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2019/05/12

ホンダ系チーム、公式予選コメント(5/11)

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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Q1で予選落ちしたマシン5台の顔ぶれが4チームから構成されていることからも分かる通り、中団の争いは今回も非常に僅差となりました。
そのような中でもHonda PUを搭載した4台は問題なくQ1を突破。
Q2ではターン5で膨らんだことが影響し、わずか0.146秒差でToro Rossoのアレクサンダー・アルボンがQ3進出を逃す形になりました。
予選12番手となったアルボンですが、他車のペナルティーにより明日は11番グリッドからのスタートになる予定です。

3台が進出したQ3では、Red Bullのマックス・フェルスタッペンが、3番手のセバスチャン・ベッテル選手にわずか0.1秒差に迫る4番手、2列目を確保。
同じくRed Bull のピエール・ガスリーはフェルスタッペンの後ろの6番グリッド、2戦連続でのQ3進出を果たしたToro Rossoのダニール・クビアトは9番グリッドを獲得し、今日の予選を終えました。

【マックス・フェルスタッペン(レッドブル)】(予選4位)

「今日の予選は最大限の力を発揮できた素晴らしいセッションとなりました。
ベッテル選手と僅差のタイムをマークしましたし、フェラーリの間に割って入ることができ、とても満足しています。
メルセデスのマシン、特にボッタス選手は速すぎるように見えますが、僕たちのマシンのバランスも以前と比べると改善され、うまくまとめられたと思います。
もちろん、もっと前方のグリッドポジションであればよかったですし、もう少しタイムを上げなくてはいけませんが、ロングランでのペースに手応えを感じていますし、いつも決勝には強いので、明日のレースには前向きな気持ちで臨めそうです。
メルセデスは速いですが、僕たちも十分に表彰台争いをできる自信があります」

【ピエール・ガスリー(レッドブル)】予選(6位)

「予選6番手という手堅い結果で締めくくれた今日は、まずまずポジティブな一日となりました。
FP3の結果から、フェラーリが大きくリードするタフな予選セッションになるだろうと予想していましたが、マックス(フェルスタッペン選手)はベッテル選手にわずか0.1秒差に迫り、僕もルクレール選手と約0.1秒差と、思っていたよりも僅差となりました。
メルセデスが飛び抜けた速さを見せていますが、フェラーリとは対等に戦えるマシンが準備できていると思います。
決勝は1ストップか2ストップの戦略で、面白い一戦となる筈です。
スタートがとても重要なこのサーキットですし、レースではあらゆることが起こり得ますので、明日は全力を尽くすだけです。
まだまだやるべきことは多くありますが、いい方向に向かっていますし、シーズン当初からここまで取り組んできたことが段々といい形で現れてきていると感じています。
明日の決勝ではより多くのポイント獲得を目指して戦います」

【ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)】(予選9位)

「満足のいく予選結果を出すことができ、今日はとてもいい一日になりました。
シーズン開始から比べると、予選でのパフォーマンスに大きな進歩が見られ、自分自身、そしてチームのパフォーマンスにもとても満足しています。
2戦連続でQ3へ進むことができました。
特にここバルセロナでは、ドライバーとマシンの力を発揮するために、予選がとても重要となります。
FP3の始めはあまり調子が出なかったのですが、マシンと僕自身になにが足りないかをすぐに見出し、その後セッションをうまくまとめることができました。
今日のマシンの挙動や感触はとてもよかったので、明日の決勝では引き続きベストを尽くして戦います」

【アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)】(予選12位)

「実は、今日はたくさんのミスをしてしまいました。
予選セッション中の調子はとてもよかったのですが、ターン5の入り口で違うことをトライしてみようとプッシュしすぎてしまい、コーナー出口で大きくはみ出てしまいました。
タイヤはとても繊細なので、残りのラップではスライドしてしまうリアタイヤを制御するのが大変でした。
自分のやるべきことがきちんとできなかったので、自分自身にフラストレーションを感じています。
Q3に進めるだけの力はあったはずです。
ただ、昨日のセッションでのレースペースの手応えはよかったので、予選12番手、決勝スタートは11番グリッドという結果は、なかなかいい位置ではないかと思います」

【田辺 豊治(テクニカルディレクター)】

「明日のレース向けてすべてのマシンがスペック2のPUを搭載し、本日の予選に臨みました。
3台のマシンがQ3に進出し、4番手と6番手、9番手のスターティングポジションを獲得。
Q3進出は逃したものの、11番グリッドとなるアルボン選手も、スタート時のタイヤを選択できるポジションですので、明日はいいレース展開が見られるのではと期待しています。
両チーム共にロングランでのペースは悪くなかったので、最後まできちんと走りきり、できる限り上位でフィニッシュできればと思っています。
今回のスペインGPには我々を含む多くのチームがアップデートを持ち込んできましたが、戦闘力の位置付けはこれまでと大きく変わらない予選結果になりました。
ここに留まることなく、トップとの差を縮めるための改善を一歩一歩進めていきます」

提供:本田技研工業(株)

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