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2020/02/27

ホンダ系チーム、バルセロナ合同テスト4日目コメント(2/26)

Alfatauri Honda 『AT01』 (C)Scuderia Alfa Tauri
拡大します
cuderia AlphaTauri Honda、Aston Martin Red Bull Racingともにプレシーズンテスト後半の初日は午前にマシンを止める時間はあったものの、全体としては順調なスタートを切りました。

午前中のインスタレーションラップ後に、両マシンにトラブルが見つかり、アレクサンダー・アルボン、ピエール・ガスリーともに長時間ガレージにとどまることとなり、スロースタートの一日になりました。

チームは昼前にはトラブルへの対応を終え、両チームとも走行を再開。
ランチブレイク前にできる限りの走行を重ねました。
午前のセッションではガスリーが25周、アルボンが29周でそれぞれ5番手、6番手タイムでフィニッシュ。
午後のセッションはそれぞれのチームメイトにバトンタッチしました。

午後はより充実した内容で、マックス・フェルスタッペンが84周を走りC3タイヤで2番目に速いタイムをマーク。

ダニール・クビアトもC3タイヤで61周を走行し、すべてのHonda勢が6番手以内のタイムでセッションを終えました。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(2番手)

「今日は新しいピレリタイヤのコンパウンドを試してみましたが、それ以外にも多くのことを試し、さまざまな状況下におけるマシンの状態を確認できました。
開幕戦でどれだけ戦うことができるのか、事前にある程度わかるところまで来られたと思います。
ただテストでは、ラップタイムよりも、とにかくさまざまな新しいことを試したので、相対的な競争力については開幕戦まで予想が難しいかもしれません。
セッション終了直前で止まってしまいましたが、それほど気にしてはいませんし、全体的にポジティブな一日でした。
学んだことは多いですが、他のマシンも同じでしょう。レースが楽しみです」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(4番手)

「充実した半日になったと思います。
新しいマシンは発見がつきものですから、走行を重ねるごとにマシンに対する理解が深まりました。
レースウイーク中のフリー走行ではトライするチャンスがなかなかないセットアップ変更も重ねて、マシンの挙動を確認しました。
今はまだ、純粋なパフォーマンスよりは、バランス調整やコーナーごとの挙動変化を確認している段階です。
収集したデータでよい結果につながると思います。
今年はテストの時間が非常に限られているうえに、僕がマシンを試せるのはあと1日分だけなので、できるだけ多くの要素をチェックする必要があります」

【ピエール・ガスリー(アルファタウリ)】(5番手)

「午前中にちょっとしたトラブルがあり、セッションが中断してしまいました。
もっと周回を重ねる予定だったので、理想的とは言えなかったのは確かですが、こういうことはあることですし、終盤は最大限リカバーできました。
限られた時間の中でセットアップの方向性を変更したので、濃密なセッションになりました。
午後のダニール(クビアト)の走行で参考になる結果も得られました。
トラックでの残された時間を最大限に活用して、マシンについて理解を深める予定です。
もっと向上できると感じていますが、残された時間については皆同じなので、できる限り効率的に作業を進められればと考えています」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(6番手)

「サスペンションに少し問題があって時間をロスしてしまったので、少々フラストレーションのたまる午前中でしたが、先週のテストで多く走行できたので、そこまで予定が遅れているわけではありません。
期待していたほど多くの周回数を走れませんでしたが、マシンの感触は非常によく、先週に比べて改善されています。
今週はパフォーマンスにもフォーカスする予定で、すでにいい方向に向かっています。
マシンをベストな状態にもっていくように取り組んでいます。
すでにいい状態ではありますが、開幕戦に向けてまだいくつか課題が残っていると思っています」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のバルセロナでのウインターテスト2の初日は、先週のテスト1で得られたデータを分析し、その結果を反映して臨みました。
今週はテスト1のフィードバックを元に、機能確認や最適化を続けていきます。
全体としては先週よりもさらに細部にこだわり、チームとともにファインチューニングを行っていく形になります。

本日は両チームともに午前中にマシンを長く止めている時間があったため、午後にその遅れを取り返すという一日になりました。
ただ、PUとしては一日を通して大きな問題はなくスムーズなセッションになったと考えています」

提供:本田技研工業(株)

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