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2019/12/15

2020年のピレリF1タイヤ、「さらに空気圧上げる」

Pirelli 2019 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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ピレリが2020年用に開発した新スペックのタイヤは、しかしテストの結果グリップやフィーリングに難があるとするチーム側の意向により採用を見送られることとなった。
これを受け、同タイヤの責任者であるマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは、次のように語った。

「2020年は今年よりもさらにマシンのダウンフォースが増加することが予想される。
それはタイヤにもこれまで以上の負荷が掛かるということだ。
そのためわれわれはそれに耐えるべくストラクチャー(構造)やコンパウンドを見直して2020年用タイヤとして用意したが、しかし残念ながら採用は見送られたのでこれまでのタイヤで対処することになる。
そのためタイヤの空気圧はこれまでよりも高く設定されることになるだろう」

タイヤの空気圧についてはこれまでも安全面から一定の数値が指定されてきたが、チーム側はグリップの点からしばしばこれに従わないケースがみられ、FIA(国際自動車連盟)は監視をするに至っている。
イゾーラ氏の発言はこれのさらなる厳格な対応を要求する形だ。

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