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2020/09/15

メルセデスのハミルトン、全3種類のコンパウンドを活用して見事な優勝を飾る (ピレリ)

(C)Pirelli Motorspotrs
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ピレリ・トスカーナ・フェラーリ1000グランプリ 2020 決勝
2020年9月13日、スカルペリーア

キーポイント
• トスカーナグランプリは、複数回のセーフティーカー導入と2回の赤旗中断の影響を受け、アクション満載のエキサイティングなレースとなりました。このため、各チームは、変化する状況に迅速に対応し、保有するタイヤを使用してレース展開に応じた戦略を実行する必要がありました。
• 赤旗に関するレギュレーションによって、各チームは、タイヤ交換や特定のマシン補修を行うことができました。メルセデスがレースを席巻し、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスがトップを奪い合いました。両ドライバーは、全3種類のコンパウンドを使用した全く同一の戦略を採りました。
• レッドブルのアレックス・アルボンが、アンダーカットによってトラックポジションを上げていたルノーのダニエル・リカルドをオーバーテイクして初の表彰台獲得を達成しました。リカルドは、ドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれました。また、ウィリアムズのジョージ・ラッセルは、キャリアベストの11位でフィニッシュしました。
• ピレリがタイトルスポンサーを務めたトスカーナ・フェラーリ1000グランプリでの完走車は、わずか12台でした。このグランプリは、フェラーリにとっての1000レース目を記念するものでした。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C1: 最初の再スタート後、上位チームでハードを使用したのはメルセデスとフェラーリのみでした。ハードタイヤは、高速なムジェロ・サーキットの厳しさに適応していました。
• ミディアム C2: ミディアムでスタートしてポイント圏内でフィニッシュしたドライバーは、ダニール・クビアトとキミ・ライコネンのみでした。クビアトは7位を、ライコネンは9位を獲得しました。
• ソフト C3: トップ10グリッドの全ドライバーが、ソフトを装着してスタートしました。また、2回目の再スタート後、全ドライバーがソフトでファイナルスティントを走行しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「ムジェロでの初開催グランプリは、長く人々の記憶に留まるレースとなりました。このレースは、3回のスタート、3回のセーフティーカー導入、全3種類のコンパウンド登場などによって終始アクション満載となりました。メルセデスが、高温のコンディション下、非常にタイヤに厳しいサーキットで行われたレースをスタートからフィニッシュまで席巻しましたが、普通でない出来事の発生が戦略に明らかな影響を及ぼしました。また、数多くの接触事故が、トラック上に大量のカーボンファイバーのデブリを残しました。再スタートのマネージと、長い午後を通したタイヤのケアが重要になりました。強烈なプレッシャーの下、全てのドライバーが素晴らしい仕事をし、2週連続開催のイタリアでのグランプリで、予測不可能でスリリングなレースを見せてくれました」

ピレリジャパンプレスリリース

20200914

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