オーストリアGPはフェルスタッペン(レッドブル)が今季初優勝
Max Verstappen (C)Redbull Racing
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30日(日)15時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第9戦オーストリアGPの決勝レースがレッドブルリンクを舞台に行われた。
スタート前の天候は晴れ、気温は33度、路面温度は52度と高め、路面はドライコンディションと報告されている。
ピレリは今回も前戦フランスGPと同じく、C1からC5まで5種類用意されたコンパウンドのうち、ホワイトのハードにC2、ミディアムのイエローにC3、そしてレッドのソフトにC4という中間に位置する3種類のタイヤを選択・持ち込んでいる。
なお18番グリッドのラッセル(ウィリアムズ)はピットレーンスタートを選択している。
スタートは混乱なく行われたが、フロントロウスタートのフェルスタッペン(レッドブル)が失速、大きく順位を落として満員の観客のため息を誘った。
13周目、マグヌッセン(ハース)にスタート位置の誤りでドライブスルー・ペナルティーが通告される。
最初のタイヤ交換に入ったベッテルは、なんとクルー側の準備が間に合わない失態に見舞われる。
30周目、トップのハミルトンがタイヤ交換と同時に傷めたフロントウィングの交換を行う。
50周目、フェルスタッペンがベッテルを抜いて3位に上がり、大歓声を受ける。
56周目、フェルスタッペンはさらにボタスをオーバーテイクし2位に上がってみせた。
69周目、ついにルクレールをオーバーテイクして首位に立つ。
ただ両者はわずかに接触していて、審議対象とされた模様。
その一方でベッテルがハミルトンを抜いて4位に上がる。
フェルスタッペンが71周を先頭で駆け抜けて最初のチェッカーフラッグを受け満場の喝采を浴びた。
フェルスタッペンの優勝は今季初。
昨年のメキシコGP以来で自身通算6回目、ここオーストリアGPでは2連勝となった。
2位ルクレール(フェラーリ)で首位とは2.724秒差、惜しくも初優勝を逃がした。
3位ボタス(メルセデス)、4位ベッテル(フェラーリ)、5位ハミルトン(メルセデス)、6位ノリス(マクラーレン)でこれは自己最高位タイ、7位ガスリー(レッドブル)、8位サインツ(マクラーレン)、9位ライコネン(アルファロメオ)、10位ジョビナッツィ(アルファロメオ)までが入賞。
以下、11位ペレス(レーシング・ポイント)、12位リカルド(ルノー)、13位ヒュルケンバーグ(ルノー)、14位ストロール(レーシング・ポイント)、15位アルボン(トロ・ロッソ)、16位グロージャン(ハース)、17位クビアト(トロ・ロッソ)、18位ラッセル(ウィリアムズ)、19位マグヌッセン(ハース)、そして20位にクビサ(ウィリアムズ)、リタイヤは一台もなかった。
ホンダの優勝は2006年ハンガリーGPのジェンソン・バトン以来。
表彰台には優勝したフェルスタッペンのスタッフとしてホンダの田辺豊治/テクニカルディレクターが上がった。
なおフェルスタッペンとルクレールの接触は審議対象とされ、まだ結論は伝えられていない。
次戦は再来週の7月14日、第10戦のイギリスGP(シルバーストーン)ということになる。
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