ハミルトン(メルセデス)、「こんなのオーバーテイクじゃない」
Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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31日(日)行われたバーレーンGP決勝レース終盤、それまで首位を走ってきたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が突然の失速。
ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はこれを難なくオーバーテイクすると、今季初勝利を飾ってみせた。
しかしこれについてレース後のハミルトンは笑顔をみせることなく次のように語っている。
「正直、彼よりも僕のほうが速かったから前に出ただけで、彼をオーバーテイクしたという意識はないんだ。
もちろん前に誰かを見つければこれを抜き去ってやろうといいうのがレーシングドライバーは本性というもの。
でも今回は戦うことなく自然に前に出ただけだからね。
レース終盤にこんな幸運が待っているなんて思わなかったけれど、おそらくこれがモーターレーシングというものだとひとは言うに違いない。
でももしも逆の立場だったら、と考えたら僕は喜ぶ気持ちにはなれないんだ」
ゴールしたハミルトンは、すぐさまルクレールに近寄ってこの悲運な若者を思いやった。
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