F1、レース中の燃料給油復活の動きみせる
Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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かつてF1で行われていたレース中の燃料給油について、これを復活させる動きが出て来た。
これは以前フェラーリ・チームを率いた経験を持つFIA(国際自動車連盟)のジャン・トッドFIA会長自らが示唆したもの。
F1の燃料給油はこれに関わる設備や人員のコスト、そして付きものの事故を巡る安全性確保のため2009年シーズンを最後に中止された。
しかし燃料補給がないと、マシンは軽量化のためレースを走り切るぎりぎりの燃料しか搭載せず、レース終盤になるとドライバーは燃料セーブのためペースを落とさざるを得ないケースがみられ、不興を買っていたもの。
トッド会長は、「安全性についてはその後研究が進んでより進化しているのは間違いない。
また燃料補給があればドライバーは最後までフル・パフォーマンスで戦うことができ、F1の魅力をまた引き出すことができる」と、自身のアイデアを自讃した。
実際のルール変更には今後F1ストラテジーグループでの検討や各チームの賛同、WMSC(世界モータースポーツ評議会)での評決など、待ち受ける途は長い。
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