ボタス(メルセデス)、せっかくのチャンスで評価下げたか
Mercedes Duo (C)Mercedes Motorsports
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これまでウィリアムズ・チームで計36戦を戦いながら一度も入賞経験がなくノーポイントのジョージ・ラッセルだったが、王者ハミルトンの代役としてメルセデス『W11』のコクピットに収まると、いきなりフリー走行セッションでトップタイムを記録するなど前評判通りの非凡なポテンシャルをみせた。
一方、このチームですでに4シーズン在籍する先輩格のボタスは、予選こそ僅差でポールを確保したものの、決勝レースではタイヤの事情などあったにせよラッセルに先行を許すなどして精彩を欠いた。
これについて同チームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「今回のボタスに輝きが見られなかったことについてはいろいろな事情があったのだろう。
これについては今後究明していく必要がある。
しかし少なくともわれわれが期待した走りを彼は見せてくれなかった」と、不満を隠さなかった。
今回の8-9位という成績は、メルセデスAMGチームにとって今年最悪となるもの。
またボタスにとっても、せっかくのチャンスで逆に自身の評価を下げる不本意なものとなった。
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