« ニキータ・マゼピン、マルコ博士(レッドブル)に反論も | トップページ | メルセデス、薄氷だったハミルトンのトラブル修復作業 »

2019/06/14

エマニュエル・ピロ氏、「何より安全性が優先されるべき」

Emanuele Pirro (C)Audi Motorsport
拡大します
今季初となる筈だったフェラーリによる勝利を奪い取る結果となったカナダGP・レーススチュワード(審査委員)の裁定には非難の声が収まらないが、中でもドライバー出身枠のスチュワードであるエマニュエル・ピロ氏(57歳:イタリア)への風当たりは強いようだ。
スチュワードが下した5秒のタイムペナルティがせっかくの好レースを台無しにしたというもので、「被害者」であるフェラーリ・チームは正式抗議の準備を進めているとさえ伝えられている。

これについて当のピロ氏は、「私もいちモータースポーツ・フアンとしてはレースがこのような形になったことを残念に思っている。
たしかにスチュワードの間でもこの結論を下すのは決して容易なことではなかった。
しかしこのスポーツでは何より安全性が優先されなければならない。
判断は難しかったが、求められるレースの安全性こそが今回レースの魅力を上回った最大の、そして最も正当な理由なんだ」と、胸を張った。

ちなみにベテランのピロ氏がF1のレーススチュワードを務めるのは今回が通算28回目のことで、これは全体でも最多となるものだ。

|

« ニキータ・マゼピン、マルコ博士(レッドブル)に反論も | トップページ | メルセデス、薄氷だったハミルトンのトラブル修復作業 »