イギリスGPはハミルトン(メルセデス)がホーム優勝飾る
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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14日(日)14時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第10戦イギリスGPの決勝レースがシルバーストーン・サーキットを舞台に行われた。
スタート前の天候は曇り、気温は18度、路面温度28度、路面はドライコンディションと報告されている。
ピレリはC1からC5まで5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC1、ミディアムのイエローにC2、そしてレッドのソフトにC3という最も堅い部類の3種類のタイヤを選択・持ち込んでいる。
Q2の結果、すでにメルセデスとレッドブルの4台はミディアムタイヤでのスタート、フェラーリの2台はソフトタイヤでのスタートが決まっている。
なおペナルティ等によるグリッドの変更、またピットレーンスタートは報告されていない。
予選4番手のフェルスタッペン(レッドブル)がリヤウィングあたりの作業をグリッドでなお行っているのが気掛かりだ。
スタートではベッテルがガスリーの前に出たくらいで上位の変動はなし。
オープニングラップでグロージャンとマグヌッセンのハースどうしが接触した模様で両者ピットインを余儀なくされる。
4周目にいったんハミルトンが首位に立つがすぐさまボタスが抜き返す超バトル。
8周目、マグヌッセンが再度ピットインして遅れる。
12周目、ガスリーがベッテルをかわして5位に上がるが直後にピットイン、ハードタイヤに換え、10位まで落ちる。
14周目にはルクレールとフェルスタッペンが同時ピットイン、共にミディアムタイヤに。
これでベッテルが3位に上がる。
20周目、ジョビナッツィ(アルファロメオ)がコースアウトしたためイエローコーション&セーフティカーに。
まだタイヤ交換を終えていない1位のハミルトンと2位のベッテルには好チャンスとなった。
各車ピットイン、この時点で首位ハミルトン、以下ボタス、ベッテル、ルクレール、ガスリー、フェルスタッペンの順。
ただボタスは連続ミディアムタイヤなのでもう1回ピットインの必要がある。
24周目にレース再開。
28周目、レッドブルはタイヤの新しいフェルスタッペンをガスリーの前に出す。
38周目、3位を争っていたフェルスタッペンにベッテルが追突するアクシデント。
両者コースアウト、ベッテルはフロントノーズ交換のため緊急ピットイン、フェルスタッペンは今のところ5位で留まっている。
その後ベッテルには10秒のタイムペナルティがスチュワードから通告された。
46周目、2位のボタスがタイヤ交換、その後ファステストラップを記録。
結局イギリスGPはここがホームグランプリであるハミルトン(メルセデス)で、フランスGP以来の今季6勝目、自身通算80回目の勝利、またここイギリスGPでは単独首位の6勝目となった。
さらにファイナルラップでファステストラップを更新、しかもすり減ったハードタイヤでの快挙にボタスは面目を失う形。
2位はそのボタスで再びメルセデスAMG勢による1-2フィニッシュ。
3位ルクレール(フェラーリ)、4位ガスリー(レッドブル)、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位サインツ(マクラーレン)、7位リカルド(ルノー)、8位ライコネン(アルファロメオ)、9位クビアト(トロ・ロッソ)、10位ヒュルケンバーグ(ルノー)までが入賞。
以下11位ノリス(マクラーレン)、12位アルボン(トロ・ロッソ)、アルボンはミディアムタイヤが限界でファイナルラップに力尽き10位から転落した。
13位ストロール(レーシング・ポイント)、14氏ラッセル(ウィリアムズ)、15位ベッテル(フェラーリ)、16位クビサ(ウィリアムズ)、そして17位のペレス(レーシング・ポイント)までが完走。
リタイヤはジョビナッツィ(アルファロメオ)、グロージャン(ハース)、マグヌッセン(ハース)の3台だった。
F1次戦は再来週の7月28日、第11戦ドイツGP(ホッケンハイム)ということになる。
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