スペインGP主催者、継続開催に政府支援求める
Barcelona Circuit (C)Mercedes Motorsports
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F1開催を管理するリバティ・メディアは、2020年シーズンからF1気運が高まるオランダ(ザンドフールト)でのグランプリ復活を決めているが、その反動でヨーロッパ・ラウンド開催枠の外に追いやられそうなのが財政難に陥っているスペインGPだ。
その危機感から、スペインGPの主催者であるRACC(Reial Automobil Club de Catalunya:カタロニア・リアル・オートモビル・クラブ)が、カタロニア州政府、スペイン政府らに財政支援を求める緊急メッセージを発したことがわかった。
それによればスペインGPは観光、自動車、サービス業、運輸、レジャーなど各分野に、総額1億6,300万ユーロ(約197億円)もの経済効果をもたらし、2700人の雇用を生んでいるとし、イベントはカタロニア地方で最も重要なスポーツ施設であるこのサーキットの、核心の鍵となるとしている。
とはいえオランダがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)人気でF1人気が盛り上がっている一方で、フェルナンド・アロンソが引退したスペインはまだカルロス・サインツはいるものの年々人気に翳りをみせているのが事実。
ただバルセロナ・サーキットはF1合同テストの舞台として定着していることから、「せめてテスト地として継続させるべき」との切ない声も複数のチームから聞かれている。
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