フランスGPはハミルトン(メルセデス)のポールTOウィン
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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23日(日)15時10分(日本時間:22時10分)からキャスレーのポールリカール・サーキットを舞台に、2019年F1第8戦フランスGPの決勝レースが行われた。
スタート前の天候は晴れ、気温26度、路面温度は54度と高温、路面はこの日もドライコンディションと報告されている。
なおピレリは今回、C1からC5まで5種類のコンパウンドのうちホワイトのハードにC2、イエローのミディアムにC3、そしてレッドのソフトにC4という中間に位置する3種類のタイヤを持ち込んでいるが、ソフトタイヤは耐久性に難があるということで、レースでの各車の戦略が注目される。
スタートは大きな順位変動もなく、グリッドの順でオープニングラップを終える。
6番手スタートのベッテル(フェラーリ)がマクラーレン勢を抜き次第に順位を上げていく。
10周目、コース外を走行したとしてペレス(レーシング・ポイント)に5秒のタイムペナルティが通告される。
47周目、グロージャン(ハース)がピットガレージに戻ってそのままリタイヤに。
50周目、アルボン(トロ・ロッソ)がボラードを損傷させコースの障害になったためバーチャル・セーフティカーに。
52周目、5位のベッテル(フェラーリ)がタイヤ交換してファステストラップ・ポイントを狙いにいく。
ファイナルラップの53周目、トップのハミルトンが最速タイム記録。
直後にベッテルがこれをわずかに上回り、目論見通りポイント1を獲得した。
優勝はハミルトン(メルセデス)でスペインGPから4連勝、直近の7レースで6勝、自身通算79勝目。
2位にチームメイトのボタス(メルセデス)、3位ルクレール(フェラーリ)、4位フェルスタッペン(レッドブル)でここまで予選通りの順。
5位ベッテル(フェラーリ)、6位サインツ(マクラーレン)、7位リカルド(ルノー)、8位ライコネン(アルファロメオ)、9位ヒュルケンバーグ(ルノー)、そして10位にノリス(マクラーレン)。
ノリスは終盤ハイドロリック系のトラブルということで入賞圏内で踏み留まった走りは「マン・オブ・デイ」として評価された。
以下、11位ガスリー(レッドブル)、12位ペレス(レーシング・ポイント)、13位ストロール(レーシング・ポイント)、14位クビアト(トロ・ロッソ)、15位アルボン(トロ・ロッソ)、16位ジョビナッツィ(アルファロメオ)、17位マグヌッセン(ハース)、18位クビサ(ウィリアムズ)、19位ラッセル(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはグロージャン(ハース)だけ。
バージョンアップを施して臨んだホンダ・パワー勢だったが、入賞はフェルスタッペン(レッドブル)だけといささか精彩を欠いた。
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