新コンコルド協定合意、フェラーリは余裕の「満足」
今シーズンで満了となるF1のコンコルド協定について、これまで難航していると伝えられた新協定が一気に合意したことが伝えられた。
技術的な分野や運営の基本方針などを含むこのコンコルド協定の中でもとりわけ各チーム側が高い関心を持っていた賞金分配などの経済的分野で、F1のこれまでの歴史的経緯からフェラーリが特別に優遇されているとの不満が指摘されてきたのが事実。
しかし新しい協定についても元同チーム代表で現在FIA会長を務めるジャン・トッド氏が「これまでと変わらない」と指摘したように、大勢に変更はなかったようだ。
Mattia Binotto (C)Ferrari S.p.A
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ライバルにくすぶる不満の声は残っているにせよ、とにかくこれで少なくとも2025年までは今の形でのF1が継続されることになった。
これを裏付けるように、フェラーリ・チームのマッティア・ビノット代表は「合意が得られたことに満足している」と、笑顔を綻ばせた。
2008年以来、コンストラクターズ・タイトルから遠ざかっている跳ね馬チーム、あとはF1の顔として報酬に見合う高い戦闘力をみせることが必要だ。
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