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2020/06/09

ピレリ、2021年まで現行タイヤ継続の構え

Pirelli 2020 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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新型コロナウイルスによる影響はF1タイヤの分野にも及んでいて、現在F1にタイヤを独占供給するピレリも開発やテストが凍結されたままの状況が続いている。
これについて同タイヤのマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは、なんと2021年まで現行のタイヤがそのまま継続される可能性を示唆した。

ピレリでは今シーズンに向けよりダウンフォースに耐えられるよう強化したタイヤを開発したが、シーズン前テストでの印象の悪さから採用を断念、この結果2020年は前年2019年仕様のものを使うことが決まっている。
また2021年から導入予定だった新レギュレーションも凍結され、マシンも2020年のものがそのままもう1年使われることとなった。
一方、F1タイヤは2022年からいよいよ念願の18インチ径タイヤが投入されるため、ピレリとしてはこちらの開発に全力を投入する構えにならざるを得ないということだ。

この結果、F1タイヤは2019年から2021年までの3年間、実質進歩がないという異例の展開になることになった。

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