)Scuderia Toro Rosso
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昨季は新型コロナウイルスの影響で中止となったモナコGPだが、今年のグランプリはいつも通りモンテカルロの市街地に特設コースを整備して5月下旬に行われる予定。
これに関連したインフラ整備が例年より早まることがわかった。

これはフォーミュラEや名物のヒストリックカーレース、そして伝統のF1モナコGPらが4月から5月に掛けての4週間に集中して行われるためだ。
そのための申請が一連のイベントを主催するACM(オートモビル・クラブ・ド・モナコ)から出されていたものがこのほどモナコ王国の当局から認められたもの。
これによりさっそく2月22日(月)から大掛かりなインフラ整備が始められるという。

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ニキータ・マゼピン(ハース)、『VF-21』シート合わせ

Nikita Mazepin (C)Haas F1 Team
今シーズン、ロシアの新人ニキータ・マゼピン(21歳)をデビューさせるハースF1チームは、2021年『VF-21』(仮称)で行ったシート合わせの模様を公開した。

ロシアの大富豪を父親に持つマゼピンは、攻撃的過ぎるF2でのドライビング・スタイルや過激な言動でF1デビュー前から注目を集めているが、F1ドライブの経験まだない。
ファクトリーでスタッフからF1マシンのレクチャーを受けたマセピンは未知の世界への期待を顕わにした。

なおチームメイトはこれまた新人のミック・シューマッハ(21歳:ドイツ)となる。
またここに来てこれまでレーシング・ポイントのスポンサーだった『BWT』がハースと交渉中と伝えられている。
実現すれば今度はハースのマシンがピンクになるかも知れない。

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レッドブル首脳、フェルスタッペンに「パフォーマンス条項」認める

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングとの間に2023年末までという長期契約を結んでいるマックス・フェルスタッペン(23歳:オランダ)だが、その契約にはいわゆる『パフォーマンス条項』なるものがあると推測されている。

これは、マシンが戦闘力を欠き、一定の戦績が収められなかった場合、ドライバーの側から契約を解除できるというものだ。
これについて聞かれた同陣営のヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーは、次のようにドイツのウェブサイト『F1-インサイダー』で回答した。

「契約の内容について詳しく話すことはできないが、確かにそうした類のものはある。
つまり、契約終了を待たずに彼が自由の身になる可能性はあるということだよ」と、正直なマルコ博士。
同サイトによれば、それは「2021年シーズン、フェルスタッペンが最速のマシンから常に0.3秒以上のギャップを付けられる場合には契約途中でも解除できる」というものがあるとされる。

これは王者ハミルトンらの契約も同様とみられ、場合によってはこうした条項が大きなドライバー市場の変革を引き起こすことになるかも知れない。

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2021/02/18

ウィリアムズ・レーシング、新型車『FW43B』をシェイクダウン

Wiliams Motorhome (C)Williams F1
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ウィリアムズ・レーシングは、マクラーレン・チームによる新型車シェイクダウン・テストの後を受け、同じくシルバーストーン・サーキットを舞台にこちらも2021年新型車である『FW43B』(仮称)の初走行テストを行ったことを明らかにした。

テストは規定により100キロ以内に制限されているが、同チームはジョージ・ラッセル&ニコラス・ラティフィの二人がマシンをシェアしてテスト走行を分かち合ったという。

ただマクラーレン・チームとは異なり、こちらはまだ新型車発表を行っておらず、正式にお披露目となるのはいまのところ最も遅い3月5日(金)になるスケジュール。
本格的な初走行は翌週の3月12日(金)バーレーンになることが予定されている。

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マクラーレン、新型車『MCL35M』をシェイクダウン

Daniel Ricciardo (C)McLaren Group
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オンラインで2021年新型車『MCL35M』を発表したマクラーレン・チームは、その後同マシンのシェイクダウンとなる初プライベートテストを敢行したことを明らかにした。
場所はシルバーストーン・サーキットで、ランド・ノリスと新加入のダニエル・リカルドの二人が参加したという。

初めてマクラーレンのマシンを走らせたリカルドは「最も大きな変更を強いられたわれわれが、他チームに先駈けてシェイクダウン・テストにまでこぎ着けたのは勇気づけられることだ。
まだ今の段階でマシンの戦闘力を語るのは早期に失するけれど、この時期としては最高だ。
いまのところすべて順調で、チーム全員が高いモチベーションに溢れているよ」と、語った。
本格走行になるのは3月12日(土)、バーレーン・サーキットでのシーズン前テストになる。

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レッドブル、ホンダ継承エンジンにバッジなし

Redbull Factory (C)RedBull Racing
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レッドブルとホンダはかねて噂の通り、2022年のホンダF1撤退後もその技術を継承してレッドブルが自主製作したパワーユニットをアルファタウリを加えた2チームに搭載して戦う方針を決めたが、そこに新たなスポンサーによるブランド名が付けられるのではとの見方が広がっていた。
実際、過去ルノー・エンジンを搭載していた時期にレッドブルは『タグホイヤー』のバツジを付けて参戦したことがある。

しかしこれについてクリスチャン・ホーナー代表(レッドブル・レーシング)は、「レッドブル・エンジンはレッドブル・エンジンの名前」と、煙に巻いた。
「メルセデスはメルセデス製のエンジンを載せていて、名前もみんなメルセデス・エンジンと呼んでいる。
われわれも自らが製作したエンジンに対してはレッドブル・エンジンと呼ぶ。
何も不思議はないことだろう」と持論を展開した。
それでも将来的に新たなスポンサーによるネーミングライツの可能性については否定しなかった。

レッドブルによる2022年からの独自パワーユニット製作は新たにミルトンキーンズに建設した拠点『レッドブル・パワートレインズ』で行われる。

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2021/02/17

アストンマーティンF1は3月2日に新型車お披露目

Aston Martin F1 (C)Aston Martin F1 Team
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今シーズン、レーシング・ポイントからアストンマーティンF1にブランド変更して戦う元フォース・インディア由来のチームは、来たる3月3日(水)に2021年新型車『VJM12』(?)を発表することを明らかにした。

同チームはブランド変更に伴い、これまでのスポンサーカラーである派手なピンクから、アストンマーティン社伝統の渋いブリティッシュ・グリーンに一新されるものとみられている。

また同チームは2021年のレースドライバーとして元4回のチャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(33歳:ドイツ)をフェラーリから獲得していて、オーナーの子息であるランス・ストロール(22歳:カナダ)の組み合わせになることが決まっている。

【2021年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名
2月15日(月) マクラーレン 『MCL35M』
2月19日(金) アルファタウリ 『AT02』
2月22日(月) アルファロメオ 『C41』
2月26日(土) フェラーリ 『SF21』
3月02日(火) メルセデス 『W12』
3月02日(火) アルピーヌ 『A521』
3月03日(水) アストンマーティン 『VJM12』?
3月05日(金) ウィリアムズ 『FW43B』

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アルピーヌF1、3月2日に新型車『A521』を発表へ

Alpine Renault 『A521』 (C)Alpine F1
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今シーズン、ルノー・チームからアルピーヌF1にブランド変更して戦うフランス系チームは、来たる3月2日(火)に2021年新型車『A521』を発表することを明らかにした。

同チームは先にすでに搭載するルノー製パワーユニットの初始動を行っているが、2日には新しいカラーリングをおそらく(フランスのナショナルカラーである赤、白、青)を発表するものとみられる。

なお同チームは2021年のレースドライバーとして元2回のチャンピオンでるあフェルナンド・アロンソ(39歳:スペイン)とエステバン・オコン(24歳:フランス)という組み合わせになることが決まっているが、アロンソが交通事故に遭ったことが報じられ心配されている。

【2021年新型車発表予定】

日時 チーム マシン名
2月15日(月) マクラーレン 『MCL35M』
2月19日(金) アルファタウリ 『AT02』
2月22日(月) アルファロメオ 『C41』
2月26日(土) フェラーリ 『SF21』
3月02日(火) メルセデス 『W12』
3月02日(火) アルピーヌ 『A521』
3月05日(金) ウィリアムズ 『FW43B』

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2021年のハースF1、若手同士の組み合わせに懸念

大きなドライバー変更が少なかった2021年のF1で、目立っているのが1ルーキー二人を起用することになったハースF1チームだ。

Haas Duo (C)Haas F1 Team
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同チームではこれまでのロマン・グロージャン&ケビン・マグヌッセンというそれぞれF1で10年と7年の経験を持つベテランどうしの組み合わせだった。
しかし今季はニキータ・マゼピン(21歳:ロシア)とミック・シューマッハ(21歳:ドイツ)という異例のいずれもF1未経験のドライバーの組み合わせになっているからだ。
マゼピンについては父親がロシアの大富豪であること、またシューマッハについてはそのブランド価値を評価したフェラーリの強い後押しがあったと推測されているが定かでない。

これについてハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表は、「二人ともルーキーなので初年度からの活躍は期待していない。
一戦でも早くF1に慣れるため、自由に走らせたいと考えているよ。
しかしそれもチームに損害を与えないで、という条件付きのこと。
もしも二人が同士討ちなどするようであれば絶対に許されない。
ま、それをコントロールするのも私の役目だと思っているよ」と、牽制した。

前任者の二人は何度かコース上で互いに譲らずに接触、ピット・ギャントリーを激怒させた経緯がある。

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2021/02/16

ホンダ、レッドブルと2022年以降のF1技術継承で合意

Powered by Honda (C)Scuderia Alfa Tauri
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ホンダとレッドブルは、2022年以降もホンダF1の技術を引き続き継承して参戦することで合意したことを正式発表した。
これによりレッドブル・レーシング&アルファタウリの2チームは、レッドブルが設立する新会社『レッドブル・パワートレインズ』(Red Bull Powertrains)がホンダF1のエンジン資産を継承して製作するパワーユニットを搭載して戦うことになる。
何らかのバッジ名が付くかは不明。

レッドブルでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、「無事交渉が合意に至り、喜ばしく思っている。
これによりわれわれ2チームはホンダのハイブリッド・パワーユニットを引き続き搭載して戦うことになった。
これはわれわれが採り得る中で最高の選択肢だと考えている」と、この合意を歓迎した。

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『アウディ』、2025年のF1新規参入説を否定

 Audi (C) Audi AG
先にドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えた『アウディ』によるエンジン・サプライヤーとしての2025年F1新規参入だが、同社のスポークスマンはこれに否定的な見解を示した。

「記事は将来のことについてなので100%とは言わないが、少なくとも私は聞いたことがない。
なにしろもう何年も前から同じ内容の噂について繰り返し聞かれるので、否定する原稿を常に用意しているほどだ。
アウディはこれまでも常にモータースポーツを会社として取り組んできたが、残念ながらF1はそのプログラムにはない」

2022年以降もホンダF1の技術を継承する予定のレッドブル・レーシング&アルファタウリにとっては選択肢が増すグッドニュースだが、ホンダは情報流失の可能性に神経を尖らせているという。

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マクラーレン、全チームに先駈け新型車『MCL35M』発表

McLaren 『MCL35M』 (C)McLaren Group
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昨年のコンストラクターズ・ランキング3位から、今季はさらなる飛躍を狙うマクラーレン・チームでは、2021年シーズンを戦う新型車『MCL35M』を15日(月)正式発表した。

同陣営では搭載するPU(パワーユニット)を昨季までのルノーからメルセデスに変更するという大手術を行ったが、さすが名門らしく全チームに先駈け新型車を完成させる総合力をみせた。
メルセデスとのパートナーシップは2014年以来7年ぶり。
マシン名は基本的に昨年の『MCL35』を踏襲したということから『M』を加えた『MCL35M』というものになっている。

今シーズン、同チームはルノーから移籍したダニエル・リカルド(31歳:オーストラリア)と残留のランド・ノリス(21歳:イギリス)という組み合わせになる。

マクラーレン・チーム新型車の画像はこちら

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2021/02/15

ヒュルケンバーグ、アストンマーティンF1とリザーブ契約か

Nico Hulkenberg (C)Racing Point
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F1経験10年、通算180回以上のグランプリ出走を誇るニコ・ヒュルケンバーグ(33歳:ドイツ)が、再びレーシング・ポイント(今季アストンマーティンF1)の強力な助っ人になりそうだ。

ドイツ・メディアによれば、今季レギュラードライバーとしてのシートは獲得できなかったが、リザーブドライバーとして再びチームを支える見込みという。
実現すれば、メルセデス製パワーユニットを搭載する同チームとしてベッテルの起用だけでなくこれにより更にドイツ色を読めることになりそうだ。

昨シーズン、レーシング・ポイントのレースドライバーであるセルジオ・ペレスとランス・ストロールがそれぞれ病気欠場を余儀なくされた際、いずれもヒュルケンバーグが代役として出走、7-8位といずれもポイント獲得する貢献をみせている。

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マクラーレン首脳、「今季は躍進か低迷どちらか」

Zak Brown (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは、今シーズンの同チームについて「さらに躍進するか、あるいは低迷してしまうかのいずれかだろう」との見解を示した。

これは中国の国営通信社である『新華社通信』の取材に答えたもので、名門マクラーレン・グループを今年も率いるリーダーは次のように語っている。

「2020年、われわれはメルセデス、レッドブルに次ぐコンストラクターズ・ランキング3位という現状で望み得る最高の成績でシーズンを終えた。
もちろんフェラーリの失速とか部外の事情もあったことは認めなければならないがね。
当然のことながら、今年のわわれわれの目標はさらに上位との差を詰めること。
メルセデス製パワーユニットを搭載するというのはそのための武器でもあるが、逆にこのエンジン変更が不安要素にならない保証もない。
中団グループの戦力は拮抗しているので、ひとつ間違えば再び下位に転落する懸念も考えねばならないのだ」

今シーズン、搭載パワーユニット変更という大改造が行われるのはマクラーレン・チームだけだ。

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2021/02/14

アロンソ(アルピーヌ)、F1参戦計画への懸念を一蹴

Fernando Alonso (C)Alpine F1
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F1復帰を前にスイスで行っていた自転車トレーニングで自動車と接触する交通事故に見舞われたアルピーヌF1のフェルナンド・アロンソ(39歳:スペイン)は、その後精密検査の結果を受け、上顎(あご)の矯正手術を行い、無事成功させたとのこと。

これについてこれまで沈黙していた当のアロンソは、自身のSNSでF1復帰に懸念がないことを主張した。
そのSNSでアロンソは「僕は元気さ、シーズンの準備に取り組むのを楽しみにしているよ」と、病院から書き込んでいる。

今年のF1は3月12日(金)から3日間の予定でバーレーン・サーキットを舞台のシーズン前テストからスタートするが、これに体調が間に合うことを示唆したものと思われる。
なおアロンソのF1参戦は2018年(マクラーレン)以来ということになる。

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レッドブル、エンジン管理用の新会社を設立へ

Redbull Factory (C)RedBull Racing
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レッドブルは、ホンダF1のエンジン資産を継承するための新会社である『レッドブル・パワートレインズ』(Red Bull Powertrains)を設立する方針を明らかにした。

これは、レッドブルがホンダ撤退後にF1エンジンを製作・保守管理するめの拠点になるもので、同チームのF1ファクトリーがあるイギリス・ミルトンキーンズに建設されるというもの。
同地にはホンダの現地拠点もあるが、ホンダはこれまで主に日本のさくら(栃木県)にある研究所で主に作業を行ってきたため、現地拠点の継承だけではカバーできないと判断したようだ。

なおレッドブルではエンジンコストの一部を賄うため、スポンサーのブランド名を付けることも検討しているようだ。
過去にはルノー・エンジンに『タグホイヤー』のバッジを付けて参戦したことがある。

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F1関係者、『スプリントレース案』に前向き姿勢

Image (C)Pirelli Motorsport
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F1の責任者である元フェラーリ・チーム代表のステファーノ・ドメニカリ氏が提案するいわゆる『スプリントレース案』について、各F1チームをはじめとする関係者は概ね導入に前向き姿勢であるという。

これは11日(木)に行われたF1委員会での議論を受けたもので、2021年シーズン、いくつかのグランプリにおいて週末の土曜日に、レース距離を正規の3分の一に相当する約100キロ程度のスプリントレースを行う案。
このレースでの獲得ポイントは正規の上位10位まででなく8位までとし、ポイントも優勝の、12点から、以下10点、8点、6点、4点、3点、2点、1点をそれぞれ与えるというもの。
またこのレースの結果で日曜日のスターティンググリッドが決められる予定。

想定されるグランプリにはオーバーテイクが比較的容易なカナダ(モントリオール)、イタリア(モンツァ)、そしてブラジル(インテルラゴス)などが挙げられており、すでにカナダからは導入賛成の声が聞かれているという。
F1委員会では今後さらに詳細を詰めるため、作業部会を立ち上げることを決めたとのことだ。

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2021/02/13

フェラーリ、2月26日(土)に新型車『SF21』発表へ

2020 Scene (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ・チームは、来たる2月26日(土)に2021年シーズンを戦う新型車『SF21』(仮称)をオンラインで発表することを発表した。
またこれに先駈けマラネロのファクトリーで『SF21』のエンジン初始動を行ったことも明らかにしている。

同チームのマッティア・ビノット代表は「苦戦した2020年シーズンを踏まえ、今年の『SF21』は目立たないがすべての面で見直しを行った。
再びフェラーリの名がF1フィールドで輝くその立役者になることだろう」と、自信をみせた。
2021年のフェラーリは残留のシャルル・ルクレール(23歳:モナコ)に加えマクラーレンから移籍したカルロス・サインツ(26歳:スペイン)という若い組み合わせになる。

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アロンソ(アルピーヌF1)、顎骨折で矯正手術受ける

Fernando Alonso (C)Alpine F1
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今シーズンのF1復帰を前にスイスで行っていた自転車トレーニングで自動車と接触する交通事故に見舞われたフェルナンド・アロンソ(39歳:スペイン)は、精密検査の結果、上顎(あご)の骨を骨折していることが確認されたという。
担当医師は直ちに骨折部の矯正手術を行い、無事成功させたとのことだ。

病院によれば今後48時間に渡り監視を行い、問題なければ退院へ。
またアロンソが所属するアルピーヌF1チームでは、いまのところ3月のシーズン前テストには予定通り参加させる方向であるという。

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アルピーヌF1、『A521』のエンジン初始動

Alpine Renault 『A521』 (C)Alpine F1
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今シーズン、ルノー・チームからアルピーヌF1にブランド変更して戦うこのフランス・チームは、2021年新型車『A521』に搭載されるルノーエンジンを初始動させたことを明らかにした。

現在のところ、これまでルノーのコーポレイテッドカラーだった黄色と黒のカラーリングからからフランスのナショナルカラーである赤、白、青に変更するとされている。
なお2021年のレースドライバーは元2回のチャンピオンでるあフェルナンド・アロンソ(39歳:スペイン)とエステバン・オコン(24歳:フランス)という組み合わせになることが決まっている。

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フェラーリ、来シーズンにはパワーユニット大変更

Ferrari V6 Engine (C)Ferrari S.p.A
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現在自身のチームをはじめアルファロメオ・レーシングやハースF1ら3チームにパワーユニットを供給するフェラーリ製パワーユニットだが、2022年に向け、大幅な変更が施される見通しだ。

伝えられるところでは、課題のPU(パワーユニット)全体を根本から見直し、本体のみならずターボチャージャー、インタークーラー等を含めた関連機器のレイアウトも一新した革新的なものが考えられているとのことだ。

2019年までは王者メルセデスAMGチームを脅かす強さをみせていたフェラーリ製パワーユニットだが、燃料流量測定疑惑をFIA(国際自動車連盟)に指摘されたこともあって、その後急速に戦闘力を欠き、2020年には1勝もできずにシーズンを終え、コンストラクターズ・ランキングもそれぞれ6位、8位、9位とかつてな不振ぶりをみせている。

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2021/02/12

アロンソ(ルノー)交通事故、骨折の疑いも

Fernando Alonso (C)Renault Sport F1
今季アルピーヌF1チーム(前ルノー)に復帰、再びF1の場で戦うことになったフェルナンド・アロンソ(39歳:スペイン)だが、スイスでの自転車によるトレーニング中、自動車と接触する交通事故に見舞われ、病院に搬送されたことがイタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』により報じられた。

それによれば、意識はあり本人は元気だが、最初の検査では骨折の疑いがあるということでさらなる精密検査を行っているとのこと。
もし状態が悪かった場合、開幕序盤の数レースは欠場を余儀なくされるかも知れないということだ。

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メルセデス首脳、「ハミルトンとの1年契約は外敵要因」

T.Wolff & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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やっと正式発表されたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンとの新契約だが、2021年だけのわずか1年というものだったことに様々な憶測が繰り広げられている。
これについて同チームのトト・ウォルフ代表は、契約の当事者には問題がないことを強調した。

「今回、長期の契約合意に至らなかったのは、別に契約内容で折り合わなかったとか、そういうことではない。
いま自動車社会を取り巻く環境は激変しつつあり、それはこのF1においても例外ではない。
つまり外的要因なのだ。ハミルトンもそれはよく理解している。
2022年以降の長期プロジェクトについては、そうしたこも見極めた上であらためて話し会う必要があるということだ」と、ウォルフ氏。

それでも新しい契約については今年よりも早い時期に開始する必要があることは両者共に認めているという。
そしてもしもハミルトンがメルセデス離脱ということになった場合、2022年のドライバー市場が激変する可能性もある。

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ポルトガルGP、今季第3戦として開催確定

Algarve Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ベトナムGPの開催が危ぶまれ、FIA(国際自動車連盟)のF1レースカレンダーでは空欄となっていた今季第3戦に、アルガルベ・サーキットでの『ポルトガルGP』の開催が確定したというニュースが報じられた。

ポルトガルGPは昨年、1996年以来の復活開催を遂げていて、これにより2年連続の開催となる。
2021年は5月2日(日)に決勝レースが行われる予定。

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2021/02/11

F1、今季3戦のスプリントレース導入に動き

Monza Circuit (C)Pirelli Motorsport
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F1は、今季3戦程度のグランプリに初めての試みとして『スプリントレース』の導入を計画していることを明らかにした。

これは規定の週末フォーマットを変更、日曜日の本番レースに先駈け土曜日に距離を短縮したスプリントレースを別途行うというもの。
レース距離は正規の3分の一に相当する約100キロ程度が想定されているという。
また獲得ポイントも正規のレースの上位10位まででなく8位までとし、ポイントも優勝の、12点から、以下10点、8点、6点、4点、3点、2点、1点をそれぞれ与えるというものになっている。
想定される3戦はオーバーテイクが比較的容易なカナダ(モントリオール)、イタリア(モンツァ)、そしてブラジル(インテルラゴス)とみられている。

この計画についてF1コミッションは今週末にオンライン会議を開いて結論を出すとみられる。

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レッドブル、ペレスの工場訪問の様子を公開

Sergio Perez (C)Redbull Racing
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今シーズン、レッドブル・レーシングのレースドライバーとして戦うことが決まっているセルジオ・ペレス(30歳:メキシコ)は、先月同チームのファクトリーを訪問、シート合わせを行ったことが報じられているが、このほどその模様が動画などで正式に公開された。

それによればペレスが1月の11日(月)と12日(火)の2日間、イギリスのミルトンキーンズにあるファクトリーを訪問、上司となるクリスチャン・ホーナー代表や、デザイナーのエイドリアン・ニューイ氏、担当エンジニアらと会談する様子、さらにマシンをチェックするなどのシーンが報告されている。

ペレスは今季、アレクサンダー・アルボンに替わってマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・ホンダで戦うことになる。

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アウディにF1参入の噂、ホンダには障害か

 Audi (C) Audi AG
これまでも度々噂に挙がってきたフォルクスワーゲン傘下の『アウディ』によるエンジン・サプライヤーとしてのF1参入だが、今度は2025年からの参入が再び報じられて注目されている。

これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が伝えたものだが、その場合のパートナーとしてレッドブル・グループの2チーム(レッドブル・レーシング&アルファタウリ)が想定されているというもの。

これが障害になりかねないのが現在検討が続けられているとされるホンダ製パワーユニットの継続使用問題。
継続使用に伴いホンダが提供する高度なデータや技術情報が、レッドブルを通じてアウディ社に漏洩される懸念があるためだ。

F1エンジン問題は技術的な問題に留まらず、さらに政治的な影響も含めた大問題になりつつあるようだ。

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2021/02/10

フェラーリ、カラム・アイロットを金曜日フリーに起用へ

Callum Ilott (C)Ferrari S.p.A
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2021年のフェラーリ・チームのテストドライバーに指名されたカラム・アイロット(22歳:イギリス)が、今シーズンのグランプリウィーク金曜日のフリー走行1回目セッションに出走する模様だ。
フェラーリ・チームがレースドライバー以外を公式セッションで走らせるのは異例のことになる。

昨季F2シリーズに参戦し、ミック・シューマッハに次ぐランキング2位になってすでにF1スーパーライセンス発給の資格を得ているアイロットは2020年のアイフェルGPにハースF1チームからフリー走行に出走するチャンスを得たが、悪天候により実現せず。
その後アブダビ合同テストではアルファロメオ・レーシングのマシンをドライブした経験を持つ。
また先に行われたフェラーリによる若手対象のプライベートテストにも起用されている。

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モナコに新規F1参戦チームの噂

Adrian Campos (C)Campos Meta F1
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久方ぶり、F1に新しいチームの参戦の噂が聞かれている。

それはモナコを本拠地としたコンストラクター『モナコF1レーシングチーム』(Monaco F1 Racing Team)で、サルバトーレ・ガンドルフォ氏によって設立されたマネジメント企業である『モナコ・インクリーズ。マネージメント』(Monaco Increase Management)が主導するプロジェクトという。
参戦にあたっては、元1ドライバーのエイドリアン・カンポス氏が運営するF2のカンポス・レーシングとパートナーシップを組むものとみられている。

これまでF1の新規参戦には、保証金として2億ドル(約210億円)もの金額を用意する必要があった。
しかし、F1の新CEOである元フェラーリ・チーム代表のステファーノ・ドメニカリ氏がこの保証金の免除を示唆したことから、今回計画の進展が現実味を帯びることになったもの。

F1は2016年のハースF1チームを最後に新しいチームの参入は途絶えているが、ここに来て新たに11番目となる新規参戦チームの噂が聞かれている。

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ハースF1代表、「ミック・シューマッハ育成は2年計画」

Mick Schumacher (C)Haas F1 Team
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今シーズン、ハースF1チームから鳴り物入りでF1デビューを果たすミック・シューマッハ(21歳:ドイツ)だが、同チームのギュンター・シュタイナー代表は「2年計画で育成していく」方針を明らかにした。

「彼のこれまでの戦いぶりをみると、どのカテゴリーにおいても1年目はまずまずの様子見、2年目になって活躍し結果を残して来ている。
だから私はF1でも1年目は勉強の年、そして2年目に大きくパフォーマンスを向上させるという方向でいいと思っている。
彼は間違いなくモーターレーシング界における逸材であって、長い視野で育てていかなければならないからね」

彼がF2シリーズなど下部カテゴリーでいずれも2年目になって成功を収めたのは事実。
また言うまでもなくミックは偉大なF1レジェンドの子息で、ハースはフェラーリからその育成を託された様相となっている。

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2021/02/09

マグヌッセン(前ハース)、『プジョーWECチーム』へ

Kevin Magnussen (C)Peugeot Sport
昨季までハースF1チームのレースドライバーを務めたケビン・マグヌッセン(28歳:デンマーク)が、WEC(世界耐久選手権)に参戦するフランスのプジョー・チームに加入することが発表された。
チームメイトはやはり元F1ドライバーであるポール・ディ・レスタ(34歳:イギリス)とジャン・エリック・ベルニュ(30歳:フランス)の二人になる。

すでに先月行われたデイトナ24時間レースにキャデラックを駆ってスポーツカーレース・デビューを飾ったマグヌッセンは、WEC戦の中でも伝統の『ルマン24時間レース』制覇に意欲をみせているという。

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グロージャン、「オーバル除外は高速事故回避のため」

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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5年間に渡ったハースF1チームから離脱、今季は新たに北米大陸を舞台とする『インディカー・シリーズ』への挑戦を決めたロマン・グロージャン(34歳:フランス)だが、その参戦計画はオーバルコースを除くという異例のもので、同シリーズ最大の祭典である『インディ500』にも出走しない特殊なケースとなった。

これについてグロージャンは母国フランスののテレビ局『RMCスポール』で次のようにその理由を明かしている。
「もちろん最初はすべてのレースに参戦するつもりでいたよ。
でも、あのサクヒールGPでの火災事故を経験して、インディアナポリスやテキサスのようなスーパー・スピードウェイでのレースに正直恐怖を感じるようになってしまったんだ。
あの超高速での事故はF1にはないものだからね。
それで、家族のことを考えてオーバルは回避することを決めたんだ」

グロージャンがアクシデントに見舞われたF1サクヒールGPも、インディカーには及ばないとはいえバーレーン・サーキットの外周コースを使った高速のセミ・オーバルと称されたものだった。

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メルセデスAMGチーム、ハミルトンと1年の契約延長

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチームは、同チームのルイス・ハミルトン(35歳:イギリス)との契約が更新されたこを明らかにした。
契約期間は2021年の1年。

本来、契約延長は既定の事実として昨年のうちに合意が予定されていたものだが、ハミルトンが求めたオブション条項で合意に時間が掛かったとされる。
内容は公開されていないが、個人スポンサー料の取り分やハミルトンが今後展開する新たな活動への支援などであると伝えられている。

その結果、複数年が期待された契約期間もとりあえず1年に留まった模様。
なおハミルトンは2008年のマクラーレンを除いては残り6回すべてがメルセデスAMGチームでのものだ。

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2021/02/08

F1へのロシア・ドーピング制裁が正式に確認

Sochi Circuit (C)Pirelli Motorsport
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ロシアによる組織的ドーピング違反について、CAS(スポーツ仲裁裁判所)が昨年12月に下した裁定内容が、FIA(国際自動車連盟)管轄下の国際競技にも適用されることが正式に確認された。
適用されるのはF1をはじめWRC(世界ラリー選手権)、WEC(世界耐久選手権)、フォーミュラEや世界カートなどの世界選手権すべて。

これによりF1では今季ハースF1チームからのF1デビューが決まっているロシア出身のニキータ・マゼピンは、もしも優勝したとしても国歌演奏等はなく、また表彰台に上がったとしてもロシア国旗を掲げることは叶わないことになる。
またソチ・サーキットで行われるロシアGPでも国歌の演奏は禁止される。

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アルゼンチンのサーキットで大規模火災

Image
2月6日(土)、アルゼンチンのサーキット『テルマス・デ・リオ・オンド』で大規模な火災があったことが報じられた。
火災の原因はまだ不明とされているが、今回の罹災でピットガレージ、VIPルーム、プレスルームなどピットエリアの主要施設約8割が消失したと伝えられている。

テルマス・デ・リオ・オンドは2輪モトGPの開催地として定着しているが、今年のイベントは新型コロナウイルスの影響で延期となっていたという。
これを受け、FIA(国際自動車連盟)はF1グランプリの各開催地に対しても防火対策を改めて指示した。

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フェラーリ、今季インディカー・シリーズ挑戦を断念へ

Ferrari Prancing Horse (C)Ferrari S.p.A
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F1の雄フェラーリが昨年から検討を続けてきたとされる同チームによる『インディカー・シリーズ』への新規参戦計画は、結局見送りということになったようだ。

これは新たにこのシリーズのオーナーとなったロジャー・ペンスキー会長が明らかにしたもの。
それによればF1では今年よりバジェットキャップ(予算制限)が導入されることから、同チームでは主力としているF1部門の予算や人員が余剰になる見込みのため、新たな戦場としてインディカー・シリーズを候補に挙げて参入の検討を続けてきたという。

しかしインディカー・シリーズで思うような体制展開が望めないことや、F1でハースF1チームとの提携を強化することになっことなどから計画を変更したとみられる。
本拠地マラネロではハースF1のための拠点も設置、若手のホープであるミック・シューマッハも今季レースドライバーとしてハースF1に送り込んでいる。

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2021/02/07

ガスリー(アルファタウリ)、セナの遺族にヘルメツト寄贈

Pierre Gasly (C)Scuderia Alfatauri
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アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、昨年イモラ・サーキットで行われたロマーニャGPの際に使用した黄色と緑の『セナ・カラー』が施された記念ヘルメットをアイルトン・セナの遺族に寄贈することを明らかにした。

イモラ・サーキットは1994年、当時のサンマリノGPでセナが命を落とした哀しみのサーキット。
この時のマシンはウィリアムズ・ルノーだったが、これ以前にホンダ・パワーで大活躍したセナは現在同じホンダ陣営にあるガスリーにとっても深い関係で繋がる大先輩となる。

スペシャル・ヘルメットを装着してロマーニャGPに望んだガスリーは、決勝レースこそマシントラブルでリタイヤとなったが、予選では自己最高位に並ぶ4番グリッドを獲得する輝きをみせた。

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ハミルトン(メルセデス)、新契約には「チームメイト拒否条項」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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すでにメルセデスAMGチームとの契約が昨季末で満了した中、大幅に新契約の締結が遅れているルイス・ハミルトンだが、新しい契約の中には異例の「チーム拒否条項」があるとドイツ・メディアらから報じられ注目を集めている。

それによればハミルトンは、とりわけマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がメルセデスAMGチームに加入することを警戒、この条項を新契約に盛り込むことを主張しているのだという。
契約金もF1界随一の1年4千万ユーロ(約50億8千万円)という高額とされるが、金額そのものは大きな課題ではないとのこと。

ただ現実にはフェルスタッペンはレッドブル・レーシングと2023年末までの長期契約を結んだとされており、実際にハミルトンとチームメイトになる可能性はほぼないとみられている。

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悪童(?)マゼピン(ハース)、またお騒がせ

Nikita Mazepin (C)ART GP
2021年シーズン、ハースF1チームのレースドライバーとしてデビューすることが決まっているニキータ・マゼピン(21歳:ロシア)が、また騒動を起こしたようだ。

今回伝えられたのは、イングランド南部のバークシャー州で赤信号を無視して検挙されたというもの。
この交通違反でマゼピンには違反点数3点が科せられると共に当局から罰金や訴訟費用など合わせ日本円で約4万円の支払いを命じられたという。

マゼピンは昨季参戦していたF2シリーズで角田裕毅を押し出すなど荒れたドライビングで処分を受けた他、コース外でも不適切な動画をSNSに掲載したとして非難を受けている。

このためハースF1チームにはドライバー選定を再考するよう求める動きまであるとされるが、チーム側はこれに対し「契約期間中は厳しく監視していく」として、当然のこと罷免要求には応じていない。
なお今季のハースF1チームはマゼピンと、共にF1ルーキーであるミック・シューマッハとのコンビネーションになる。

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2021/02/06

代替開催候補のアルガルベ(ポルトガル)も白旗か

Algarve Circuit (C)Pirelli Motorsport
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2021年のF1では5月2日の第3戦となるベトナムGPが『未定』としてまだ空欄になっているが、開催されない場合その代替の候補として昨季1996年以来となるポルトガルGPを復活開催させたアルガルベ・サーキットの名前が挙げられていた。
しかしこのポルトガルでも新型コロナウイルスの猛威は収まっておらず、外国からの入国に制限が設けられていることから5月の開催には疑問符が付けられているという。

もしポルトガルでの代替グランプリが実現しなかった場合、今季序盤のカレンダーは組み直され、いよいよバーレーンでのW開催という案が現実味を帯びてくることになりそうだ。

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ウィリアムズ、3月5日に2021年新型車を発表へ

Williams Mercedes 『FW43』 (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは、2021年シーズンを戦う新型車『FW43B』(仮称)を3月5日(金)にこれまたオンラインで発表することを明らかにした。
これはこれまで明らかになった新型車発表スケジュールの中では最も遅いものとなる。

マシン名は今季レギュレーションにより2020年のものを基本的に踏襲することから『B』を追加したもので、これはレッドブルの『RB16B』やマクラーレンの『MCL35B』らと同じ手法ということになる。

長い低迷からの脱却を図る同チームでは、資金面を強化すると共にこれまで以上にメルセデスAMGからのバックアップを図るものとみられる。

【2021年新型車発表予定】

日時 チーム 発表場所(予想)
2月15日(月) マクラーレン インターネット
2月19日(金) アルファタウリ インターネット
3月02日(火) メルセデス インターネット
3月05日(金) ウィリアムズ インターネット

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2021年開幕にバーレーンでのW開催案が浮上

Bahrain Circuit (C)Pirelli Motorsport
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修正された2021年のF1カレンダーでは、恒例の開幕戦オーストラリアGPに替わってバーレーンGPが第1戦に組み込まれているが、4月18日の第3戦は依然として『未定』のままで見通しが立っていない。

これを受け浮上してるのが開幕戦開催地のバーレーン・サーキットで2戦連続となるW開催をしようという案。
実は新型コロナウイルスに振り回された昨年のカレンダーでも開幕はレッドブルリンクでのW開催開催、またバーレーン・サーキットでもシーズン終盤にバーレーンGPに続きサクヒールGPの名称でW開催を行った実績がある。
ただもしこれが実施された場合、現在第2戦に予定されているイタリアのロマーニャGPの日程も変更される可能性が高い。

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2021/02/05

ダニエル・リカルド、新加入マクラーレンでシート合わせ

Daniel Ricciardo (C)McLaren Group
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今シーズン、マクラーレン・チームに移籍したダニエル・リカルド(前ルノー)が、イギリス・ウォーキングにあるマクラーレンのファクトリーを訪問、新型車『MCL35M』(仮称)のコクピットでシート合わせを行ったことがわかった。

レッドブル・レーシング時代に通算7勝を記録したリカルドだが、2019年にルノー・チームに移籍してからは2度の3位表彰台止まり。
新天地となるマクラーレンでは自身の復活だけでなく名門ブランドの復興にも貢献する構えだ。

なおチームメイトは残留のランド・ノリス(21歳:イギリス)、新型車の発表は現在のところ全チーム中、最も早い2月15日(月)が予定されている。

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アルファタウリ・ホンダ、2月19日(金)に新型車発表

Image (C)Scuderia Alfatauri

スクーデリア・アルファタウリは、2021年シーズンを戦う新型車『AT02』を来たる2月19日(金)にオンラインで発表することを明らかにした。

マシンは2020年にピエール・ガスリーが初勝利を記録した『AT01』をさらに発展させたもので、本家レッドブル・レーシングと同じくホンダ製パワーユニットが搭載される。

ドライバーは残留したガスリーと共に、ダニール・クビアトに替えて日本期待の新人角田裕毅(20歳)が起用されることが決まっている。

【2021年新型車発表予定】

日時 チーム 発表場所(予想)
2月15日(月) マクラーレン インターネット
2月19日(金) アルファタウリ インターネット
3月02日(火) メルセデス インターネット

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グロージャン(前ハース)、今季インディカー参戦が確定

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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昨シーズン限りでハースF1チームからの離脱が決まったロマン・グロージャン(34歳:フランス)が、その後目指していたインディカー・シリーズ挑戦計画が確実となった。

それによればグロージャンはかねて交渉中と伝えられた『デイル・コイン・レーシング』との参戦契約がまとまったとのことだ。
グロージャンが走るのは、本人が苦手と口にしていたオーバルコースでの4戦を除き、サーキットでのロードコースと市街地を使ったストリートコースを合わせた計13戦になるという。

今シーズン、インディカー・シリーズに参戦する元F1ドライバーは、佐藤琢磨(元BAR等)、アレクサンダー・ロッシ(元マノー)そしてマーカス・エリクソン(元ザウバー等)らに加えグロージャンで4人目ということなる。

F1で無念の思いに終わったグロージャンは「たとえハミルトンでも昨年のハースのマシンであれば、ポイント獲得すらままならなかっただろう」と、嘆いた。

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2021/02/04

角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、ミサノでテスト

角田 裕毅 (C)Scuderia Alfatauri
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スクーデリア・アルファタウリは、2月3日(水)にイタリアのミサノ・サーキットを舞台にプライベートテストを敢行、今年同チームからのF1デビューが決まっている角田裕毅を走らせたことを明らかにした。

ミサノ・サーキットは文字通りロマーニャ州ミサノに位置する小規模のサーキットで、4輪ではフォーミュラ・ルノーなどが行われているが、2輪モトGPのコースとして知られている。
今回もマシンは規定により2年落ちとなる2019年仕様の旧型、ホンダ・パワーを搭載した『STR14』で、ステアリングを握った角田は1周4.064キロのコースを初日119ラップ周回したという。

シーズン前テストが削減されたことを受け、アルファタウリ・ホンダでは積極的にルーキー角田裕毅に走行機会を与えており、これまで昨年11月のイモラで2018年F1マシンを、12月にはヤス・マリーナで行われたヤングドライバーテストで2021年型『AT01』を、さらに1月再び『STR14』によりイモラで経験を積ませている。

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メルセデスAMGチームは3月2日(火)に新型車『W12』発表

Mercedes 『W12』 (C)Mercedes Motorsports

7年連続のF1王者メルセデスAMGチームが、2021年の新型車『W12』を来たる3月2日(火)に正式公開することを明らかにした。

同社の公式SNSによれば、この新型車発表もオンラインで行われるという。

2014年以来、F1を席巻する同チームは、昨年のチャンピオン・マシン『W11』をさらに正常進化させ、再び両タイトルの獲得を目指す。


【2021年新型車発表予定】

日時 チーム 発表場所(予想)
2月15日(月) マクラーレン インターネット
3月02日(火) メルセデス インターネット

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ロマーニャGP、ワクチン接種をレース観戦の条件も

Imola Circuit (C)Pirelli Motorsport
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今年4月18日(日)にF1第2戦として開催予定の正式名称『メイド・イン・イタリア・アンド・エミリア・ロマーニャGP』だが、悲願の有観客レース実現のため、秘策を検討していることがわかった。

イタリアのスポーツ紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じたところによれば、もしまた無観客レースとなれば総額2億円以上の巨額損失が生じるとして、なんとしても観客を入れる方策を講じる必要があるとし、そのため新型コロナウイルスのワクチン接種をレース観戦の条件とするアイデアを検討しているということだ。
ただこれで地元当局やFIA(国際自動車連盟)の承認が得られるかは不明。

また新型コロナウイルスのワクチンは世界的に不足していて、イタリアもその例外ではないことから懸念する向きもあるのが事実だ。

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2021/02/03

リオデジャネイロ市、グランプリ誘致を断念の報

Brazil GP Scene (C)Williams F1
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現行のサンパウロに対抗し、かつての開催地でもあるリオデジャネイロ市が誘致に動いていたブラジルGPだが、リオデジャネイロ市は誘致運動から撤退したと、地元の『グローボ』テレビらが報じた。

リオデジャネイロではかつて1980年代にはジャカレパグアを舞台にブラジルGPが開催されていたが、その跡地はリオデジャネイロ五輪の開催場所に使われ、旧サーキットは存在しない。
このため新プランではリオデジャネイロ郊外のカンボアータの森林部に新しいサーキットを建設する計画を立てていたが、ブラジルではアマゾンの森林地帯が大きく失われつつあり、国民の大きな関心事となっていて地元住民や環境保護団体から反対活動がされていたもの。

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メルセデス首脳、「レッドブル・ホンダ存続に協力」

Toto Wolff (C)Mercedes Motorsports
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現在ホンダ製パワーユニットを搭載するレッドブル・レーシング&アルファタウリ両チームは、ホンダF1の撤退後、その知的所有権を取得したうえで引き続き参戦を継続する方針を打ち出しているが、その前提として2022年以降のエンジン開発の凍結を求めている。

これについてメルセデスAMGチームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは前向きの姿勢であることをドイツの『RTLテレビ』で明らかにした。

「われわれは引き続きレッドブルらがF1に残ることを望んでいる。
そのために必要というのであれば、彼らが求めるようにエンジン開発の凍結をすることもやぶさかでない。
われわれは凍結案に協力するつもりだよ」

ただ、他のエンジン・サプライヤーであるフェラーリやルノーは表向き反対はしていないものの、本音では難色を示しているとみられている。

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2021/02/02

イモラ・サーキット(イタリア)のGP、正式名称が確定

Imola Circuit (C)Pirelli Motorsport
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イタリア政府とイモラ・サーキットがある地元当局は、今年4月18日(日)に開催予定のF1第2戦について、その正式名称が『メイド・イン・イタリア・アンド・エミリア・ロマーニャGP』で確定したことを明らかにした。
かつては『サンマリノGP』、2020年のイベントは『エミリア・ロマーニャGP』というものだったが、今年はこれに『メイド・イン・イタリア』なる語句が追加された形になった。

昨年、イモラ・サーキットの代表職に就いた元F1ミナルディ・チームの創設者であるジャンカルロ・ミナルディ氏は、「今年はなんとか観客を入れて成功させたい」と意欲をみせている。

なお伝統の『イタリアGP』の名称はこれまで通りモンツァ・サーキットでのGPが継続する。

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ハースF1、フェラーリ製パワーユニット搭載に障害

Haas 『VF-20』(C)Haas F1 Team
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今シーズンもフェラーリ製パワーユニットを搭載して戦うハースF1チームだが、ここに来て思わぬ『国際トラブル』に見舞われていることがわかった。

ドイツの専門誌『アウト・ビルド・モータースポルト』が報じるところによれば、同チームのマシン本体はオクスフォード州バンベリーで製作されたものの、搭載すべきパワーユニットがイタリアのフェラーリからの供給になるため、機材やそのためのスタッフの英国入国が必須となるところ、折りからの新型コロナウイルスの影響でこれが滞っているというもの。

一般にイタリアからイギリスへの入国のためには、検査で陰性であったとしても2週間の隔離措置が必要とされている。

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岩佐歩夢(レッドブル)、アジアF3開幕戦で6位に

岩佐 歩夢 (C)Redbull Racing
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今シーズンからレッドブルのジュニア育成チームに抜擢された岩佐歩夢が、アジアF3選手権の開幕戦に出走、第1ラウンドの3レースを終えランキング6位につけた。

アジアF3選手権はタイトル通りアジアの各国を転戦するもので、中国の周冠宇(チョウ・グアンユー)やイスラエルのロイ・ニッサニーら有力選手も多くエントリーしている。
ただ今年は新型コロナウイルスの影響で中東に集中したラウンドとなっている。

2020年、HFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)の一員としてフランスF4に参戦した岩佐はみごとタイトルを獲得、今年は角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)の後を追うようにレッドブルから将来を嘱望されるポジションに立っているもの。

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2021/02/01

ガスリー(アルファタウリ)も新型コロナウイルス感染

Pierre Gasly (C)Scuderia Alfatauri
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アルファタウリ・ホンダのレースドライバーで、今季角田裕毅のチームメイトになることが決まっているピエール・ガスリー(24歳:フランス)が、新型コロナウイルスに感染したことがわかった。

ガスリーは、シーズンオフのトレーニングのため中東ドバイに滞在、現地で他のスポーツ選手らとの交流があることを自身のSNSで披露していたが、念のため受けた検査で新型コロナ陽性反応が確認され、現在はドバイ保健当局の指示により隔離生活を送っているということだ。

同様のケースではマクラーレン・チームのランド・ノリスが、やはりドバイでのトレーニング中に新型コロナウイルスへの感染が発覚したケースがある。
ノリスの場合、イギリスに帰国してからもさらなる自主隔離生活を強いられた。

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バルセロナ・サーキット、コース改修を完了させる

Image (C)Pirelli Motorsport
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F1スペインGPの開催地であるバルセロナ・サーキットが、このオフに取り組んでいた10コーナーの改修が完了したことを明らかにした。

バックストレートの終了部分にあたる10コーナーは、元々左に大きく回り込む長いコーナーだったが、2005年により安全性を向上させるとしてタイトなレイアウトに変更されていたもの。
しかし2輪のモトGPレースで死亡事故が起きたこともあり、今回再び変更することになったという。

すでに三層目となる最終のアスファルト舗装も終了したということで、改修されたレイアウトは新たなF1マシンのチャレンジを待つことになる。

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アストンマーティン、中国資本による買収の噂否定

Aston Martin F1 (C)Aston Martin F1 Team
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オーナーであるカナダの富豪ローレンス・ストロール氏による株式購入で、今シーズンから『アストンマーティンF1』のブランドに変更してF1を戦うことが決まっているレーシング・ポイントだが、ここに来て体制を揺るがしかねない不穏な噂が流れている。

それは、中国の大手自動車メーカーである『吉利汽車』を主体とした投資グループが、母体のアストンマーティン社を買収してしまうというもの。
これが事実であれば、ストロール氏によるF1プロジェクトを根底から覆しかねないものになるからだ。

しかしこれについていまのところアストンマーティンF1のスポークスマンは「まったく根拠のない噂だ」と、一蹴している。

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