ビノット代表(フェラーリ)、予選モード禁止に期待も
Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今季戦闘力不足に喘ぐフェラーリ・チームだが、今週のイタリアGPから禁止が決まったいわゆる「パーティモード」と呼ばれるPU(パワーユニット)予選モードについて、フェラーリ・チームのマッティア・ビノット代表は「勢力図に変化が起きるかも知れない」と、期待を寄せた。
これは、これまで予選のアタック時に特別なパワーが得られるよう燃料供給や回生エネルギーなどのフログラムを変更していたことについて、FIA(国際自動車連盟)はレギュレーションにそぐわないとして今週から予選やレースで同一スペックのものにするよう通達を出したもの。
ただこれを行ってもF1パワーユニットの勢力図に変化は起きないとの見方も強い。
ルノー製パワーユニットの開発にメルセデスが関与したとの驚きの噂が流れる中、先のベルギーGPで見えたエンジン別の序列を付けるならば、王者メルセデスに次いではホンダ、これに匹敵しそうなルノー、そして最下位にフェラーリということになっていて、同代表がこの変更に縋らざるを得ない気持ちは理解できそうだ。
ちなみにベルギーGPで予選Q1落ちを喫した5台のうち、4台がフェラーリ・パワーだった。
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