「F1は規模を見直す好機」と、エマニュエル・ピロ氏
Emanuele Pirro (C)Audi Motorsport
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1990年代にベネトンやダラーラから3シーズンに渡ってF1に参戦したイタリアのエマニュエル・ピロ氏(58歳)が混乱が続く今年のF1について言及、「F1グランプリの規模を見直す良いチャンス」とフランスの『レキップ』紙で訴えた。
それによれば長年指摘されているF1のコスト削減について、「そもそもグランプリを今のように3日間掛けて行う理由はない。
週末2日間に短縮は可能だし、1000人ものスタッフも減らすことはできる筈。
また他のカテゴリーをみれば、毎年新車を造り替えなければならない理由もない。
昔のようにシャシーを他のチームに提供することだって考えていい。
今年はそれらを見直す好機なんだ」と、自らの考えを示した。
F1を引退してすでに30年近くが経つピロ氏だが、ドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)としては最多の31回を誇る豊富な経験を持つ。
幻となった今年の開幕戦オーストラリアGPでも32回目となる就任が決まっていた。
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