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2019/04/21

ゲルハルト・ベルガー氏がフェラーリの責任体制に言及

Gerhard Berger (C)Scuderia Toro Rosso
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1987年から1989年、そして1993年から1995年の二つのスティントにおいてフェラーリ・チームに在籍し、トータル5勝を記録したゲルハルト・ベルガー氏(59歳:オーストリア)氏が、今シーズンここまで苦戦を続ける古巣について次のように言及した。

「僕が思うに、フェラーリ・チームというのは責任の取り方が他のチームと少し違うんだ。
それは、フェラーリでは誰かがすべての責任を負っていて、当然のことながらうまくいかなければその人物がすべての責任を取るのが当たり前。
跳ね馬フラッグの元に詰め腹を斬らせる訳だ。
でも他のチームは違う。
例えば、レッドブルなら、マシンのデザインには天才のエイドリアン・ニューイがいる。
有能なチーム・ボスにはクリスチャン・ホーナーがいる。
そしてドライバーなどの管理にはヘルムート・マルコがいて、それぞれがそれぞれの分野で責任を持ってコントロールしているんだね。
メルセデスだって同様だ、トト・ウォルフがいてアンディ・カウエルがいて、それから今現場には来ていないがニキ・ラウダがいるだろう。
でもフェラーリではビノット一人がすべての責任を負わされている。
彼は元々優れた技術畑の人間なのにね」

ベルガー氏は現役引退後、チーム運営(トロ・ロッソ)の経験もある。

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