ルノー・スポール、「パフォーマンス第一」が優先
Renault Duo (C)Renault Sport F1
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今季F1に参戦する4つのエンジン・マニュファクチャラーズの中で、これまでのところ最も信頼性に欠けているのはルノー製パワーユニットのようだ。
カスタマー・チームであるマクラーレンはサインツのマシンが今季全車のトップを切ってMGU-K(運動エネルギー回生システム)のトラブルによりリタイヤ。
また本家を含めここまで計6回に渡るスタートのうち、実に3回は信頼性の問題からリタイヤを余儀なくされている。
しかしこうした状況についてルノー・スポールのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは、「今季われわれに課せられた最大の責務はミッドフィールドの集団からの明確な脱却というもの。
そのためには信頼性をある程度犠牲にしても、パワーアップしパフォーマンスを上げることが求められているんだ。
この目標が変わらない限り、リザルトに妥協することがあってもわれわれの姿勢は変わらない」と強調した。
確かに先の中国GP予選でもルノーは2台共Q3進出を果たしているが、アビテブール氏のこうした「強がり」がシーズン最後まで上層部を納得させられるかは疑問だ。
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