「謙虚な姿勢必要」と、ジャン・トッドFIA会長
Jean Todt (C)RedBull Racing
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いまモータースポーツ界を遅う前例のない危機に、FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長は「謙虚な姿勢が肝要」と訴えた。
これはFIAの機関誌『オート』で語ったもの、その中でこの元フェラーリ・チーム代表は、「現在のこの未曾有の危機は言うまでもなく新型コロナウイルスがもたらせたものだが、責任を他に委ねることがあってはならない。
世界的な景気後退の波にあって、われわれには謙虚な姿勢が求められているのだ。
この不景気で、自動車メーカーは再びコスト削減を唱えてF1から去るかも知れない。
それでもわれわれはこれを受け止める覚悟が必要なのだ」と、主張した。
これはかつて『リーマンショック』の際、トヨタやホンダ、BMWらが相次いでF1から撤退したことが念頭にあるもの。
まだ自動車メーカー撤退の具体的な兆候はないとしたものの、悪夢を自身が経験してきた者として、トッド会長は最悪の事態に備える必要を訴えた。
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