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2019/11/04

アメリカGPはボタスが優勝、ハミルトンの王座決定

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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3日(日)13時10分(日本時間:翌4時10分)から今季F1第19戦アメリカGPの決勝レースがテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズを舞台に行われた。
スタート時の天候は晴れ、気温は21度、路面温度28度まで上昇、路面はドライコンディションで決勝レース中に雨が降る心配はないとされている。

なお今回のレースは2015年にF1デビューしたフェルスタッペンと、同じ年にF1に復帰したホンダにとって共に100戦目のメモリアル・グランプリとなる。
また今回の成績次第(自力で8位以上)でハミルトン(メルセデス)の通算6度目タイトルが決まる可能性があり、すでにウィナーズ・サークルとは別にチャンピオン用の『予約席』がペイントされてスタンバイされている。

オープニングラップでフェルスタッペン(レッドブル)が2番手にアップする一方、アルボン(レッドブル)のほうは行き場を無くしてサインツ(マクラーレン)と接触、ピットインを余儀なくされて大きく後退する羽目に。
8周目、7番手を走行していたベッテル(フェラーリ)が7コーナーで路面のせいかサスペンションを破損して戦列を去ることとなった。

2ストップ作戦のボタスに対し、ハミルトンは1ストップで首位になりメルセデスAMGチームが1-2体制に。
50周目を過ぎてからはこのチームメイトどうしで激しいバトルを続け、52周目にはついにポジションが逆転、さらには3位のフェルスタッペンが追い上げに掛かった。
55周目、マグヌッセン(ハース)がコースアウト、セクター2がイエローコーションに。
このためそのまま順位の変動はなく、フィニッシュ。

優勝はポールポジションからスタートしたボタス(メルセデス)で、日本GP以来の今季4勝目、自身通算7勝目を飾った。
2位はなんとか1ストップを活かしたハミルトン(メルセデス)で老練な作戦で5位からのアップをみせた。
ハミルトンはこれで6度目のドライバーズ・タイトルを決めた。
3位、わずかに届かなかったフェルスタッペン(レッドブル)。
4位ルクレール(フェラーリ)、5位アルボン(レッドブル)、6位リカルド(ルノー)、7位ノリス(マクラーレン)、8位サインツ(マクラーレン)、9位ヒュルケンバーグ(ルノー)、そして10位のクビアト(トロ・ロッソ)までが入賞。

以下、11位ピットレーンスタートのペレス(レーシング・ポイント)、12位ライコネン(アルファロメオ)、13位ストロール(レーシング・ポイント)、14位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、15位グロージャン(ハース)、16位は最後にストップしたガスリー(トロ・ロッソ)、17位ラッセル(ウィリアムズ)、18位やはりストップのマグヌッセン(ハース)までが完走扱い。
リタイヤはクビサ(ウィリアムズ)とベッテル(フェラーリ)の2台になった。
F1次戦は再来週、南米に舞台を移してブラジルGPが11月17日(日)決勝で行われる。

アメリカGPの画像はこちら

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