ブラジルGPはホンダ・パワー勢の1-2フィニッシュ
Max Verstappen (C)Redbull Racing
拡大します
17日(日)15時10分(日本時間:翌2時10分)から今季F1第20戦ブラジルGPの決勝レースがサンパウロのインテルラゴス・サーキットを舞台に行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は21度、路面温度48度まで上昇、路面はドライコンディションで決勝レース中に雨が降る心配はないとされているが風が強いのが気掛かりな材料ではある。
スタートでハミルトンがベッテルをかわして2番手にあがった以外は大きな順位変動はないが14番手スタートのルクレールが順位を着実に上げ、8周目には7番手に。
その8周目にリカルド(ルノー)とマグヌッセン(ハース)が接触・コースアウトしてイエローコーションになる。
フロントノーズを傷めたリカルドは止むなくピットイン、このアクシデントは審議対象に。
その後リカルドには5秒のタイム・ペナルティが通告された。
22周目、最初のピットストップでフェルスタッペンはピットレーンでクビサに抑えられ、いったん2番手に下がるがその後コース上でハミルトンを抜き返し実質トップに戻る。
ピットレーン上の件は審議対象になり、その後クビサには危険なピットリリースということで5秒のタイム・ペナルティが科せられた。
50周を過ぎ、ルクレールと4位争いを演じていたボタスのマシンが白煙を上げてコースサイドにストップ、エンジントラブルとみられる。
イエローコーションだったが、マシン移動のため54周目にセーフティカーが導入される。
フェルスタッペンは再びソフトタイヤに履き替え2位に落ちる。
60周目にレース再開。
フェルスタッペンがハミルトンを交わしてトップに、またアルボンも3番手にアップした。
なお再スタートの際、コントロールライン前にオーバーテイクしたとしてヒュルケンバーグ(ルノー)が審議対象に。
66周目、4位争いをしていたフェラーリ勢が接触してなんと共に自滅。
レースは再びセーフティカーに。
この際ハミルトンがピットインしかかって順位を落とし後退。
この時点でフェルスタッペン、アルボン、ガスリーとホンダ・パワー勢の1-2-3体制、残りは3周。
加えてストロール(レーシング・ポイント)もストップでセーフティカー先導がさらに続く。
残り2周でレース再開、ガスリーはハミルトンに抜かれて4番手に下がる。
ハミルトンがアルボンに接触して最後尾に追い込み、これまた審議対象に。
そして最終ラップ、ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン(レッドブル)がそのままトシップでチェッカーフラッグを受け初のポールTOウィン、今年ドイツGP以来の3勝目で自身通算8度目の優勝を飾った。
2位にはトロ・ロッソのガスリーがハミルトンのオーバーテイクをなんとか押さえ込み2位でフィニッシュ、自己最高位で初の表彰台で、ホンダ・パワーの1-2フィニッシュということになった。
3位はハミルトン(メルセデス)、4位サインツ(マクラーレン)、5位ライコネン(アルファロメオ)、6位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、7位リカルド(ルノー)、8位ノリス(マクラーレン)、9位ペレス(レーシング・ポイント)、10位クビアト(トロ・ロッソ)までが入賞。
以下、11位マグヌッセン(ハース)、12位ヒュルケンバーグ(ルノー)、13位ラッセル(ウィリアムズ)、14位グロージャン(ハース)、15位アルボン(レッドブル)、16位クビサ(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはベッテル(フェラーリ)、ストロール(レーシング・ポイント)、ルクレール(フェラーリ)、そしてボタス(メルセデス)の4台となった。
F1次戦は再来週、今季最終戦アブダビGPが12月1日(日)決勝で行われる。
| 固定リンク
最近のコメント