ルノーとマクラーレン、送り出しに対比みせる
Renault Team Motorhome (C)Renault Sport F1
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マクラーレン・チームはフェラーリにカルロス・サインツを、またルノー・チームはそのマクラーレンにダニエル・リカルドをそれぞれ送り出す形で結着した『ベッテル・ショック』だったが、両チームの姿勢は著しい対比をみせるものとなった。
マクラーレン・チームのアンドレアス・ザイドル代表は「これはサインツにとって大きなチャンス」として交渉を容認、決定後はチームを挙げて共にこのニュースを喜んだ。
サインツはすでに2年間の残留が確定していたとされるが、これを制限なしで解除したという。
WRC(世界ラリー選手権)の元チャンピオンでモータースポーツ界に影響力を持つ父親のカルロス・サインツ・シニアとの関係も良好のままだ。
一方、リカルドのほうは2019年の戦績がいずれにとっても期待外れだったこともあり、両者の思惑は完全にずれたものとなったようだ。
ルノー・チームはリリースでわざわざリカルドとの残留交渉が決裂していたことをリークする始末。
混乱していたことは、いまだにリカルドの後任が決まっていないことでも窺い知れる。
いまのところF1復帰を目指すフェルナンド・アロンソの返り咲きが有力とされるが、それ以前にチーム自体の存続を心配する声まで聞かれている。
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