ハミルトン、「お金持ちだけのスボーツじゃいけない」
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今シーズンのチャンピオン獲得で自身通算6度目のタイトル、モーターレーシング界のトップに君臨するルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だが、自身が労働者階級の出身だったことを踏まえ、レースがお金の掛かるスポーツであることを危惧した。
これは母国イギリスの『BBC放送』の人気番組である『グラハム・ノートン・ショー』に出演した際に語ったもの、その中でハミルトンは次のように憂慮している。
「とにかくお金が掛かるのがこのスポーツの特徴なんだ。
サッカーとかテニスならそんなにお金持ちでなくても始められるだろう。
貧しい家庭の出身だったため、僕の父はしばしば家を抵当に入れて借金を重ねて活動資金を工面していたよ。
僕は幸いその後様々な人の手助けがあってF1まで辿り着くことができたけれど、いま周りをみれば大金持ちの家庭ばかりだ。
しかもそれは年々ひどくなっているんだ。
そんなスポーツはいずれ衰退してしまうんじゃないか」
貧乏カーターだったハミルトンの才能をロン・デニス(元マクラーレン代表)が10歳そこそこの少年時代に見出し、自ら援助しながら黒人初のF1ドライバーにまで大成させたのは有名な逸話として伝えられている。
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