ペレス(レーシング・ポイント)初優勝劇のサクヒールGP
Sergio Perez (C)Racing Point
拡大します
12月6日(日)20時10分(日本時間:翌2時10分)から今季F1第16戦サクヒールGPの決勝レースがバーレーン国際サーキットを舞台に全87周というF1史上最多の周回で行われた。
スタート時の天候は曇り、気温は22度、路面温度24度、路面はドライコンディションと報告されている。
既報のようにこのレースでは、ハミルトン(メルセデス)はジョージ・ラッセルに、そのラッセル(ウィリアムズ)はジャック・エイトケンに、またグロージャン(ハース)のシートにはピエトロ・フィッティパルディが収まっている。
オープニングラップでいきなり複数の事故がありイエローコーション、セーフティカー導入となった。
ペレス(レーシング・ポイント)がルクレール(フェラーリ)に接触、これを避けたフェルスタッペン(レッドブル)もバリヤにクラッシュ。
フェルスタッペンとルクレールはその場でストップ、またペレスはタイヤ交換のためピットイン、18位まで順位を下げる羽目となった。
7周目にレース再開、トップは初体験のラッセル(ウィリアムズ)だ。
2番手ボタス(メルセデス)、3番手サインツ(マクラーレン)。
マクラーレンはノリスも後方から追い上げている。
55周目、ラティフィ(ウィリアムズ)がストップしてバーチャル・セーフティカーとなり各車再びピットストップへ。
62周目にもエイトケン(ウィリアムズ)クラッシュによるコース上のデブリ(破片)回収のためセーフティカーに。
ラッセルに続いてタイヤ交換に入ったボタスが大幅にタイムロス。
しかしラッセルはタイヤのミスで再度ピットインする羽目に。
これで首位はペレスに、2番手オコン、3番手ストロール、4番手ボタス、5番手ラッセルの順に。
69周目にレース再開。
目覚ましいスピードで2位まで追い上げたラッセルがスローパンクチャーのため79周目に緊急ピットインでトップのペレスは命拾い。
タイヤが厳しいボタスも順位を落としている。
結局トップでチェッカーフラッグを受けたのはレーシング・ポイントのセルジオ・ペレス。
もちろん初優勝で、またメキシコ人ドライバーとしても1967年のペドロ・ロドリゲス(クーパー・マセラティ)以来53年ぶり、2人目の快挙となった。
まだ来季のシートが決まっていないドライバーの優勝というのも異例のことだ。
2位はオコン(ルノー)でこちらも初表彰台の自己最高位、3位に表彰台2度目となるストロールでレーシング・ポイントはW表彰台でコンストラクターズ・ランキングの躍進に大きく寄与した。
4位サインツ(マクラーレン)、5位リカルド(ルノー)、6位アルボン(レッドブル)、7位クビアト(アルファタウリ)、8位ボタス(メルセデス)、9位ラッセル(メルセデス)、10位のノリス(マクラーレン)までが入賞。
以下、11位ガスリー(アルファタウリ)、12位ベッテル(フェラーリ)、13位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、14位ライコネン(アルファロメオ)、15位マグヌッセン(ハース)、16位エイトケン(ウィリアムズ)、17位フィティパルディ(ハース)までが完走。
リタイヤはラティフィ(ウィリアムズ)、フェルスタッペン(レッドブル)、そしてルクレール(フェラーリ)の3台となった。
次戦はいよいよ今季最終の第15戦アブダビGPが来週、12月13(日)17時10分(日本時間:22時10分)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に全55周で行われる。
| 固定リンク
最近のコメント