マクラーレン・チーム代表、「リカルド優遇のつもりはない」
Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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今季で離脱が決まったサインツの後任に、ベテランのリカルド(30歳:オーストラリア)加入を正式発表したマクラーレン・チームだが、特別扱いするつもりはないことを明言した。
これは同チームのアンドレアス・ザイドル代表がイギリスのスポーツ・チャンネル『スカイスポーツ』で明らかにしたもの。
その中でこのドイツ出身の指揮官は次のように語っている。
「30歳で9シーズンもの経験があるリカルドは、まだ20歳で経験1年の若者と組むことになるが、われわれはリカルドとノリス二人の対応に差を付けるつもりはない。
つまり、二人のドライバーは互いに対等な立場ということになる。
ただこれはサインツとノリスという共に若手ドライバー二人を擁した現在のものとは意味合いが違ってくることだろう。
なにせ、リカルドは7回という優勝経験があるのだからね。
われわれはそのリカルドの経験を活かしながらも二人を同条件で競わせてチームを活性化させていくつもりだ」
折りしも1200名という大量リストラが表面化したマクラーレンで、これまでポルシェという大所帯で指揮を執ってきた同代表にとって、新たな立場での繊細な能力が問われるのは間違いないところだ。
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