チェイス・キャリー/CEO、「FOPAの動きは不可解」
Chase Carey/CEO (C)Liberty Media Group
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F1グランプリ主催者のほとんどが加盟とされる『FOPA(F1プロモーター協会)』が、F1を運営するリバティ・メディア側との会談予定直前に一方的な批判声明を出したことについて、メディア畑出身でF1の責任者であるチェイス・キャリー/CEOは「FOPAの動きは不可解」と不快感をみせている。
それによればそれまで両者は前向きな方針で一致していたものの、突然反旗を翻らせたということのようだ。
各グランプリはそれぞれ契約内容が異なると共にすでに更改を済ませた所もあれば近々に交渉を迫られる所など事情はバラバラ。
そのせいもあってか日本やメキシコ、ロシアなどはそもそもFOPAに加盟していないとされる。
また抗議声明の直後にはそのFOPAの一員であるアゼルバイジャンGPが早々に2023年までという長期契約の締結を発表するなど内部での足並みの乱れを露呈した。
一方で新規開催への希望国も多く、グランプリ開催交渉では優位に立つとみられるキャリー/CEOは、「F1というのは特殊な社会ですべてが理解し難い」とした上で、「不満を持っている2か国を探すのは容易なこと」と、牽制した。
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