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2018年11月

2018/11/30

ウィリアムズ、ポーランドの企業とスポンサー契約

『PKN ORLEN』 (C)Williams F1
29日(木)、ウィリアムズ・チームはポーランドの大手石油企業である『PKNオルレン』と2019年以降のスポンサー契約を結んだことを正式発表した。

『PKNオルレン』はヨーロッパをメインに世界90か国以上で事業を展開する多国籍企業。
契約は複数年で、契約金額は1千万ドル(約11億円)とも2千万ドル(約22億円)とも言われている。
これによりウィリアムズ・チームの来季新型車『FW42』のフロントノーズ、エアインテーク、サイドミラー、そしてリヤウィングなど複数か所に同社のロゴが掲出されるとのこと。

なおポーランドは来季のレースドライバーに決まったロバート・クビサの母国で、今回の契約がこれと関係しているのは間違いないところとみられる。

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ホンダ、来季松下信治&角田裕毅のF2&F3参戦支援へ

松下信治&角田裕毅 (C)Honda Racing
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ホンダ・レーシングはHFDP(ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)の一環として、来季松下信治(25歳)をFIAの『F2シリーズ』に、また角田裕毅(18歳)を同じくFIAの『F3シリーズ』にフル参戦させることを明らかにした。

2014年に全日本F3チャンピオンとなった松下信治は2015年からF2シリーズ(旧GP2)に参戦、それぞれ9位、11位、6位に。
2018年は日本に戻ってスーパー・フォーミュラに参戦したが11位に留まった。
また2017年に『F4シリーズ』に参戦した角田裕毅はシリーズ3位、2018年は同じく『F4シリーズ』でシリーズ・チャンピオン(12点)を獲得している。

松下は4位以内、角田はチャンピオンに輝けばいずれもスーパー・フォーミュラ発給資格(40点)に達することができる。

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ミック・シューマッハ、F1目指し来季はF2参戦へ

Mick Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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2018年のFIA・F3ヨーロピアン選手権でみごとシリーズ・チャンピオンを獲得したミック・シューマッハ(19歳:ドイツ)が、将来のF1を目指し来季はいよいよ登竜門である『F2シリーズ』に参戦することがわかった。
チームはF3時代に引き続き、慣れ親しんだ『プレマ・レーシング』ということになる。

ミック・シューマッハは言うまでもなくF1チャンピオンであるミハエル・シューマッハの子息。
そして同じくF1ドライバーだったラルフ・シューマッハの甥ということになる。

シューマッハは今季のF3で30点のスーパーライセンス・ポイントを獲得しているが、まだ発給条件の40点には不足。
来季参戦のF2でランキング6位までに入れば受給資格を満たすことになる。
なお今季のF2は、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、アレクサンダー・アルボン(トロ・ロッソ)、そしてランド・ノリス(マクラーレン)とランキング上位3人すべてのF1ステップアップが決まるという例年にない快挙となっている。

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2018/11/29

アロンソ、小林可夢偉と共にデイトナ24時間レース参戦決まる

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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今シーズン限りでF1生活を終えたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、来年も『デイトナ24時間レース』(2019年1月26日・27日)に参戦することが決まった。

チームはウェイン・テイラー・レーシングで、マシンはキャデラックの10号車。
チームメイトにはトヨタWECチームでもチームを同じくする小林可夢偉になることが明らかにされた。

なおアロンソは昨年もこのレースに参戦。
この時はスロットルやブレーキ等にトラブルが発生して全50台中の総合38位というほろ苦いものだった。

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アブダビ合同テスト2日目タイム(11/28)

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 C.ルクレール MON Ferrari 1'36.450 135
2 P.ガスリー FRA Redbull Renault 1'37.916 129
3 L.ストロール CAN Force India Mercedes 1'38.044 122
4 V.ボタス FIN Mercedes 1'38.448 143
5 C.サインツ ESP McLaren Renault 1'38.547 150
6 A.マルケロフ RUS Renault 1'38.590 129
7 G.ラッセル GBR Williams Mercedes 1'38.802 55
8 D.クビアト RUS Toro Rosso Honda 1'38.862 155
9 L.デレトラズ SUI Haas Ferrari 1'39.069 143
10 A.ジョビナッツィ ITA Sauber Ferrari 1'40.435 128
11 R.クビサ POL Williams Mercedes 1'44.208 39

   * 2018 PP-Time:1'34.794 L.ハミルトン Mercedes
   * 2018 Test-Time:1'36.812 S.ベッテル Ferrari
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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英国の国内機関はイギリスGPシルバーストーン継続を希望

British GP Scene (C)Renault F1
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1950年にスタートした現代F1グランプリの最初の開催地であるイギリスのシルバーストーン・サーキットだが、近年赤字がかさんでいて契約上は2027年までの長期開催条件があるものの、「解除条項」により現状では2019年の開催が最後とも伝えられている。

そのためロンドン市内の特設コースでの市街地グランプリが後継開催候補に挙げられているが、イギリス国内のACN(各国のモータースポーツ権能団体)はあくまでもモータースポーツ伝統の地であるシルバーストーン・サーキットでの開催を強く望んでいるようだ。

「市街地特設コースでやるには路面の改修が必要になるし、それなりのコストが掛かる。
何よりシルバーストーンはイギリス・モータースポーツの象徴、ここでのグランプリをなくしてはならない」と主張している。

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2018/11/28

山本尚貴、来季フリー走行セッション参加の期待高まる

山本 尚貴 (C)Honda Racing
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今シーズン、ホンダは時代の日本人F1ドライバーを輩出すべく、F1登竜門とされるF2シリーズに牧野任祐、福住仁嶺らを参戦させたものの、牧野はランキング13位、福住も同17位と不振、ホンダが期待したF1に必要なスーパーライセンス獲得には遠く至らなかった。

その一方で、日本国内のスーパー・フォーミュラやスーパーGTに参戦した山本尚貴がいずれのシリーズでもチャンピオンを獲得、前年からの繰り越しと合わせてみごとスーパーライセンスの発給資格を獲得してみせた。
30歳という年令やすでに子供もいるなどの家庭環境から、当初はF1への関心が薄いとみられた山本尚貴だったが、先に行われたF1最終戦のアブダビGPには自費で渡航、トロ・ロッソ・ホンダのガレージから全セッションを見学する意欲をみせた。

こうしたことからホンダF1の山本雅史モータースポーツ担当部長は2019年のF1グランプリで、山本尚貴にフリー走行セッションを体験させたいと前向きな姿勢をみせている。

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アブダビ合同テスト1日目タイム(11/27)

No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 S.ベッテル GER Ferrari 1'36.812 68
2 V.ボタス FIN Mercedes 1'37.231 120
3 L.ストロール CAN Force India Mercedes 1'37.415 56
4 M.フェルスタッペン HOL Redbull Renault 1'37.947 131
5 S.ペレス MEX Force India Mercedes 1'37.976 67
6 L.ノリス GBR McLaren Renault 1'38.187 135
7 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'38.789 128
8 P.フィティパルディ BRA Haas Ferrari 1'39.201 54
9 R.クビサ POL Williams Mercedes 1'39.269 32
10 G.ラッセル GBR Williams Mercedes 1'39.512 42
11 K.ライコネン FIN Sauber Ferrari 1'39.878 102
12 S.グラエル IDN Toro Rosso Honda 1'40.435 150

   * 2018 PP-Time:1'34.794 L.ハミルトン Mercedes
   * 2017 Test-Time:1'37.768 K.ライコネン Ferrari
    (ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です)

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アルボン(トロ・ロッソ)、「F1デビューは夢のよう」

Alexander Albon (C)Scuderia Toro Rosso
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2019年、トロ・ロッソ・ホンダからF1デビューすることが決まったアレクサンダー・アルボン(23歳:イギリス)が、その喜びを自身のツイッターで明らかにした。

「こんな機会が得られて、もう喜びを表せないよ。
今シーズン戦ってF2で、着実に戦績を上げてきたことが評価されたんだと思う。
F2で僕を支えてくれたDAMSのみんなや、ドゥリオ(チーム代表)には感謝しきれない。
それから僕の夢を理解してくれた日産にも感謝しているよ。
お世話になったすべての人のためにもF1では精一杯頑張りたい」と、タイ系のイギリス人。

今季F2シリーズで才能を開花させたアルボンは、2019年日産からフォーミュラEに参戦することが決まって正式にエントリーを済ませていたが、同陣営は契約を解消することを了承、F1に送り出すことを認めた。

来季トロ・ロッソでは2年ぶりに復帰となるダニール・クビアト(24歳:ロシア)とのコンビネーションになる。

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2018/11/27

アロンソ(マクラーレン)、「みんなの好意に感謝したい」

P.Gasly & F.Alonso (C)Scuderia Toro Rosso
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今回のアブダビGPがF1最後のレースとなったマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)は、周囲がみせた好意に「感謝したい」とお礼の言葉を述べた。

「この週末はとても激しくて充実した楽しい数日間だった。
これまで過ごしたF1の日々をすべて受け止めるにはまだ時間が必要だけれど、今日の感激は忘れない。
とりわけ最後のインラップで共に円を描いてくれた(訳注:ドーナツターンのこと)ハミルトンとベッテルには感謝している。
とても感動的な時間だった。
キャリアの大部分を彼らと戦えたことを誇りに思うよ」

その上でアロンソは、「でもまだ僕はこれでレースを止めてしまう訳じゃないからね」と、念を押した。

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田辺豊治T/D(ホンダ)、「確実に前進もまだ課題多い」

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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新しくトロ・ロッソとコンビを組んだシーズン初年度も最終戦となるアブダビGPを終え、ホンダF1の現場責任者である田辺豊治/テクニカルディレクターは、次のように最後の戦いを振り返った。

「今日はガスリーが入賞圏内を走行していただけに、レース終盤にオイル漏れからくる白煙により、シーズン最終戦をリタイアで終えたことは非常に残念だ。
オイル漏れの原因についてはこれから確認を行いたい。
ハートレーについては粘り強くレースを続けたものの、スタート後のアクシデントが響き、ポイント獲得には至らなかった。
今シーズンはトロ・ロッソとのパートナーシップを通して、多くのことを学ぶことができた一年だった。
われわれのPU(パワーユニット)についてはパフォーマンス、信頼性ともに確実に前進している手応えがある反面、まだまだ向上すべき課題も多くあると感じている。
来季の2チーム供給に向け、オフシーズンにさらなる開発を推し進め、良い形で来るべきシーズンに臨みたい。
最後に2名のドライバー、トロ・ロッソ及びホンダ双方のファクトリーメンバー、トラックサイドメンバー全員の努力に、感謝の言葉を贈りたい。
また、常に応援をくれたファンの皆様にもお礼を言うと共に、来年はさらにいい一年にできればと思うので、引き続きのご声援をよろしくお願いします」

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トロ・ロッソ、来季ドライバーにアレクサンダー・アルボン起用

Alexander Albon (C)F2 Series
スクーデリア・トロ・ロッソは、まだ決まっていなかった2019年の同チームレースドライバーにタイ系イギリス人であるアレクサンダー・アルボン(23歳)を起用することを明らかにした。

アルボンは今季F2シリーズに参戦、シリーズ・ランキング2位。
来季はフォーミュラEシリーズに参戦すべくすでに日産と契約を結んでいたが、こちらは白紙に戻してF1にフル参戦することになる。
これによりブレンドン・ハートリーは1シーズンでF1シートを失うことになった。

なおこれでF1傘下のF2からは今季の1位であるジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、2位のアルボン、そして3位のランド・ノリス(マクラーレン)と上位3人すべてがF1にステップアップすることが決まったことになり、スーパーライセンス発給におけるその存在価値を如実に示した。

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2018/11/26

メルセデスのルイス・ハミルトン、ウルトラソフト – スーパーソフトと繋ぐ1 ストップ戦略で優勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2018 アブダビグランプリ決勝
・2ストッパーのバルテリ・ボッタス以外の全ドライバーが1ストップ戦略を採用
・各チームはアブダビに留まり、2日間テストに臨む:2019 年型タイヤを初めて試す
2018年11月25日、ヤス・マリーナ
ルイス・ハミルトンが、予測通りのウルトラソフト – スーパーソフトと繋ぐ1 ストップ戦略で、2018シーズン最終戦をポール・トゥ・ウィンで制しました。この日、ピレリのタイヤサプライヤー契約が2023年まで延長されることが発表されました。
バーチャルセーフティーカー導入周回中の序盤にピットストップを行なったハミルトンは、スーパーソフトによる48 周の長いファイナルスティントを走行しました。
ともにフロントロウからのスタートを逃したフェラーリとレッドブルは、力強いレース運びによって、セバスチャン・ベッテルが2位を、マックス・フェルスタッペンが3位を獲得しました。トップ3チーム中、ただ一人ハイパーソフトでスタートしたフェルスタッペンは、セーフティーカーとバーチャルセーフティーカーの導入にも助けられ、17周のオープニングスティントを走行しました。
ハミルトンは、2018年ピレリ・ポールポジションアワードを受賞しました。ドライバーズパレードが行われる前、今シーズン11回のポールを獲得したハミルトンを讃えて、刻印が施された実物大のレースタイヤがハミルトンに授与されました。
ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「ほぼ全ドライバーが予測通りの1ストップ戦略を採りましたが、戦術的に興味深いレースが見られました。また、レースに影響は無かったものの、パラついた雨には皆驚いたことと思います。序盤にピットストップを行なったハミルトンがスーパーソフトによる長いファイナルスティント走行した一方、4 位を獲得したダニエル・リカルドは逆の戦略を採り、ウルトラソフトによる長いオープニングスティントと、スーパーソフトによる短めのファイナルスティントを走行しました。ハイパーソフトでスタートしたマックス・フェルスタッペンは、3つポジションをアップして3 位を獲得しました。我々は、これから気持ちを切り替え、来シーズンに向けての作業に集中します。火曜日と水曜日、ドライバーたちは初めて2019年型タイヤをテストします。ここでは、比較用に今シーズンのタイヤも使用できます。最後に、素晴らしいFormula 1のキャリアを残したフェルナンド・アロンソに敬意を表し、彼の今後の健闘を祈ります」

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アロンソ(マクラーレン)、コース外走行で3ペナルティ・ポイント

 FIA
アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソに対しペナルティ・ポイント計3点を科したことを明らかにした。
それによればアロンソは、25日の決勝レース中他車とのバトルの際に、8-9コーナーで度々ランオフエリアにはみ出て不当な利益を得たというもの。
認定された違反は18時47分、18時51分、18時52分の3回。

アロンソのペナルティ・ポイントは今回それぞれ1点ずつの3点で、計6点となった。
ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、アロンソはすでにF1引退を表明しているため実害はないことになる。
なおオコンには別途5秒ずつのタイム・ペナルティが科せられている。

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ピレリタイヤ、2023年まで単独F1サプライヤー契約延長

Pirelli F1 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は2020年から2023年までの新たな4年間、F1タイヤの単独サプライヤーとして現行のピレリタイヤ(フランス)と契約を結んだことを明らかにした。
新たな契約には韓国のハンコックタイヤも名乗りを挙げていたが、FIAによる選考の結果、これまで通りピレリが選ばれた形。

ピレリは2011年から公式サプライヤーとしてF1にタイヤを供給、当初はチームから不満の声が聞かれたりしたものの、シーズンを重ねると共に安定したタイヤを提供して現在は信頼を勝ち得ている。

F1タイヤは2020年から現行の13インチから18インチにホイール径を拡大するなど大きな変更が予定されていて、この時点での新規参入には元々無理との声もあった。

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オコン(F・インディア)にコース外走行でペナルティ・ポイント

FIA
アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、25日(日)行われた決勝レース中、フォース・インディア・チームのエステバン・オコンに対し、ペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。
それによればオコンは、決勝レース中バンドーン(マクラーレン)をオーバーテイクした際、17コーナーでランオフエリアにはみ出て不当な利益を得たというもの。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、オコンはこれで累計6点となった。
なおオコンにはレース中別途5秒のタイム・ペナルティが科せられている。

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アブダビGPはハミルトン(メルセデス)が有終の美飾る

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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25日(日)15時10分(日本時間:22時10分)から今季F1最終戦アブダビGPの決勝レースがヤス・マリーナ・サーキットを舞台に行われた。
スタート前の天候は晴れ、気温は32度、路面温度は35度と高め、路面はドライコンディションと報告されている。
ピレリは今回、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パーブル)、そしてハイパーソフト(ピンク)という最も柔らかい3種類のタイヤを持ち込んでいる。

オープニングラップの9コーナーでヒュルケンバーグ(ルノー)のマシンがグロージャン(ハース)と接触して転倒、セーフティカーが導入された。
この間にハートリー(トロ・ロッソ)がピットインしてフロントノーズを交換。
この事故は審議対象とされたがインシデント(出来事)とされた。
7周目、ライコネン(フェラーリ)がストレートで突然ストップ、フェラーリ最後のレースを不本意な形で終えることとなった。
なおライコネンのリタイヤは今季4度目。
バーチャル・セーフティカーとなり首位のハミルトン(メルセデス)がピットインしてタイヤ交換(ハイパーソフトからスーパーソフト)を行った。

24周目、中東のアブダビGPとしては珍しく雨粒が落ちてきたが、まだ路面が濡れるほどではない。
エリクソン(ザウバー)がパワーロスを訴えてピットイン、リタイヤとなった。
途中、俳優のウィル・スミスがテレビカメラを操作しているところが国際映像で流れた。
32周目、オコン(フォース・インディア)がバンドーン(マクラーレン)をランオフエリアにはみ出てオーバーテイク、その後5秒ストップ・ペナルティのタイム・ペナルティが通告された。
36周目にはボタス(メルセデス)もランオフエリアに出たにもかかわらずフェルスタッペン(レッドブル)の前に戻ってしまう。
38周目、両車は接触しながらのバトルを演じ、フェルスタッペンが前に。
48周目、入賞圏内の10位を走っていたガスリーが白煙を巻き上げてストップ、トロ・ロッソ最後のレースを終える。
予選に続いて決勝レースでもエンジントラブル再発か。
ポイント獲得を目指した11位走行のアロンソ(マクラーレン)がランオフエリアを走って5秒ストップ・ペナルティのタイム・ペナルティを受ける。

レースはポールからスタートしたハミルトンが今回も危なげなく55周を走りきって優勝。
前戦ブラジルに続いての勝利で今季11勝目、自身通算73回目を記録した。
2位はベッテル(フェラーリ)、3位フェルスタッペン(レッドブル)、4位リカルド(レッドブル)、5位ボタス(メルセデス)、6位サインツ(ルノー)、7位ルクレール(ザウバー)、8位ペレス(フォース・インディア)、9位グロージャン(ハース)、10位マグヌッセン(ハース)までが入賞。
11位アロンソ(マクラーレン)、12位ハートリー(トロ・ロッソ)、13位ストロール(ウィリアムズ)、14位バンドーン(マクラーレン)、15位シロトキン(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはガスリー(トロ・ロッソ)、オコン(フォース・インディア)、エリクソン(ザウバー)、ライコネン(フェラーリ)、そしてヒュルケンバーグ(ルノー)の5台となった。
フィニッシュ後、ハミルトン、アロンソ、そしてベッテルのいずれも元F1チャンピオンが揃ってストレートでドーナツターンを披露、観客の歓声を浴びた。

2018年のF1はこれで終了。
次戦は2019年開幕戦のオーストラリアGP(3月17日決勝)ということになる。

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2018/11/25

ハースF1のフォース・インディアに対する異議申し立て却下

 FIA
アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、ハースF1チームから提出されていたフォース・インディア・チームに関する異議申し立てについて、これを却下したことを明らかにした。

ハースF1チームは、現在の新生レーシング・ポイント・フォース・インディアが、前身であるサハラ・フォース・インディア時代のマシンをそのまま使用しているため、F1レギュレーションで定められたコンストラクター(マシン製造者)であるとはいえず、すなわちチームとして賞金を受け取る資格がないと抗議したもの。

しかしこれについてFIA(国際自動車連盟)は、「レーシング・ポイント・フォース・インディアはマシンを自製しており、コンストラクターとして認められる」との見解を示し、抗議は認められないとした。
ハースF1チームはこの裁定に対し控訴するかどうか保留している。

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グロージャン&ガスリーの接触事故はお咎めなしに

FIA
アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、24日(土)行われたフリー走行3回目セッションで起きたグロージャン(ハース)とガスリー(トロ・ロッソ)との接触事故についてセッション終了後の審議対象としていたが、スチュワードはビデオ映像とテレメトリー等を確認した結果、通常のインシデント(出来事)であるとしてペナルティ等を科さないことを明らかにした。

ただこのケースはスロー走行していたグロージャンがレーシングラインに留まっていて起きたもので、グロージャンはセッション終了後にトロ・ロッソのガレージに趣いて謝罪している。

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ライコネン(フェラーリ)も白線カットで戒告ペナルティ

FIA
アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、24日(土)行われたフリー走行3回目セッションでフェラーリ・チームのキミ・ライコネンがピット入り口の走行ラインを示す白線をカットしたとして戒告ペナルティを科したことを明らかにした。

それによればスチュワードはビデオ映像とテレメトリー等を確認した結果、ライコネンがピット入り口で突然進路を変更、ラインをカットしたことが確認されたという。

ライコネンへの戒告ペナルティは今シーズン、これが初めてということになる。

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2018/11/24

アブダビGP予選、ハミルトンPP メルセデスが最前列独占

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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24日(土)17時(日本時間:22時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今季F1最終戦アブダビGPの公式予選が行われた。
全20台によるQ1、15台によるQ2に続き、10台12分間で行われるQ3では決勝レースのトップ10グリッドが決定する。
ピレリは今回、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パーブル)、そしてハイパーソフト(ピンク)という最も柔らかい3種類のタイヤを持ち込んでいる。

1回目のアタックでハミルトン(メルセデス)が1'35.295のタイムでトップに。
2番手には0.057秒差でベッテル(フェラーリ)、史上最年少ポール獲得に最後のチャンスとなったフェルスタッペン(レッドブル)は6番手と苦しいタイム。

結局2018年最後のポールポジションは2度目のアタックで1'34.794とさらにタイムを短縮したルイス・ハミルトンが獲得。
前戦ブラジルGPに続くポールで今季11度目、自身通算83回目の快挙となった。

2番手も0.162秒差でチームメイトのボタスがつけ、メルセデスAMG勢のフロントロウ独占になった。
3番手はベッテル(フェラーリ)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)とここまできれいにチーム順に並んだ。
7番手グロージャン(ハース)、8番手進境著しいルクレール(ザウバー)、9番手オコン(フォース・インディア)、そして10番手がヒュルケンバーグ(ルノー)というトップ10グリドになった。
明日の決勝レースは日曜日17時10分(日本時間:22時10分)から行われる。

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アブダビGP予選Q2、ハミルトン(メルセデス)最速

引き続きアブダビGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

ここでトップはハミルトン(メルセデス)で1'35.693。
0.454秒差の?番手にフェルスタッペン(レッドブル)、以下ベッテル(フェラーリ)、ボタス(メルセデス)、ルクレール(ザウバー)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、グロージャン(ハース)、ライコネン(フェラーリ)、オコン(フォース・インディア)、リカルド(レッドブル)までの10台がQ3進出を決めた。

ここでの敗退はサインツ(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、マグヌッセン(ハース)、ペレス(フォース・インディア)、そしてアロンソ(マクラーレン)の5台となった。

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アブダビGP公式予選Q1、トロ・ロッソ・ホンダ勢敗退

23日(土)17時(日本時間:22時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今季F1最終戦アブダビGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の天候は晴れ、気温は29度、路面温度は33度、路面はドライコンディションとなっている。

トップタイムはベッテル(フェラーリ)で1'36.775。
以下、ボタス(メルセデス)、ハミルトン(メルセデス)、オコン(フォース・インディア)、ライコネン(フェラーリ)、ルクレール(ザウバー)、フェルスタッペン(レッドブル)、ペレス(フォース・インディア)、そしてヒュルケンバーグ(ルノー)の順。
トロ・ロッソ・ホンダはハートリー16番手、ガスリー17番手。
マクラーレンはアロンソが14番手でQ2進出したもののバンドーンは18番手で敗退した。
ガスリーのマシンは最後にトラブルに見舞われた模様。

ここでの敗退はハートリー(トロ・ロッソ)、ガスリー(トロ・ロッソ)、バンドーン(マクラーレン)、シロトキン(ウィリアムズ)、ストロール(ウィリアムズ)の5台となった。

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アブダビGPフリー3回目、ハミルトン(メルセデス)が最速

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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24日(土)14時(日本時間:19時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今季F1最終戦アブダビGPのフリー走行3回目セッションが60分間で行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、セッション開始時の気温は31度、路面温度44度と高め、路面はドライコンディションと報告されている。
ピレリは今回、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パーブル)、そしてハイパーソフト(ピンク)という最も柔らかい3種類のタイヤを持ち込んでいる。

20分過ぎ、ルクレール(ザウバー)がコースオフしてバリアにマシン後部をクラッシュさせる。
終盤にはガスリー(トロ・ロッソ)とグロージャン(ハース)がコースで接触する場面もみられた。
このセッションでトップタイムをマークしたのはハミルトン(メルセデス)で1'37.176のベストタイム。
2番手に0.288秒差でライコネン(フェラーリ)、3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手グロージャン(ハース)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手サインツ(ルノー)、10番手がオコン(フォース・インディア)となった。
トロ・ロッソ・ホンダはハートリーが12番手、ガスリーは15番手ねまたマクラーレン・ルノーはアロンソ16番手、バンドーン19番手だった。
このあと公式予選セッションが17時(日本時間:22時)から行われる。

アブダビGPフリー走行3回目の結果はこちら
アブダビGPの画像はこちら

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「カーナンバー1は気まぐれ」、ハミルトン(メルセデス)

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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カーナンバー1はF1チャンピオンの証明だが、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)はこれまで自身の登録した番号である『44』を頑なに守り、チャンピオン確定後も『1』を付けてはいなかった。
ところが23日(金)行われたアブダビGPのフリー走行1回目セッションで、唐突にフロントカウル上部に描かれたのはその『カーナンバー1』で、周囲を驚かせた。

しかしこれについてハミルトンは、「カーナンバー1は、個人的に好きじゃないね。
チームがこのカーナンバー1の権利を得たのは2009年にバトンがタイトルを獲った時(当時ブラウンGP)だけど、彼はそのままチームを去って行っちゃったからね。
それでマクラーレンが1を付けるなんて、なんか不自然で受け入れられなかったんだ。
今回僕が1を付けたのはそうした思いを吹っ切るためだったかな。
特に思いはないんだよ。
ま、1セッションだけとはいえ一度付けておけば画像が残るからいいんじゃないの」と、屈託がない。

なお、同じマシンが複数のナンバーを使用するのは計時の上では支障が生じるが、今回は事前に承諾を得ていたということだ。

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ハースF1、新生フォース・インディアをFIAに訴え

Haas 『VF-18』 (C)Haas F1 Team
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FIA(国際自動車連盟)は、ハースF1チームから新生フォース・インディアに対し、その正当性について訴えがあったことを明らかにした。

それによれば、現在のF1協定では『新規参戦のチームは2年間チームへの報奨金が受け取れない』規定になっているのも関わらず、フォース・インディアは過去の実績が認められる様相になっていると抗議したもの。

かつてサハラ・フォース・インディアとして参戦していた同チームはいったん登録を抹消、あらためてレーシング・ポイント・フォース・インディアとして再参戦、コンストラクターズ・ポイントもゼロに戻されているが、それにも関わらず報奨金を受け取る可能性をハースF1が指摘したものだ。

ハースF1は以前ルノー・チームから抗議を提出されて獲得ポイントを失うなど痛い目に遭った過去がある。

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ハミルトン(メルセデス)に白線カットで戒告ペナルティ

FIA
アブダビGPのレーススチュワード(審査委員)は、23日(金)行われたフリー走行1回目セッションでメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンがピット入り口の走行ラインを示す白線をカットしたとして戒告ペナルティを科したことを明らかにした。

それによればスチュワードはビデオ映像とテレメトリー等を確認した結果、セッション終了後にピットに戻る際、ロックさせてラインをカットしたことが確認されたという。

ハミルトンへの戒告ペナルティは今シーズン、これが2度目ということになる。
なお戒告も、他のインシデント等の処分と同様にカウントされる。

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2018/11/23

アブダビGPフリー2回目、ボタス(メルセデス)が最速

Yas Marina Circuit (C)Pirelli Motorsport
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23日(金)17時(日本時間:22時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今季F1最終戦アブダビGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
1回目セッションと異なり、この2回目の時間帯は土曜日の予選、そして日曜日の決勝レースに近いものとなっていて注目される。
セッション開始時の天候は晴れ、セッション開始時の気温は26度、路面温度31度まで低下、路面は引き続きドライコンディションとなっている。
なおハミルトン(メルセデス)のマシンは再びカーナンバーを44に戻している。

ここではメルセデスのボタスが1'37.236がトップに。
0.044秒差でフェルスタッペン(レッドブル)が?番手。
3番手リカルド(レッドブル)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手ベッテル(フェラーリ)、7番手グロージャン(ハース)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)の順。
トロ・ロッソ・ホンダはガスリー11番手、ハートリー16番手、またマクラーレン・ルノーはアロンソ13番手、バンドーン18番手だった。

アブダビGPフリー走行2回目の結果はこちら
アブダビGPの画像はこちら

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アブダビGPフリー1回目、レッドブル勢が1-2タイム

Yas Marina Circuit (C)Pirelli Motorsport
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23日(金)13時(日本時間:18時)からヤス・マリーナ・サーキットを舞台に今季F1最終戦アブダビGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、セッション開始時の気温は28度、路面温度43度、路面はドライコンディションとなっている。
ピレリは今回、スーパーソフト(レッド)、ウルトラソフト(パーブル)、そしてハイパーソフト(ピンク)という最も柔らかい3種類のタイヤを持ち込んでいる。

なおこのセッションではウィリアムズ・チームがシロトキンに代えて来季のレースドライバーに決まったばかりのロバート・クビサを、ザウバーではルクレールに代えてアントニオ・ジョビナッツィをそれぞれ起用している。
またハミルトン(メルセデス)のマシンにはカーナンバー44ではなく初めて1のチャンピオン・ナンバーが描かれている。
このセッションではフロントタイヤの熱分布がわかるカメラが取り付けられていて、アロンソやマグヌッセンのマシンでその状況が窺われた。

トップタイムはレッドブルのフェルスタッペンで1'38.491のベストタイム。
これに0.454秒差でチームメイトのリカルドが続いた。
3-4番手はメルセデスAMGのボタス&ハミルトン、5番手オコン(フォース・インディア)、6番手マグヌッセン(ハース)、7-8番手フェラーリのライコネン&ベッテル、9番手サインツ(ルノー)、10番手グロージャン(ハース)だった。
トロ・ロッソ・ホンダはガスリー11番手、ハートリー14番手、マクラーレン・ルノーはバンドーン18番手、アロンソ19番手、またジョビナッツィ(ザウバー)は16番手、クビサ(ウィリアムズ)は20番手だった。
このあとフリー走行2回目セッションが17時(日本時間:22時)から行われる。

アブダビGPフリー走行1回目の結果はこちら
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アブダビGPのレーススチュワードフェリペ・ジャフォーネ氏

Felipe Giaffone (C)Indycar Media
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるF1最終戦アブダビGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元インディカー・シリーズのドライバーであるフェリペ・ジャフォーネ氏(43歳:ブラジル)を指名したことを明らかにした。

サンパウロ出身のジャフォーネ氏はブラジル出身のF1チャンピオンであるネルソン・ピケ氏の指導を受けて大成、2001年から当時のインディ・レーシング・リーグに参戦。
インディ500レースでは3位に入るなど活躍した。

同氏によるF1グランプリのスチュワード就任はこれが初めてということになる。

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アブダビGPの週末、3日間共雨の心配はなし

Yas Marina Circuit (C)Redbull Racing
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今週末行われる今季F1最終戦アブダビGPの開催地である中東ヤス・マリーナ・サーキット地方の天気について、地元気象台はフリー走行が行われる金曜日、公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日のいずれも雨になる心配はないと予想している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
11月23日(金) フリー走行 晴れ 17- 29度 0%
11月24日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 21- 32度 10%
11月25日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 22- 33度 0%

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ウィリアムズ、ロバート・クビサと2019年契約結ぶ

Robert Kubica (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは、まだ空席だった2019年の同チーム・レースドライバーに、現在の開発ドライバーであるロバート・クビサ(33歳:ポーランド)と契約したことを正式発表した。

2006年に当時のBMWザウバーからF1デビューを果たしたクビサは3戦目には3位表彰台、2008年のカナダGPでは初優勝するなど活躍、その後ルノー・チームに移籍したが2011年のオフにトレーニングとして参加したラリーで大事故に遭い、大怪我を負って表舞台から姿を消していた。

ウィリアムズ・チームは来季すでに新人のジョージ・ラッセル(20歳:イギリス)の起用を決めているのでベテランと若手とのコンビネーションということになる。

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2018/11/22

F1最終戦のアロンソにマクラーレンが粋な計らい

Fernando Alonso/Car (C)McLaren Group
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いよいよ今週末に行われる2018年最終戦が自身にとってもF1最終戦となるフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)に対し、マクラーレン・チームが粋な計らいをみせることがわかった。

これは、アロンソのこの一戦だけのために『MCL33』をスペシャル・カラーにするというもの。
チームが公開した画像によれば、アロンソの誇りでもあるスペインの故郷アストゥリアス州のシンボルであるブルー、レッド、イエローのカラーをエンバンカバー部分に鮮やかに配色していることがわかった。
またFIA(国際自動車連盟)の承諾を得て、コクピット前面とサイド部分に特徴的なエンブレム(記章)が描かれている。

同チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターは「アロンソを送り出すにふさわしい特別な配慮をした」と、誇らしげに語っている。

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ダニエル・ティクトゥム、F2最終戦にスポット参戦へ

Daniel Ticktum (C)RedBull Racing
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レッドブル・グループの育成ドライバーであるダニエル・ティクトゥム(19歳:イギリス)が、今週末ヤス・マリーナ・サーキットで行われる『F2シリーズ』最終戦にスポット参戦することが決まった。

チームは名門のアーデン・インターナショナルで、マキシミリアン・ギュンターに代わっての参戦。
ティクトゥムは今季ヨーロッパF3選手権でシリーズ2位(1位はミック・シューマッハ)で、先週末行われたF3の世界一決定戦マカオGPで昨年に続き優勝したばかり。
F1ドライバー候補に挙げられているが、まだスーパーライセンス獲得にはわずか5ポイント足りないとされるている。

2019年は日本のスーパー・フォーミュラへの参戦が予定されているが、『F2シリーズ』にも関心をみせているようだ。

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ルイス・ハミルトン、「現行のエンジンでレース生活終えたい」

Formula E (C)Formula E
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いま急速に広まりつつある電気自動車のレース『フォーミュラE』だが、これについて聞かれたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトン(33歳:イギリス)は、「電気自動車に関心はない」と、切って捨てた。

「電気自動車が時代の趨勢であることは認めるよ。
多くの自動車メーカーがこぞって参戦に向いているのがその証拠だろう。
でも僕はああいったレースに関心はないね。
スピードはフォーミュラ・フォードよりも遅いし何より迫力に欠ける。
エキサイティングじゃないんだ。
少なくとも僕は現行の(化石燃料)エンジンで、それもV型エンジンのサウンドでレース生活を終えたいと思っているよ」と、F1チャンピオン。

なおハミルトンが所属するメルセデスもご多分に漏れずフォーミュラEへの参戦を決めている。

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2018/11/21

アロンソ(マクラーレン)、もうF1復帰匂わす

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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2018年限りでのF1引退を表明したマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)だが、今シーズンの戦いがまだ終わらないうちに早くも復帰の可能性を匂わせた。

F1引退後のアロンソは、現在も参戦するトヨタ・チームでのWEC(世界耐久選手権)参戦と、念願である『世界三大レース制覇』のため、残されたインディ500レースへの参戦が決まっている。
しかし当初の計画だったインディカー・シリーズへのフル参戦は叶わず、これまでと比べれば2019年は簡易なスケジュールに留まっているのは間違いないところ。

アロンソは2020年のインディカー・シリーズ挑戦だけでなく、レギュレーションが変更となる2021年のF1へも復帰の可能性を示唆し、まだ自信の将来に未練のあることを隠さないでいる。
実現すれば2021年にはアロンソは40歳の誕生日を迎えることになる。

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ルノー・チームの躍進意欲に冷や水

Carlos Ghosn (C)Renault F1 UK
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再びワークス体制となった2016年から3年が過ぎようとしているルノー・チームだが、日本で起きたカルロス・ゴーン/CEOの逮捕という予想しなかった事態に、その影響が心配されている。

現在F1でのルノー・チームの立ち位置は、ビッグ3(メルセデス、フェラーリ、レッドブル)に次ぐ4番手というものだが、かつてチャンピオンシップを制覇した名門として来年こそ飛躍の年と意気上がる状況だった。
すでに2019年新型車のプロトタイプは完成に近づいており、来季ドライバーもダニエル・リカルドという優勝経験を持つベテラン・ドライバーを擁することが決まっていて、ニック・チェスター/テクニカル・ディレクターも自信をみせていた。

しかしルノー・日産グループの総帥として君臨したゴーン氏が失脚した場合、F1のみならずモータースポーツに対する基本方針が変わる可能性も考えられる。

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グロージャン(ハース)、「P.フィティパルディの加入に期待」

Pietro Fittipaldi (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームはブラジルGPの会場でインディカー・シリーズに参戦する同国出身の若手ドライバー、ピエトロ・フィッティパルディ(22歳)を公式テストドライバーに起用することを明らかにしたが、これについて同チームのレースドライバーであるロマン・グロージャンが次のように言及した。

「僕らのチームでは、内部に助けを必要としていたんだ。
とりわけ、F1シミュレーターの部門でね。
これまでマシンをセットアップする際に、データとの関連の確認の面で弱点があった。
その解決にシミュレーターでのテストは不可欠なことなんだ。
その意味で能力あるピエトロ・フィッティパルディの加入には大きな期待を持っている。
彼にはチームにとって価値ある仕事をして欲しいね」

ハースF1チームではこれまで公式のテストドライバーを置いていなかった。

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2018/11/20

タチアナ・カルデロン嬢(ザウバー)、2日間のテストを敢行

Tatiana Calderon (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームのタチアナ・カルデロン嬢(25歳:コロンビア)が、今月初めのロドリゲス・サーキット(メキシコ)以来の自身2度目となるプライベートテストをフェラーリの自社コースであるフィオラノ・サーキット(イタリア)を舞台に行った。
今回も公認のF1テストではないので、マシンは旧型でピレリのデモ用タイヤを装着、距離も100キロ以内に限定された、いわゆるフィルミングデーというもの。

F1マシンを女性が走らせたのは2015年のスージー・ウォルフさん(現メルセデス・モータースポーツのエクゼクティブ・ディレクターであるトト・ウォルフ氏の妻)以来になる。

ザウバーの『C32』(2013年仕様)を駆ったカルデロンは2日間でトータル202周を走破。
走行後のカルデロンは「ザウバーのF1マシンは最高だったし、フェラーリ伝統のフィオラノ・サーキットを走れたのも素晴らしかった」と、顔をほころばせた。

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ハミルトン(メルセデス)、「ベッテルよりルクレールを警戒」

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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今シーズン、激しいデッドヒートの末ライバルであるベッテル(フェラーリ)を下して自身5度目となるタイトル獲得を果たしたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、来シーズンはベッテルよりもむしろ新加入のシャルル・ルクレール(21歳:モナコ)のほうを警戒すべきとした。

「若手ドライバーというのはいつだって警戒しなければならない存在なんだ。
なぜなら彼らは自分の存在を示したくって、とてもハングリーだからね。
フェルスタッペン(レッドブル)もそうだったし、来年はルクレールがその立場になるだろう。
彼はすでに戦闘力に欠けるザウバー・チームで非凡なところをみせたし、いま最も急成長の過程にある。
来年フェラーリに入ったなら、彼は大化けするかも知れないな。
ベッテルより警戒すべきかも知れないよ」と、言及。

22歳でF1デビューしたハミルトン自身急成長、初優勝を遂げたのはそれからまだ100日も経たない時期だった。

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最終戦アブダビGPのタイヤも両雄で選択分かれる

Image (C)Pirelli Motorsport
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いよいよ2018年のF1も最終戦アブダビGPを残すのみとなったが、ある意味今年の戦略の重要な要素となったタイヤ選択が、ここでもメルセデスAMGとフェラーリ・チームで分かれることがわかった。

このレースにピレリタイヤが持ち込むのはスーパーソフト(レッド)とウルトラソフト(パープル)、そしてハイパーソフト(ピンク)の3種類。
ハイパーソフトはいずれも8セットで同じものの、一番堅いスーパーソフトはメルセデスAMG勢が2セットずつなのに対し、フェラーリ勢は3セットを選択、逆に中間のウルトラソフトはメルセデスAMG勢が3セットでフェラーリ勢は2セットとなっている。
スーパーソフトは1セットだけのチームもある中、フェラーリの選択は決勝レースでもこのタイヤを使う意思が表れているようだ。

すでにタイトル争いは結着が付いたとはいえ、オフシーズンを気持ちよく送るためにどのチームも最終戦は好成績で終えたいところだ。

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2018/11/19

D.ティクトゥム、Mi.シューマッハに雪辱を果たす

Daniel Ticktum (C)Macau Grand Prix
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今シーズン、FIA・F3ヨーロピアン選手権で鎬を削ったライバル、ダニエル・ティクトゥム(19歳:イギリス)とミック・シューマッハ(19歳:ドイツ)とのバトルがマカオGPで再現された。

かつて父親ミハエル・シューマッハも出場したマカオGPだが、ヨーロッパF3とは異なり今回はティクトゥムのほうに軍配。
ティクトゥムがみごとポールTOウィンを飾ったのに対し、シューマッハのほうは5位に留まった。

なお今回のマカオGPでマシンがコース外に飛び出す大アクシデントが発生。
女性ドライバーのソフィア・フローシュ(17歳)が脊髄を骨折する怪我を負っている。

マカオGPのレース結果はこちら

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メルセデスAMGチーム、『オン・セミコンダクター』と契約

 ON Semiconductor
メルセデスAMGチームは、アメリカの『オン・セミコンダクター』と公式サプライヤー契約を結んだことを明らかにした。
オン・セミコンダクターはアメリカ・フェニックスに本拠を置く世界的な半導体や電気処理の専門メーカー。
日本では富士通との関係が深い。

契約はF1チームと同時に来年から参戦予定のフォーミュラE・チームも含めて結ばれており、今後さらに進化するレーシングカーにおけるエレクトロニクス技術を確固たるものにする目的とみられる。

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山本尚貴、スーパーライセンスの受給資格獲得

山本 尚貴 (C)Honda Racing
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今季日本のスーパー・フォーミュラとスーパーGT両シリーズでチャンピオンを獲得したホンダ系ドライバーである山本尚貴(30歳)が、F1出場に必要なスーパーライセンスの受給資格を得たことが明らかとなった。

スーパーライセンス獲得には過去3年間において指定されたシリーズでトータル40ポイント以上が必要だが、山本尚貴はスーパー・フォーミュラで20ポイント、スーパーGTで15ポイント、そして2016年・2017年のそれぞれ3ポイントずつと会わせトータル41ポイントに達したもの。
スーパーGTでチームメイトであるジェンソン・バトンも「F1を走るレベルにある」と、太鼓判を押すが、ただ山本尚貴はすでに30を越え、結婚して子供もいるためこれからF1を目指すことには消極的ではないかとみる向きもある。

なおホンダがスーパーライセンス獲得を目指しF2に送り込んだ牧野任祐、福住仁嶺ら期待の若手ドライバーはいずれも今季下位に低迷した。

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2018/11/18

リバティ・メディア、「F1は魅力を活かしきっていない」

Start Scene (C)Redbull Racing
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リバティ・メディアでF1のCEO(最高経営責任者)を務めるチェイス・キャリー氏は、現在のF1について「魅力を活かしきっていない」との見解を示した。

それによればF1には類い稀な魅力があるにもかかわらず、多くの主催者はコストの面ばかりに掛かり切っていて、イベント自体の成長に目を向けていないと批判したもの。
リバティ・メディアはこれを逐次改善し、F1を自身が考えるプロモーションとしての開催にそぐわないイベントはやがて淘汰されるとした。

ベトナムGPのように新規のものも現れたが、現在のF1はそのほとんどがバーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)と結ばれたもので、過度な財政負担から消滅したものも多く、現行のものでもイギリスGP(シルバーストーン)のように契約を中途で打ち切るところも現れている。

リバティ・メディアは最終的に年間25ものF1を開催したいとしているが、その顔ぶれは大きく変わることになるかも知れない。

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ルノー・スポール、トップ交代で本格体制

Thierry Koskas (C)Renault Sport F1
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来シーズンの飛躍を期すルノー・スポールでは、これまで責任者だったジェローム・ストール氏が今年末で退任、来年の1月1日からティエリー・コスカス氏が新たな代表の座に就くことを明らかにした。
コスカス氏はルノー本社でシニア副社長を務めた、主に営業部門のエキスパートとのこと。

ストール氏は2014年、それまでのジャン・ミシェル・ジャリニエールの後を受け、ルノー・スポールを率いたが残念ながらルノー本社が期待したような戦績には至らなかったようだ。
ルノー・スポールは来年、2007年から続いたレッドブル・レーシングへの供給を解消、本家ルノーとマクラーレン・チームへの供給に集中することになっている。

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ハミルトン(メルセデス)、アブダビGPでグリッド降格ペナルティか

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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すでに今シーズンのドライバーズ・チャンピオンシップとコンストラクターズ・チャンピオンシップ双方を決めたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、来週行われる今季最終戦アブダビGPでグリッド降格ペナルティを受ける可能性が高まっている。

それによればハミルトンのマシンは、前戦ブラジルGP決勝レースでPU(パワーユニット)のエクゾーストにトラブルを抱え、オーバーヒートに見舞われリタイヤ直前の状況だったという。

幸いレースは無事フィニッシュしたものの、内部にダメージを負っている可能性があり、確認されればエンジン交換になる見通しとのこと。
その場合ハミルトンはすでに今季3基目のエンジンを使用していることから、今季初となるグリッド降格ペナルティを余儀なくされることになりそうだ。

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2018/11/17

FIA、メルセデスAMGチームのホイールにお墨付き

Mercedes Wheel (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチームが今年のベルギーGPで導入した新型デザインのホイールについて、調査の結果FIA(国際自動車連盟)はあらためて合法であることを認め、この件について今シーズン再び採り上げる予定がないことを明らかにした。

問題となったこのホイールは新しいデザインの穴や溝などを設けているが、これがタイヤの熱を奪うことを目的としてエアロダイナミックス面で稼働物となるカラクリの疑いがあるとしてライバル・チームから提起されていたもの。

メルセデスAMGチームはこれが違法とされることを避けるためその後は使用しない措置を採ったが、今回のFIAの判断によりあらためて合法であることが認められたことで今後の対応が注目される。

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「リカルドのレッドブル離脱はチーム内部事情」と、プロスト氏

Alain Prost (C)Williams F1
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これまで7回の勝利を記録したレッドブル・レーシングを離れ、来季からルノー・チームへ移籍することを決めたダニエル・リカルド(29歳:オーストラリア)について、同チームのアンバサダーを務めるアラン・プロスト氏(63歳:フランス)が次のように言及している。

「リカルドの能力については以前から注目していたよ。
彼の加入を歓迎している。
でも勧誘したのはこちらからじゃない。
ルノーが巨額の契約金を提示して誘ったかのような報道があるが、それは真実じゃない。
彼が自分自身で判断したんだ。
そしてそれは当然のことだったと思っているよ。
なぜなら、チーム内でフェルスタッペンのほうが優遇されていたからね。
もちろんメルセデスやフェラーリのシートがあればそれを選んだかもしれないが、残念ながら空きがなかったから。
現状ではレッドブルにいたほうがチャンスはあったかも知れないが、それでもフェルスタッペンと共に走るより彼はルノーのほうに将来性を見出したんだ」と、4度のチャンピオン。

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ウィリアムズ離脱のスメドレー氏、来季跳ね馬チーム復帰か

Rob Smedley (C)Williams F1
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今季末をもってウィリアムズ・チームから離脱することが明らかにされたエンジニアリング責任者のロブ・スメドリー氏(44歳:イギリス)が、来シーズンは古巣であるフェラーリ・チームに復帰する可能性が報じられた。

スメドレー氏は2004年にフェラーリに加入、フェリッペ・マッサのレースエンジニアを担当していた。
その後マッサのウィリアムズ移籍に伴いイギリスに居を移していたが、伝えられるところではまだフェラーリ・チーム在籍時に住んでいたモデナの家を所有しているとか。
跳ね馬チーム復帰となれば2013年以来ということになる。

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2018/11/16

F1聖地シルバーストーンのイギリスGPに黄信号

British GP Scene (C)Renault F1
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1950年にスタートした現代F1グランプリの最初の開催地であるイギリスのシルバーストーン・サーキットだが、その将来に暗雲が漂っている。

本来、ドライバーの団体であるBRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)が保有するという珍しい形態の同サーキットでは、現在2027年までの長期開催契約を結んでいるとされるが、実際には赤字が続いていてその対応に苦慮している状況という。
その契約内容には「解除条項」が盛り込まれているとされ、同サーキットではすでにこれを通達、2019年の開催が最後とも伝えられている。

もしこのまま妥協が図られない場合、最悪F1伝統のイギリスGPが消滅という事態もあり得る困難な状況に陥っている。

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マカオGP王者、F1スーパーライセンスの対象に

Macau GP Image (C)Macau Grand Prix Organising Comittee
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今週末行われているF3の王座決定戦『マカオGP』のF3レース優勝者に、スーパーライセンス・ポイント5点が与えられることがわかった。

現在ヨーロッパF3選手権のシリーズ・チャンピオンには30点のスーパーライセンス・ポイントが付与されるが、これだけではまだ40点が必要のスーパーライセンス獲得には至らない。
その意味ではこの5点は貴重だが、それでもまだF3単年度では届かないことになる。

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マクラーレン、アロンソのインディ参戦計画に大物起用

Bob Fernley (C)Sahara Force India F1
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念願である『世界三大レース』制覇を狙って来季『インディ500レース』へのフェルナンド・アロンソの参戦を決めたマクラーレン・チームでは、このプロジェクトの責任者にボブ・ファーンリー氏を起用することを明らかにした。

ファーンリー氏は今季半ば財政破綻するまでフォース・インディア・チームで副代表としてチーム運営に力を発揮していた大物。
インディカーの経験もあり、その実力に期待が集まる。

昨年、アロンソが同レースにスポット参戦した際にはアンドレッティ・オートスポーツという有力チームに委託した形だったが、今回はまだ具体的な体制が築かれておらず、今後の同氏の手腕が試される形になる。

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「来季フェラーリはルクレール主体も」と、伊メディア

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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来季フェラーリ・チームは、2014年から在籍したベテランのキミ・ライコネン(39歳:フィンランド)を放出して、一気に若手のシャルル・ルクレール(21歳:モナコ)を起用することを決めているが、イタリア・メディアはこれが同チームのドライバー陣にとって大きな転機になると指摘している。

それによれば今季チャンピオンシップ獲得に向け近づいたエースのセバスチャン・ベッテルだが、肝心なところでミスを多発。
これにフェラーリ上層部はかなり苛立っているとのこと。

関係者によればルクレールは過去のテストでもしばしば非凡なところをみせていて、むしろベッテルよりも潜在能力に長けているのではないか、との評価もあるとか。
そのため来シーズン、上層部の期待はむしろルクレールの持つフレッシュなポテンシャルに移りつつあるという。

来シーズン序盤、もしもルクレールがベッテルを上廻るようなことがあると、チーム内の形勢は大きく変化するかも知れない。

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2018/11/15

2021年のエンジン規則変更、期待できず

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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F1は複雑で高価になりすぎた現行のエンジンを、2021年のレギュレーション変更を機に大きく簡素化して、コストの提言、さらには新たなエンジン・サプライヤーの参入を誘導するなどすべく検討を重ねてきたが、どうやら当初の狙いは叶わない模様だ。
これまで名前が挙げられたコスワースやイルモア、VW(フォルクスワーゲン)、ポルシェ、アストンマーティンなどいずれもすっかり消極的になっている。

新しい規則になれば現在のエンジン・サプライヤーにとってはそれ自体が負担となることとなり、「変更したにもかかわらず新たな参入者がなければ資金の無駄」との反発を買っている始末。

F1の責任者であるチェイス・キャリー/CEOはそれでも「現在でも簡素化とコスト削減という基本理念はわれわれもチーム側も変わっていない」と主張するものの、チーム側はすっかり熱が冷めた表情だ。

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マクラーレン、アロンソのインディ500挑戦は支援チームで

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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マクラーレン・チームは、2019年のインディ500レース挑戦が決まった同チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)について、同チームが支援する既存チームでの参戦になる見通しを明らかにした。

これは同チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターが語ったもの。
昨年、名門のアンドレッティ・オートスポーツと提携してインディ500参戦を果たしたマクラーレンだが、今回同チームとの提携はなし。
当初はマクラーレンによる独自チームでの参戦が検討されていたものの、2019年の参戦話が数週間で急きょ決まったということで新規に独自チームを編成するのは不可能とした。

ただまだ具体的なチーム名は明らかにされておらず、来年5月本番の1か月前にはスタートするプラクティスまで、アロンソの参戦準備は超多忙を強いられそうだ。

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重量検査のベッテル(フェラーリ)に同情論も変更はなし

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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ブラジルGP公式予選中、重量検査を指示されたサインツ(ルノー)の手順を問われ、戒告処分と2万5千ユーロ(約325万円)という高額罰金を科せられたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に対し、他のドライバーから同情も寄せられる。

レギュレーションに規定されたところでは、検査を受けるマシンは予選セッション中ランダムに選ばれ、指示を受けた場合即座に検査装置に誘導される。
しかし今回のようにコンディションが急速に変化する中、著しい不利益を被るケースがあるのが事実だ。

他のドライバーからも、「まだ予選タイムを記録していない段階で検査に呼ばれるのはドライバーにとって死活問題で、検討の余地がある」と、ベッテルに同情する意見も。
しかしこれについてFIA(国際自動車連盟)では「検査のシステムについて問題はなく、今後も変更する予定はない」と、明言している。

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2018/11/14

ホンダF1、『IHI』とテクニカル・パートナーシップ結ぶ

 『IHI』
ホンダF1(本田技研)は、重工業大手の『IHI』(旧石川島播磨重工)と、2019年からF1におけるエンジン関連技術の開発等について協力するテクニカル・パートナーシップ契約を結んだことを明らかにした。
契約は2年間。

モータースポーツにおいては『IHI』はとりわけターボチャージャーの技術に実績を持ち、その技術レベルは高く1980~1990年代ホンダF1の輝かしい戦績に大きく貢献したことで知られる。
今回あらためて両社は最高レベルの技術開発で再び密接に協力していくことになる。

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来季ルクレール(フェラーリ)の担当にジョック・クレア氏

Jock Clear & Takuma Sato (C)Honda Media
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来季キミ・ライコネンの後任としてフェラーリ・チームのレースドライバーになることが決まっている現ザウバー・チームのシャルル・ルクレール(20歳:モナコ)について、同チームはシニア・パフォーマンス・エンジニアを務める大物のジョック・クレア氏が担当することを明らかにした。

B.A.R・ホンダ時代、日本の佐藤琢磨の担当エンジニアだったことで日本でも知られるジョック・クレア氏は、ウィリアムズ・チームではジャック・ビルニューブ、メルセデスAMGではミハエル・シューマッハらを担当するなどそのドライバー育成手腕への評価は高い。
今回の方針はフェラーリ・チームのルクレールに掛ける期待の大きさを物語っているようだ。

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ホーナー代表(レッドブル)も、オコンの行動を非難

Christian Horner (C)RedBull Racing
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大きな騒動に発展したブラジルGPのオコン(フォース・インディア)とフェルスタッペン(レッドブル)との接触事故だが、フェルスタッペンの上司であるクリスチャン・ホーナー代表は、同選手を擁護する姿勢を崩していない。

「オコンはフェルスタッペンに突き飛ばされただけでラッキーだったんじゃないか。
なぜなら、彼はそれほど酷いことをしたんだから。
いいかい、今回の件は周回遅れのマシンがレースリーダーのマシンを撃墜して、グランプリの勝利を打ち砕いたというものなんだ。
こんなこと、スポーツとしてまったく考えられないこと。
今日のフェルスタッペンは自身に責任がないところで大切な勝利を失ったんだ。
それを考えればフェルスタッペンはかなり自制していたと思うよ。
私にはオコンの行動がまったく理解できない」と、強弁した。

今回の件でフェルスタッペンとレッドブル・レーシングは双方で7ポイントずつを失った計算になる。

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2018/11/13

ルイス・ハミルトンの優勝で、メルセデスのコンストラクターズタイトルが決定 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2018 ブラジルグランプリ決勝
・幅広い戦略と息詰まる戦いが展開
・比較的温暖なコンディション下、1 ストッパーが主流に:5 名のドライバーが2 ストップ戦略を採用

2018 年11 月11 日、インテルラゴス
僅差の優勝争いと、スタートからフィニッシュまで数々のオーバーテイクが展開されたブラジルグランプリは、上位3 チームが3 種類の異なる戦略的アプローチを採ったエキサイティングなレースとなりました。最終的には、トップ6 が5 種類の異なる戦略を実行し、中団グループ以降でも広範囲に渡る戦略が展開されました。

メルセデスのルイス・ハミルトンが、スーパーソフト – ミディアムと繋ぐ1 ストップ戦略で優勝しました。一方、周回遅れのマシンとの接触まで首位を走っていたレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、スーパーソフト– ソフトと繋ぐ1 ストップ戦略を採りました。また、チームメイトのダニエル・リカルドも同じ戦略で、グリッド降格ペナルティによる11 番グリッドのスタートから4 位を獲得しました。

トップ10 グリッド中、唯一ソフトタイヤでスタートしたフェラーリは、キミ・ライコネンがミディアムへと繋ぐ1 ストップ戦略で3 位を獲得し、セバスチャン・ベッテルが全3 種類のコンパウンドを使用した2 ストップ戦略で6 位フィニッシュしました。チェッカーフラッグ時、トップから4 位までの差はわずか5 秒でした。印象的なパ

フォーマンスを見せたもう一人のドライバーは、ザウバーのシャルル・ルクレールでした。ハミルトンと同じ戦略を採ったルクレールは、予選で獲得した7 番グリッドのポジションを最後まで維持しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「予測通り、昨日よりも気温が上昇したことで、ブリスターの発生が散見されました。ブラジルグランプリは、戦略だけではなく多様性に富んでいた点において、今シーズンで最も魅力的なレースの一つとなりました。広範囲に渡るアプローチにも関わらず、トップチーム間で接戦が繰り広げられ、数多くのホイール・トゥ・ホイールの闘いが見られました。これこそが、我々がFormula 1 で目指していたもので、ドライバーたちは、勝利のために、ペースのマネージではなくハードにプッシュし続けていました。レッドブルとマックス・フェルスタッペンは、特にタイヤを上手く使い、軟らかい2種類のコンパウンドによる1 ストップ戦略で勝利に値する一貫したペースを見せていました。ルイス・ハミルトンの優勝によって、今年のコンストラクターズタイトル獲得を決めたメルセデスを祝福します」

ピレリジャパン・プレスリリース

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手を出したフェルスタッペン(レッドブル)に社会奉仕活動

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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ブラジルGP決勝レース終了後の体重測定の場で、接触事故の相手であるエステバン・オコン(フォース・インディア)に暴力を振るったとして、FIA(国際自動車連盟)は2日間の『社会奉仕活動』を命じたことを明らかにした。

関係者によれば、体重測定の場でフェルスタッペンはオコンを3回突き飛ばしただけでなく、拳を上げて殴りかかる素振りをみせ、危うく乱闘になる様相をみせたということだ。
これを受け、FIAは関係者からの事情聴取や防犯カメラの映像などを確認、その結果フェルスタッペンが「モーターレーシング界全体の利益を損ねた」としてこの処分を決めたもの。

フェルスタッペンも聴取には冷静に応じ、反省の態度をみせたということだ。

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トロ・ロッソ・ホンダ首脳、「2台ノーポイントは残念」

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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ブラジルGP決勝レース、好スタートを切ったガスリーはオープニングラップで8番手に上がったものの、その後タイヤが傷み、終盤は順位を落とすこととなった。
一方ハートリーのほうはニュータイヤに換えてから追い上げたものの、結局13位と11位でフィニッシュ、ポイント獲得はならなかった。

これについてホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは、「今日は2台ともに完走を果たしたものの、パッケージとしてポイントに届くだけの速さが足りておらず、ガスリーはグリッドポジションを守り切ることができなかった。
今シーズン、残すはあと一戦のみになったが、今週末得られたデータの分析を進め、最終戦に向けた準備を進めたい」と、締め括った。

またトロ・ロッソのフランツ・トスト代表も「ガスリーは9番手からスタートし13位でレースを終えてしまったので、残念ながら満足できる結果とは言えない。
ペースがよくなかったことは明らか、単純に速さが足りていなかったのでその原因を解明しなくてはならない。
ハートリーは16番手からミディアムタイヤでスタートをし、ピットインのタイミングを後に延ばしスーパーソフトに変える作戦を取ったが、レース後半に彼も力を発揮でき、うまく作用していたようだった。
しかしながら両ドライバーともポイント獲得に至らなかったことは、とても残念だ」と、語っている。

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FIAレースディレクター、「由々しき事態」

Charlie Whiting (C)RedBull Racing
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今回のブラジルGPで大きな騒動になってしまったエステバン・オコン(フォース・インディア)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との接触事故について、FIA(国際自動車連盟)のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティング氏は「由々しき事態である」として今回の件を重要視していることを明らかにした。

「相手に手を出すようなフェルスタッペンの行為は決して許されないもの。
こんなことは今後もあってはならない」と、同選手が体重計測の場で起こした『実力行使』を断じたあと、そもそもの原因を作ったオコンの態度にも触れた。

「ラップ遅れで抜かれたバックマーカーに、その後周回遅れを取り戻す権利はあるが、周回遅れになったマシンが直後にレースリーダーと接触してまでポジションを争うなどあり得ない。
そこにバトルなどあってはならないことだ」と、ホワイティング氏。

オコンにはレース中下されたストップ&ゴー・ペナルティの他に3点のペナルティ・ポイントが科せられているが、処分はブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)が下したもので、レースディレクターなどFIAは直接関与していない。

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2018/11/12

フェルスタッペン(レッドブル)、接触のオコンに激昂

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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11日(日)行われたブラジルGP決勝レースで、1位走行中にエステバン・オコン(フォース・インディア)と接触してスピン、結果的にこのレースの優勝を逃がしたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、レース後も怒りが収まらない様子だ。

当時周回遅れだったオコンは、「当時自分のほうがフレッシュ・タイヤで速かったため、リードラップを取り戻そうとした」と、悪びれていない様子。
しかしこの接触で2位に落ちたフェルスタッペンはマシンを痛め、その後の力走も虚しくハミルトン(メルセデス)を再び捉えることはできなかった。

レース後の体重測定の場でオコンを見つけたフェルスタッペンは突き飛ばして不満を表したとも伝えられていて、しばらく騒動は収まりそうもない。

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バンドーン(マクラーレン)にもペナルティ・ポイント

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、マクラーレン・チームのストッフェル・バンドーンに対しても、アロンソ同様にペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

それによればバンドーンも11日(日)行われた決勝レース中、複数のコーナーで後続車を知らせる青旗が掲示されたものの、これを無視したとしてその責任を問われたもの。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、バンドーンはこれで累計3点となった。
なおバンドーンにも、レース後別途5秒のタイム・ペナルティが科せられている。

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アロンソ(マクラーレン)にもペナルティ・ポイント

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソに対し、ペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

それによればアロンソは11日(日)行われた決勝レース中、複数のコーナーで後続車を知らせる青旗が掲示されたものの、これを無視したとしてその責任を問われたもの。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、アロンソはこれで累計3点となった。
なおアロンソには、別途5秒のタイム・ペナルティが科せられている。
マシンの戦闘力不足が影響しているとはいえ、元チャンピオンが青旗無視で処分されるのはいささか不名誉なことだ。

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オコン(フォース・インディア)にペナルティ・ポイント

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(競技審査委員)は、フォース・インディアのエステバン・オコンに対し、ペナルティ・ポイント3点を科したことを明らかにした。

それによればオコンは11日(日)行われた決勝レース中、2コーナーでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のマシンと接触、その責任を問われたもの。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、オコンはこれで累計5点となった。
なおオコンにはレース中、別途10秒のストップ&ゴー・ペナルティが科せられている。

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ブラジルGPはハミルトン優勝、メルセデスがチーム・タイトル獲得

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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11(日)14時10分(日本時間:翌2時10分)から今季F1第20戦ブラジルGPの決勝レースがサンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキットを舞台に行われた。
スタート前の天候は晴れ、気温は25度、路面温度は40度と高め、路面はドライコンディションと報告されている。
ピレリは今回、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、そしてスーパーソフト(レッド)、3種類のタイヤを持ち込んでいる。

珍しくオープニングラップは通例の大きなアクシデントなくメルセデスAMG勢が1-2体制を築いて終了、せっかく自己最高の6番グリッドからスタートしたエリクソン(ザウバー)はしかし他車と接触して順位を落とし、その後さらにスピンアウトしてリタイヤ1号となった。
34周目、ルノーのヒュルケンバーグがガレージに戻りそのままマシンを降りた。
ヒュルケンバーグは2010年のウィリアムズ以来、フォース・インディアでもザウバーでもここブラジルでは連続入賞を記録していたが、これもついに潰える結果となった。
40周目、タイヤ戦略の違いもありフェルスタッペン(レッドブル)がメインストレートでハミルトン(メルセデス)をオーバーテイクして首位に立つ。
すでにドライバーズ・タイトルを決め、ここでコンストラクターズ・タイトルを確定させたいメルセデスAMG勢はあえて無理はしない様相だ。
44周目、オコン(フォース・インディア)と接触したフェルスタッペンが大きくタイムロス、首位を明け渡す羽目に。
なおこのアクシデントは審議対象とされ、オコンに10秒のストップ&ゴー・ペナルティが科せられた。

72周のレースを終え、最初にチェッカーフラッグを受けたのはブリスターの出たタイヤを労わって逃げ切ったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)。
日本GP以来の優勝で今季10勝目、自身通算72勝目、タイトルを決めてからは初の1位表彰台となった。
なおこれでメルセデスAMGチームの今季コンストラクターズ・タイトル獲得も決まった。

2位は1.469秒差まで追い詰めたフェルスタッペン(レッドブル)。
オコンとの接触が悔やまれる『逸勝』となった。
3位はリカルドの猛攻を凌ぎきったライコネン(フェラーリ)、4位12番手スタートから追い上げたリカルド(レッドブル)、5位ボタス(メルセデス)、6位ベッテル(フェラーリ)、7位ルクレール(ザウバー)、8位グロージャン(ハース)、9位マグヌッセン(ハース)、10位ペレス(フォース・インディア)までが入賞。
以下、11位ハートリー(トロ・ロッソ)、12位サインツ(ルノー)、13位ガスリー(トロ・ロッソ)、14位バンドーン(マクラーレン)、15位オコン(フォース・インディア)、16位アロンソ(マクラーレン)、17位シロトキン(ウィリアムズ)、18位ストロール(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはヒュルケンバーグ(ルノー)とエリクソン(ザウバー)の2台となった。

F1次戦は2週間後、いよいよ今季最終戦アブダビGP(11月25日決勝)となる。

ブラジルGP決勝レースの結果はこちら
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2018/11/11

ブラジルGPスターティンググリッド

ブラジルGPのレーススチュワード(競技委員)は、規定数以上のパワーユニット・エレメント交換をしたダニエル・リカルド(レッドブル)、同じくギヤボックス交換をしたエステバン・オコン(フォース・インディア)についてそれぞれ5グリッド降格になったことにより、以下のような修正スターティンググリッドを明らかにした。

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ベッテル(フェラーリ)
3. ボタス(メルセデス)
4. ライコネン(フェラーリ)
5. フェルスタッペン(レッドブル)
6. エリクソン(ザウバー) *
7. ルクレール(ザウバー) *
8. グロージャン(ハース) *
9. ガスリー(トロ・ロッソ) *
10. マグヌッセン(ハース) *
11. リカルド(レッドブル) *
12. ペレス(フォース・インディア)
13. ヒュルケンバーグ(ルノー) *
14. シロトキン(ウィリアムズ) *
15. サインツ(ルノー) *
16. ハートリー(トロ・ロッソ) *
17. アロンソ(マクラーレン) *
18. オコン(フォース・インディア) *
19. ストロール(ウィリアムズ)
20. バンドーン(マクラーレン)

* 印は変更のあったドライバー

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シロトキン(ウィリアムズ)とマグヌッセン(ハース)には戒告処分

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、ウィリアムズ・チームのセルゲイ・シロトキンとハースF1チームのケビン・マグヌッセンについて、公式予選セッション中にいずれも不必要なスロー走行をして他車の走行を阻害したとしてそれぞれに戒告処分を科したことを明らかにした。

シロトキンへの戒告はこれが今季初、またマグヌッセンについてはこれが今季2度目の戒告ということになる。

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重量検査でベッテル(フェラーリ)に罰金・戒告科せられる

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、フェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルについて、公式予選中に指示された重量検査の際、適切な手順を踏まなかったとして罰金2万5千ユーロ(約325万円)と戒告処分を科したことを明らかにした。
ベッテルへの戒告は今季初のことになる。

それによれば当初疑われた、測定の際にエンジンを停止しなかったことやマシン停止の指示に従わなかったことは、ビデオやテレメトリーの調査でなかったものの、安全のための適切な行動を取らなかったとしてペナルティが科されたもの。
ただ重量検査を受けなかった場合に下される予選タイム抹消等の厳しい処分はなく、フロントロウの予選結果も幸い認められた。

計測はランダムに行われるが、当時雨のために慌ただしい予選が繰り広げられていて、ベッテルが『不公平な』抜き打ち検査にいらだっていたことは推察される。

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オコン(フォース・インディア)もグリッド降格ペナルティ

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、フォース・インディア・チームのエステバン・オコンのマシンについて、フリー走行3回目セッションを前にギヤボックスを交換したことにより、日曜日に行われる決勝レースのスターティンググリッドで5番降格のペナルティを受けることを明らかにした。

今シーズン、ギヤボックスは連続6レースについて同じものを使用しなくてはならないことになっている。
まだ来シーズンのシートが決まっていないオコンにとって、さらに困難な状況になりそうだ。

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マクラーレン、アロンソの来季インディ500挑戦を発表

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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マクラーレン・チームは、2019年のインディ500レースに同チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)がスポット参戦することを明らかにした。
インディカーへの参戦はこの一戦限りで、シリーズ全体へのフル参戦は否定している。

かねていわゆる『世界三大レース』制覇挑戦を広言しているアロンソにとって、F1モナコGPはすでに2回制覇(ルノー&マクラーレン)、ルマン24時間レースも今年トヨタ・チームで優勝しており、残すはインディ500だけになっていた。
同レースには昨年、F1を欠場して臨んだものの250周レースの179周目でエンジントラブルで無念の戦線離脱を喫している。

ただまだどのチームか、またシボレー・エンジンなのかホンダ・エンジンなのか、詳細については明らかにされていない。

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ブラジルGP予選、ハミルトン(メルセデス)が今季10度目PP

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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10日(金)15時(日本時間:翌2時)からサンパウロ近郊のインテルラゴス・サーキットを舞台に今季F1第20戦ブラジルGPの公式予選が行われた。
12分間によるQ3、再び天候は一部晴れ間もみられドライコンディションとなっている。
ピレリは今回、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、そしてスーパーソフト(レッド)、3種類のタイヤ。

最初のアタックではハミルトン(メルセデス)が1'07.301でトップに立った。
2番手は0.073秒差のベッテル(フェラーリ)だ。
2度目のアタックでもハミルトンが最速、1'07.281にタイム更新してポールポジションを決めた。
今季アメリカGP以来となる10回目のポールで、自身通算82回目の快挙となる。

2番手ベッテルで0.093秒差に開いた。
3番手はボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手エリクソン(ザウバー)、8番手ルクレール(ザウバー)、9番手グロージャン(ハース)、そして10番手がガスリー(トロ・ロッソ)というトップ10グリッドとなった。
10台中、フェラーリ・パワーが5台を占めている。

ベッテル(フェラーリ)はQ2セッション中、重量検査の際にエンジン停止せず、計測機器を破損させたと報告されているのが気掛かりだ。
明日の決勝レースは日曜日15時10分(日本時間:翌2時10分)から行われる。

ブラジルGP公式予選の結果はこちら
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ブラジルGP公式予選Q2、ガスリー(トロ・ロッソ)Q3進出

引き続きブラジルGP予選は15分間のQ2が行われた。
心配された天候はわずかに雨粒がみられるものの路面はまだドライで持っている。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

各車スーパーソフトの中、フェラーリ勢は1周でソフトタイヤに履き替えた。
スロー走行していたハミルトンにアタック中のシロトキン(ウィリアムズ)が危うく接触しそうになる。
7分過ぎ、雨粒が落ちてきてさらなるタイム更新は難しくなった。

トップはボタス(メルセデス)で1'07.727、0.049秒差でベッテル(フェラーリ)が2番手、以下ハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、グロージャン(ハース)、ルクレール(ザウバー)、エリクソン(ザウバー)、そしてガスリー(トロ・ロッソ)までの10台がQ3進出を決めた。
圏外だったルクレール(ザウバー)はチームの指示を振り切ってアタック、悪コンディションの中、驚きのタイム更新を果たして大物ぶりをみせた。
来季は跳ね馬チーム入りが決まっている。

ここでの敗退はマグヌッセン(ハース)、ペレス(フォース・インディア)、オコン(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、そしてシロトキン(ウィリアムズ)の5台となった。

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ブラジルGP公式予選Q1、ガスリー(トロ・ロッソ)は突破も

10日(土)15時(日本時間:翌2時)からサンパウロ近郊のインテルラゴス・サーキットを舞台に今季F1第20戦ブラジルGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の天候は曇り、気温は23度、路面温度は38度、雲は厚いが路面はドライコンディションとなっている。

雨を警戒して各車早めのアタック、全車スーパーソフトを装着している。
しかし10分過ぎには一部で雨粒が報告されている。
トップはフェルスタッペン(レッドブル)で1'08.205のベストタイム。
?番手0.247秒差でライコネン(フェラーリ)、以下ベッテル(フェラーリ)、ハミルトン(メルセデス)、マグヌッセン(ハース)、ボタス(メルセデス)、リカルド(レッドブル)、ルクレール(ザウバー)、グロージャン(ハース)、エリクソン(ザウバー)の順。
ガスリー(トロ・ロッソ)は12番手。

ここでの敗退はサインツ(ルノー)、ハートリー(トロ・ロッソ)、アロンソ(マクラーレン)、ストロール(ウィリアムズ)、そしてバンドーン(マクラーレン)の5台となった。

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ブラジルGPフリー3回目、ベッテル(フェラーリ)が最速タイム

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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10日(土)12時(日本時間:23時)からサンパウロ近郊のインテルラゴス・サーキットを舞台に今季F1第20戦ブラジルGPのフリー走行3回目セッションが60分間で行われた。

セッション開始時の天候は曇り、セッション開始時の気温は24度、路面温度34度、路面はウェットコンディションと報告されている。
なおピレリは今回、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、そしてスーパーソフト(レッド)、3種類のタイヤを持ち込んでいる。

インストレーションラップで本命ハミルトン(メルセデス)がマシントラブルを訴えガレージ内で作業、心配されたが30分過ぎコースに復帰した。
またトロ・ロッソ・ホンダ勢はこのセッションから再び『スペック3』と呼ばれる新バージョンを搭載して臨んでいる。

トップはベッテル(フェラーリ)でただ一人1分07秒台に入れる1'07.948をマーク。
2番手は0.217秒差のハミルトン(メルセデス)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手マグヌッセン(ハース)、8番手グロージャン(ハース)、9番手ガスリー(トロ・ロッソ)、10番手がルクレール(ザウバー)となった。
ハートリー(トロ・ロッソ)は16番手、マクラーレン勢はアロンソ18番手、バンドーン20番手と苦戦している。
このあと公式予選セッションが15時(日本時間:翌2時)から行われる。

ブラジルGPフリー走行3回目の結果はこちら
ブラジルGPの画像はこちら

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2018/11/10

ウィリアムズ、ロバート・クビサと来季契約交渉の噂

Robert Kubica (C)Williams F1
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来季ジョージ・ラッセル(20歳:イギリス)の起用は決まったものの、依然としてまだもう一つのレースシートが確定していないウィリアムズ・チームだが、ブラジルGPのパドックで同チームの開発ドライバーであるロバート・クビサ(33歳:ポーランド)と交渉しているとの噂が伝えられた。

タイトル・スポンサーだったマルティーニとの契約が今季で終了、資金難に陥る同チームでは資金持込が必要とされていて、クビサ自身も母国ポーランドの石油会社らから1千万ドル(約11億円)のスポンサー料を用意したというがチームの要求レベルにはまだ至っていないとされる。

クビサもチームと交渉段階であることは認めていて、いずれにせよブラジルGP後あと数日で結論が出るとしている。

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リカルド(レッドブル)、またしてもグリッド降格ペナルティ

FIA
ブラジルGPのレーススチュワード(審査委員)は、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドがフリー走行を前に今季6基目となるTC(ターボチャージャー)に交換したことにより、日曜日に行われる決勝レースのスターティンググリッドで5番降格のペナルティを受けることを明らかにした。

今シーズン、リカルドのマシンはトラブルが多く、前戦もチームメイトであるマックス・フェルスタッペンとの『確執』が話題になったばかり。
来季ルノー・チームへの移籍が決まっているリカルドにとって今シーズンも残りわずか2戦となったが、今回再びペナルティを受けることで難しい局面を迎えることとなった。

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ハースF1、ピエトロ・フィッティパルディをテストドライバーに

Pietro Fittipaldi (C)Haas F1 Team
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ハースF1チームはブラジルGPの会場で、インディカー・シリーズに参戦する同国出身の若手ドライバー、ピエトロ・フィッティパルディ(22歳)を公式テストドライバーに起用することを明らかにした。

ピエトロ・フィッティパルディはその名が示す通り、ブラジル・モーターレーシング界のレジェンドであるエマーソン・フィティパルディ氏の孫。
同氏はF1で2度の世界チャンピオンに輝いただけでなく、インディ500レースも2度制覇した英雄。

ピエトロはブラジルGP以降、チームと帯同し、最終戦アブダビGP後に行われる合同テストにさっそく参加して『VF-18』を走らせるという。

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ブラジルGPフリー2回目、メルセデスAMG勢が1-2タイム

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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9日(金)15時(日本時間:翌日2時)からサンパウロ近郊のインテルラゴス・サーキットを舞台に今季F1第20戦ブラジルGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、セッション開始時の気温は21度、路面温度33度まで上昇、路面は引き続きドライコンディションとなっている。

セッション開始後約20分、ルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグが13コーナーでバリアにクラッシュ、赤旗中断となるアクシデントが起きた。
また午前のセッションでトップタイムだったフェルスタッペン(レッドブル)はオイル漏れがあるとしてセッションの多くを修復作業に費やした。
ここではメルセデスAMG勢がスピードをみせ、ボタスが1'08.846でトップ、ハミルトンも0.003秒の僅差で2番手になった。
以下、ベッテル(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、フェルスタッペン(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、グロージャン(ハース)、ルクレール(ザウバー)、マグヌッセン(ハース)、オコン(フォース・インディア)の順。
ここでのトロ・ロッソはガスリー12番手、ハートリーは19番手、マクラーレンはアロンソ13番手、バンドーン17番手だった。

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ブラジルGPフリー1回目、フェルスタッペン(レッドブル)最速

Interlagos Circuit (C)Pirelli Motorsport
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9日(金)11時(日本時間:22時)からサンパウロ近郊のインテルラゴス・サーキットを舞台に今季F1第20戦ブラジルGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、セッション開始時の気温は20度、路面温度28度、路面はドライコンディションとなっている。
ピレリは今回、ミディアム(ホワイト)、ソフト(イエロー)、そしてスーパーソフト(レッド)、3種類のタイヤを持ち込んでいる。

なおこのセッションではマクラーレンがアロンソに代えて来季レースドライバーのランド・ノリス、フォース・インディアがペレスに代えてニコラス・ラティフィ、そしてザウバーがエリクソンに代えてアントニオ・ジョビナッツィを起用している。

路面コンディションを見極めながらのスローなスタートでセッションは進み、30分過ぎからやっと本格走行。
ボタス(メルセデス)のマシンはオイル漏れが見つかりガレージで修復作業。
結局ここでのトップはフェルスタッペン(レッドブル)で1'09.111をマーク、2番手にベッテル(フェラーリ)が0.049秒差で続いた。
3番手にハミルトン(メルセデス)、以下リカルド(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、ボタス(メルセデス)、グロージャン(ハース)、マグヌッセン(ハース)、ルクレール(ザウバー)、オコン(フォース・インディア)と続いた。
トロ・ロッソはガスリー15番手、ハートリー18番手、マクラーレンはノリス16番手、バンドーン19番手。
またジョビナッツィ(ザウバー)が13番手、ラティフィ(フォース・インディア)は20番手だった。

このあとフリー走行2回目セッションが15時(日本時間:翌日2時)から行われる。

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2018/11/09

ブラジルGPの週末、3日間いずれも一時雨の可能性

Interlagos Circuit (C)Williams F1
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今週末行われるF1第20戦ブラジルGPの開催地であるサンパウロ地方の天気について、地元気象台はフリー走行が行われる金曜日、公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日のいずれも降水確率40%から50%以上で、雨に見舞われる可能性があると予想している。

期 日 種 目 気 候 気 温 降水確率
11月09日(金) フリー走行 曇り一時雨 16- 22度 50%
11月10日(土) 公式予選 曇り一時雨 17- 25度 40%
11月11日(日) 決勝レース 曇り一時雨 17- 27度 40%

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ブラジルGPのレーススチュワードにエマニュエル・ピロ氏

Emanuele Pirro (C)Audi Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われる第20戦ブラジルGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元ベネトン等のF1ドライバー、エマニュエル・ピロ氏(56歳:イタリア)を指名したことを明らかにした。

ピロ氏はスポーツカーレースで活躍、実に5回のルマン24時間レース優勝を記録したレジェンド。
F1では1989年オーストラリアGPの5位(ベネトン・フォード)が最高位。
同氏のスチュワード就任は今季第16戦のロシアGP以来で自身通算26回目となり、全体の最多を誇る。

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リバティ・メディアとF1チーム、GP開催数で思惑違い

Stand Scene (C)Scuderia Toro Rosso
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F1オーナーであるリバティ・メディアは、2020年からベトナムGPの新規開催を決めたが、F1では別途アメリカでの開催を増やす計画も進められていて、その有力候補としてフロリダ州の主要都市であるマイアミの名前が挙げられている。
しかし現在でもF1は史上最多となる年間21戦。
リバティ・メディアではさらにグランプリ数を拡大、最大で25戦程度まで拡大したい考えという。

しかしこれに対してF1チーム側は、無原則にグランプリ開催数が増加することに警戒感をみせている。
現在でも夏休みを確保するために連続開催のグランプリが増加、現場スタッフの不興を買っている状態、2019年は今季と同じく全21戦の予定であるものの、連続開催週を減らすためシーズン期間の前後拡大が予定されている。

ただその一方で開催コストの増大から開催を断念するのでは、とみられるグランプリも複数あり、ここ数年でF1シーンが大きく変わることになるかも知れない。

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ブラジルGP、課題の安全対策に強化策

Interlagos Circuit (C)Mercedes Motorsports
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毎年人気のブラジルGPだが、課題とされているのがセキュリティの問題。
これまで夜間のピットガレージが盗難に遭ったり、移動中のチームクルーが強盗団に襲われるなど、物議を醸した案件が数多い。
こうした負のイメージを払拭するため、グランプリ主催者とFIA(国際自動車連盟)は安全対策に万全を期すと積極姿勢をみせている。

ブラジル・サンパウロの『グローボ』テレビによれば、「サーキットに通じる主要道路にはこれまで以上に警察官を大量動員し、警備を強化する」としている。
ただブラジルには熱狂的なファンが多く、サーキット内でも配慮が要求されるようだ。

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2018/11/08

ブラジルGP主催者、母国ドライバー不在の影響を憂慮

Felipe Massa (C)Williams F1
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1973年の初開催から、ここまで一度も欠けることなく連続開催が続いているブラジルGPだが、今年のイベントに主催者は危惧の念を持っているようだ。

というのもこれまでエマーソン・フィティパルディやネルソン・ピケ、そしてアイルトン・セナといった名だたるチャンピオンを輩出するなど常にブラジル人F1ドライバーの活躍があったにも関わらず、昨年のフェリッペ・マッサを最後に今年のブラジルGPには肝心のブラジル人F1ドライバーが不在となるからだ。
これは実に1973年以来の椿事ということになる。

例年熱心なファンが押し掛けるインテルラゴス・サーキットだが、今年のスタンドに注目が集まっている。

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フェラーリ代表、ピレリタイヤの供給継続を期待

Circuit of the Americas (C)Pirelli Motorsport
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F1タイヤは現行のピレリタイヤによる独占供給契約が2019年末で終了、翌2020年からのサプライヤー元について公募しているが、ビレリの他に韓国のハンコックが応札。
現在はF1オーナーであるリバティ・メディアが両社の条件を検討している段階だ。

これについてフェラーリ・チームのマウリツィオ・アリバベーネ代表は、F1タイヤ供給の継続性を考慮すべきだと進言している。

「2011年にピレリが初参入した当時、様々な問題があったのが事実だ。
しかし彼らはその後研鑽を積み、間違いなく進化を遂げてきた。
F1タイヤを供給するというのは簡単なことじゃない。
もしもいままたサプライヤーが替わると、再び一からやり直さなくてはならないことになる。
安全性の確保という面もあるし、それは決して賢いやり方ではないだろう」

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ベトナムGP、2020年からの開催が決定

Image
F1は、かねて準備が進められていたベトナムでのグランプリを、2020年から複数年開催することが決まったことを明らかにした。

パーマネント・サーキットの建設は断念、場所は首都ハノイに設置される市街地特設コースとなる。
ハノイ市当局と緊密な連携で、距離5.565キロの特設コースが設置される予定。

F1をさらに拡大させようとするリバティ・メディアにとって、オーナーとなって初めての新規開催ケースとなる。
アジアでは日本、シンガポール、中国に次ぐものとなるが、その一方で韓国やインド、マレーシアでは消滅しており、新興著しいベトナムでも定着させられるかが課題になりそうだ。

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2018/11/07

セッテ・カマラ、マクラーレン・チームの開発ドライバーに

Sergio Sette Camara (C)Williams F1
マクラーレン・チームは、ブラジルの若手ドライバーであるセルジオ・セッテ・カマラ(20歳)を開発ドライバー兼テストドライバーとして契約したことを明らかにした。

セッテ・カマラは今季カーリン・モータースポーツから『F2シリーズ』に参戦している期待のドライバー。
アブダビのシーズン最終戦を残して現在ランキング6位につけている。

なおチームメイトはランキング3位ですでに来季のマクラーレン・チーム/レースドライバーに決まっているランド・ノリス(18歳:イギリス)である。

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FIA、技術変更で来季オーバーテイク増加を期待

Nikolas Tombazis (C)Ferrari S.p.A
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F1はレース中のオーバーテイク増加を狙ってDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の導入などを施して来たが、前のマシンが引き起こす乱気流の影響などで困難な面があるのが事実だ。
これについてFIA(国際自動車連盟)で技術部門の責任者を務める元フェラーリのニコラス・トムバジス氏は、次のように改革できると規則変更することを明らかにした。

「高速で走るF1マシンの背後には著しい乱気流が生じている。
オーバーテイクで重要なのは前車と後続車との間が15mから20mくらいの距離の時。
来年のF1はその時の乱気流の発生とその影響を抑えるため、前後ウイング形状の単純化とブレーキダクトもシンプルなものとする。
これらの改善により、2019年はDRSがこれまでより効果的に効くようになる筈だ」と、自信をみせた。

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ロブ・スメドリー、今季でウィリアムズ・チーム離脱

Rob Smedley (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームは今季末をもってエンジニアリング責任者であるロブ・スメドリー氏(44歳:イギリス)が離脱することを明らかにした。

ジョーダン・チームでF1キャリアをスタートさせたロブ・スメドレー氏は、2004年にフェラーリに加入、フェリッペ・マッサのレースエンジニアを担当していたが、2014年マッサのウィリアムズ・チーム移籍と共に同チームに移籍、パフォーマンス・エンジニアとして引き続きマッサの戦闘力アップに貢献した。

その後2017年を最後にマッサが引退してからもウィリアムズ・チームに留まったが、チームの大不振もあり今季限りで離脱することとなったもの。
同チームのジョック・クレア/チーフ・エンジニアリング・ディレクターは「スメドリーが私たちのチームで果たしてくれた多くの貢献に深く感謝します」と、述べた。

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2018/11/06

ランボルギーニもフォルクスワーゲンもF1参戦断念へ

 Lamborghini
FIA(国際自動車連盟)は2021年のF1レギュレーション変更に合わせ、新たなエンジン・サプライヤーの参入を図っていたが、候補に挙げられていたランボルギーニ社もポルシェのいずれも断念する方向であることがわかった。

ランボルギーニのCEO(最高経営責任者)で、元フェラーリ・チームの代表だったステファーノ・ドメニカリ氏は、ドイツの専門誌『アウト・ビルド』に次のように語っている。

「見てのようにF1には二つの『階級』が存在する。
そんなのは新たに参入すべき競技ではない。
MGU-H(熱エネルギー回生システム)の廃止など約束していた2021年からのレギュレーション変更もまったく見通しが付かない状況ではわれわれが参加することはない」と、一刀両断。

またポルシェ・ブランドでの参入が噂されたフォルクスワーゲンも「いま社内上層部にF1参入という議題は存在しない」と、一蹴。
FIAが示してきた12チーム24台というグリッドは実現できそうにないままだ。

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メルセデス首脳、「ハミルトンとは長く関係続けたい」

T.Wolff & L.Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メキシコGPで自身通算5度目となるドライバーズ・チャンピオンシップを獲得したルイス・ハミルトン(33歳:イギリス)だが、メルセデス陣営の首脳は「ハミルトンとは長く関係を続けたい」と、秋波を送った。

「5度目のタイトルを獲得したハミルトンにとって次の目標はミハエル・シューマッハの持つ7回のタイトル獲得ということになるだろうが、われわれはその先もまだ彼を擁してチャンピオンシップを戦い続けられると考えている。
今のキミ・ライコネンを考えればハミルトンはまだ十分に若いし、モチベーションもあり続けることだろう。
ただそのためにはわれわれが彼の満足いくマシンを用意し続けることが必至だが。
それさえ叶えられればずっと関係は続く」と、トト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクター。

同氏はハミルトンが他チームに移籍する可能性について、「まったく心配していない」と、両者の関係が良好であることを強調した。

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ベッテル(フェラーリ)、ルクレールとの協調を強調

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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2015年のフェラーリ・チーム加入以来、始めたチームメイトが替わることになるセバスチャン・ベッテル(31歳:ドイツ)が、新たに僚友となる現ザウバー・チームのシャルル・ルクレール(20歳:モナコ)にエールを贈っている。

「初めてこのフェラーリでチームメイトが替わることになるけれど、これは僕にとってもチームにとっても大きな変化ということになるね。
ライコネンはチャンピオンを経験したベテランだけれど、ルクレールはまだ経験1年にもならない新人だ。
ライコネンはルクレールじゃないし、ルクレールもライコネンの代役はできない。
フェラーリがタイトルを獲得するためには僕らはリーダーシップを求めて争うべきではないし、それは間違ったことだ。
でも僕はライコネンともずっとうまくやってきたし、ルクレールともやっていける自信があるよ」と、楽観的姿勢。

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2018/11/05

ベッテル、『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』参戦確定

2012 Race of Champions (C)Race of Champions
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モーターレーシング界の異種格闘競技とも言われる『ROC(レース・オブ・チャンピオンズ)』に、今年(来年)もF1を代表するセバスチャン・ベッテル(31歳:ドイツ)が参加することが決まったことを主催者が明らかにした。

ベッテルはこの大会の常連で、ドイツ代表として長く活躍、ミハエル・シューマッハと組んだ時には6連覇を記録した強豪だが、2018年大会は欠場したので2年ぶり。
この時のネーションズカップはドイツ、個人はデビッド・クルサードがラリードライバーのペーター・ソルベルグを破って優勝している。

次期大会は各選手権のシーズンオフにあたる2019年の1月19日(土)・20日(日)に掛け、メキシコGPの開催地であるロドリゲス・サーキットのスタジアム・セクションに設置される特設コースで行われる予定。

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ニック・デ・フリース、来季ウィリアムズの候補浮上も

14 Old Nyck de Vries (C)McLaren Group
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今季F2選手権に参戦、目下ランキング4番手につけているオランダのニック・デ・フリース(23歳)が、ウィリアムズ・チームの来季ドライバー候補に名前が挙げられていることが伝えられた。

すでに来季レースドライバーとしてジョージ・ラッセル(20歳:イギリス)が決まっている同チームは、今季でタイトル・スポンサーである『マルティーニ』の撤退が決まっていて相当な資金難に陥ることが予想される。
このため、もう一人のドライバーには資金持込が可能ないわゆるペイ・ドライバーが想定されているが、デ・フリース自身はウィリアムズ加入の噂を否定している。

元々14歳の時、マクラーレン・チームと電撃契約したデ・フリースは、ハミルトンの父親であるアンソニー氏のマネージメントを受けたこともあり現在はメルセデス色を強めている。

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アロンソ(マクラーレン)、NASCARマシンを初テストへ

Lewis Hamilton (C)McLaren Group
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今季限りでのF1引退が決まっているマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)が、アメリカで人気のNASCARマシンをテストすることがわかった。

これは7度のNASCARシリーズ・チャンピオンに輝くアメリカの英雄ジミー・ジョンソン(43歳)と、お互いのマシンを交換して体験しようというもの。
日程は今季F1最終戦となるアブダビGP(11月25日決勝)終了後に、場所は同じく中東バーレーンのサクヒール・サーキットが予定されているという。

なお以前、ハミルトン(メルセデス)らも同様のスワップを行ったことがある。
かねてF1にも関心を示すジョンソンは、F1アメリカGP観戦の常連でも知られる。

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2018/11/04

「失言事件」の後始末に追われるリカルド(レッドブル)

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングのダニエル・リカルド(29歳:オーストラリア)が、自身が起こした「失言事件」の後始末に追われている。

というのも、このところマシントラブルなどが続いていたところ、メキシコGPでは予選でポールポジションを獲得しながらも肝心の決勝レースでストップしたことから「僕のマシンには厄が憑いている」として、その不幸は「ピエール・ガスリーに引き継いでもらう」と広言したもの。
ところがリカルド自身は翌年自分の後任として加入するガスリーに、という意味だったと釈明するが、周辺では今シーズン残り2戦の出走を拒絶したものと捉えられてしまった。

メディアがこれを報道したことから騒動は拡大。
リカルドは「残りのグランプリもレッドブルで戦うのが僕の仕事。
シーズンが終わるまで仕事を全うするよ」と、釈明に余念が無い。
万一ほんとうに参戦を拒否した場合、多額の違約金が発生するのは間違いないところだ。

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オランダでもグランプリ開催計画が進捗

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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ベトナム同様、グランプリ開催への期待が高まっているのがオランダだ。
かつてザンドフールトを舞台にしたオランダGPは1900年代、F1開催国の常連だったが、1985年を最後に開催が途絶えている。

先に伝えられたのはドレンテ州の州都アッセンにある『TTサーキット・アッセン』での開催計画だったが、コースが狭小で観客の収容人数も少ないことから難航している模様。

そこで再びザンドフールトでの開催が浮上しているとのことで、同サーキットの保有者であるオランダ王室家では、その2千万ユーロ(約26億円)とも言われる「開催権金額次第」と、含みを持たせている。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の活躍で、他の国のグランプリにも多くのファンが押し寄せているのが実状だ。

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ベトナムGP、2020年春に初開催の報

Vietnam Image
先に2020年のグランプリ開催計画が伝えられたベトナムだが、まだ正式発表はないものの主催者は初開催が決まったとのコメントを出した。

それによれば最初のベトナムGPは2020年の春に開催。
まだF1規格の専用サーキットはないため、市街地特設コースでスタート時刻は近年の通例となっている夜間レースになる模様とのこと。

近年経済成長が著しいベトナムがではモータースポーツ熱が高まっているという。
実現すれば日本、シンガポール、中国等に次ぐアジア開催ということになるが、一方で韓国やインド、マレーシアなど消滅したイベントも多く、気掛かりな面もある。

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2018/11/03

グロージャン(ハース)、イタリアGPの失格が確定

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
FIA(国際自動車連盟)の国際控訴審は、ハースF1チームから控訴されていたイタリアGPの結果について、グロージャンのマシンに技術規定違反があったとして失格処分を言い渡した。
これによりイタリアGPを6位フィニッシュしていたグロージャンは失格が確定、ハースF1チームのコンストラクターズ・ポイントも抹消された。

グロージャンのマシンはフロアパネルのフロント部分に技術規則で定められている先端処理の半径が規定の数値に合致していないとしてルノー・チームから抗議が提出されたもの。

ルノー・チームとハースF1チームは今季コンストラクターズ・チャンピオンシップで激しくポイント争いを繰り広げていたが、この件もあり現在は大量30ポイントの差をルノーが付けている。

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ハミルトン、引退間近のアロンソに辛口惜別の言葉

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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いよいよF1引退まであと2戦となったフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)だが、2007年シーズンにマクラーレン・チームで同僚だったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)からはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』を通じて厳しめの惜別の言葉が贈られた。

「アロンソとはマクラーレン・チームで一緒に戦った戦友であるけれど、特別な気持ちは持っていない。
確かに彼は優れたレースドライバーで、実力から言えばもっと何回もF1チャンピオンに輝いておかしくないレベルなんだけどね.
だけど、クルマに乗っていない時の振る舞いで判断を誤ったんじゃないか。
チャンピオンになるためには、コクピットから降りた時にもそれなりの努力が必要なんだ。
そうした意味で、彼はちょっとやり方を間違えたんだと思うな」

アロンソは2回タイトルを獲得しているが、いずれもルノー・チームでのもの。
シューマッハやハミルトンらはいずれも複数チームで獲得している。

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2018/11/02

タチアナ・カルデロン、「F1マシンはゲームより凄い」

Tatiana Calderon (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームの最新F1マシン『C37』をロドリゲス・サーキットで初ドライブしたタチアナ・カルデロン嬢(25歳:コロンビア)が、次のようにその体験を語っている。

「最新F1マシンでグランプリが行われたばかりのサーキットで走るというのはまさに信じられないような経験。
ゲームより凄い。
今まで散々シミュレーターでは走ってきたけれど、本物のF1マシンの強力なパワー、ブレーキング、そしてタイヤのグリップには驚かされた。
この素晴らしい今日の機会を与えてくれたアルファロメオ・ザウバーF1チーム、エクスデリア・テルメックス、テルセル、インフィニタム、クラロらに感謝している。
今日という日を忘れることはないでしょう」

カルデロンは今年、GP3シリーズに参戦。
現在ランキング16位でまだスーパーライセンス獲得の目途は立っていない。

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フェルスタッペン(レッドブル)、今度は「史上最年少王者」目標

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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メキシコGPではタッチの差で史上最年少ポールの記録達成を逃がしたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(21歳:オランダ)だが、今度は「史上最年少チャンピオン」に目標を切り換えて挑むことになるようだ。

現在の記録はセバスチャン・ベッテル(現フェラーリ)が2010年にレッドブル・ルノーで記録した23歳134日というもの。
先日21歳になったばかりのフェルスタッペンにとっては2019年と2020年の2度チャンスがあることになる。

レッドブル・グループのヘルムート・マルコ博士は、「チャンスは2020年までの2年あるが、われわれは2019年にも目標を達成するつもりだ」と、積極姿勢。
「新しいエンジンメーカーとの初年度が簡単ではないことはわかっているが、最初からタイトルを狙わなければならないというがわれわれの責務だ。
言い訳はできない」としている。

なちみにこの両年はいずれもホンダ製パワーユニットで戦うことになっていて、その意味でもホンダに課せられた責務は重要なものになる。

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タチアナ・カルデロン、ザウバーの最新マシンをテスト

Tatiana Calderon (C)Sauber Motorsport
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タチアナ・カルデロン嬢(25歳:コロンビア)が、ザウバー・チームの最新F1マシン『C37』をドライブしたことがわかった。
カルデロンは元々同チームのテストドライバーとされているが、実際にコースでF1マシンを走らせたのはこれが初めて。
ただし公認のF1テストではないので、デモ用のタイヤを装着、距離も100キロ以内に限定された、いわゆるフィルミングデーというもの。

それでもメキシコGPが行われたばかりのロドリゲス・サーキットを計23周したカルデロンは、「実際にF1マシンをドライブしたことは私にとって素晴らしい体験。
F1はパワーもブレーキもこれまで経験したどんなレーシングカーよりもセンセーショナルなもの。
まさにアメージングなものだった」と、その感想を述べた。

女性がF1マシンを走らせたのは2015年のスージー・ウォルフさん(現メルセデス・モータースポーツのエクゼクティブ・ディレクターであるトト・ウォルフ氏の妻)以来ということになる。

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ハートリー(トロ・ロッソ)、すでに解雇通告の報も

Brendon Hartley (C)Scuderia Toro Rosso
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ここに来てしばしばチームメイトであるピエール・ガスリーを凌ぐ速さをみせるようになったトロ・ロッソ・ホンダのブレンドン・ハートリー(28歳:ニュージーランド)だが、すでにチームからは今季限りでの放出を最終通告されたとの報道が伝えられた。

それによればこのところのハートリーのパフォーマンス・アップにもかかわらず、レッドブル・グループでドライバー起用に影響力を持つヘルムート・マルコ博士は継続起用を断念、後任の選定に掛かっているとのこと。

ハートリーはそれでも一縷の望みに掛けて残りレースで結果を残すべくなお全力を傾注しているが、すでに後任候補にアレクサンダー・アルボン(23歳:タイ)の名前が挙げられるなど、次第に追い詰められつつあるようだ。

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2018/11/01

ロバート・クビサ(ウィリアムズ)、「まだ資金が足りない」

Robert Kubica (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームの来季レースドライバー候補に挙げられているロバート・クビサ(33歳:ポーランド)だが、依然として資金に困っているようだ。

ウィリアムズ・チームでは来季すでにジョージ・ラッセル(20歳:イギリス)の起用が決まっているが、もう一人は今季走ったランス・ストロールの経済的な穴を埋めるため資金持込ができるペイ・ドライバーが要求されている。
クビサ自身も母国ポーランドの石油会社らから1千万ドル(約11億円)のスポンサー料を用意したというがチームからはその倍額が求められているのだという。

クビサは「返事はまだもらっていないがこれ以上は無理。
F1復帰は夢だが、それは正しいものでなければならない」と、この展開に悲観的。
一方、フェラーリ・チームのテストドライバー就任するという可能性も地元ドイツの専門誌は報じている。

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エリクソン、来季ザウバー・チームのリザーブも兼任

Marcus Ericsson (C)Sauber Motorsport
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今シーズンで5年間走ったザウバー・チームを離脱、来季はインディカー・シリーズに転向が決まっているマーカス・エリクソン(28歳:スウェーデン)だが、来季もザウバー・チームのリザーブドライバーを務めることが明らかにされた。
これはエリクソン自身が語ったもので、それによればリザーブドライバーと共にチームのアンバサダーも務めるということだ。

「F1で5年間経験を積んだあと、SPM(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)のような有力チームでインディカーを戦えるのはとても光栄なことだと思っている。
オーバルは初体験になるけれど、みんなの期待に応えられるように頑張りたい。
でも、これでF1と縁が切れる訳ではなく、引き続きザウバー・チームとも関係を維持することになっているんだ。
今度は逆にインディカーでの経験が活かされるよう、ザウバー・チームにも貢献したいと思っているよ」と、エリクソン。

ただインディカー・シリーズの日程は過密で、双方でフルに活動するのは難しそうだ。

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フェルスタッペン優勝の原動力は『怒り』から

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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予選2番手からスタートすると1周目から首位に立ち、そのままメキシコGPを制したレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン(21歳:オランダ)だが、そのパワーの原動力は僚友ダニエル・リカルドへの『怒り』であったことが伝えられた。

そう明かすのはマックスの父親で、やはり元F1ドライバーだったヨス・フェルスタッペン(46歳:オランダ)氏で、次のようにその背景を説明している。

「息子はポールを逃がした土曜日の夜、眠れなかったと言ってたよ。
それまですべてのセッションで最速タイムを記録していながら、肝心の予選でリカルドに負けてしまったんだからね。
彼は自分自身にも苛立っていたが、とりわけリカルドの振る舞いに腹を立てていたようだ。
ポールポジションを獲得したリカルドはみごとだが、必要以上にその喜びを爆発させていた。
それはまるで息子を挑発するようにね。
そうしたことへの怒りが日曜日のレースでの走りの原動力になったと思っているよ」

これまでのF1最年少ポール記録はベッテル(フェラーリ)の持つ21歳72日というもの。
フェルスタッペンがポールを獲れば、この記録を更新する歴史的なもの(21歳27日)になる最後のチャンスだった。

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