シロトキン(元ウィリアムズ)、「『DAS』の効果は限定的
Sergey Sirotkin (C)Sauber Motorsport
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メルセデスAMGチームが新型車『W11』に投入して注目を集めている『DASシステム』(デュアル・アクシス・ステアリング・システム)について、元F1ドライバーからその効果について疑問が投げ掛けられている。
これを語ったのは2018年にウィリアムズ・チームで走ったセルゲイ・シロトキン(24歳:ロシア)で、次のように母国ロシアのメディア『カンピオナ』で見解を述べたもの。
「これについては僕も研究しビデオでも見たけれど、みんなが話題にするほどこのシステムに効果はないんじゃないか。
効果の一つにフロントタイヤの冷却が挙げられているけれど、それも疑問だ。
通常、F1マシンで問題になっているのはフロントじゃなくてリヤタイヤのほうだからね。
少なくともこれがあったからレースに勝てた、なんていうレベルのものではないと思うよ。
彼らが今年このシステムを使うにしても、シーズンを通してではなく一部のサーキットに限られるんじゃないかな」
それでも他の陣営でもすでに同様のシステムの開発に迫られているとされ、コスト削減には逆行する状況だ。
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