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2020/06/17

ジャン・トッドFIA会長、ベッテルのF1残留に期待

Jean Todt (C)RedBull Racing
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FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が、今シーズン限りでのフェラーリ・チーム離脱が決まっているセバスチャン・ベッテル(32歳:ドイツ)について次のようにイタリアの日刊紙『コリエーレ・デラ・セラ』で語った。
FIA会長が特定のドライバーの去就について言及するのは異例のことだ。

「モーターレーシングというのは他のスポーツとは異なり、人間と、マシン、そしてチームワークとのコンビネーションで戦われるもの。
そのどれか一つが欠けても成り立たないスポーツなんだ。
ドライバーだけが優れていても勝つことはできない。
それはベッテルだけでなくアロンソ(マクラーレン)をみても同じことが言えよう。
勝てないフェラーリ・チームにあっては、あのミハエル・シューマッハだって同様だった、
1996年に跳ね馬チーム入りした彼がタイトルを獲得したのは2000年になってからのことだったからね。
今回のことについて私は誰も糾弾するつもりはないが、ベッテルのような才能あるドライバーがF1のステージからいなくなるのは悲しいことだ。
できれば来年以降もどこかのチームで彼の姿を見たいと思っているよ」

一方、メルセデスのルイス・ハミルトンがこのところ人権問題について行動を起こしていることについても理解を示した。

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