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2020年8月

2020/08/15

ペレス(レーシング・ポイント)、「最高の気分」

Sergio Perez (C)Racing Point
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新型コロナウイルスの影響により、7月の第3戦ハンガリーGP以来の参戦となったレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスは、久しぶりのF1マシンの感触に笑みを隠せない様子だった。

「今日は久しぶりにコクピットに戻ってみて、ほんと気分は最高だよ。
隔離されていた間、レースに出たくてうずうずしていたからね。
イギリス、アニバーサリーGPと丸々2回分のレースを休んだから、感覚を取り戻すのに苦労するかと思ったけれど、そうでもなかったな。
すぐにリズムを取り戻せて満足しているよ。
気温が高くてフィジカル面では厳しい1日だったけど、有望なペースを示すことができたから明日の予選が今から楽しみだよ。
予選では良いポジションを獲得して、日曜日にはポイントをたくさん手にしたいね」

欠場を余儀なくされる前の3戦ではすべてポイント獲得を果たしているペレスだ。

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S.バンドーン、晴れてメルセデス陣営のリザーブドライバーに

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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元F1ドライバーであるストッフェル・バンドーン(28歳:ベルギー)が、あらためてメルセデスAMG陣営のリザーブドライバーに復帰したことが確認された。

2016年のスポット参戦を含め、足掛け3シーズンに渡ってマクラーレン・チームからF1に参戦(最高位7位)、その後はルマン24時間レースを含むWEC(世界耐久選手権:SMPレーシング)や、メルセデスAMGチームからフォーミュラEに参戦するなどしていたが、同シリーズのスケジュールが先月で終了したことを受けたもの。

なお同じメルセデス製パワーユニットを使用するマクラーレンやレーシング・ポイントともリザーブドライバーを共有する協定が結ばれているが、バンドーンは残念ながらイギリス&アニバーサリー両GPではフォーミュラEのカレンダーとバッテイングしてペレス(レーシング・ポイント)の代役参戦には至らなかった。

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2020/08/14

スペインGPフリー2回目、フェルスタッペン3番手

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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8月14日(金)15時(日本時間:22時)から引き続きバルセロナ・サーキットを舞台に2020年F1第6戦スペインGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は30度、路面温度48度まで上昇、コースはドライコンディションとなっている。
シーズン前テストはもちろんのこと、例年スペインGPの開催は5月であることから高い温度には各チームとも閉口した様子だが、明日の公式予選、そして日曜日の決勝レースも高温が予想されるため各車精力的に周回を重ねた。
しかしトップ争いは相変わらずメルセデスAMG勢の二人によって繰り返された。
セッション後半は各チーム共に決勝レースでのロングランを見据えた走行となった。

結局トップはハミルトン(メルセデス)でただ一人1分16秒台に入れる1'16.883を記録した。
2番手ボタス(メルセデス)で0.287秒差。
3番手にフェルスタッペン(レッドブル)、以下リカルド(ルノー)、グロージャン(ハース)、ルクレール(フェラーリ)、サインツ(マクラーレン)、ペレス(レーシング・ポイント)、オコン(ルノー)、ガスリー(アルファタウリ)、ストロール(レーシング・ポイント)、ベッテル(フェラーリ)、アルボン(レッドブル)、ノリス(マクラーレン)、クビアト(アルファタウリ)、マグヌッセン(ハース)、ライコネン(アルファロメオ)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ラティフィ(ウィリアムズ)、そしてラッセル(ウィリアムズ)となった。

スペインGPフリー走行2回目の結果はこちら
スペインGPの画像はこちら

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スペインGPフリー1回目、メルセデスAMG勢が最速タイム

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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8月14日(金)11時(日本時間:18時)からバルセロナ・サーキットを舞台に2020年F1第6戦スペインGPのフリー走行1回目セッションが無観客で始められた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は28度、路面温度36度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という最も堅い部類に位置する3種類のタイヤを選択・持ち込んでいる。
なお既報のようにレーシング・ポイントではセルジオ・ペレスが第3戦以来の現場復帰を果たしている。
またウィリアムズ・チームではロイ・ニッサニーがラッセルに替わってこのセッションを担当、手持ち無沙汰(?)のラッセルはピット前でロリポップマンを務めて周囲を沸かせていた。

ここでもメルセデスAMG勢が速く、ボタス(メルセデス)が1'16.785、ハミルトン(メルセデス)が1'16.824のタイムで続いた。
3番手は前戦優勝のフェルスタッペン(レッドブル)だが、こちらはベストタイム1'17.724と差を付けられた。
以下、ルクレール&ベッテルのフェラーリ勢、グロージャン(ハース)、ペレス(レーシング・ポイント)、アルボン(レッドブル)、マグヌッセン(ハース)、ストロール(レーシング・ポイント)、サインツ(マクラーレン)、オコン(ルノー)、ノリス(マクラーレン)、ガスリー(アルファタウリ)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ライコネン(アルファロメオ)、クビアト(アルファタウリ)、リカルド(ルノー)、ラティフィ(ウィリアムズ)、そしてニッサニー(ウィリアムズ)の順となった。
このあと15時(日本時間:20時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

スペインGPフリー走行1回目の結果はこちら
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F1予選モード、ベルギーGPから禁止へ

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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F1は、俗に『パーティモード』と呼ばれる予選だけの特別モードについて、次戦ベルギーGP(8月30日決勝から禁止する方針を示唆した。

これは通常のPU(パワーユニット)のモード(設定)を、公式予選のセッション時だけ最大パワー仕様に変更してラップタイムを早めるというもの。
燃費や耐久性もあり、決勝レース時には通常に戻して走ることになる。

メルセデスAMGチームは、以前からこれを使って予選を優位に戦っていたとされている。
このため禁止ということになれば、メルセデス製パワーユニットを使用するメルセデスAMGチームや今シーズンパフォーマンスを上げているレーシング・ポイントらに大きな影響が出るものとみられる。

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バルセロナの週末、概ね雨の心配なし

Barcelona Circuit (C)Pirelli Motorsport
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今週バルセロナ・サーキットで行われる2020年F1第6戦スペインGPの舞台地であるカタロニア地方の天候について、地元気象台はフリー走行の金曜日、公式予選が行われる土曜日、については問題なし、決勝レースが行われる日曜日には一時雲が厚くなるものの雨の心配はぼぼなしとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
8月14日(金) フリー走行 曇りのち晴れ 22- 28度 6%
8月15日(土) 公式予選 晴れ 22- 29度 10%
8月16日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 22- 28度 30%

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スペインGPのスチュワードにエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Audi Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる第6戦スペインGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバー、エマニュエル・ピロ氏(58歳:イタリア)を指名したことがわかった。
同氏のスチュワード就任は今年のシュタイヤーマルクGP(レッドブルリンク)、イギリスGP(シルバーストーン)に続く今季3回目、自身通算34回目となり引き続き全体の最多記録更新となった。

ピロ氏はスポーツカーレースで活躍、5回のルマン24時間レース優勝を記録したレジェンド。
F1では1989年オーストラリアGPの5位(ベネトン・フォード)が最高位。
昨年のカナダGPではベッテル(フェラーリ)の勝利をフイにするペナルティ裁定を下したことで一躍渦中の人となった経緯がある。

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ペレス(レーシング・ポイント)、スペインGP出場へ

Sergio Perez (C)Racing Point
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新型コロナウイルスの陽性反応で欠場が続いていたセルジオ・ペレス(29歳:メキシコ)だが、所属するレーシング・ポイントは最新の検査で陰性になったことを確認、これにより今週末のスペインGPには予定通り出場するということだ。

ペレスはイギリスGP前の感染検査で陽性反応がでたため、イギリスGPと70周年アニバーサリーGPの2戦を欠場、両戦共にニコ・ヒュルケンバーグ(32歳:ドイツ)が代役出場し、アニバーサリーGPでは7位入賞を飾っていた。

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アロンソ、「今年がインディ500制覇ラストチャンス」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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新型コロナウイルスの影響により、今年のインディ500レースは8月23日(日)に延期、これに伴い今週末から恒例の予選セッションが始められる。
かねての夢である『世界三大レース』制覇を目指し、前F1ドライバーのフェルナンド・アロンソは今年もマクラーレン・グループの協力を得て万全の体制により優勝を狙っている。
しかし本人はこれについて「インディ500挑戦は今年が最後のチャンスになるだろう」と、引き締めている。

というのもアロンソはすでに2021年より古巣であるルノー・チームからのF1復帰が決まっていて、インディカー・シリーズとまったく関わりのないルノー・チームに在籍しながらのインディ500挑戦はこれまでと異なり困難とみられているからだ。
ルノーとの契約が明ける2023年にはフリーの身になるが、バックアップなしにインディ500制覇が見込めるだけの体制を再び築くというのは事実上不可能となりそうだ。

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2020/08/13

フェラーリ元会長、ベッテルの処遇に不満みせる

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリの元会長が、今シーズンの同チームの不振についてベッテルを擁護する姿勢をみせている。

声を挙げたのは2014年まで会長としてフィアット/フェラーリ・グループ陣営を率いていたルカ・モンテツェモロ氏。
ミハエル・シューマッハを擁し跳ね馬チームの黄金時代を経験、ベッテルを獲得した時のグループ会長でもある。

「チームが思うような戦果を挙げていないこともあり、様々な声が外部から浴びせ掛けられているが、こういう時こそチームは両ドライバーを中心として一丸になって戦わなければならない。
しかし私が見る限り、そういう状況にはなっていないようだ。
フェラーリ・チームにはベッテルが必要だし、彼の貢献は絶対に欠かせないものだ。
だから今は全員で彼を支えるべき時期なんだ」

そう語るモンテツェモロ氏はまた、あまりに早くベッテル放出という来季体制を発表したチームのやり口にも批判を向けた。

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ヒュルケンバーグ、狙いはアルファロメオとハースか

Nico Hulkenberg (C)Pirelli Motorsport
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新型コロナウイルスの影響により突然巡ってきたF1のチャンスを掴んだレーシング・ポイントのニコ・ヒュルケンバーグだが、今週末のスペインGPの参戦については悲観的な見方をしている。
まだ正式確認されてはいないものの、本来のレースドライバーであるセルジオ・ペレスの現場復帰が有力とみられているからだ。

しかしその一方でヒュルケンバーグが自身の力によってF1復帰を目論んでいることを隠していない。
本人もそれは認めていて、具体的な候補としてアルファロメオ・レーシングの名前を挙げていることから、すでに両者がコンタクトを取っていることが窺われる。
さらにヒュルケンバーグの地元ドイツのメディアが報じるところでは、ハースF1チームの可能性もあるのだという。

F1復帰を実現させるためにも、今週のスペインGPにももう一度出走して自身のパフォーマンスをアピールしたいところだ。

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メルセデスAMGチーム、「現時点では問題未解決」

Redbull Tyre (C)RedBull Racing
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今季第5戦として迎えたアニバーサリーGP、予選では3番手以下に大差を付ける圧倒的なスピードでフロントロウを独占してみせたメルセデスAMGチームだったが、決勝レースでは前戦に続き再びタイヤのトラブルに泣かされる始末となった。

これについて元ミハエル・シューマッハの担当エンジニアで、現在同チームのレースエンジニアリングの責任者を務めるアンドリュー・ショブリン氏は、しかし「まだ問題は解決していない」と、苦しい胸の内を吐露した。

「次戦も同じようなコンディションが予想されるため、当然のことながらそれまでに問題は解決されなければならないが、あまりに時間がなさ過ぎる。
ブリスターがトラブルの中枢であるのはわかっているが、それが起きた的確な原因や対策はまだ見出せていないのが実状だ。
ただバルセロナでは今回よりも一段硬いタイヤが設定されているため、それだけが救いかも」と、悲観的だ。

そのメルセデスAMGと対照的に今回もタイヤの状況が良かったのが好成績を収めたレッドブル・レーシングと言えそうだ。
ただこの優位がいつまで続くかはわからない。

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2020/08/12

「ベッテルに新シャシーの用意ある」と、フェラーリ代表

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、不振と言われるフェラーリ・チームで、それでもルクレールが2回の表彰台をゲットしているのに対し、まだ一度も表彰台の経験がないセバスチャン・ベッテルについて、シャシーに何か問題があるのでは、という声が持ち上がっている。
今季ここまでの不振について、仮にも過去4回のチャンピオンに輝く実力者が、まだ参戦3年目という新人に大きく遅れているのはおかしいのではないか、というのがパドックで聞かれる意見だ。

これについて同チームを率いるマッティア・ビノット代表は、必要であれば要請に応じる考えのあることを示している。
「われわれは全員がベッテルの復活に期待している。
そのために必要なのであればすべてがオープン。
シャシーを交換することで彼のスピードが取り戻せるのであれば、われわれは喜んでそうすることだろう」と、積極姿勢。

これを受けベッテルの母国ドイツ最大のメデイァ・グループである『RTL』は、今週末の次戦スペインGPにも新シャシー投入が実現するとの期待を報じている。

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ウィリアムズ、ロイ・ニッサニーをフリー走行に

Roy Nissany (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは今週末行われる次戦スペインGPのフリー走行1回目セッションに、今シーズン同チームのテストドライバーに指名されているロイ・ニッサニー(25歳:イスラエル)を初めて起用することを明らかにした。

かつてザウバー・チームでもテスト走行の経験があるニッサニーは昨年末のアブダビ合同テストでもウィリアムズ・チームでテストをしているが、グランプリウィーク公式セッションでの起用はこれが初ということになる。

イスラエル出身のドライバーは珍しいが、ニッサニーの父親チャノック氏もミナルディ・チームで金曜フリー走行に出走経験を持つ。
なおマシンはジョージ・ラッセルのものになる見込みだ。

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ライコネン(アルファ)、シューマッハの最多周回数記録を更新

Kimi Raikkonen (C)Alfaromeo Racing 拡大します 今シーズン、アルファロメオ・レーシングのレースドライバーとして戦うキミ・ライコネン(40歳:フィンランド)が、今回のアニバーサリーGPでミハエル・シューマッハの持つ『最多周回数記録』の更新を果たした。

 

これまでのシューマッハの記録は計16,825周というもの。
1991年に当時22歳と232日でF1デビューしたシューマッハは足掛け19年のF1キャリア。
これに対し2001年に21歳と137日でF1デビユーしたライコネンはF1足掛け18年、今回のレースで計16,845周の走行を果たしてみせた。

 

ただ累積91勝、通算7回のチャンピオンに輝くシューマッハに比べ、ライコネンは21勝でチャンピオンは1回。
今シーズンはここまでまだノーポイントと苦境に喘いでいる。

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2020/08/11

無念のサインツ、「次のホームグランプリに期待」

Image (C)McLaren Group
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シルバーストーン・サーキットを舞台に2週連続開催となったF1だが、チームメイトのノリスが5位-9位とW入賞を果たしたのに対し、先輩である筈のサインツはいずれも13位と入賞圏外で終わったのがマクラーレン・チームだった。

不首尾に終わった今回のレース結果について、当のサインツは次のように語っている。
「スタートもうまくいき、長目に採った最初のスティントも調子が良くて好位置に着けることができた。
チームが立てたタイヤ戦略も良かったし、すべてはうまくいく筈だったんだ。
ところがピットインして行ったタイヤ交換であんなことが起きるなんて」と、サインツ。

それによれば作業に使われたホイールガンに不具合があり、交換作業がうまくいかなかったとのこと。
自身の預り知らぬところでのトラブルだけに、無念さがつのるようだ。
それでも3戦連続開催となる次週はサインツにとってホームグランプリとなるスペインGPだけに心機一転を期待したいところだ。

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「学びの多いレースだった」と、ウォルフ氏(メルセデス)

Pitstop Scene (C)Mercedes Motorsports
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フロントロウ・スタートという有利な形で始められたレースだったが、結果はハミルトン&ボタス共にタイヤ損傷に苦しんで優勝をフェルスタッペン(レッドブル)に明け渡すと言う結果に、同チームのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターはそれでも「負けたレースこそ学ぶものが多い」と、健気なコメントで締め括った。

「まずはフェルスタッペンとレッドブル・レーシングによる今シーズン初勝利を祝福したい。
彼らは正直とても見事なレースを演じたと思うよ。
F1だってライバルがあってのスホーツだからね、われわれは正直この結果を歓迎しているんだ。
確かにわれわれにとって今日は想像以上に困難な一日となってしまった。
最強マシンと言われるが、ある条件においてはわれわれにだって弱点があるんだというところをどうやら見せてしまったようだ。
しかし負けたレースにこそ学ぶことが多いもの。
直ちにデータを分析し、次戦では同じことを繰り返さぬよう対策を講じたい」

最近のF1ではオンボードカメラが複数設置されていることもあり、メルセデスAMGチームが抱えた深刻さはそのまま世界のお茶の間にも届けられた。

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フェラーリ内部の明暗がさらに対比強める

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今季、シーズンが始まる前から来季ドライバー・ラインナップの変更が明らかにされるというある意味異常な様相をみせたフェラーリ・チームだが、今回のアニバーサリーGPを終え、さらに両者はその対比を強めているようだ。

タイヤの摩耗が焦点になった今回のレースで、同チームのルクレールは意表を突いたワンストップ作戦を展開、みごとこれが奏功して4位フィニッシュを遂げた一方、逆にベッテルのほうは誤ったタイヤ戦略が足を引っ張ったとレース中から不満を隠していなかった。

今回のレース、終始後方に埋もれるレースを強いられポイント獲得すらならない12位フィニッシュに留まったベッテルには、早くもシーズン中のチーム離脱まで噂に上がり始めているという。
成績が思わしくない時のお家騒動は得意(!)のチームとはいえ、今季はまだ5戦が終わっただけ、この先が思いやられる展開となっている。

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ルノー、『ピンク・メルセデス』への抗議取り下げ

Racing Point 『RP20』 (C)Racing Point F1
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アニバーサリーGPのレーススチュワード(審査委員)が明らかにしたところによれば、ルノー・チームは今週提出していたレーシング・ポイントのマシンについてのさらなる抗議を正式に取り下げたことがわかった。
これにより規定の抗議料もルノー側に返還されるとのことだ。

レーシング・ポイントの2020年型社『RP20』は、『ピンク・メルセデス』と揶揄されたごとくメルセデスAMGチームの2019年チャンピオン・マシンに酷似していると指摘され、とりわけ今回はフロントのブレーキダクト内部の構造に焦点が当たっていたもの。

同チームに対してはすでに2台合わせて15点のコンストラクターズ・ポイント剥奪と計40万ユーロ(約5千万円)の罰金が科せられ、本来なら今回56点となるところを41点に減点とされたことがわかっている。

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2020/08/10

レッドブルのマックス・フェルスタッペン、巧みな戦略で優勝を飾る (ピレリ)

(C)Pirelli Motorspotrs
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2020 FORMULA 1 70周年記念グランプリ 決勝
2020年8月9日、シルバーストン


キーポイント
• 4番グリッドからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、見事な戦略で70周年記念グランプリを制しました。トップ10グリッド中ただ一人ハードタイヤでスタートしたフェルスタッペンは、ハードタイヤの耐久性を活かして長い第一スティントを走行し、トップに立ち、その座を堅持することに成功しました。
• フェルスタッペンは、ハード – ミディアム – ハードと繋ぐ戦略を採りました。この戦略を実行したドライバーは2名のみで、もう一人はマクラーレンのカルロス・サインツでした。フロントローからスタートしたメルセデスの両ドライバーは、ミディアム – ハード – ハードと繋ぐ戦略で2位と3位でフィニッシュしました。
• 大半のドライバーが2ストッパーだった中、8番グリッドからスタートしたフェラーリのシャルル・ルクレールは、1ストップ戦略で4位を獲得しました。トップ10ドライバー中もう一人の1ストッパーは、ルノーのエステバン・オコンでした。ルクレールとオコンはともに、ミディアムからハードへ交換する戦略を採りました。
• 4名のドライバーが3ストップ戦略を実行しました。また、20名中19名が完走しました。
• 前日よりも気温が高く、レース中の路面温度は40℃を超えていました。今回のタイヤの組み合わせは、先週のイギリスグランプリ時より一段階軟らかいものとなっていました。

各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C2: フェルスタッペン優勝の鍵となりました。それは、予選Q2をホワイト・ハードで通過したフェルスタッペンの決断によって実現しました。メルセデスのルイス・ハミルトンは、ハードタイヤでファステストラップポイントを獲得しました。
• ミディアム C3: レースのもう一つの鍵は、先週のソフトタイヤと同じコンパウンドであるミディアムタイヤでした。大半のドライバーが、ミディアムタイヤを装着してスタートを切りました。
• ソフト C4: これまでシルバーストンで選択された中で最も軟らかいコンパウンドのソフトタイヤは、レーシング・ポイントのニコ・ヒュルケンベルグのファイナルスティントで使用されたのみでした。しかし、他のコンパウンドを使用した戦略構築を促したことで、このレース週末の基礎的な要素のひとつとなりました。


ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「今回のレースは、レッドブルとマックス・フェルスタッペンによる完璧な戦略の勝利でした。フェルスタッペンの戦略は土曜日の午後から始まりました。スタート時に装着するためにQ2をハードタイヤで通過したことが功を奏しました。長い第一スティンを活かしてトラックポジションを上げると、その後はフロントローからスタートした両メルセデスを抑えきりました。シルバーストンは、タイヤに厳しい屈指のサーキットであることに加え、先週よりも一段階軟らかいコンパウンドの組み合わせを使用したことは、レースの刺激的な要素となりました。予想通り、ブリスターの発生が散見されたものの、レースへの影響は限定的でした。タイヤマネジメントが不可欠の要素であったことは否めませんが、臨機応変に対応したドライバーも素晴らしかったと思います。そして、視聴者はエキサイティングで予測ができないレースを堪能できたことと思います」


ピレリジャパンプレスリリース

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「チームとして最高の結果」とフェルスタッペン(レッドブル)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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アニバーサリーGP決勝レースでみごと今季初勝利を飾ったレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、「チームとして最高の結果」とその価値を強調した。

「今日の勝利は間違いなくチーム全体で勝ち取ったもの。
ファクトリーはまずタイヤに優しいマシンを用意してくれたし、唯一ハードタイヤでスタートできるという予選の戦略もうち独自のものだった。
実際のレースでもタイヤ戦略などバッチリ決まったし、ピットでのクルーの作業もパーフェクトなものだったからね。
ただライバルの強さはこんなものじゃないし、次のレースではまた盛り返して来ることだろうから引き締めないと」と、慎重姿勢を崩さない。

それでも「今夜だけはこの喜びを噛みしめたいね」と、笑顔をほころばせた。

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ホンダ系チーム、決勝レースコメント(8/09)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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F1 70周年記念GPが行われ、巧みなタイヤ戦略とともにレースを戦ったAston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンが今シーズン初となる勝利を収めました。

前日の予選でハードタイヤでのQ3進出を決めたフェルスタッペンは、トップ10からスタートするマシン中で唯一、ハードタイヤを履いた状態で決勝をスタートします。
4番グリッドからスタートするとすぐに3番手にポジションを上げ、前を行くメルセデスの2台にプレッシャーをかけます。
ミディアムタイヤで走るメルセデスの2台が先にピットインし、ハードタイヤで長く走ることができるフェルスタッペンはリードを奪います。

26周を走りミディアムタイヤに履き替えたフェルスタッペンは、ボッタス(メルセデス)のすぐ後ろでトラックに戻ると、ルフィードコーナーでオーバーテイクします。
6周を走るとボッタスと同じタイミングで再度ピットインし、ハードタイヤに履き替えます。

ハミルトン(メルセデス)が2番目のスティントをハードタイヤでロングランする中、フェルスタッペンはペースを上げて走行します。
ハミルトンが最後のピットストップをする間に再びトップに立つと、最終的には11秒以上のリードをつけて優勝。
フェルスタッペンにとっては9回目、HondaとRed Bullのパートナーシップにとって4回目の勝利となりました。

アレクサンダー・アルボンも素晴らしい走りで、9番手スタートからポジションを上げ、5位でフィニッシュしました。
ミディアムタイヤでスタートすると6周目でハードタイヤに履き替え、ルフィードコーナーでノリス(マクラーレン)をオーバーテイク。
30周目で再びハードタイヤに履き替えると、最後の2周でストロール(レーシングポイント)をオーバーテイクし5位でフィニッシュしました。

Scuderia AlphaTauri Hondaの2台は、わずか0.9秒差でフィニッシュしました。
ハードタイヤで16番グリッドからスタートしたダニール・クビアトは19周目で初めてピットイン。
35周目でミディアムタイヤに履き替えると10位に入り、ポイントを獲得しました。

7番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは7周目でピットインしハードタイヤに履き替えますが、そこでポジションを落とします。
23周目で再度ハードタイヤに履き替えてクビアトを追いますが、11位でフィニッシュとなりました。

最終的にはHonda PUを搭載する4台の内、3台がポイントを獲得という、いい結果でレースを終えることができました。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(決勝 1位)

「チームとして最高の結果を出せ、素晴らしい一日になりました。
レース結果から見えるように、ハードタイヤで予選Q2を走る戦略が奏功したと思います。
ミディアムタイヤはあまり持たないので、ハードタイヤでの最初のスティントをどんなペースで何周走るかが鍵でした。
僕たちのマシンはライバルに比べるとタイヤに優しいようで、特にレースでは柔らかいタイヤの方がマシンのフィーリングがよかったです。
メルセデスのマシンをオーバーテイクし、引き離すことができたことに、大きな満足感を感じました。
ここまでは圧倒的な強さを見せていますが、今日のようなレースをまたシーズン残りのレースでもできればと思っていますし、そのためにプッシュを続けていきます。
いいチームワークですし、リスクを恐れずに挑戦していきます。
まずは今日の勝利をゆっくりと噛みしめ、バルセロナでの次のレースに気持ちを切り替えます」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(決勝 5位)

「マシンの調子もよく、今日の結果に満足しています。
レース序盤のDRSを使用するマシンが続いていた状況下でのオーバーテイクは少し難しかったですが、そこからはいい走りができました。
今日のレースペースは想像以上によかったので、その原因をこれから分析します。
マシンにはポテンシャルがありますが、それを引き出すのが難しい時があります。
ただ、このような状況ではいい走りができることも分かってきたので、きちんと要因を解析していきます。
次のレースに向けて、今日の5位よりもさらにいいパフォーマンスができるようにしたいです」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(決勝10位)

「今日はとても満足しています。
チームはすばらしい仕事をして、マシンのすべてを引き出すことができました。
先週とは違って、あらゆるチャンスをものにすることができました。
通常、日曜日は調子がいいのですが、土曜日の予選でもしっかりと結果を出し、よりよいポジションからスタートができれば、もっと頻繁にポイント争いに食い込むことができるでしょう。
それでも今日は、16番手スタートから10位でフィニッシュし、1ポイントを獲得できてよかったです」

【ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)】(決勝11位)

「スタートも決まり、タイヤの感触もよかったので、予定よりも早くピットインするように無線が入った時には、驚きました。
アルボンに抜かれないように頑張りましたが、それはそれほど重要ではありませんでした。
ピットストップから戻るとトラフィックに捕まり、ポジションを上げるために必要以上にプッシュすることになりました。
何周か走るとタイヤのブリスターがひどくなり、そこからは散々でした。
もっといい結果を出せると思っていたので残念です。
他の戦略を取れなかったか、レースを振り返り、次のバルセロナではポイントを取りたいです」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「F1の70周年記念大会という特別なレース、そしてAston Martin Red Bull RacingのファクトリーとHonda F1の拠点があるイギリスでのレースで、フェルスタッペン選手が2020シーズンの初勝利を獲得しました。

8月5日はHondaの創始者本田宗一郎さんの命日、その週末にHonda F1の勝利を上げることができたことは感慨深く、また大変うれしく思っています。

今週は金曜日の走行開始時から、タイヤに非常に厳しいレースになることが予想されました。
その状況下で予選からチームが勝つための戦略を立て、ドライバーのフェルスタッペン選手がそれにすばらしいドライビングで応えるなかで、HondaもPUを力強く機能させて、この勝利に貢献できたと感じています。
すばらしいチームワークの結果による勝利でした。

チームメイトのアルボン選手も9番グリッドからトラフィックの中で難しい展開でしたが、粘りの走りを見せての5位入賞、後方スタートのクビアト選手も10位入賞と、Hondaとしていい結果になりました。

プラクティス、予選で好調だったガスリー選手は、レースペースが上らず惜しくも11位に終わりましたが、この先のレースでも好調を維持して良結果を出してくれることを期待しています。

シーズン初勝利をあげるまで少し時間がかかってしまいましたが、ようやくファンのみなさんに勝利を届けることができ、うれしく思っています。

この先も厳しい戦いが続きますが、更に勝利を手にするためにチームとともに戦闘力向上に向け努力を続けますので、引き続きの応援をよろしくお願いいたします」

提供:本田技研工業(株)

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ホンダのシルバーストーン制覇は1989年以来

1989 Scene (C)Honda Racing
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フェルスタッペン(レッドブル)によりF1のホンダ・パワーは昨シーズンのブラジルGP以来となる勝利を記録したが、今回の舞台シルバーストーン・サーキットでとなると実に1989年にまで遡ることになった。

当時ホンダがエンジン供給していたマクラーレン・チームのドライバーはアラン・プロストとアイルトン・セナという夢のドライバー・ラインナップ。
このレースではセナがポールポジション、プロストが2番手と予選でフロントロウ独占。
しかし決勝レースでセナがリタイヤした一方で、2番手スタートのプロストが2位のマンセル(フェラーリ)に20秒もの大差を付けてこのレースを制した。
なおプロストはこの年、自身3度目となるシリーズ・チャンピオンを獲得している。

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3位ボタス(メルセデス)、「望んだ結果の筈がない」

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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9日(日)行われた『70thアニバーサリーGP』で3位フィニッシュ、今季5戦中4度目の表彰台を獲得したメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスだったが、その表情は必ずしも満足したものではなかった。

「これで満足しろというほうがおかしいよね。
だって僕はポールポジションからスタートしたんだから、自ずと期待する結果というものがあった訳だ。
正直、フラストレーションが溜まるものだよ、この結果は。
ピレリが用意したタイヤが必ずしもこのレースにふさわしいものでなかったというのは理解するけれど、少なくともレッドブルのほうはうまく走っていたんだもの、僕たちだってもっとやれた筈。
バルセロナではこんなことが繰り返されないよう、ウチのマシンにはすぐに対策を講じる必要があるな」

ボタスは前戦のイギリスGPでも痛恨のタイヤバーストに見舞われている。

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2020/08/09

アニバーサリーGPはフェルスタッペンが今季初勝利遂げる

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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8月9日(日)14時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第5戦アニバーサリーGPの決勝レースがシルバーストーン・サーキットを舞台に行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は23度、路面温度41度、路面はドライコンディションで決勝レース中に雨が降る心配はないとされている。

スタートでフェルスタッペンが3番手にアップ、一方ベッテルがハーフスピンして最後尾まで順位を落とした。
7周目に早くもアルボンが真っ先にピットインしてハードタイヤに交換、ガスリーも続く。
ハードタイヤでスタート、タイヤ交換を遅らせたフェルスタッペンが直後にボタスを抜いて2位に立つ。
首位はハミルトンだがこちらはピットストップをまだ終えていない。
マグヌッセンがラティフィとの接触で5秒のタイム・ペナルティを科せられる。
残り10周というところでハミルトンがピットイン、ついにフェルスタッペンが完全レースリーダーとなる。
4位まで落ちたハミルトンが3位のルクレールを抜いて表彰台圏内に戻す。
残り6周でマグヌッセンがガレージに戻ってリタイヤ1号に。
残り3周でハミルトンがボタスに追い付き、さらにオーバーテイク、2位に上がる。

結局52周のレースを制したのは4番スタートだったレッドブル・ホンダのフェルスタッペン。
メルセデスAMG勢がタイヤに苦しんだことに加え、自身のハードタイヤでのスタートも功を奏した形だ。
フェルスタッペンの優勝は昨年のブラジルGP以来で今季初、自身通算9回目の快挙となった。
2位ハミルトン(メルセデス)、3位ボタス(メルセデス)、4位ルクレール(フェラーリ)、5位アルボン(レッドブル)、6位ストロール(レーシング・ポイント)、7位ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、8位オコン(ルノー)、9位ノリス(マクラーレン)、10位クビアト(アルファタウリ)までが入賞。
以下、11位ガスリー(アルファタウリ)、12位ベッテル(フェラーリ)、13位サインツ(マクラーレン)、14位リカルド(ルノー)、15位ライコネン(アルファロメオ)、16位グロージャン(ハース)、17位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、18位ラッセル(ウィリアムズ)、19位ラティフィ(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはマグヌッセン(ハース)の1台だけだった。

F1第6戦スペインGPは引き続き次週8月16(日)15時10分(日本時間:22時10分)から今度はバルセロナ・サーキットを舞台に全66周で行われる。

アニバーサリーGP決勝レースの結果はこちら
アニバーサリーGPの画像はこちら

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アニバーサリーGPスターティンググリッド(修正版)

Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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アニバーサリーGPのレーススチュワード(競技委員)は、次のように修正されたスターティンググリッドを発表した。
それによれば、予選11位のエステバン・オコン(ルノー)が他車のアタックを妨害したとして3グリッド降格のペナルティを科せられ14番手に下がったもの。

【修正スターティンググリッド】

1. ボタス(メルセデス)
2. ハミルトン(メルセデス)
3. ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)
4. フェルスタッペン(レッドブル)
5. リカルド(ルノー)
6. ストロール(レーシング・ポイント)
7. ガスリー(アルファタウリ)
8. ルクレール(フェラーリ)
9. アルボン(レッドブル)
10. ノリス(マクラーレン)
11. ベッテル(フェラーリ) *
12. サインツ(マクラーレン) *
13. グロージャン(ハース) *
14. オコン(ルノー) *
15. ラッセル(ウィリアムズ)
16. クビアト(アルファタウリ)
17. マグヌッセン(ハース)
18. ラティフィ(ウィリアムズ)
19. ジョビナッツィ(アルファロメオ)
20. ライコネン(アルファロメオ)

* 印は変更のあったドライバー

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オコン(ルノー)にはペナルティ・ポイントも

FIA
アニバーサリーGPのレーススチュワード(審査委員)は、8日(土)行われた公式予選セッション中、アタックに出ていたラッセル(ウィリアムズ)の進路を3コーナー手前で妨害したとして、エステバン・オコン(ルノー)に対し予選グリッド3番降格とすると共にペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、オコンはこれが初ということになる。

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「Q2のハードタイヤ突破は史上初」と、ピレリタイヤ

Pitstop Image (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、8日(土)に行われたアニバーサリーGP公式予選Q2で他のドライバーがミディアムタイヤで臨む中、ただ一人ハードタイヤで4番手タイムを記録、みごと突破をみせた。
レギュレーションにより、これでフェルスタッペンはグリッド上位10台のなかで、唯一ハードタイヤでのスタートということになり、タイヤ戦略に特異の選択肢を手にしたことになる。

なおピレリタイヤによれば、これまで他がソフトタイヤの中、ミディアムタイヤで突破というケースはしばしばみられたものの、Q2をハードタイヤで突破というのは前例がないとのこと。

今回のアニバーサリーGPでは前週のイギリスGPと同じシルバーストーン・サーキットで行われるとはいえ、タイヤが一段階柔らかいもので戦われるため、タイヤ戦略には各チームともに高い関心を寄せている。

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ホンダ系チーム、公式予選コメント(8/08)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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前週に引き続き、シルバーストーン・サーキットで開催されている第5戦、F1 70周年記念GPの予選が行われました。
Hondaパワーユニット勢は力強い走りを見せ、Aston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンが4番手、アレクサンダー・アルボンが9番手。Scuderia AlphaTauri Hondaのピエール・ガスリーが7番手となり、4台中3台がQ3進出を果たしました。

Q1では、アルボンが3番手、フェルスタッペンが4番手、ガスリーが5番手と、3台そろって上位へ進出。
Scuderia AlphaTauriのダニール・クビアトは、最終アタック中にターン14のチャペルでわずかにふくらみ、そこでフロアへのダメージを認識します。
その後のストウ(ターン15)ではコースオフを喫し、これがコース外走行(トラックリミット規定違反)と判定され、このラップのタイムが取り消されました。
この結果、クビアトは16番手となり、ここでグリッドが確定しました。

Q2で上位10台に入り、Q3へ進出すると、ここでベストタイムをマークしたタイヤで決勝レースをスタートしなければなりません。
このレギュレーションを考慮し、フェルスタッペンはハードタイヤを選択。
見事にQ2突破を決め、上位10台の中では唯一のハードタイヤスタートを決めました。

アルボン、ガスリーも進出したQ3では、Red Bull Racingの2台が最初のアタックでミディアムタイヤを装着し、最終アタックでソフトタイヤを使用。
ガスリーは両アタックともにソフトタイヤで臨みました。
3名とも最終アタックで自己ベストタイムをマークし、フェルスタッペンが4番手、ガスリーが7番手、アルボンが9番手で予選を終えています。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選 4位)

「4番手は完璧とは言えませんが、上位のマシンがいい仕事をした結果です。
Q3では風の方向が変わり、少しアンバランスな状態になって難しい状況でした。
今週は持ち込まれたタイヤのコンパウンドが1段階柔らかくなり、ミディアムタイヤが先週のソフトタイヤですが、気温も上がってレースではあまりよくないと思うので、ハードタイヤでレースをスタートできるのは強みですし、この作戦が気に入っています。

今日はハードタイヤでQ3へ進出できるかが一番の課題でした。
明日ハードタイヤでスタートすることでどんな恩恵を得られるかは、1周目の状況とセーフティカーの有無に左右されるので分かりませんが、少なくともトップ10の中で唯一ですし、ポジティブに働いてくれればと思います。
明日も長いレースになります。
僕らにはメルセデスのように予選モードはありませんが、ここまでレースペースでは競争力を発揮できています。
スタートがクリーンになることを願っていますし、そうなればいいレースができると思います。
目標は表彰台です。
最後に、ニコ(ヒュルケンベルク)が、速さを見せられたことをうれしく思っています」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(予選 9位)

「Q3最後の走行までは、気持ちよく走れて、上位を目指せると感じていたのですが、ミディアムからソフトにタイヤを交換すると、マシンバランスがかなり違うように感じました。
マシンの感触はよく、最後のラップに期待していたのですが、ガラッと変わってしまいました。
もしかしたら風の影響もあるのかもしれません。

9番手という結果には満足できません。
ソフトタイヤを機能させていたチームもありましたが、僕らは苦戦したので、理由を確認する必要があります。
まだ僕自身の中にはタイムを上げられる伸びしろがあるとも思っています。
もっとマシンの感触をよくして、ペースを安定させられるはずです。明日は、採れる戦略が複数あるので、面白いレースになる筈です。
先週のレースではいいペースがあり、追い上げていけたので、明日のプランはマシンの力を最大限に発揮することです。
ポジションを上げて仕事を果たしたいと思います」

【ダニール・クビアト(アルファタウリ)】(予選16位)

「今日の予選では不運に見舞われました。
かなりいいラップを走行していたのに、突風によってターン15でコースオフしてしまい、タイムを失いました。
ポジティブな面に目を向ければ、これまで予選で不調でも日曜には巻き返してきたので、このままプッシュし続けていけば、明日はいいレースができて、ポイント争いに絡める筈です」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選 7位)

「素晴らしい土曜日となり、この予選結果はとてもうれしいです。
昨日は少し難しい状況がありましたが、チームは昨日から今日にかけて素晴らしい仕事ぶりで、限界までプッシュできるマシンにするため、正しい方向に変更を施してくれました。
Q2で4番手、Q3で7番手となり、フェラーリ、マクラーレン、Red Bullのマシンよりも上位につけられたのは、望みうる最高の結果だと思います。
ここからは、明日のレースに集中します。
見せ場を作る準備はできていますし、持てる全力を出しきり、チームに好結果を持ち帰りたいです」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日の予選は、昨日ほどではないものの、27℃とイギリスとしては比較的気温が上がった中でのセッションとなりました。
ソフトタイヤがあまり長く持たないということからタイヤの選択が難しい予選となりましたが、そのような中でHonda PUを搭載する3台がQ3へ進出し、まずまずの予選になりました。

Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手は、明日のスタートタイヤを決めるQ2をトップ10中唯一のハードタイヤで通過、Q3でも明日のレースに向けて期待の持てる2列目の4番グリッドを獲得しました。

Scuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は、ここのところの調子のよさを予選結果につなげて今季最高の7番手、9番手のアルボン選手と、コースアウトもあり僅差でQ1落ちとなってしまったクビアト選手とともにマシンに競争力はあると思うので、それぞれ明日のレースでのポジションアップを期待します。

PUとしては今日も大きな問題のない一日でした。
明日は特にタイヤの使い方など、戦略も含めて難しいレースになると思いますが、PUとしては最大限のパフォーマンスを発揮できるように準備を進めます」

提供:本田技研工業(株)

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「まずちゃんとスタートしての話」と、ヒュルケンバーグ

Nico Hulkenberg (C)Pirelli Motorsport
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F1復帰わずか2戦目、それもまったく予期していなかった突然の代役指名という事態において、レギュラードライバーであるチームメイトを上回る3番グリッド獲得という快挙を遂げたニコ・ヒュルケンバーグ(32歳:ドイツ)は、それでも控え目だった。

「ここ7-8日間の出来事ときたら、僕にとってまるでクレージーなものだった。
こんな展開、いったい誰に予想できたと思う?
予選Q2ではコースアウトしかかったりして、トリッキーでマシンを傷めたんじゃないかと不安になることもあったしね。
逆に最後は集中して自分のすべてを出し切ることができたんだ。
それでもまさか予選で記者会見するなんて思っていなかったけどね」

それでも「明日はちゃんとレースをスタートしなくては話にならないよ」と、先週の不運(マシントラブルでグリッドに着けなかった)を踏まえての慎重姿勢をみせた。

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2020/08/08

アニバーサリーGP予選、ボタスがポール獲得

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports 拡大します 8月8日(土)14時(日本時間:22時)からシルバーストーン・サーキットを舞台に2020年F1第5戦アニバーサリーGPの公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

 

ポールポジションを獲得したのはチーム内バトルを制したボタス(メルセデス)。
ベストタイム1'25.154を記録。
開幕戦のオーストリアGP以来となる今季2度目で自身通算13回目の快挙となった。
2番手は0.063秒差でハミルトン(メルセデス)、3番手は代役復帰2戦目のヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手リカルド(ルノー)、6番手ストロール(レーシング・ポイント)、7番手ガスリー(アルファタウリ)、8番手ルクレール(フェラーリ)、9番手アルボン(レッドブル)、10番手ノリス(マクラーレン)というトップ10になった。
この中ではフェルスタッペンだけがハードタイヤでのスタートが決まっている。
アニバーサリーGP決勝レースは9日(日)14時10分(日本時間:22時10分)から全52周で行われる。

 

アニバーサリーGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)2番手

引き続きアニバーサリーGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

1回目の走行でヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)がコースオフするシーンがみられた。
フェルスタッペンはハードタイヤを選択して4番手タイムをマーク、タイヤ戦略に違いをみせた。(他はミディアムタイヤ)

2度目のアタックを終え、トップはボタス(メルセデス)の1'25.785。
2番手ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、以下ハミルトン(メルセデス)、ガスリー(アルファタウリ)、リカルド(ルノー)、アルボン(レッドブル)、ストロール(レーシング・ポイント)、ルクレール(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、そしてノリス(マクラーレン)までがQ3進出。

ここでの敗退はオコン(ルノー)、ベッテル(フェラーリ)、サインツ(マクラーレン)、グロージャン(ハース)、そしてラッセル(ウィリアムズ)の5台となった。

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予選Q1、アルボン(レッドブル)3番手タイム

8月8日(土)14時(日本時間:22時)からシルバーストーン・サーキットを舞台に2020年F1第5戦アニバーサリーGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は26度、路面温度は44度まで上昇、コースはドライコンディションながら時折り強風が吹き抜けている。

ハースのグロージャン&マグヌッセンが真っ先にコースインし予選の幕が開かれた。
ここでトップに立ったのはボタス(メルセデス)で1'26.738のベストタイム。
2番手ハミルトン(メルセデス)、以下アルボン(レッドブル)、フェルスタッペン(レッドブル)、ガスリー(アルファタウリ)、ストロール(レーシング・ポイント)、ノリス(マクラーレン)、オコン(ルノー)、ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、ルクレール(フェラーリ)、リカルド(ルノー)、サインツ(マクラーレン)、グロージャン(ハース)、ベッテル(フェラーリ)、ラッセル(ウィリアムズ)の順。

ここでの敗退はクビアト(アルファタウリ)、マグヌッセン(ハース)、ラティフィ(ウィリアムズ)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、そしてライコネン(アルファロメオ)の5台となった。

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フリー3回目、メルセデスAMG勢が余裕の1-2タイム

Silverstone Circuit (C)Pirelli Motorsport
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8月8日(土)11時(日本時間:19時)から引き続きシルバーストーン・サーキットを舞台に2020年F1第5戦アニバーサリーGPのフリー走行3回目セッションが公式予選を前に行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は23度、路面温度34度、コースはドライコンディションとなっている。

ハードタイヤを履いたベッテル(フェラーリ)からコースインしたが、タイヤ数の関係もあり各車出だしは鈍い。
最初のアタックでは、ボタス&ハミルトンのメルセデスAMG勢がトップ。
これにフェルスタッペン(レッドブル)、ガスリー(アルファタウリ)とホンダ・パワー勢が続いた。
アルボン(レッドブル)とクビアト(アルファタウリ)も7-8番手だ。

結局メルセデスAMG勢は互いの順位を入れ替えただけでトップは変わらず。
ハミルトンが1'26.621で最速となった。
2番手ボタス、3番手ノリス(マクラーレン)、4番手ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、5番手ストロール(レーシング・ポイント)、6番手ルクレール(フェラーリ)、7番手フェルスタッペン(レッドブル)、8番手アルボン(レッドブル)、9番手オコン(ルノー)、10番手にサインツ(マクラーレン)となった。
ガスリー&クビアトのアルファタウリ勢は11-12番手。
セッション終了後には昨日(赤旗中断のため)できなかったスタート練習が行われた。

この後14時(日本時間:22時)から公式予選が行われる。

アニバーサリーGPフリー走行3回目の結果はこちら
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フェラーリ、レーシング・ポイントへの寛大処分に反発

Racing Point 『RP20』 (C)Racing Point F1
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FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワードは、ルノー・チームから抗議を受けていたレーシング・ポイント『RP20』のブレーキダクトについて、競技規則に違反しているとして15ポイントの剥奪と40万ユーロ(約5千万円)の罰金を科したが、これにフェラーリ・チームが甘いと強い反発をみせパドックで波紋を呼んでいる。

FIAによれば、このブレーキダクトはメルセデスAMGチームのものを完全コピーしたものと認められるものの、ダクト自体がF1テクニカル・レギュレーションに違反するものではないためとの見解を示している。

注目されるのは、このポイント剥奪処分によりルノー・チームはコンストラクターズ・ランキングで逆転というメリットがある一方、フェラーリ・チームには直接の恩恵がないという背景が影響しているとみられること。
なおこの裁定については、レーシング・ポイント自身も上訴する権利が残されていて、今後の展開は予断を許さないものとなっている。

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ホンダ系チーム、フリー走行コメント(8/07)

Honda F1 Staff (C)Honda Racing
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先週と同じく英国、シルバーストーンサーキットでの開催となった70周年記念GPの1日目、Honda のPUを搭載した4台は特にタイヤマネジメントに注力しました。

先週と同じように気温が上がる中で、今日はソフトタイヤの理解を深めるために多くの時間をつかう一日になりました。
FP1ではAston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンが3番手、アレクサンダー・アルボンが6番手と力強い走りを披露。
Scuderia AlphaTauri Hondaのダニール・クビアトは9番手、0.054秒遅れたピエール・ガスリーは11番手でFP1を終え、ソフトタイヤでの走行の理解を深めました。

FP2ではフェルスタッペンが4番手、アルボン、クビアト、ガスリーが11番手から13番手に並びました。
終盤にフェラーリのPUを使用する2台が立て続けにサーキット上で止まったため、FP2の走行は予定よりも早く終了しました。

今晩の作業では、今日4台が走った200周のデータを分析し、予選と決勝に向けてベストなセッティングを煮詰めていきます。
なお、今日のセッションでは、Aston Martin Red Bull Racingの2台がPUを戦略的な理由で交換しています。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(3-4番手)

「今日はやりたいと思っていたことがすべてできたので、いい一日になりました。
先週のメルセデスとの差は大きかったため、その状況が数日で変わるとは思っていませんが、そんな中でも自分たちにできることを進めています。
今日は多くのことを試してみて、そのいくつかはうまく行っていたように思えましたが、それが正しいかどうかは、今日の分析結果と明日の走行で見極める必要があります。
明日の予選では後ろのマシンとは接戦になりそうですが、レースでは先週と同様、一人旅のような状況が続くように思います。
今日使用したソフトタイヤは先週よりも柔らかいもので非常に摩耗が激しいので、決勝でのワンストップ戦略はほぼ不可能だと考えています。
レースでは多くのマシンが2ストップ戦略を採ると思いますが、だからと言って先週から結果が大きく変わるとは思っていません」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(6-11番手)

「今日はセッションを経るごとに自分が望む通りにマシンのセッティングを詰めていくことができました。
ここからは明日さらにマシンが早くなるよう、今晩の作業を進めるだけです。
今日はとても順調な一日で、セットアップのなかで機能するものとしないものを見極めることができました。
今週はタイヤコンパウンドがより柔らかいものに変更されましたが、このサーキットでは少し柔らかすぎるように感じますし、僕自身はあまり好みではありません。
ほかのみんなが明日どうするかを見てみたいと思いますが、ソフトタイヤよりもミディアムタイヤの方が速いタイムが出るのではないかと感じています。
問題はミディアムとハードのタイヤの本数が週末の中で限られているために、取れる戦略も限られてくるということです。
したがって、明日の予選のそれぞれのセッションでどのタイヤを使用するかということが重要になってきます。
今日はまだ金曜で、どのマシンも実力を隠している部分がありますが、明日の予選でそれがはっきり見えてくると思います」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(9-12番手)

「実りのある走行ができて、いい金曜日になりました。
引き続きタイヤの分析を進め、理解を深めていきたいです。
今日集めたデータを解析し、予選と決勝をいい状態で走りたいと思います」

【ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)】(11-13番手)

「先週ほどマシンのフィーリングがよくなかったので、様々なことをテストしました。
いろいろなセットアップを試しましたが、まだベストなセットアップを見つけられていません。
先週と同じようにいい状態にするために、もっと分析が必要です。
ライバルとの差は小さいですが、予選でQ3に進むためにはもっとパフォーマンスを上げる必要があると思います」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「先週末にここシルバーストーンでレースを行っているため、今日はそのデーターからPUのセッティングをさらに最適化し、初日のセッションに臨みました。
事前の予報通り、30℃近くまで外気温が上昇した中でも、PUとして大きな問題もなくプログラムを消化することができました。
この暑さは日曜まで継続しそうな予報が出ているので、予選とレースに向けて有益なデータを取ることができたと考えています。
ここからさらなる最適化に向け、分析を続けていきます。

なお、このラウンドから、シーズンを通してのPU使用戦略を考慮したうえで、Aston Martin Red Bull Racingの2台に2基目のPUを投入しています。
今後は1基目のPUと併用しながらレースを戦うことになります。

Scuderia AlphaTauri Hondaの2台も同様の考え方ですが、ガスリー選手はすでにハンガリーで2基目を投入していること、クビアト選手は先日のレースでのクラッシュの影響を今日の走行で確認する目的により、今回は2基目の投入は行っていません」

提供:本田技研工業(株)

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レーシング・ポイントに15ポイント剥奪のペナルティ

Racing Point 『RP20』 (C)Racing Point F1
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FIA(国際自動車連盟)はレーシング・ポイントの2020年マシン『RP20』について、独自に設計開発しなければならないブレーキダクトについて、メルセデスAMGチームのものをコピーしたと判断、シュタイヤーマルクGPの出場について1台あたり7.5ポイントの剥奪と20万ユーロ(約2500万円)の罰金を科したことを明らかにした。

これは以前からルノー・チームが『ピンク・メルセデス』と揶揄して抗議していたもので、FIAはハンガリーGPとイギリスGPへの出走についても別途、懲戒処分を科したとしている。

レーシング・ポイントの前身であるフォース・インディアとルノー・チームとは過去にもこうした系争を繰り返してきていて、今回はルノーの側がしてやったりという結果になった形だ。

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アニバーサリーGPフリー2回目もメルセデス勢が最速

Silverstone Circuit (C)Pirelli Motorsport

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8月07日(金)15時(日本時間:23時)から引き続きノーサンプトンシャー地方にあるシルバーストーン・サーキットを舞台に2020年F1第5戦アニバーサリーGPのフリー走行2回目セッションが無観客で行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は31度、路面温度42度まで上昇、コースはドライコンディションとなっている。

ここでもメルセデスAMG勢が圧倒、ハミルトン&ボタスの順で1-2、3位以下に0.8秒もの大差を付ける戦闘力をみせつけた。
3番手にリカルド(ルノー)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、以下ストロール(レーシング・ポイント)、ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、ルクレール(フェラーリ)、ノリス(マクラーレン)、サインツ(マクラーレン)、オコン(ルノー)の順。
これにアルボン(レッドブル)、クビアト(アルファタウリ)、ガスリー(アルファタウリ)とホンダ・パワー勢が続いた。
ベッテル(フェラーリ)は残り10分というところでギヤボックスのトラブルとみられ、オイルを撒きながらコース上でストップした、
その後、コクピットに復帰したジョビナッツィ(アルファロメオ)もストップ、赤旗中断の原因を作った。

アニバーサリーGPフリー走行2回目の結果はこちら
アニバーサリーGPの画像はこちら

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2020/08/07

アニバーサリーGPフリー1回目はボタス(メルセデス)最速

Silverstone Circuit (C)Pirelli Motorsport
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8月7日(金)11時(日本時間:18時)から前週に引き続きノーサンプトンシャー地方にあるシルバーストーン・サーキットを舞台に2020年F1第5戦、こちらの名称は70thアニバーサリーGPとしてフリー走行1回目セッションが同じく無観客で始められた。

天候は晴れ、セッション開始時の気温は25度、路面温度34度、コースはドライコンディションとなっている。
ピレリは今回5種類用意されたコンパウンドのうち、前週のイギリスGPとは異なりホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という一段柔らかい部類に位置する3種類のタイヤを選択・持ち込んでいる。

なおレーシング・ポイントではペレスが新型コロナウイルス検査でまた陽性だったことから再びニコ・ヒュルケンバーグがコクピットに収まっている。
またアルファロメオ・レーシングは今回もジョビナッツィに替わり開発&リザーブドライバーであるロバート・クビサがステアリングを握っている。

90分間のセッションは大きな事故もなく終了。
トップタイムは契約延長が決まったばかりのボタス(メルセデス)。
2番手ハミルトン(メルセデス)、以下フェルスタッペン(レッドブル)、そして注目のヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、ルクレール(フェラーリ)、アルボン(レッドブル)、ベッテル(フェラーリ)、ストロール(レーシング・ポイント)、クビアト(アルファタウリ)オコン(ルノー)の順。
ガスリー(アルファタウリ)は11番手だった。
このあと15時(日本時間:23時)からフリー走行2回目セッションが行われる予定となっている。

アニバーサリーGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ペレス(レーシング・ポイント)、再出場の可能性

Sergio Perez (C)Racing Point
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今回のイギリスGPを新型コロナウイルス検査の陽性反応により欠場を余儀なくされたレーシング・ポイントのセルジオ・ペレス(29歳:メキシコ)は、今週末の『70thアニバーサリーGP』への出場も絶望とみられていたが、出走の可能性が出て来た。

同チームによれば、ペレスは英国の公衆衛生ガイドラインに従って新型コロナウイルスの隔離期間を完了したと発表、木曜日に再度PCR検査を実施し、陰性であることが確認されればレースへの出場を許可されると説明している。
隔離期間は当初10日間とみられていたが、チームによれば7日間であったとのことだ。

イギリスGPでは前ルノーのニコ・ヒュルケンバーグが代役として招集されたが、決勝レースはマシントラブルのためグリツドに着けなかった。

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メルセデスAMG、バルテリ・ボタスの残留を発表

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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6日(木)、メルセデスAMGチームは同チームのレースドライバーであるバルテリ・ボタス(30歳:フィンランド)と来季も契約を継続することで合意したことを発表した。
契約は2021年末までの1年間ということで、ボタスはこれで2017年の加入以来、メルセデスで5シーズン目を迎えることになる。

ボタスは「これまで共に戦ってきたメルセデス・ファミリーとこれからも一緒に仕事ができることを楽しみにしている。
これまで築き上げたものを土台としてさらに上を目指したい」と、念願のタイトル獲得に意欲をみせた。

2016年にタイトルを獲得して引退したニコ・ロズベルグの後任として同チーム入りしたボタスは、これまで8回の優勝と12回のポールポジションを記録している。
なおチームメイトであるルイス・ハミルトンの契約はまだだが、こちらも継続が有力とみられている。

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アニバーサリーGPのスチュワードにビタントニオ・リウッツィ氏

Vitantonio Liuzzi (C)Ex.Hispania Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週行われるアニバーサリーGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーのビタントニオ・リウッツィ氏(38歳:イタリア)を指名した。
同氏がスチュワードを務めるのは昨年のイギリスGP以来、2度目ということになる。

世界カート選手権を制したリウッツィ氏はその後ジュニア・フォーミュラを経て2005年にレッドブル・レーシングからF1デビュー。
トロ・ロッソやフォース・インディア、HRTと渡り、2011年にF1から引退、FIAのフォーミュラEでスチュワードなどを務めた。
さらにスーパーGTに参戦するなど日本にも関係が深いドライバーだった。

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シルバーストーンの週末、3日間共に雨の心配はなし

Silverstone Circuit (C)Pirelli Motorsport
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先週に引き続き、シルバーストーン・サーキットで行われる2020年F1第5戦70thアニバーサリーGPの舞台地であるノーサンプトンシャー地方の天候について、地元気象台はフリー走行の金曜日、公式予選が行われる土曜日、決勝レースが行われる日曜日共に晴れ時々曇りで、いずれも今のところ雨の心配はないとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
8月07日(金) フリー走行 晴れ時々曇り 22- 34度 10%
8月08日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 22- 32度 40%
8月09日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 22- 30度 30%

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2020/08/06

マクラーレン、ディ・レスタをリザーブドライバーに指名

Paul Di Resta (C)Ex. Force India F1
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マクラーレン・チームは、今週行われる70thアニバーサリーGPで元フォース・インディア・チーム等のF1ドライバーであるポール・ディ・レスタ(34歳:イギリス)をリザーブドライバーとして指名、すでに英国内のファクトリーでシート合わせを済ませたことを明らかにした。
これによりディ・レスタは、レースドライバーであるカルロス・サインツまたはランド・ノリスにレース出場への支障が起きた場合、代役として2017年以来となるグランプリ出走をホームで果たすことになる。

同チームでは本来、メルセデスAMGチームとの間でストッフェル・バンドーン&エステバン・グティエレスら2名をリザーブドライバーとして共有しているが、関係者によればバンドーンはフル参戦しているフォーミュラEと今週スケジュールがバッティング、またグティエレスのほうはそもそも今年スーパーライセンスが失効していると指摘されている。

ディ・レスタは今週もイギリスのスポーツ・チャンネル『スカイスポーツ』で解説者としての仕事をするが、万一の招集に備えヘルメットなどの携行は忘れていない筈だ。

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アルファロメオ、フリーで再びクビサを起用

Robert Kubica (C)Alfaromeo Racing
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アルファロメオ・レーシングは、今週行われる70thアニバーサリーGPのフリー走行1回目セッションに、同チームのリザーブドライバーであるロバート・クビサ(35歳:ポーランド)を起用することを明らかにした。
クビサがステアリングを握るのはアントニオ・ジョビナッツィのマシンになる予定で、キミ・ライコネンとのベテラン・コンビということになる。

同チームのクビサの起用はシュタイヤーマルクGP、ハンガリーGPのそれぞれフリー走行1回目に続いて、早くも今シーズン3回目ということになる。

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ポルトガルGP開催地、コース全面再舗装へ

Algarve Circuit (C)Ferrari S.p.A
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今年、ポルトガルでは1996年のエストリル・サーキット以来となるポルトガルGPが復活するが、その開催地となるアルガルベ・サーキットではこれに合わせコース全面再舗装する方針であることを明らかにした。

同サーキットは2008年にポルトガル南部のポルティマオに新設された国際サーキット。
15のコーナーを持つ一周4.684キロのコースはオフのテストで使われたことはあるものの、グランプリ開催の実績はまだない。

FIA(国際自動車連盟)のF1レーシング・ディレクターであるマイケル・マシ氏は、再舗装が完了した後の9月に再度コース視察を行うとの予定を示している。

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2020/08/05

『ロマーニャGP』の2日間日程が公式発表

Imola Circuit (C)RedBull Racing
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今年イタリアのイモラ・サーキットを舞台に『ロマーニャGP』の名称で開催されるイベントについて、主催者はこれまで示唆していた通り、2日間の日程で行われることを確認した。

それによれば通常2回のフリー走行セッションが行われる金曜日のスケジュールがいずれもなくなり、土曜日午前に1時間半のフリー走行が1回だけ。
土曜日午後の公式予選、並びに日曜日午後の決勝レースの予定は通常と変わらない。

イモラは以前、サンマリノGPとして開催実績があるとはいえ、最後が2006年ということで、関係者にとって事実上の初開催、マシン、ドライバー共に短時間での適応が試される。
なお、F1が将来的に目指しているとされる週末2日間の日程という意味でも重要な試験的意味合いを持つことになる。

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「想定以上の使用でタイヤに負荷」と、ピレリ分析

F1 Safetycar (C)Mercedes Motorsport
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ピレリタイヤは、イギリスGP決勝レース終盤、立て続けに起きた一連のタイヤトラブルの原因について調査、その結果を次のように明らかにした。

それによれば今回レース前半にセーフティカーが出たことにより、各チームともに事前の計画よりも早い時期にタイヤ交換を行ったという。
これが結果的に2セット目のタイヤを長く使うこととなり、想定以上のタイヤの摩耗を促進し、スローパンクチャーやバーストを誘発したとのこと。

シルバーストーン・サーキットでは今週も『70thアニバーサリーGP』の名称で連戦が行われることになっていて、ピレリでは設定空気圧を高めるなどの緊急対策を講じるとしている。

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『ピンク・メルセデス』の命運、5日(水)に

Racing Point 『RP20』 (C)Racing Point F1
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FIA(国際自動車連盟)は、今年のパドックで他チームから『ピンク・メルセデス』と揶揄されているレーシング・ポイント・チームの2020年型マシン『RP20』について、今週の5日(水)にあらためて合法かどうかの審査を行う構えという。

この問題についてはこれまでも審議の対象とされているが、現在に至るまではレギュレーション違反とはされていない。
しかしイギリスGPを受けての週末に再びルノー・チームから異議申し立てが行われたため開かれるもののようだ。
今回の焦点は、フロントのブレーキダクト内部の構造にあるのではないかと言われている。
ただ結論が出るまでには1週間程度掛かる見通しという。

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2020/08/04

ホーナー代表(レッドブル)、「実力に見合ったリザルト」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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イギリスGP決勝レースを2位表彰台という結果で終えたレッドブル・レーシングだが、レース最後にフェルスタッペンがタイヤ交換のためピットインしていなければ優勝できていた、との指摘が周囲から聞かれている。
これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「今のウチの実力を考えれば見合った結果」と、再び説明した。

「タイヤ交換のためピットインを指示したのは、後続とのギャップを広げていたフェルスタッペンにファステストラップ・ポイントを取らせるためだったが、結果的にこれが功を奏してわれわれは状態の良いタイヤでレースを終えることができたことになる。
もしもそのまま走り続けていたら、こっちがトラブルに見舞われたかも知れないじゃないか。
それを考えたら2位は上出来。
今のウチの実力に見合った戦果だよ」

今回の予選で、メルセデスAMG勢との実力差を見せつけられた形になったのは確かだ。

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トラブル続出のピレリ、デブリ(破片)の可能性示唆

F1 Safetycar (C)Mercedes Motorsport
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イギリスGP決勝レース終盤、立て続けに起きた一連のタイヤトラブルの原因について、ピレリタイヤはすべの可能性について排除することなく調査することを明言した。

これは、レースもあとわずか数周になった最終盤、ボタス(メルセデス)、サインツ(マクラーレン)、そしてハミルトン(メルセデス)と相次いでタイヤがトラブルに見舞われたもの。
とりわけレースリーダーだったハミルトンのトラブルについては直接レース結果を左右しかねないものだっただけに多くの注目を集めた。
これについてピレリタイヤの担当者は上記のように憶測を交えない方針を示したものの、非公式にはある仮説の可能性を示唆している。
それは、タイヤトラブルが続発した直前に、ライコネン(アルファロメオ)がコースアウト・クラッシュして大量のデブリ(破片)がコース上に蒔かれたことだ。

当然のことながらコースはマシャルの手により清掃されたが一部の破片を他のマシンが拾った可能性は否めず、これが多くのタイヤトラブルの原因になったかも知れない。
折りしもシルバーストーン・サーキットでは今週も連続でレース開催が予定されていることから究明が急がれている。

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ヒュルケンバーグ(R.ポイント)のトラブルはクラッチのボルト

Nico Hulkenberg (C)Pirelli Motorsport
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正規ドライバーであるセルジオ・ペレスの新型コロナウイルス陽性反応により、急きょ代役に抜擢された前ルノーのニコ・ヒュルケンバーグ(32歳:ドイツ)だったが、期待された決勝レースではエンジンが始動できないというトラブルによりグリッドにすら着くことなくリタイヤという不完全燃焼でイギリスGPを終えた。

同チームのオットマー・サフナウアー代表が説明したところによれば、クラッチハウジング内部のボルトが折れて引っ掛かったためにエンジンが始動できなくなったものとのこと。
部品そのものに問題があったのか、または規定トルクを外れるなど作業上の問題だったかは今後究明にあたるという。
いずれにせよ、これらコンポーネンツはメルセデス・モータースポーツから供給されたパッケージの一部ということで、ここまで功を奏した大活躍の裏返しという皮肉な結末のようだ。

なおヒュルケンバーグは引き続き今週末の『70thアニバーサリーGP』にも同チームから出走の予定になっている。

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2020/08/03

ハミルトン、1ストップ戦略でドラマティックなレースを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorspotrs
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2020 イギリスグランプリ 決勝
2020年8月2日、シルバーストン

キーポイント
• メルセデスのルイス・ハミルトンが1ストップ戦略でレースを席巻しました。ハミルトンは、セーフティーカー導入周回中の13周目にミディアムからハードへ交換しました。ファイナルラップで左フロントタイヤのパンクに見舞われたものの、ハミルトンはトップでフィニッシュしました。パンクの原因については、現在調査が進められています。
• ハミルトンのチームメイトのバルテリ・ボッタスとマクラーレンのカルロス・サインツも終了間際にパンクに見舞われました。
• レッドブルのマックス・フェルスタッペンが2位でフィニッシュしました。フェルスタッペンは、レース終盤、ファステストラップポイントを狙ってソフトへ交換する2回目のピットストップを行いました。
• 異常な暑さだった金曜日の後、土日は気温が下がり、路面温度は40℃前後でした。
• ハースのロマン・グロージャンのみが、セーフティーカー導入周回中にピットストップを行いませんでした。トラックポジションを上げるためにミディアムタイヤで走行を続けたグロージャンは、36周を走行後、ハードへ交換しました。
各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C1: ほぼ全ドライバーがファイナルスティントでハードを使用しました。レーシングポイントのニコ・ヒュルケンベルグは、ハードを装着してスタートする予定でしたが、マシントラブルによって出走できませんでした。
• ミディアム C2: ミディアムを装着してスタートしたトップ4グリッド中の3名が表彰台を獲得しました。
• ソフト C3: 5名のドライバーのみがソフトでスタートしました。また、フェルスタッペンとボッタスがファイナルスティントをソフトで走行しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「レースのラスト2周において、メルセデスの2台およびマクラーレンのカルロス・サインツのマシンで発生したタイヤの問題については調査を進めています。一つ確かなことは、問題が発生したタイヤは、セーフティーカー導入周回を含みながらも40周近くを走行し、かなり消耗していたということです。セーフティーカーがレースに影響を及ぼしました。2回目のセーフティーカー導入がほぼ全ドライバーにピットストップを促し、長い第2スティントへと繋がりました。完全な分析後、問題の原因を突き止め、来週末に役立てたいと思います」

ピレリジャパンプレスリリース

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レッドブル代表、「ウチがパンクしてもおかしくなかった」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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イギリスGP決勝レースで起きた最終ラップでの出来事は、メルセデスAMGチームに限らず起きた可能性があったようだ。
これはレース後レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が英スポーツ・チャンネル『スカイスポーツ』に語ったもので、同じことはフェルスタッペンのマシンに起きてもおかしくはなかったとのこと。

当時、優勝したハミルトン(メルセデス)に続き2位を走っていたフェルスタッペンは、このレースのファステストラップを記録すべくファイナルラップを目前にタイヤ交換を行った。
レース後、交換したタイヤをチェックしたところ、こちらにも裂傷部分がみられ、いつパンクしてもおかしくない状態だったという。
このレースではレース最終盤にボタス(メルセデス)やサインツ(マクラーレン)らもタイヤトラブルに見舞われていて、フェルスタッペンに起きてもおかしくなかったということになる。

「結果的にタイヤ交換を決めたわれわれの判断は正しかったことになる」と、同代表は胸をなで下ろした。

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ホンダ系チーム、決勝レースコメント(8/02)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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第4戦イギリスGPの決勝レースがシルバーストーン・サーキットで開催され、Aston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンが2戦連続の2位表彰台でフィニッシュしました。
さらに、Scuderia AlphaTauri Hondaのピエール・ガスリーが7位、アレクサンダー・アルボンが8位に入賞し、Hondaパワーユニット勢は3台がポイント獲得を果たしました。

レースは、オープニングラップの最終コーナーで、アルボンとケビン・マグヌッセン(ハース)が接触し、早くもセーフティカー導入となります。
アルボンは、このセーフティカー走行が明けた直後の7周目にピットインし、ハードタイヤに交換。ここからロングスティントを目指す戦略を採りますが、接触によって5秒加算のタイムペナルティーを科されます。

2台のScuderia AlphaTauriは、ポイント圏内が目前となる位置で走行し、ダニール・クビアトはアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)をオーバーテイク。
ガスリーが11番手、クビアトが12番手となって追い上げを目指します。
しかし、その直後の11周目にクビアトがクラッシュ。
高速コーナーのマゴッツ(ターン10)からベケッツ(ターン13)にかけてのセクションでマシンのコントロールを突然失いましたが、幸いにもケガはありませんでした。
クラッシュの原因についてはレース後に調査が行われています。

これによって再びセーフティカーが導入されると、このタイミングで各車はピットへ入り、ハードタイヤに交換。
ここからチェッカーフラッグまで走りきる戦略に切り替えました。
先にタイヤ交換を済ませていたアルボンは、30周目に2度目のピットインを行い、ミディアムタイヤに交換するとともにタイムペナルティーを消化します。

11番手を走行していたガスリーは、レース終盤にかけて追い上げを見せます。
フェラーリのセバスチャン・ベッテルの背後につけると、ターン15のストウで外側からオーバーテイクに成功すると、その後のターン1でランス・ストロール(レーシングポイント)もパスして、9番手までポジションを上げます。

その後方にいたアルボンも、ベッテルとストロールをかわして10番手に。
また、フェルスタッペンは後ろを大きく引き離し、3番手を盤石なものとして最後の3周に入ります。

そのとき、フェルスタッペンの前方を走行していたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が、タイヤにパンクを喫してスローダウン。
フェルスタッペンが2番手の座を手に入れると、後方との差も十分だったことから、チームはピットインさせてソフトタイヤに交換し、ファステストラップを目指すとともにタイヤを万全な状態にします。

こうしてファイナルラップに入った瞬間、首位を行くルイス・ハミルトン(メルセデス)にもパンクが発生してスローダウン。
約30秒差で2番手につけていたフェルスタッペンは、ファステストラップをマークしながらその差を詰めましたが、捉える一歩手前でチェッカーフラッグとなり、2位でフィニッシュしました。

また、カルロス・サインツ(マクラーレン)も同様にパンクが発生し、ガスリーとアルボンがポジションアップ。
一度は後方でのレースを強いられた2人でしたが、見事な追い上げで、それぞれ7位、8位でのフィニッシュを果たしました

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(決勝 2位)

「勝利の可能性があったのだから、ソフトタイヤに履き替えるためにピットインすべきではなかったと言われるのは分かります。
後からこういうことを言うのは簡単ですが、僕は全く後悔していませんし、ファステストラップを狙ってピットストップを行ったのは正しい決断だったと信じています。
僕にもパンクの可能性はありましたし、現代のF1でこのようなことが起こるのは非常に稀ですから、僕らの行動は正しかったと思います。

今日メルセデスが勝利を手にしたのは僕らより速かったからですし、ルイス(ハミルトン)がラッキーだったという人もいますが、首位を走行中にパンクを喫するのは不運ですし、ボッタスも同様です。
3位が最大の結果かと思われたレースで2位ということに満足していますし、ポイントも稼ぐことができました。
メルセデスには一周あたり0.4~0.5秒離されていましたが、後方のマシンに対しては1秒ほど速いペースだったので、孤独なレースでした。
エンジニアに無線で水分補給を忘れないように伝える余裕があったほどです(笑)。
ほかにできるのは羊を数えることくらいでした。
来週はタイヤ選択が戦略に影響を及ぼすので、かなり違った展開になると思います。
メルセデスとの差は冷静に捉えていますが、今日の僕らのように、プッシュし続けていきます」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(決勝 8位)

「8位は望んだ結果ではありませんが、マシンにダメージを受けて、さらにペナルティーも科されてのものです。
ケビン(マグヌッセン)とのインシデントは、50/50だと思います。
彼がミスをしてスペースを開けたので、僕はオーバーテイクを試みました。
彼が僕のことを見ておらず、スペースを閉めてきたのに気付き後ろに下がろうとしましたが、接触してしまいました。
コーナーの進入スピードの差が大きく、避けられませんでした。

今週末は課題が多かったのですが、ベストを尽くしましたし、レースペースは十分あったので巻き返すことができました。
シルバーストーンは大好きなサーキットなので、来週またここでレースがあるのはうれしいですし、今週学んだことをフリー走行から活用していけると思います」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(決勝 リタイヤ)

「わずかな時間で終わってしまいましたが、今日はとても強いレースができたと思います。
スタートはよく、ペースはかなりよかったので、いくつもオーバーテイクをして追い上げていくことができました。
いい結果が出せると思っていたところ、突然ターン10でマシンのリアを失いました。
普段から、まずは自分に責任があると考えるので、原因は自分だと思いましたが、映像を見返すと僕のコントロールが及ばない範囲で何かが起こっているように見えたので、データをすべてチェックして何が問題だったのかを理解する必要があります。
今日はポイントが獲得できるはずだったので残念ですが、また来週トライしていきます」

【ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)】(決勝 7位)

「今日の7位は、僕らにとって素晴らしい結果です!
力強いレースができて、僕にとってはベストレースの一つと言えるかもしれません。
この結果は予想以上で、ポイント獲得の可能性はあると思っていましたが、最初のセーフティカーのタイミングが不利に働いたことで、厳しい展開になりそうでした。
その時点では12番手で、集団の中でバトルをしていました。
タフな戦いでしたが楽しむことができて、ベッテル、ストロール、ジョビナッツィと素晴らしいバトルを繰り広げました。
セバスチャンに近づくのに苦戦しましたが、一撃でパスしなければならないと覚悟していました。
フェラーリをアウトサイドからオーバーテイクするなんて、なかなかないので、心から楽しみました!
マシンの感触はよく、どこを改善すべきかも分かっているので、次戦ではさらなる前進ができることを願っています」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のイギリスGP決勝ではAston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が安定した走りを見せ、2位でフィニッシュし、3戦連続となる表彰台を獲得しました。]ライバルがトラブルを抱えたレース最終周にはトップに詰め寄るエキサイティングな展開となりました。]最終的には2位で終わりましたが、高速サーキットでこの成績を得られたことは前向きにとらえています。

7位に入賞したScuderia AlphaTauriのガスリー選手も素晴らしいオーバーテイクを見せて、ポイント獲得を果たしました。

序盤の接触により苦しい展開になったRed Bull Racingのアルボン選手は、チームのタイヤ戦略が功を奏し、終盤に素晴らしいペースでいくつものオーバーテイクを見せました。
他車のトラブルに助けられたところもありますが、ポイントを獲得できたことはよかったと思います。

Scuderia AlphaTauriのクビアト選手は、トラブルにより突然マシンのコントロールを失いクラッシュを喫し、唯一のリタイアとなりました。
いいペースを見せていただけに非常に残念です。

セーフティカーの導入や終盤のタイヤトラブルなど、波乱含みの展開ではありましたが、昨日の予選結果を大きく挽回して3台が入賞できたことは、この先のシーズンに向けてポジティブな結果だったと思っています。
来週はまた同じサーキットでのレースになりますので、今週得られたデータを分析し、さらなるパフォーマンス向上を目指して準備を進めます」

提供:本田技研工業(株)

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ハミルトン、「タイヤ・トラブル予想もしなかった」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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イギリスGP決勝レースで、深刻なタイヤトラブルに見舞われながら、なんとか逃げ切ったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンは、「予想もしなかった」と波乱のレースを振り返った。

「今回のレースでは最後の周まで順調だったんだ。
だからまさか最後にあんなことに見舞われるなんてコクピットからは思いもしなかったよ。
最後のラップで、突然左のフロントタイヤが落ちてしまったんだ。
ボタスがタイヤトラブルに見舞われたのは知っていたけれど、まさか自分もなんて。
ブレーキを掛けるとタイヤごと外れてしまうんじゃないかとゴールするまでヒヤヒヤだったよ。
ほんとうに祈る気持ちでチェッカーフラッグを受けたんだ」

2位のフェルスタッペン(レッドブル)がファステストラップ狙いのタイヤ交換をしていなければ勝利を失う、まさに緊張の場面だった。

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2020/08/02

イギリスGPはハミルトン(メルセデス)が辛勝

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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8月2日(日)14時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第4戦イギリスGPの決勝レースがシルバーストーン・サーキットを舞台に行われた。
スタート時の天候は曇り、気温は27度、路面温度42度、路面はドライコンディションで決勝レース中に雨が降る心配はないとみられる。

今回ペレスの代役出走となったヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)がハイドロ(?)トラブルでガレージから出られず、結局スターティンググリッドに着くことができなかった。
多くはミディアムタイヤでのスタート。
オープニングラップ、最終コーナーでアルボン(レッドブル)とマグヌッセン(ハース)が接触、マグヌッセン(ハース)はクラッシュしてリタイヤ、セッションはイエローコーション/セーフティカーに。

6周目にレース再開。
アルボンはタイヤにダメージか緊急ピットイン、ハードタイヤに交換。
13周目、クビアト(アルファタウリ)が突然コントロールを失いクラッシュして再びイエローコーション/セーフティカーとなり、各車ピットに入ってタイヤ交換。
今度は20周目にレース再開。
アルボンがマグヌッセンとの事故の責任を問われ5秒のタイム・ペナルティを通告される。
グロージャン(ハース)が上位を走るがこのクルマだけまだタイヤ交換の義務を果たしていない。
あと2周というところでボタス(メルセデス)がタイヤバーストでスローダウン、フェルスタッペンが2位にアップする。
直後にフェルスタッペンはファステストラップ狙いのタイヤ交換でピットイン。
最終周、サインツ、ハミルトンらが相次いでタイヤトラブル。
ハミルトンはあわやバーストの直前になんとかチェッカーフラッグを受ける。

優勝はハミルトン(メルセデス)で今季シュタイヤーマルクGPから3連勝、自身通算87回目の勝利。
2位フェルスタッペン(レッドブル)でファステストラップも記録した。
3位ルクレール(フェラーリ)、4位リカルド(ルノー)、5位ノリス(マクラーレン)、6位オコン(ルノー)、7位ガスリー(アルファタウリ)、8位アルボン(レッドブル)、9位ストロール(レーシング・ポイント)、10位ベッテル(フェラーリ)までが入賞。
以下11位ボタス(メルセデス)、12位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、13位サインツ(マクラーレン)、14位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、15位ラティフィ(ウィリアムズ)、16位グロージャン(ハース)、17位ライコネン(アルファロメオ)までが完走。
リタイヤはクビアト(アルファタウリ)、マグヌッセン(ハース)、そしてスタートできなかったヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)の3台だった。

第5戦70thアニバーサリーGP決勝レースは引き続き次週8月9(日)15時10分(日本時間:22時10分)から同じくシルバーストーン・サーキットを舞台に全52周で行われる。

イギリスGP決勝レースの結果はこちら
イギリスGPの画像はこちら

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イギリスGPスターティンググリッド(修正版)

Start Signal (C)Mercedes Motorsports
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イギリスGPのレーススチュワード(競技委員)は、次のように修正されたスターティンググリッドを発表した。
それによれば、予選14位のダニール・クビアト(アルファタウリ)が規定数以上のギヤボックス交換で、また予選15位のジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)がイエローコーション時の減速違反でそれぞれ5グリッド降格のペナルティを科せられ19-20番手に下がったもの。

【修正スターティンググリッド】

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ボタス(メルセデス)
3. フェルスタッペン(レッドブル)
4. ルクレール(フェラーリ)
5. ノリス(マクラーレン)
6. ストロール(レーシング・ポイント)
7. サインツ(マクラーレン)
8. リカルド(ルノー)
9. オコン(ルノー)
10. ベッテル(フェラーリ)
11. ガスリー(アルファタウリ)
12. アルボン(レッドブル)
13. ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)
14. マグヌッセン(ハース) *
15. ジョビナッツィ(アルファロメオ) *
16. ライコネン(アルファロメオ) *
17. グロージャン(ハース) *
18. ラティフィ(ウィリアムズ) *
19. クビアト(アルファタウリ) *
20. ラッセル(ウィリアムズ) *

* 印は変更のあったドライバー

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ペレス陽性は私的行動が原因もチームは擁護

Sergio Perez (C)Racing Point
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今回のイギリスGPを新型コロナウイルス検査の陽性反応により欠場を余儀なくされたレーシング・ポイントのセルジオ・ペレス(29歳:メキシコ)だが、その感染は一時帰国という私的行動が原因だったことがわかった。

それによればペレスは第3戦のハンガリーGP終了後、チームから離れて母国メキシコに帰国、その際に感染したとみられている。
この帰国は最近事故に遭ったとされる母親の見舞いのためだったとのことだ。
この時期にヨーロッパ地域からアメリカ大陸への移動には感染リスクがあったのは事実で、FIA(国際自動車連盟)が示した行動規範に反していたことも事実だが、同チームのオットマー・サフナウアーは次のように語っている。

「ペレスが感染してしまったという現実は残念に思うが、しかし彼はチームとの契約に反した行動を取った訳ではない。
チームのために走るという仕事は完璧にこなしていたし、プライベートで家族と会ってはいけないという契約条項もなかったのだから」と擁護。

さらにペレスは帰国するにあたってチームと事前に連絡を取り、民間の便を使わずプライベート機を利用するなど感染防止に万全の措置を採っていたというが、代償は大きいものになった。

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ホンダ系チーム、公式予選コメント(8/01)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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ston Martin Red Bull RacingとScuderia AlphaTauri Hondaにとって難しい予選となった中で、マックス・フェルスタッペンは力強い走りをみせ明日の決勝を3番手からスタートします。

予選Q1は4台すべてが確実な走りをみせましたが、セクター2では風が選手を苦しめました。
Q2でハミルトン(メルセデス)がスピンし、レッドフラッグとなり走行が中断。

走行が再開されると、Q2残り約5分で各車が熾烈なタイムアタックを行い、Honda PUを搭載した3台はQ3進出を逃しました。
ピエール・ガスリーは10番手のストロール(レーシング・ポイント)と同タイムでしたが、タイムを記録した順番が遅かったガスリーが11番手となりました。

アレクサンダー・アルボンはFP3の開始直前にデータの不具合を検知しバッテリー交換を行ったため、FP3の最初の45分間は走行できませんでした。
午前に十分な走行を行えず、予選Q2では0.044秒差で12番手となり、Q3進出を逃しました。
ダニール・クビアトは0.2秒遅れた14番手でしたが、ギアボックス交換のペナルティーで決勝は19番グリッドからスタートします。
Q3進出を逃した3台は、明日の決勝スタートで自由にタイヤを選択できます。

フェルスタッペンは予選Q3のほとんどを3番手で走り、明日の決勝を2台のメルセデスのすぐ後ろからスタートします。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選3位)

「全体的に見て、マシンの力を出し切っていい予選ができたと思います。
予選Q3の最終ラップでは特にいいタイムで走れましたが、メルセデスは前戦までと同様に、非常に速かったです。
3番手の結果に満足していますし、明日はクリーンスタートを決めて彼らにプレッシャーを掛けたいです。
F1マシンは風に弱いので、このサーキットでは風が勝負の行方を左右します。
昨日は低速コーナーに苦しみましたが、それも改善しつつあります。
セッティングの方向性は固まったと思いますし、今日は楽しくドライビングできました。
やるべきことはやっているので、明日は走るだけです。表彰台のできるだけ上でフィニッシュしたいと思います」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(予選12位)

「今日よりも昨日のほうがいい走りができましたが、明日の決勝が重要です。
FP3であまり走行ができなかったので、予選でスピードを掴むのに苦労しました。
風向きが頻繁に変わり、それに対応したセッティングも必要なので、簡単ではありませんでした。
予選Q2はとても拮抗していて、少しのタイム差が大きなグリッド順の違いになりました。
明日のスタートは自由なタイヤ選択ができますし、それを活かしてポイントを獲得できるよう気持ちを入れ替えて走ります」

【ダニール・クビアト(アルファタウリ)】(予選14位)

「いいラップタイムが出せていたので満足しています。
セッティングを変えて、マシンのフィーリングがよくなりました。
いくつかのコーナーでは改善できてよかったのですが、ストレートだけはピエール(ガスリー)と比べてまだ少しタイムが落ちています。
明日はペナルティーで5グリッド降格してのスタートなので簡単ではありませんが、感触は悪くありません。
ポイント獲得を目標に、できるだけプッシュします」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(予選11位)

「予選の走りには満足しています。
レーシング・ポイントと同等のタイムを出し、Q3に進めるだけの走りができていましたので、チームとしてもいい仕事ができたと思います。
明日の決勝は11番グリッドからのスタートなので、タイヤを自由に選択できますし、いい結果が出せると思っています。
昨日よりも前進できていますし、明日は10位以内に入ってポイントを獲得したいです」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のイギリスグランプリ予選は、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手が唯一Q3に進出しましたが、他の3台はQ2敗退と、われわれにとっては厳しい結果となりました。

フェルスタッペン選手は、メルセデスの2台に続いての3番手からのスタートとなりますので、明日のレースでのよい戦いを期待したいと思います。
11番手となったScuderia AlphaTauri Hondaのガスリー選手は、Q2で10番手のストロール選手と同タイムながら、出走順で順位が決まるレギュレーションにより、惜しくもQ3進出を逃しました。

ガスリー選手および12番手に終わったAston Martin Red Bull Racingのアルボン選手は、明日のレーススタート時のタイヤを選択できますので、タイヤに厳しいこのサーキットではアドバンテージになると考えています。
両チームともにレースペースは悪くないので、4台ともに力強い走りでポジションを上げてフィニッシュできるようチームとともに準備を進めます。

なお、午前のFP3のスタート直前のエンジン始動時にアルボン選手の車にバッテリーパックの異常を確認したため、その時点でバッテリーの交換を決定しました。
地の利を活かして、ミルトンキーンズのファクトリーに戻し、すぐに解析を始めます」

提供:本田技研工業(株)

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ラッセル(ウィリアムズ)、黄旗無視でグリッド最後尾に

George Russell (C)Williams F1 拡大します ウィリアムズ・チームのジョージ・ラッセルは、1日(土)行われたイギリスGP公式予選Q1で、イエローコーションとなった際の減速が十分でなかったとして当該ラップのタイムが取り消されると共に5グリッド降格のペナルティを科せられた。
今回の予選で15番手だったラッセルはこれにより最後尾の20番グリッドへ降格となった。

 

コンストラクターズとしては今年も最下位に位置する同チームにあって一人Q2進出など気を吐くラッセルだが、そのイエローコーションの原因を作ったのがチームメイトであるニコラス・ラティフィだったとあって皮肉な結果に苦笑するしかなかった。

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2020/08/01

イギリスGP予選、ハミルトンが91回目のポール獲得

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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8月1日(土)14時(日本時間:22時)からシルバーストーン・サーキットクを舞台に2020年F1第4戦イギリスGPの公式予選が始められた。
18分間で争われるQ1では全20台中、下位の5台がノックアウト、15台によるQ2でも下位の5台がノックアウト、そして10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。

その10台で争われたQ3は、全車ソフトタイヤでのタイムアタック。
最初のアタックでハミルトンがボタスを初めて上回ってみせた。
2度目のアタックでも順位は変わらず、ハミルトンがこれで3戦連続で今年3回目、自身通算91回目となるポールポジションを獲得してみせた。
2番手0.313秒差で僚友ボタス、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ルクレール(フェラーリ)、5番手ノリス(マクラーレン)、6番手ストロール(レーシング・ポイント)、7番手サインツ(マクラーレン)、8番手リカルド(ルノー)、9番手オコン(ルノー)、そしてベッテル(フェラーリ)が10番手。
ストロールとベッテルは小さなミスをしてタイムを伸ばせなかった。
イギリスGP決勝レースは2日(日)14時10分(日本時間:22時10分)から全52周で行われる。

イギリスGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、奮闘のヒュルケンバーグ力尽く

引き続きイギリスGP予選は15分間のQ2が行われた。 ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。 1回目の走行で珍しくハミルトンがスピン、コース上に蒔かれた小砂利清掃のためセッションはいったん赤旗中断とされた。 この時点でまだリカルド(ルノー)、ガスリー(アルファタウリ)、クビアト(アルファタウリ)の3人はタイムを記録していない。 残り約9分のところでセッション再開。 後半のアタックを終え、トップはミディアムタイヤのボタス(メルセデス)で変わらず。 2番手も同じくハミルトン(メルセデス)。 以下、フェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(マクラーレン)、ルクレール(フェラーリ)、オコン(ルノー)、リカルド(ルノー)、ノリス(マクラーレン)、ベッテル(フェラーリ)、ストロール(レーシング・ポイント)までがQ3進出。 ここでの敗退はストロールと同タイムだったガスリー(アルファタウリ)、アルボン(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、クビアト(アルファタウリ)、そしてラッセル(ウィリアムズ)の5台となった。

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予選Q1、ボタス(メルセデス)がトップタイム

8月1日(土)14時(日本時間:22時)からシルバーストーン・サーキットを舞台に2020年F1第4戦イギリスGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で行われるここでは全20台中、下位5台がノックアウトとなる。
天候は曇り、セッション開始時の気温は22度、路面温度は40度、雲はかなり厚いが路面はドライコンディションとなっている。
なおクビアト(アルファタウリ)がギヤボックス交換ということで5グリッド降格が伝えられている。

最後のアタックでラティフィ(ウィリアムズ)がスピン、コースアウトしてイエローコーションになる場面が。
ここでトップタイムを記録したのはボタス(メルセデス)で1'25.801。以下、ハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ストロール(レーシング・ポイント)、ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、ガスリー(アルファタウリ)、オコン(ルノー)、ベッテル(フェラーリ)、ルクレール(フェラーリ)、アルボン(レッドブル)、リカルド(ルノー)、サインツ(マクラーレン)、ラッセル(ウィリアムズ)、クビアト(アルファタウリ)、そしてノリス(マクラーレン)の順。

ここでの敗退はマグヌッセン(ハース)、ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ライコネン(アルファロメオ)、グロージャン(ハース)、そしてラティフィ(ウィリアムズ)の5台となった。

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英GPフリー3回目、ボタス(メルセデス)が最速タイム

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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8月1日(土)11時(日本時間:19時)から引き続きノーサンプトンシャー地方にあるシルバーストーン・サーキットを舞台に2020年F1第4戦イギリスGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は19度、路面温度30度、コースはドライコンディションとなっている。

ノリス(マクラーレン)を先頭にコースインが始まったが、静かな出だし。
ただメルセデスAMG勢が上位タイムを記録する中、アルボン(レッドブル)のマシンがまだガレージで作業中なのが気に掛かる光景。
このセッションでトップとなったのはボタス(メルセデス)で1'25.873を記録。
2番手にハミルトン(メルセデス)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ストロール(レーシング・ポイント)、5番手サインツ(マクラーレン)、6番手ルクレール(フェラーリ)、7番手ノリス(マクラーレン)、8番手リカルド(ルノー)、9番手ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、10番手がガスリー(アルファタウリ)の順。
クビアト(アルファタウリ)は11番手、残り約15分でコースインできたアルボン(レッドブル)は13番手だった。
このあと14時(日本時間:22時)から公式予選が行われる予定となっている。

イギリスGPフリー走行3回目の結果はこちら
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「信じられない24時間」とヒュルケンバーグ(R.ポイント)

Nico Hulkenberg (C)Pirelli Motorsport
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わずか一日で再びF1ドライバーの座を取り戻した前ルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグは、「予想もしなかった24時間だった」と、本人曰わく『クレイジーな体験』を振り返った。

「昨日の夕方には僕はまだドイツの自宅にいたんだ。
そしたらチームから電話を受け、その日のうちに飛行機に飛び乗ってチームに合流し真夜中までシート合わせをしていたよ。
でも僕はまだ今年のスーパーライセンス発給を受けていなかったので、ほんとうに乗れるまでFIA(国際自動車連盟)との掛け合いが大変だった。
幸い彼らも素晴らしい対応をしてくれて、普通じゃ考えられない迅速な処理をしてくれた。
でもまったく初めてのマシンに乗り込んで、僕が覚えたのはまだ複雑な操作の一部だけ。
8か月のブランクはとても大きいものだったと痛感させられたよ」

まだチームメイトのストロールには劣るとしても、ヒュルケンバーグは午前の走行では9番手、午後はさらに7番手まで順位を上げてみせた。
そして今日(土曜日)は注目の公式予選が行われる。

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ホンダ系チーム、フリー走行コメント(7/31)

Silverstone Circuit (C)Pirelli Motorsport
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イギリスGPのレースウイーク初日は厳しい暑さの中始まり、FP1でAston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークする好スタートを切りました。

FP1は気温が34℃に達する中で行われ、フェルスタッペンは1’27.422と後続におよそ0.5秒差のトップタイム。
チームメートのアレクサンダー・アルボンは、前戦のハンガリーからアップデートした新しいコンポーネントに苦戦しながらも、トップ4入りを果たしました。

Scuderia AlphaTauri Hondaのダニール・クビアトは10番手につけ、そのわずか0.041秒差でピエール・ガスリーが11番手と続きました。

FP2はさらに気温が上がる中で行われ、アルボンがトップとわずか0.1秒以内の差で2番手を走行しました。
しかし、セッション中盤に差し掛かったとき、アルボンは高速コーナーでコースアウト。
コースバリアにクラッシュして走行を終えることを与儀なくされました。
幸いアルボンにケガはなく、メディカルセンターからも無事に帰ってくることができました。

このアルボンのクラッシュにより赤旗中断となり、何人かのドライバーたちはこのFP2で燃料タンクが軽い状態でのタイムアタックを行うことができませんでした。
タイムアタックができたガスリーは8番手タイム。
一方でロングランにフォーカスを置いたフェルスタッペンとクビアトはそれぞれ14番手、15番手でセッションを終えました。

このレースウイークは徐々に気温が下がる予報ですが、今日得たデータを活用し、明日以降のセッションに臨みます。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(1-14番手)

「FP2でアタックラップ中にブロックされてしまい、思うようなアタックができずに終わってしまいました。
しかし今日は悪くない初日になったと思います。
改善を重ねた新しいマシンパーツをテストしましたが、いい方向に作用しているようなので安心しています。
もちろんまだ多くの改善点は残されていますし、レースウイークの金曜日は他のチームが何をしているのかは分かりません。
マシンにいい手応えは感じていますが、引き続き改善に努めていきます。
ロングランでも調子はよさそうですが、このレースウイークにかけて天気が変動していきそうなので、どう状況が変わっていくかはまだ分かりません。
総合的にはポジティブな初日を迎えることができたと思います。
明日、自分たちが本当にどのポジションにいるかが分かるでしょう」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(4-2番手)

「FP2でのアクシデント以外は、今日はとてもポジティブな結果の一日になりました。
大したことはなく、僕自身も無事でした。
リアが流れてしまい、マシンを制御することができませんでした。持ち直したと思ったのですが、リアの挙動を失ってしまいました。
何が起こったのかデータを解析したいと思います。
チームとしては、大きな一歩を踏み出せた初日だったと思います。
今日はあまり期待できないと予想していたのですが、FP1を走りだしてみるとマシンの感触もよく手応えを感じることができました。
もちろんメルセデスはまだすべてのポテンシャルを見せているとは思っていませんが、僕たちのチームのマシンのほうがバランスがよさそうに見えたので、より理解できているのではないでしょうか。
明日は風や気温が今日とは大きく変わりそうなので、リセットされるような気持ちですが、今のところとてもいい方向に進んでいると思います」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(10-15番手)

「FP2の中盤、ニュータイヤでの走行中に赤旗となってしまい、十分に走ることができなかったものの、レースウイーク初日は成果を得られたと思います。
ニュータイヤでの走行をあきらめ、セッションの残りはユースドタイヤで走らなくてはならなかったのが少し残念でした。
それ以外は、予定していたテストもいくつかこなすことができましたし、マシンのバランスにも手応えを感じました。
今夜データの解析に努め、明日に向けて何を改善できるか見つけていきたいと思います」

【ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)】(11-8番手)

「シルバーストーンに今年も戻ってこれてうれしいです!
シーズン通して行われるサーキットの中でも、指折りのサーキットの1つだと思います。
多くの周回を走ることができ、予定していたテストも終えることができたので、いいスタートを切れたのではないでしょうか。
しかし、まだマシンの感触にはしっくりきていません。
今夜の作業で正しい方向に改善できれば、明日はさらにいいパフォーマンスを発揮できる自信があるので楽しみです」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のイギリスグランプリ初日には、過去3戦で得たデータをもとに、パワーユニット(PU)のマネジメントやドライバビリティの改善を行った上で臨んでいます。
外気温が30℃を超え、暑い中でのセッションになりましたが、PUとしては特に問題なく機能しています。
明日以降は気温の低下が予想されていますので、今日入手したデータを参考に気温の変化に合わせたセットアップを準備していきます。
なお、FP2でのアルボン選手のクラッシュによるPUへの影響については、今晩の作業で状態の確認を行います」

提供:本田技研工業(株)

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コロナ検査陽性のペレス、最悪3戦欠場の危機

Sergio Perez (C)Racing Point
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イギリスGP開幕を目前に、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が確認されたレーシング・ポイントのセルジオ・ペレスたが、欠場は今週末だけに留まらないようだ。

というのも現在ペレスが滞在するイギリスでは陽性だった場合の隔離期間が最低10日間とされていて、これで同じく来週シルバーストーンで行われる『70thアニバーサリーGP』も自動的に欠場。
さらに翌週スペインへの入国が許可されなかった場合、続くスペインGPへの出場も叶わず最悪3戦連続欠場ということになりかねない。

ペレスにとってタイミングが悪いことに、レーシング・ポイントは先のハンガリーGPで予選2列目を独占するなど近年にない高い戦闘力をみせつけたばかり。
今回のフリー走行でも僚友ストロール(レーシング・ポイント)がトップタイムをマークするなど絶好調。
2021年シーズンに向けてペレス自身に課せられたパフォーマンス発揮にも痛恨の支障が生じそうだ。

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英GPフリー2回目、アルボン(レッドブル)クラッシュ

Silverstone Circuit (C)Pirelli Motorsport
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7月31日(金)15時(日本時間:23時)から引き続きノーサンプトンシャー地方にあるシルバーストーン・サーキットを舞台に2020年F1第4戦イギリスGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は34度、路面温度49度まで上昇、コースはもちろんドライコンディションとなっているが、明日の公式予選、明後日の決勝レースは気温が低下するとみられることからタイヤの評価は難しそうだ。

最初の走行でトップタイムを記録したのはアルボン(レッドブル)だったが、開始約45分というところで高速のストウでクラッシュしてセッションは赤旗中断。
ドライバーは念のためメディカルチェックを受けることになった。
結局トップタイムはレーシング・ポイントのストロールで1'27.274を記録。
2番手に0.090秒差のアルボン(レッドブル)。
以下、ボタス(メルセデス)、ルクレール(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、サインツ(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(レーシング・ポイント)、ガスリー(アルファタウリ)、リカルド(ルノー)、ライコネン(アルファロメオ)の順。
フェルスタッペン(レッドブル)は14番手、クビアト(アルファタウリ)は15番手。
午前の走行をマシントラブルで走れなかったベッテル(フェラーリ)は再びトラブル(ペダル?)を訴え18番手に留まった。

イギリスGPフリー走行2回目の結果はこちら
イギリスGPの画像はこちら

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