フェルスタッペン、インルラゴスでの熱戦を制す (ピレリ)
マックス・フェルスタッペン (C)Pirelli Motorsport
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2019 ブラジルグランプリ 決勝
2019 年11 月17 日、インテルラゴス
ポールポジションからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、セーフティーカー導入も発生したドラマティックなレースを3 ストップ戦略で制しました。フェルスタッペンは、終盤に発生した1 回目のセーフティーカー導入周回中に最終ピットストップを行い、メルセデスのルイス・ハミルトンにリードを譲るかたちとなりましたが、リスタート後トップに立ち、今シーズン3 勝目を達成しました。トロ・ロッソのピエール・ガスリーが2 位に続きました。予測通り、前日までよりも大幅に温暖なコンディションの下で行われた決勝時の路面温度は、金曜日のフリー走行時よりも20℃以上高くなりました。
キーポイント
• フェルスタッペンは、3 ストッパーでポイントを獲得した2 名のドライバー中の1 人でした。
• トップ4 が3 種類の異なる戦略を使用するなど、上位から下位まで広範囲に渡る戦略が展開されました。フェルスタッペンとハミルトンが3 ストップ戦略を採った一方、チェッカーフラッグ時(スチュワードの裁定前)、4 位フィニッシュしたマクラーレンのカルロス・サインツは、最終グリッドからスタートし、1 ストップ戦略を使用しました。また、2 位を獲得したガスリーは2 ストッパーでした。
• 変化する状況下、アドバンテージを模索する動きの中、いくつかの劇的なインシデントが発生しました。この結果、終盤に2 回のセーフティーカー導入が行われ、レースの流れを一変させました。
• セーフティーカー導入前時点では、ソフト – ミディアム – ソフトと繋ぐ戦略が上位勢で主流となっていました。この戦略は、温暖なコンディション下、スピードと柔軟性を提供するものでした。
• 高い路面温度となったことから、デグラデーションはやや大きくなり、全3 種類のコンパウンドが使用されました。そのような中、ソフトによる長いオープニングスティントも見られました。
各コンパウンドのパフォーマンス
• ハード C1: 高い路面温度の下で性能を発揮しました。メルセデスとフェラーリでは、バルテリ・ボッタスとシャルル・ルクレールがそれぞれハードを使用しました。
• ミディアム C2: 大半のドライバーの第2 スティントで重要な役割を演じました。一方、サインツは、ミディアムで42 周のファイナルスティントを走行しました。
• ソフト C3: 終盤に発生した2 回のセーフティーカー導入時、数名のドライバーがフィニッシュまでのスプリント用にソフトを使用しました。ハミルトンは、残りわずか2 周のレースラップとなる最終セーフティーカー導入周回中にソフトへ交換しました。
ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント
「最後まで予測できない、Formula 1 史上稀に見るドラマティックなレースとなりました。終盤に発生した2 回のセーフティーカー導入が、戦略の様相を一変させました。それまでは、前日までよりも大幅に上昇した路面温度によって2 ストップが主流のレースと見られていました。また、このコンディションは、耐久性の高いハードコンパウンドの登場も促しました。しかし、カルロス・サインツは1 ストッパーが可能であることを実証しました。また、多くのドライバーが、予測不可能なレースで最大限を引き出す戦略を選択していました。2 位を獲得したトロ・ロッソとピエール・ガスリー、またワンツーを達成したホンダを讃えたいと思います」
ピレリジャパン・プレスリリース
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