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2020/05/06

石油会社の窮状もF1にマイナス材料

Petronas (C)Mercedes Motorsport
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新型コロナウイルスによるモータースポーツ界への影響はチーム活動への直接的なものだけでなく、エンジンを供給する自動車メーカーをも巻き込む心配があるが、ここに来てさらに石油会社についても懸念が広がっている。

現代のF1パワーユニットはハードだけでなく燃料や潤滑油なども一体となって設計開発が進められていて、同時に石油会社の代理戦争でもある。
しかし減産協定の決裂により原油価格が低迷してきたうえ、今回のコロナウイルス・ショックの影響で大手石油会社の経営にも深刻なダメージが広がりつつある。

この先、例えばペトロナスがF1から手を引けばメルセデスのF1参戦の足を引っ張ることになり、同社のワークス参戦撤退との噂を現実のものにする可能性が懸念される。
なお現在のF1勢力図では、他にもフェラーリはシェル、ルノーはBPカストロール、ホンダはエクソンモービルというパートナー関係が出来上がっている。

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