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2019/11/30

ホンダ系チーム、フリー走行コメント(11/29)

Honda F1 Staff (C)Honda Racing
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アブダビで2019年シリーズの最終戦を迎えたフォーミュラ・ワン世界選手権。Hondaパワーユニットを搭載するAston Martin Red Bull RacingとRed Bull Toro Rosso Hondaの両チームがFP2をトップ10で終え、幸先のいい初日となりました。

レースウイーク最初のセッションとなるFP1は午後1時からスタート。
日没後に行われる予定の予選と決勝路面コンディションが大きく異なる状況で走行開始となりました。
Red Bullのマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンはセッションを通して好調を見せ、2番手と4番手をマーク。
Toro Rossoのダニール・クビアトとピエール・ガスリーも着実に周回を重ね、15番手と16番手でセッションを終えました。
セッション途中ではルノーのダニエル・リカルドがエンジントラブルにより、オイル漏れが発生。
背後にいたガスリーにもオイルがかかってしまうというアクシデントもありましたが、ガスリー自身やマシンに大きな影響はありませんでした。

予選と決勝と同時刻に開催されるために重要となるFP2では、4台のマシンはさらに力強さを発揮しました。
わずか0.551秒差でフェルスタッペンが5番手をマークすると、続いてアルボンが6番手をマーク。
Toro Rossoの2台はクビアトが7番手からわずか0.05秒の9番手となり、ガスリーはその後ろの10番手をマークし初日のセッションをいい形で終えることとなりました。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(2-5番手)

「総合的には手堅い結果を出せた初日になりました。
マシンのバランスに満足かといえば、まだ改善できる部分はあると感じていますが、総合的には満足しています。
メルセデスがここではまた速さを見せていて、彼らを上回るのは難しいかもしれませんが、明日の予選は互角に戦えるのではないかと思っています。
今夜タイヤのデータ解析をする予定ですが、今日の走行では特に予想外のことはありませんでした。
ソフトタイヤは1周は速さを保つことができますが、ロングランでは想定通りの距離でパフォーマンスが落ちていきました」

【アレクサンダー・アルボン(レッドブル)】(4-6番手)

「難しいサーキットではありますが、今日は手ごたえを感じることもでき、あと一歩のところまできていると思います。
タイヤを(適正な温度で)機能させるのが難しいですし、コース上にダストが溜まりやすいので、多くのマシンがスピンしていました。
マシンのバランスは悪くはないですが改善できる点はまだあると思います。
マックス(フェルスタッペン)が速さを見せていたので、明日どのような結果になるか楽しみです。
僕のマシンは特にセクター3でのパフォーマンス向上のためにもう少しチューニングが必要ですが、少しずつ改善できていると思います。
フェラーリが予選ではきっと速さを見せると思いますが、僕たちも予選でどこまでいけるか楽しみです」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(15-9番手)

「今日は生産的な一日になりました。
FP1は(気温や路面温度など)決勝レースとのコンディションが違うのでそこまで大切ではないのですが、それでもいくつかの部分は参考になりましたし、マシンの挙動も確認することができました。
FP2は決勝と同様のコンディションなので、重要性が上がりますが、そこで多くの周回を走行でき、充実したセッションになりました。
明日さらに改善するためにどこを修正すればいいのか、今晩の分析で明らかになると思います。
マシンにはいい手ごたえを感じていますが、ここで作業を止めていいというわけではないですし、週末を通してコンディションは変化していくので、それらにきちんと対応していく必要があります」

【ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)】(16-10番手)

「FP1では赤旗中断や僕の2回目の走行がほかのマシンにブロックされたりと、少し荒れた展開で周回数も少なく、あまり理想的なセッションにはなりませんでした。
それでも、計画していたいくつかのメニューを消化できたことはよかったと思っています。

FP2では2台のマシンでいろいろなことを試し、明日の予選に向けてベストなセットアップを検討するためのデータが取れたので、より充実したセッションになりました。
ロングランのペースはよかったですし、ショートランについてもさらに改善できると思っているので、今日はいい午後になりました。
トップ10圏内で1日を終えられたので、ポジティブな気持ちで明日に臨むことができます」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「今日のアブダビGP初日は、PU観点ではスムーズな一日になりました。
予選と決勝に近いコンディションのFP2では、4台ともにトップ10入りと悪くない結果でしたが、明日に向けてはPU、車体ともにまだまだセットアップを煮詰めていく余地があると感じています。
ここからFP2で得られたデータをもとに分析を進め、明日の予選に向けた準備を進めます」

提供:本田技研工業(株)

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