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2020/03/27

F1のバジェットキャップ(予算制限)さらに減額の動き

F1は2021年からの導入を予定していた大幅なレギュレーション変更について、新型コロナウイルス騒動による今シーズンの混乱を受け、2022年まで1年先送りすることを決めている。
しかしこれは技術的なもので、同時に行われる計画だった各チームの予算削減のための『バジェットキャップ』(予算制限)は予定通り2021年から導入されることになっており、その金額は1億7500万ドル(約194億円)とされている。

しかしこれについてドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』誌はある憶測を報じている。
それによればFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長とF1のチェイス・キャリー/CEOの両者は、今シーズンの散々な状態を踏まえ、この機会に更に限度を引き下げるべく画策しているというもの。

実のところ今年は各チーム共に大幅な減収を余儀なくされていて小規模なチームでは財政難からF1撤退も懸念されているところではあるが、これまでもメルセデスやフェラーリなど潤沢な資金を持つチームからの反対で減額は難航してきた経緯がある。

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