予選にQ4導入案も、タイヤ負担が課題に
Tyre Work (C)Mercedes Motorsports
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F1レギュレーションの改定を検討しているF1ストラテジーグループの会合で、2020年シーズンの予選から現行のQ1、Q2、Q3に加え、Q4を新設してより魅力ある公式予選を演出する案が討議されていることが伝えられた。
しかしこれについて、チーム側ばかりでなくタイヤを供給するピレリの側からも難色が示されていることがわかった。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、「われわれにとって問題は単純。
Q4までやったとしてタイヤがまだ残っているかということだよ。
おそらく現在準備されている1台あたり13セットというタイヤでは不十分になる。
タイヤがないから走らない、となったら改訂の意味がなくなるだろう」と、首を傾げる。
一方ピレリタイヤの側でも、「いま、さらに13セット以上のタイヤを無償で用意しろというのは無理なこと。
タイヤが不足すればそれを理由に走らないチームが出ることは当然考えられる」と、早急なタイヤ数の増加には及び腰だ。
単純に1台に1セットずつ増やしたとしても全体では80本の増加。
問題はコスト面だけでなく、グランプリ毎の物流や管理、現場のスペース、スタッフの仕事量など強いられるであろう負担増加は枚挙に暇がない。
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