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2018年8月

2018/08/31

フリー2回目、エリクソン(ザウバー)が大クラッシュ

Monza Circuit (C)Pirelli Motorsport
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31日(金)15時(日本時間:22時)からイタリアGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、セッション開始時の気温は21度、路面温度25度、路面はドライコンディションと報告されている。
なお現地を訪れていた鈴鹿サーキットの運営者モビリティランドより、2019年から新たに3年間の日本GP開催契約がまとまったことが明らかにされた。

セッション開始直後、エリクソン(ザウバー)がシケインへのブレーキングでコントロールを失い数回転して大きなクラッシュ、いきなり赤旗中断となった。
ドライバーは検査のためメディカルセンターに運ばれたが、無事の模様。
約20分の中断を経てセッション再開。
60分過ぎにはベッテル(フェラーリ)がやはりコースオフ、ウォールにヒットして緊張が走ったが無事コースに復帰。
ただリヤウィングに損傷を受けたようだ。

90分間のセッションを終え、トップはベッテル(フェラーリ)で1'21.105のベストタイム。
2番手にも僚友のライコネン(フェラーリ)が入り、タイム差は0.270秒。
3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手リカルド(レッドブル)、さらに7番手オコン(フォース・インディア)、8番手ペレス(フォース・インディア)とチーム毎に並んだ。
9番手はルクレール(ザウバー)、10番手ヒュルケンバーグ(ルノー)。
トロ・ロッソはガスリー14番手、ハートリー16番手、マクラーレンはアロンソ18番手、バンドーン19番手。
クラッシュしたエリクソン(ザウバー)はノータイムだった。

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ウェットでスタートのフリー1回目、ペレスがトップタイム

Monza Circuit (C)Pirelli Motorsport
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31日(金)11時(日本時間:18時)から伝統のモンツァ・サーキットを舞台に今季F1第14戦イタリアGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は小雨、セッション開始時の気温は17度、路面温度21度、路面は残念ながらウェットコンディションと報告されている。
ピレリは前戦スパと同じくミディアム、ソフト、そしてスーパーソフトという3種類のタイヤを持ち込んでいる。
なお、マクラーレン・チームではバンドーンに代えて今回も新人のランド・ノリス(18歳:イギリス)をこのフリー走行1回目セッションに起用している。

真っ先にコースインしたリカルド(レッドブル)がいきなりトラブルを訴えてスローダウン、ピットガレージへと戻った。
90分間のセッションで路面は次第に好転、タイムは次々と更新された。
結局ベストタイムはチェッカーフラッグ直前にアタックしたペレス(フォース・インディア)がマークした1'34.000。
それまでトップだったライコネン(フェラーリ)のタイムを0.550秒短縮してみせた。
3番手もフォース・インディアのオコンで、前戦に続き同チームの好調さを窺わせた。
以下、ハートリー(トロ・ロッソ)、リカルド(レッドブル)、ガスリー(トロ・ロッソ)、フェルスタッペン(レッドブル)、サインツ(ルノー)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、ボタス(メルセデス)の順。
マクラーレンはアロンソ14番手、ノリス20番手、ハミルトン(メルセデス)は11番手、マシントラブルかほとんど走れなかったベッテル(フェラーリ)は17番手だった。
このあとフリー走行2回目セッションが15時(日本時間:22時)から行われる。

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大破のアロンソ(マクラーレン)、シャシー交換強いられる

Image (C)Mercedes Motorsports
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先週行われたベルギーGP決勝レースで、オープニングラップに大クラッシュを演じたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソだが、チームによれば大破したマシンはダメージが大きく、今週のイタリアGPではスペア・シャシーへの交換を余儀なくされる見通しとのことだ。
心配された身体について目立つ怪我等はないものの、激突のショックで背中に痛みが出ているという。

一方、追突されたアロンソのマシンが「飛び越えた」ザウバー・チームのシャルル・ルクレールのほうはハロー(頭部保護装置)にぶつかった痕跡があったものの無事。
図らずもFIA(国際自動車連盟)が推し進めた安全対策が功を奏した形となった。

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イタリアGPの週末、金曜日ににわか雨の可能性も

Monza/Bank (C)Williams F1
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今週末行われるF1第14戦イタリアGPの開催地であるブリアンツァ県モンツァ地方の天気について、地元気象台は基本的に晴れであるものの、フリー走行が行われる金曜日には一時にわか雨の可能性があるとしている。
一方公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日は晴れ時々曇りで概ね良好なコンディションが予想されている。

期 日 種 目 気 候 気 温
8月31日(金) フリー走行 曇り一時にわか雨 14- 22度 90%
9月 1日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 14- 24度 10%
9月 2日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 14- 24度 10%

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レッドブル、2021年以降のF1不参加も辞さず

Christian Horner (C)RedBull Racing
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F1のオーナーであるリバティ・メディアは2021年シーズンからのF1レギュレーションの大幅変更に取り組んでいるが、その一方でその内容が公表されていないいわゆるコンコルド協定についても改訂を図っているとされる。

その中で注目されているのが一部の上位チームに対する特別報酬で、フェラーリ、メルセデス、レッドブルらが恩恵を受けているとみられている。

これについてレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は恩恵を認めたうえで、「もしそれらの契約が破棄され大幅に減収になるとするならば、われわれ自身の体制も考え直さなくてはならない」と語り、場合によっては2020年限りでのF1撤退も辞さずとの姿勢も示唆した。

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2018/08/30

イタリアGPのスチュワードにダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるイタリアGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(68歳:アメリカ)を指名した。
同氏のスチュワードは先のモナコGP以来、今季6戦中早くも4回目となるもので、自身通算21回目の就任でこれはエマニュエル・ピロ氏の24回に次ぐものということになる。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。

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来季以降の日本GP開催契約、大詰めも難航

Suzuka Circuit (C)Pirelli Motorsport
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今年は10月7日(日)に決勝レースが行われる日本GPだが、2019年以降の契約についてはまだ確定していない。
これについて開催地・鈴鹿サーキットを運営する(株)モビリティランドの山下晋社長は、契約交渉が最終段階にあることは認めたものの、まだ重要な部分で食い違いがあることを認めた。

1987年にスタートした現行の鈴鹿サーキットでの日本GPだが、一時富士スピードウェイに2年間開催を譲ったあと人気が低迷、このところ観客は減少傾向が続いている。
これについて山下社長は、「民間企業である以上、現状のままでは開催継続は困難。
生き延びるにはイベントの開催権料が引き下げられるか、または今後観客数の増加が見込めるかだ」として、今週もイタリアGPの現地に趣きリバティ・メディア側と交渉することを明らかにした。

人気絶頂時には3日間で36万人を越えたとされる日本GPも、最近は10数万人に留まっているとみられる。
またフジテレビ等が務めたイベントのタイトル・スポンサーも現在は空席が続いている。

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来季のF1マシン、レインライト装着へ

Rain Light Image (C)Mercedes Motorsports
来シーズン、F1マシンのリヤウィング両端に『レインライト』が設置されることがわかった。
これはとりわけウェットコンディションの際に後方からの視認性を向上させるのが目的。
先に行われたバルセロナ合同テストでメルセデスAMGチームのマシンで実車テストが行われたもの。

このほど行われたテクニカル・ワーキング・グループで同意され、すでに全チームの同意も受けているとのこと。
今後WMSC(世界モータースポーツ評議会)での承認を経て正式に導入が決まることになっている。

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2018/08/29

リカルド(レッドブル)、イタリアGPで新エンジン搭載へ

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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レッドブル・レーシングは、今週行われるイタリアGPで同チームのダニエル・リカルドのマシンに新しいルノー製のPU(パワーユニット)を投入することを明らかにした。
リカルドはこれによりスターティンググリッドがほぼ最後尾になることが確実だが、同選手のコンポーネンツ交換によるグリッド降格は前戦ベルギーGPに続くものになる。

これはマシンの戦闘力から今週のイタリアGPよりもその翌々週に行われるシンガポールGPのほうが好成績が期待されるため、前倒しで行われるものとみられている。

なおチームメイトであるマックス・フェルスタッペンのほうも同じ戦略でPU(パワーユニット)交換が行われる予定だが、こちらはまだ制限以内なのでこれによるペナルティを受けることはない。

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ハミルトン(メルセデス)の「口撃」をロス・ブラウン氏牽制

Ros Brawn & Michael Schumacher (C)Ferrari S.p.A
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このところフェラーリ・チームがみせるスピードに、メルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンが「フェラーリには魔法がある」として、何らかの不正行為の存在をほのめかしたと報道されたことを受け、F1でモータースポーツ・ディレクターを務めるロス・ブラウン氏が戸惑いをみせている。

「当然のことだが不正の働く余地などまったくない。
フェラーリのマシンについてはかなりの知識があるので興味深く拝見しているがね。
ハミルトンが具体的にどんな情報を得たというのかわからない。
そもそも彼はどれだけ他チームのマシンについて知る術を持っているというのか。
彼が知っているということは、およそわれわれ全員が知っていることに過ぎない」と、あしらった。

同氏はかつて同チームで采配を振るい、ミハエル・シューマッハと共に幾多の栄冠を獲得した経歴を持つ、跳ね馬の頭脳とも言うべき存在だ。

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ランド・ノリス(マクラーレン)、イタリアGPでもフリー出走へ

Lando Norris (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは今週行われるイタリアGPでも金曜日のフリー走行1回目セッションに同チームのリザーブドライバーであるランド・ノリス(18歳:イギリス)を起用することを明らかにした。

同チーム期待の若手ドライバーであるノリスは先週のベルギーGPでもアロンソのマシンを駆ってフリー走行に出走を果たしていた。

同チームではすでにアロンソの後任としてルノー・チームからカルロス・サインツを迎え入れることが決まっているが、そのチームメイトとして抜擢される可能性もある。

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2018/08/28

ボタス(メルセデス)に5秒のタイム・ペナルティ

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsports
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ベルギーGP決勝レースではペナルティによりほぼ最後尾からスタートしながらも4位まで追い上げてフィニッシュしたメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスに対し5秒のタイム・ペナルティが科せられた。

これはオープニングラップで起きた複数のアクシデントで、シロトキン(ウィリアムズ)との接触についてボタスに非があると判定されたもの。

ただボタスは5位のペレスとの間に7秒のリードを持ってゴールしているため、このタイム・ペナルティによる順位の変動はない。

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2番グリッドからスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル、スーパーソフト – ソフトと繋ぐ1ストップ戦略で優勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2018 ベルギーグランプリ決勝
・1ストッパーが主流となった中、異なる戦略的アプローチも見られた
・スタート直後の1コーナーでの事故によるセーフティーカー導入が、
・オープニングスティントをより長いものに

2018年8月26日、スパ・フランコルシャン
フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、スーパーソフト – ソフトと繋ぐ1ストップ戦略でスパを制しました。表彰台を獲得したドライバーを含む上位勢の多くが同じ戦略を採った中、後方のグリッドからスタートしたメルセデスのバルテリ・ボッタスは、2ストップ戦略で4位を獲得しました。ボッタスは、ソフトタイヤでファステストラップを記録しました。このタイムは、ウルトラソフトで記録された昨年のファステストラップを更新するものでした。ボッタスの後ろには2台のフォース・インディアが続きました。新生フォース・インディアにとっては、大きな励みとなる結果となりました。

ルノーのカルロス・サインツ、マクラーレンのストッフェル・バンドーン、フェラーリのキミ・ライコネンのみがミディアムタイヤを使用しました。バンドーンとライコネンは、1コーナーでの事故を受けて導入されたセーフティーカー導入周回中にミディアムへ交換しました。昨日の雨の後、ドライコンディションが継続し、レース中の気温は19℃前後でした。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「タイヤは、スパの非常に厳しい要求に良く耐えていました。序盤のセーフティーカー導入によってオープニングスティントが長くなり、大半のドライバーが余裕を持って1ストップ戦略を実行できました。バルテリ・ボッタスは、スーパーソフトでの長い第2スティントを含む2ストップ戦略を採り、後方グリッドのスタートから4位を獲得しました。これから、来週開催される我々のホームレースの地、モンツァへ向かいます。モンツァでも今回と同じタイヤ選択となります」

ピレリジャパン・プレスリリース

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ペナルティのヒュルケンバーグ(ルノー)、「判断ミスだった」

Image (C)Mercedes Motorsports
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ベルギーGPオープニングラップで起きた多重アクシデントについて、その原因を作ったとしてレーススチュワード(審査委員)から処分を受けたルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグは、次のように説明している。

「僕の判断ミスだ。
ラ・ソースでブレーキを踏んだ時、フロントホイールがロックして滑ってしまったんだ。
それにこのクルマはエアロダイナミックスにとても敏感でそのせいもある。
特に目の前に他のクルマが集まっていると多くのグリップと荷重が失われる。
自分ばかりでなく、チーム、そして、他のドライバーまでアクシデントに巻き込んでしまったことにフラストレーションを感じているよ。
でも来週のモンツァに向け、気持ちを切り換えて臨みたい」と、反省の弁。

ヒュルケンバーグには次戦イタリアGPでの10グリッド降格のペナルティと、別途ペナルティ・ポイント3点も科せられた。

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オレンジに染まった観客席にフェルスタッペン(レッドブル)応える

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はオランダ人だが、ほど近い今回のベルギーGPには母国からの熱心な観客がスタンドを埋めた。

雨による混乱で予選結果は7位に留まったものの日曜日の決勝レースではフォース・インディアやハース勢を次々とかわしてスタンドを沸かせ、最終的には今年のオーストリアGP以来となる表彰台をゲットしてみせた。

本人は「今までここスパフランコルシャンではついてないことが多かったけれど、やっと表彰台に上がれてすごくうれしい」と、手離しで喜んだ。
また「表彰台に上がるのはいつだって気分のいいものだけど、今日はオランダからたくさんのファンが来てくれたので余計にうれしかった。
最終ラップにはオレンジに染まる観客席を眺めて楽しんだよ」と、笑顔をみせた。

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2018/08/27

ルノー、ハースの追い上げで「お尻に火」

Haas Duo (C)Haas F1 Team
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いわゆる3強を除いた中団グループでは安定してトップを走ってきたルノー・チームだが、今回のベルギーGPではサインツが11位でノーポイント、ヒュルケンバーグに至っては0周リタイヤを喫したばかりか多重アクシデントの原因を作ったとしてペナルティを科される始末だった。
一方、ランキングでルノーに次ぐポジションにあるハースF1チームは今回グロージャンが7位、マグヌッセン(ハース)も8位とW入賞でルノーを追い上げてみせた。

この展開にルノー陣営のシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは、PU(パワーユニット)の信頼性にも不安が生じたようで顔色が冴えない。

今回のレースで両者のポイント差は16点からわずか6点へと急速に縮まっている。

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ガスリー(トロ・ロッソ)、「ポイント獲得できてうれしい」

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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トロ・ロッソ・ホンダのマシン特性から不利とみられていたスパフランコルシャンでのベルギーGPで、前戦ハンガリーGPに続く入賞を果たしたピエール・ガスリーは次のようにその喜びを語った。

「こうしてポイントが獲得できてほんとうにうれしい。
ここスパのようなサーキットでは僕たちにとって難しい週末になると覚悟していただけに、2ポイント獲得という結果で終われるのは非常にポジティブに感じている。
今日は淡々としたレースだったけれど、最終的に9位でフィニッシュできたことに満足している。
ホンダが素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンには週末を通して終始良い感触があってマシンのパッケージを最大限に活かすことができたと思う。
来週のモンツァも、データ上は僕たちのマシンが苦戦を強いられそうなトラックだが、なんと言ってもチームのホームレースだし、少しでも上のリザルトを獲得できるよう、全力を尽くしたい」

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事故責任問われたヒュルケンバーグ(ルノー)にペナルティ

FIA
ベルギーGPのレーススチュワード(競技委員)は26日(日)行われた決勝レース中に起きた多重事故について、ルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグに責任があったとして、次戦イタリアGPで予選10グリッド降格のペナルティを科したことを明らかにした。

更にヒュルケンバーグには別途ペナルティ・ポイント3点も科せられた。
ドライバーのスーパーライセンスに対して科されるペナルティポイントは12か月有効。
ヒュルケンバーグはこれまで2点あるため通算4点ということになった。
累積で12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため、次のレースに出場できないことになる。

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アロンソ(マクラーレン)、ヒュルケンバーグのミスを非難

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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ベルギーGP決勝レースのオープニングラップで起きた多重事故について、一連の事故を誘発したのはニコ・ヒュルケンバーグ(ルノー)であるとして、「被害」を受けたアロンソ(マクラーレン)がその判断ミスを非難した。

それによればPU(パワーユニット)交換で19番手という後方からのスタートとなったヒュルケンバーグは、順位を挽回しようとして極端にブレーキングを遅らせたとみられる。
名物コーナーであるラ・ソースでヒュルケンバーグに激しく追突されたアロンソのマシンは大破して宙を舞い、ルクレール(ザウバー)ら複数のマシンを道連れにしてランオフエリアでやっとストップしたもの。

「どうしたらあんなタイミングまでブレーキを遅らせると判断したのか、まったく考えられないよ。
あんなスピードでコーナーを抜けられる筈がないんだから」と、憤懣やるかたない様子のアロンソ。
アロンソに残されたF1レースは17年間であと8戦だけになった。

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2018/08/26

ベルギーGPはベッテル(フェラーリ)が逆転勝利飾る

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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26日(日)15時10分(日本時間:22時10分)から夏休み明け第1戦ベルギーGPの決勝レースが難コース・スパフランコルシャンを舞台に行われた。
スタート前の気温は17度、路面温度は30度でドライコンディション。
今回ピレリが持ち込んだタイヤはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフトの3種類のタイヤ。

オープニングラップでアロンソ(マクラーレン)がルクレール(ザウバー)に追突され宙を舞う大クラッシュ、
またリカルド(レッドブル)とライコネン(フェラーリ)もマシンを損傷、トップはベッテル(フェラーリ)となったがセーフティカーに。
ルクレール(ザウバー)とアロンソ(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(ルノー)が早くもリタイヤとなっている。
5周目にレース再開。
ライコネン(フェラーリ)は結局マシンを降りたが、フェルスタッペン(レッドブル)がフォース・インディア勢をオーバーテイクして3位に上がり歓声を浴びる。

44周のレースで最初にチェッカーフラッグを受けたのはベッテル(フェラーリ)。
イギリスGP以来となる今季5勝目で自身通算52勝目の快挙となった。
2位はハミルトン(メルセデス)で、大きくチャンピオンシップをリードしていることから2位キープに収まった。
3位フェルスタッペン(レッドブル)、4位ボタス(メルセデス)、5位ペレス(フォース・インディア)、6位オコン(フォース・インディア)で売却騒動を吹き飛ばす新チームの活躍。
7位グロージャン(ハース)、8位マグヌッセン(ハース)、9位ガスリー(トロ・ロッソ)、10位エリクソン(ザウバー)までが入賞。

以下11位サインツ(ルノー)、12位シロトキン(ウィリアムズ)、13位ストロール(ウィリアムズ)、14位ハートリー(トロ・ロッソ)、15位バンドーン(マクラーレン)までが完走。
地元で期待されたバンドーンは順位がついた全セッションで最下位という悲運だった。
リタイヤはリカルド(レッドブル)、ライコネン(フェラーリ)、ルクレール(ザウバー)、アロンソ(マクラーレン)、そしてヒュルケンバーグ(ルノー)の5台だった。

F1次戦は連続開催となる来週で、第14戦イタリアGP(9月2日決勝)となる。

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ガスリー(トロ・ロッソ)、「いいスタート切ってプッシュ」

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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25日(土)行われたベルギーGP予選ではQ3進出こそ逃がしたものの、それぞれ11-12番手と好ポジションを得たトロ・ロッソ・ホンダのガスリー&ハートリーは決勝レースに向けて意気込みをみせている。

ガスリーは、「今日の予選11番手というのはいい結果。
スパは僕たちのマシンが得意とするサーキットではないけれど、事前の想定よりも良い結果を出せた。
とても満足しているし、今日は間違いなくマシンの力を出し切れたと思っている。
僕たちのマシンはいつもタイヤの磨耗が少ない傾向にあるので、明日に向けて前向きな要素だし、決勝レースではいいスタート切ってプッシュしたい」と、語った。

またハートリーのほうも、「フリー走行を終えて、今日はチャレンジングな予選になると思っていた。
Q3に進出するにはかなりギャップがあると事前に考えていたが、最終的にはそこに近いところで予選を終えることができたので満足している。
明日はポイント獲得も狙えるいいレースができると期待している」と、語った。

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ベルギーGPスターティンググリッド

ベルギーGPのレーススチュワード(競技委員)は、PU(パワーユニット)等の関連コンポーネンツを交換したメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタス、ルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグについて、既定により最後尾グリッドからのスタートになることを発表した。
なお両車間の順位は公式予選での最終結果による。

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ベッテル(フェラーリ)
3. オコン(フォース・インディア)
4. ペレス(フォース・インディア)
5. グロージャン(ハース)
6. ライコネン(フェラーリ)
7. フェルスタッペン(レッドブル)
8. リカルド(レッドブル)
9. マグヌッセン(ハース)
10. ガスリー(トロ・ロッソ) *
11. ハートリー(トロ・ロッソ) *
12. ルクレール(ザウバー) *
13. エリクソン(ザウバー) *
14. サインツ(ルノー) *
15. アロンソ(マクラーレン) *
16. シロトキン(ウィリアムズ) *
17. ストロール(ウィリアムズ) *
18. バンドーン(マクラーレン) *
19. ボタス(メルセデス) *
20. ヒュルケンバーグ(ルノー) *

* 印は変更のあったドライバー

【追記】
その後さらにサインツ(ルノー)とバンドーン(マクラーレン)がPU(パワーユニット)交換のためグリッド15番降格のペナルティとなり、サインツが19番手、バンドーンは20番手となった。

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「予選3番手は感激」と、オコン(フォース・インディア)

Esteban Ocon (C)Force India F1
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目まぐるしく変化するコンディションを的確に判断、みごと予選3番手という結果を得たフォース・インディアのエステバン・オコンは、次のようにその喜びを表した。

「予選3番手はもちろん僕にとって最高位になるものだからうれしいよ。
タイヤをすぐに取り替えて、クリアラップが得られたのが功を奏したね。
難しいコンディションだったけど、チームは的確にその状況を判断してくれたんだ。
チームの体制が一新されたこのタイミングだから余計に価値がある。
明日は難しいだろうけれど、このポジションを活かせるように頑張りたい」

オコンのこれまでの予選最高位は去年のイタリアGPの5位というものだった。

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2018/08/25

雨で混乱のベルギーGP予選、ハミルトン(メルセデス)が制す

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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25日(土)、スパフランコルシャンを舞台に雨で混乱のベルギーGP公式予選が行われた。
Q3は激しい降雨があった一方で急速に回復するなど、いわゆるスパ・ウェザーに各チームとも振り回された。

激しいタイム争いの結果、最後に笑ったのは今回もハミルトン(メルセデス)。
1'58.179をマークしたハミルトンは2番手のベッテル(フェラーリ)に0.7260.260秒の差を付けてみせた。
ハミルトンのポールポジションは前戦ハンガリーGPに続くもので今季6回目、自身通算78回目の快挙となった。

2番手ベッテル(フェラーリ)、3番手オコン(フォース・インディア)で自己最高位。
4番手ペレス(フォース・インディア)、5番手グロージャン(ハース)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手フェルスタッペン(レッドブル)、8番手リカルド(レッドブル)、9番手マグヌッセン(ハース)、120番手ノータイムのボタス(メルセデス)となった。

トロ・ロッソ勢はガスリー11番手、ハートリー12番手、またマクラーレン勢はアロンソ17番手、地元のバンドーンは20番手となった。
ベルギーGP決勝レースは6日(日)の現地時間15時10分(日本時間:22時10分)から行われる。

ベルギーGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2は途中で雨に

予選Q21は心配された雨が2度目のアタックの前に降り出した。
それだもなんとかタイム更新。
トップはベッテル(フェラーリ)で1'41.501。
2番手ライコネンで0.032秒差、以下ハミルトン(メルセデス)、ボタス(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ペレス(フォース・インディア)、グロージャン(ハース)、リカルド(レッドブル)、オコン(フォース・インディア)、マグヌッセン(ハース)の順、
ここでガスリー(トロ・ロッソ)、ハートリー(トロ・ロッソ)、ルクレール(ザウバー)、エリクソン(ザウバー)、そして走らなかったヒュルケンバーグ(ルノー)の5台が脱落となった。

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予選Q1、マクラーレン勢全滅

25日(土)スパフランコルシャンを舞台にベルギーGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の気温は15度、路面温度は28度、路面はドライコンディションと報告されている。

進出したのはライコネン(フェラーリ)、ボタス(メルセデス)、ハミルトン(メルセデス)、ベッテル(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、グロージャン(ハース)、リカルド(レッドブル)、ルクレール(ザウバー)、マグヌッセン(ハース)、エリクソン(ザウバー)、オコン(フォース・インディア)、ペレス(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、ハートリー(トロ・ロッソ)、そしてガスリー(トロ・ロッソ)の15台。

残念ながらここで敗退となったのはサインツ(ルノー)、アロンソ(マクラーレン)、シロトキン(ウィリアムズ)、ストロール(ウィリアムズ)、そして地元バンドーン(マクラーレン)の5台。

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ベルギーGPフリー3回目、フェラーリ勢が1-2タイム

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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25日(土)12時(日本時間:19時)から、公式予選を前にスパフランコルシャンを舞台にして今季F1第13戦ベルギーGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は12度、路面温度は19度まで低下、現在はドライコンディションと報告されているが雨になる可能性はあるようだ。

前半は大きな動きもなく有効なタイムを出したマシンも少なかったが、後半になると全車あわただしくコースへ。
そんな中、残り10分を切ったところで地元のバンドーン(マクラーレン)がボタス(メルセデス)に幅寄せされた形でコースアウト、クラッシュ。
セッションは一時赤旗中断となリ、バイクに同乗してガレージに戻るバンドーンには観客から大きな声援が送られた。
セッション再開は残りわずか2分ということで、多くのマシンがピットレーンに並んだ。

結局このセッションでトップとなったのはベッテル(フェラーリ)で1'42.661のベストタイム。
これに0.063秒差の2番手に僚友ライコネン(フェラーリ)。
以下ハミルトン(メルセデス)、ボタス(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、リカルド(レッドブル)、ルクレール(ザウバー)、ペレス(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、オコン(フォース・インディア)。
トロ・ロッソはガスリー15番手、ハートリー16番手、
マクラーレンはアロンソ19番手、地元期待のバンドーンはここでも20番手に留まった。
このあと注目の公式予選が15時(日本時間:22時)から行われる。

ベルギーGPフリー3回目の結果はこちら
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ホンダは「いつも通りの金曜日」を強調

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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日本の鈴鹿サーキットと並び称されるチャレンジングなコースで行われるベルギーGPだが、期待のトロ・ロッソ・ホンダの二人はフリー走行1回目セッションで11-15位だったものの午後の2回目セッションでは15-17位と共に順位を落とす形となった。

これについてホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは、「いつも通りの金曜日。
車体、PU(パワーユニット)ともにトラブルフリーで予定通りにプログラムを終えた。
PUとしては主にエネルギーマネジメントの最適化にフォーカスしてセッションを進めた。
明日はまた雨の予報が出ているが、急なコンディションの変化などに対応しながら予選に臨めればと思っている」と、意に介していないところを示した。

またトロ・ロッソ側のジョナサン・エドルズ/チーフ・エンジニアは、「ハンガリーではいいテストができ、そのテストを踏まえ違うコースで試してみたかったいくつかのセットアップのアイディアを持ち込んだ。
P1は2台のマシンそれぞれで違ったテスト項目を試すことを主に行った。
このサーキットの特性が我々のマシンに合わないのではないかと懸念していたが、このセッションを通して得た結果は期待していたものとなり、十分に戦えると感じている。
またP2は通常のセッションと同じく、ショートランのあとにロングランでテストした。
ラップタイムには満足していないが、P2で競合チームのタイムが落ちていたので、その原因を今夜解明し、明日に活かせるように努めたいと思っている」と、語っている。

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ヒュルケンバーグ(ルノー)も、パーツ交換で最後尾グリッドに

Nico Hulkenberg (C)Renault Sport F1
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ベルギーGPのレーススチュワード(審査委員)はまた、ルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグについても複数のコンポーネンツ交換により日曜日に行われる決勝レースのスターティンググリッドが最後尾になることを明らかにした。

それによればヒュルケンバーグのマシンで交換されるのは、4基目のICE(エンジン本体)、4基目のTC(ターボチャージャー)、4基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)、3基目のMGU-K(運動エネルギー回生システム)、3基目のES(エネルギー・ストア)、そして3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)とボタス(メルセデス)と同様のもの。
なお両車の間のグリッド順位は25日(土)に行われる予選結果による。

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バルテリ・ボタス(メルセデス)、パーツ交換で最後尾グリッドに

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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ベルギーGPのレーススチュワード(審査委員)は、メルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスについて複数のコンポーネンツ交換により日曜日に行われる決勝レースのスターティンググリッドが最後尾になることを明らかにした。

それによればボタスのマシンで交換されるのは、4基目のICE(エンジン本体)、4基目のTC(ターボチャージャー)、4基目のMGU-H(熱エネルギー回生システム)、3基目のMGU-K(運動エネルギー回生システム)、3基目のES(エネルギー・ストア)、そして3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)という多岐に渡るもの。

この際一気に関連コンポーネンツをフレッシュなものにし、グリッド降格のペナルティをすべて1戦にまとめようというものだ。
またスパフランコルシャンはオーバーテイクも可能と判断したようだ。

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2018/08/24

ベルギーGPフリー2回目はライコネン(フェラーリ)が最速

Spa-Francorchamps (C)Pirelli Motorsport
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24日(金)15時(日本時間:22時)からベルギーGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は17度、路面温度29度、路面はドライコンディションと報告されている。

90分間のセッションを終え、タイミングモニターの最上位にはフェラーリのライコネンが1'43.355のベストタイムで位置した。
2番手は0.368秒差でハミルトン(メルセデス)。
以下、ボタス(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)、ベッテル(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、ペレス(フォース・インディア)、サインツ(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、ルクレール(ザウバー)の順。
トロ・ロッソはガスリー15番手、ハートリーは17番手。
マクラーレンはアロンソ16番手、地元のバンドーンは残念ながら20番手だった。

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ベルギーGPフリー1回目、ベッテル(フェラーリ)が最速

Spa-Francorchamps (C)Pirelli Motorsport
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24日(金)11時(日本時間:18時)からスパフランコルシャンを舞台に今季F1第13戦ベルギーGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
天候は曇り、セッション開始時の気温は15度、路面温度23度、路面はドライコンディションと報告されている。
今回ピレリはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフトという3種類のタイヤを持ち込んでいる。
なお、マクラーレン・チームではアロンソに代えて期待の新人ランド・ノリス(18歳:イギリス)をこのフリー走行1回目セッションに起用している。

この夏休みの間にメディアを賑わせたリカルド(レッドブル)は、インストレーションラップをしただけでPU(パワーユニット)の異常を訴え、長くガレージで時間を過ごした。

なんとかイブの霧雨程度で天候は持ち、まずこのセッションでトップタイムをマークしたのはアップグレードされたと伝えられるフェラーリのベッテルで1'44.358を記録。
これにフェルスタッペン(レッドブル)が0.151秒差で続く。
以下、ハミルトン(メルセデス)、ライコネン(フェラーリ)、ボタス(メルセデス)、実質2周だけのリカルド(レッドブル)、そしてオコン(フォース・インディア)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、ペレス(フォース・インディア)、サインツ(ルノー)と続いた。

トロ・ロッソ勢はガスリー11番手、ハートリー15番手と苦戦、マクラーレン勢はさらにノリスが18番手、バンドーンは20番手とスロースタートとなった、
このあとフリー走行2回目セッションが15時(日本時間:22時)から行われる。

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ベルギーGPの週末、金・土曜日ににわか雨の可能性

Spa Francorchamps (C)Redbull Racing
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今週末行われるF1第13戦ベルギーGPの開催地であるスパフランコルシャン地方の天気について、地元気象台は基本的に曇りであるものの、フリー走行が行われる金曜日と公式予選の土曜日にはスパらしく一時にわか雨の可能性があるとしている。
ただ決勝レースが行われる日曜場は気温も上がり良好なコンディションが予想されている。

期 日 種 目 気 候 気 温
8月24日(金) フリー走行 曇り一時にわか雨 8- 18度 40%
8月28日(土) 公式予選 曇り一時にわか雨 6- 14度 50%
8月26日(日) 決勝レース 曇り 12- 17度 10%

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ベルギーGPのレーススチュワード(審査委員)にミカ・サロ氏

Mika Salo (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるベルギーGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元フェラーリ等のF1ドライバーであるミカ・サロ氏(51歳:フィンランド)を指名したことを明らかにした。

サロ氏がスチュワードを務めるのは今年のドイツGP以来となるもので今季初、自身通算14回目ということになる。

日本女性と結婚するなど親日家として知られるサロ氏は1994年に当時のロータス・チームからF1デビュー、その後ティレルやアロウズ、フェラーリ、ザウバー等を経て、最後はトヨタまで100戦以上出走。
最高位はフェラーリ時代に記録した1999年ドイツGPの2位(フェラーリ)、またトヨタ時代には2回のポイント獲得をもたらせた。
(フェラーリの2位は首位走行中、チームオーダーに従ったもの)

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フォース・インディア、新生チームで再スタートに

Force India Motorhome (C)Force India F1
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ランス・ストロール(ウィリアムズ)の父親らが運営するコンソーシアムにより買収されたフォース・インディアだが、これまでのチームの継続でなく新生チームとして残りのシーズンを戦うことがわかった。

新しいチーム名は『レーシング・ポイント・フォース・インディア』ということだが、レギュレーションにより別チームトして扱われることから今季これまでチームが獲得した全ポイントは無効となる。
ただ、セルジオ・ペレスとエステバン・オコンが獲得したドライバーズ・ポイントは有効。

またこれまで同チームのCOO(最高執行責任者)を務めていたオトマー・サフナウアー氏は引き続き新チームの代表兼CEO(最高経営責任者)を務めることがわかった。

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2018/08/23

エリック・ベルニュ(元トロ・ロッソ)に2019年シート打診

Jean-Eric.Vergne (C)Scuderia Toro Rosso
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FIA(国際自動車連盟)肝煎り『フォーミュラE』の新しいチャンピオンで、元トロ・ロッソのF1ドライバーであるエリック・ベルニュ(28歳)が、来季のF1参戦について打診があったことを明かした。

これはベルニュ自らがイギリスの有力サイトである『クラッシュ・ネット』に語ったもの。
その中でこのフランス人は、「実は僕の元にF1チームから打診があったんだ。
もちろん2019年のシートについてね。
いばらくF1から離れていたけれど、そうすると却って全体が見えて来る。
以前よりも、ずっとそれは優れた形でね。
数年前だったら、こんなことはなかったと思うけれど、(フォーミュラEで)チャンピオンになったらいつのまにか僕を取り巻く環境のほうが変わったんだね。
実現かするかどうかはわからないけれど、ほんと光栄なことさ」と、笑顔。

ベルニュは2012年から2014年に掛けてトロ・ロッソからF1参戦。
計14回の入賞で最高位は2回の6位というものだった。

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ペレス(フォース・インディア)、「戦闘力で考えるなら残留」

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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所属するフォース・インディアが財政破綻になった原因の一端は責任があるとして関係が悪化したと伝えられたセルジオ・ペレス(28歳:メキシコ)だったが、ここに来て来季も同チームに残留することが有力とされ、関係者からは意外に受け止められている。

これについて本人は、「もちろん他チームへの移籍を考えていたのは事実だよ。
でも、それには十分な戦闘力のあるのが必須。
それがメルセデスAMGやフェラーリなら歓迎だが、そのチャンスは残念ながらなかった。
ルノーとはかなり話をしたけれど、僕は来年まだフォース・インディアより強くなるとは判断できなかったんだ」と、語っている。

近くペレスは契約更新が明らかにされるとみられる。
ただこれまでのところランキング6位のフォース・インディアに対し、ルノーはそれより上位のランキング4位に位置しているのが現状だ。

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アロンソ(マクラーレン)、後任サインツに高い評価

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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今季限りでF1からの引退を決めたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)は、来季、自身の後任に指名されたカルロス・サインツ(現ルノー)について高い評価をしていることを明かした。

「サインツがとても優れた能力あるドライバーであることは間違いない。
そしてマクラーレン・チームがドライバーに対して必要としているすべての資質を彼は備えているよ。
われわれのマシンについての問題点はここ数ヶ月でかなり洗い出されている。
彼ならきっとそれらの問題を解決し、戦闘力を復活されてくれるだろうと確信している」と、称賛した。

実は同郷の先輩であるアロンソに対し、サインツは以前「ドライバーとしては尊敬するが、彼とチームメイトになるのは難しい」と、その人間性について疑問を呈していた。
アロンソはこれに『大人の対応』をした様相だ。

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2018/08/22

マクラーレン、ベルギーGPのFP1でランド・ノリス起用へ

Lando Norris (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームは、今週行われるベルギーGPのフリー走行1回目セッションで、同チームのジュニア育成ドライバーであるランド・ノリス(18歳:イギリス)を起用する方針を明らかにした。

ノリスがドライブするのは驚いたことにエース、フェルナンド・アロンソのマシンという。
これまで怪我等の理由以外でアロンソが公式セッションでマシンを譲ったケースはおそらくない希有なこと。

同チームの来季レースドライバーに名前が挙がるノリスにとって、ここは存在感をアピールする貴重なチャンスになりそうだ。

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レッドブル昇格のピエール・ガスリー、「夢の実現に近づいた」

Pierre Gasly (C)Honda Racing
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2019年レッドブル・レーシングのレースドライバーに指名された現トロ・ロッソのピエール・ガスリー(22歳:フランス)は、その喜びを次のように語っている。

「来年レッドブル・ホンダで走ることは、僕にとってまた夢の実現に一歩近づいたと言える。
2013年にレッドブルのジュニア・ドライバーに参加した時からトップチームで走るのは望みだったからね。
またこの機会獲得に伴って、自分への評価も厳しくなることは覚悟している。
そうした意味でレッドブルはほんとうのプロフェッショナル集団だからね。
このチャンスを与えてくれたレッドブルと、僕を育ててくれたフランツ・トストを始めとするトロ・ロッソ全員に感謝したい」

来季の僚友はマックス・フェルスタッペン(20歳:オランダ)。
言うまでもなく、ガスリーにとってとてつもなく強力なチームメイトになるのは間違いない。

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『サハラ』、フォース・インディアとの関係を解消

Force India Motorhome (C)Force India F1
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フォース・インディアの主要スポンサーで、チームのタイトル・スポンサーにもなっていた『サハラ・グループ』が、今回のチーム買収を受け、関係を解消したことがわかった。

サハラはインドの巨大コングロマリットで、2011年からフォース・インディアとスポンサー関係にあった。
今回の関係解消でチームが出すリリースや名称表記からサハラの文字はすべて消えることになるというが、しかしF1への登録名は今シーズン末まで変更されないためこれまで通り『サハラ・フォース・インディア』が継承される見込み。
2019年の変更についてもF1全チームの同意が必要なため、これまでのところ見通しはまだ立っていないという。

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2018/08/21

ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)、来季レッドブルに昇格決定

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシングは、来季ルノー・チームへ移籍するダニエル・リカルドの後任に、現在トロ・ロッソのドライバーであるピエール・ガスリー(22歳:フランス)を昇格させることを明らかにした。
これにより2019年のレッドブル・ホンダはフェルスタッペン&ガスリーというフレッシュなドライバー・ラインナップ(フェルスタッペンは20歳)ということになった。

本来レッドブル・グループのジュニア・ドライバーであったガスリーは、2017年のマレーシアGPでトロ・ロッソからF1デビュー。
7戦目となる2018年のバーレーンGPでは4位入賞。
これは2015年にホンダがF1復帰以来最高のリザルトとなるものだった。

なおこれにより空席となるトロ・ロッソのドライバーはまだ未定である。

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レッドブル首脳、スーパーライセンス制度に不満

F1 Superlicense
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ダニエル・リカルドのルノー移籍により、来季のレースドライバー・ラインナップに大きな動きがあるとみられるレッドブル・グループだが、事実上決定の責任者であるヘルムート・マルコ博士(レーシング・アドバイザー)は現行のスーパーライセンス制度に不満をみせている。

それによれば新人発掘で定評のあるトロ・ロッソでは、来季候補としてまだ19歳のダン・ティクトゥム(イギリス)抜擢の可能性が囁かれ始めているが、まだF1参戦に必要なスーパーライセンスが獲得できていない。

現在のスーパーライセンス制度ではF2シリーズなど10数種類のシリーズにポイントが振り分けられているが、F1出走に必要な40ポイントが得られるのはF2とインディカーの2シリーズのみ。
ティクトゥムが参戦するヨーロッパF3ではチャンピオンになったとしても30ポイントしか得られずスーパーライセンスは獲得できないことになる。

マルコ博士は「」こんな制度でどうやって有望な若手を発掘できるというんだ」と、憤懣やるかたない。
ティクトゥムは先に行われたハンガロリンク合同テストでFIA(国際自動車連盟)から参加が認められなかった経緯がある。

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クビサ(ウィリアムズ)、「今の仕事に満足」

Robert Kubica (C)Williams F1
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ウィリアムズ・チームのレースドライバー候補に名前が挙げられるロバート・クビサ(33歳:ポーランド)だが、本人は開発ドライバーという今の仕事に満足していると英誌の取材に語った。

「僕はウィリアムズ・チームでマシン開発という重要な職務を担っている。
これはすごくやり甲斐のある仕事だよ。
ただ、今年のマシンが戦闘力を欠いたため、僕の仕事とは本来のものとはちょっと違っちゃったけれどね。
今はマシンの能力アップのため技術陣と共に会議をし、シミュレーターでも確認を行っているんだ。
他のドライバーがレースをするのを見ているのはもっと苦しいものかと思ったけど、そんなことはなかった。
僕は今の仕事に満足しているよ」

そう語るクビサだが、今季中にもストロール(ウィリアムズ)の代役に抜擢される可能性が囁かれている。

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ルノー、ベルギーGPに新設計フロアパネル投入

Carlos Sainz (C)Renault Sport F1
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上位3チームには引き離されたものの、熾烈な戦いが繰り広げられる中団グループで最上位に位置するルノー・チームでは、さらにそのポジションを確固たるものにすべく次戦ベルギーGPでは大掛かりなアップデートされたシャシーを持ち込む構えを明らかにした。

これは同陣営のニック・チェスター/テクニカル・ディレクターが語ったもので、次のような内容。

「もちろんわれわれはまだ戦闘力をアップすべく今季マシンのさらなる開発を薦めている。
後半戦の初戦となるベルギーGPでは、特にエアロダイナミックス面での進化系を押し進めていく。
今回の眼目は新設計のフロアパネルとこれに伴うボディワークの改良にあるが、これは来シーズンのマシンにもつながるものだ。
これらの改良により現在の4位というランキングをさらに確実なものにしたい」

目下ランキング5位のハースとは16点差。
スピードを見せ始めたライバルを相手に決して安心できる点差ではない。

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2018/08/20

トヨタ、WEC失格で手痛いイメージダウン

19日(日)行われたWEC(世界耐久選手権)のシルバーストーン6時間レースで、1-2フィニッシュを遂げたトヨタ・チームがレース後の車両検査でいずれも失格となった。
原因はスキッドブロックがレース中縁石を越えるなどのショックでたわんだものとされているがレース結果は暫定。

これを受けすでにWRC(世界ラリー選手権)での車両違反で1年間出場禁止になったことや、F1ではフェラーリのデータ解析プログラム無断使用したことなどが海外では引き合いに出されて報道されている。
残念ながら、この報道によるトヨタのイメージダウンは必至。
優勝したメンバーにF1の大物アロンソがいたことも話題を拡大させる一因となっている。

トヨタのリリースはこちら

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セルジオ・ペレスはフォース・インディア残留が有力に

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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来季ランス・ストロール(現ウィリアムズ)の加入が濃厚のフォース・インディアだが、その一方で離脱の可能性が高いとみられたセルジオ・ペレス(28歳:メキシコ)は一転残留の見込みが強まっていることがわかった。

これは有力な上位チームへの移籍の見通しが立たないことに加え、現在のチームメイトであるエステバン・オコン(21歳:フランス)がマクラーレン・チームに移籍という噂が高まっているからだ。
チームの財政破綻原因に一端の責任があるとも指摘されたペレスだけに、これは意外に受け取られている。

なおペレス自身は2013年にマクラーレン・チームに抜擢されたがこのシーズンは食い違いから思うような活躍がみせられず、チームとの関係は悪化したと伝えられている。

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ジェンソン・バトン、「アロンソの決断評価」

McLaren Duo (C)McLaren Group
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2009年のF1チャンピオン(ブラウン・グランプリ)であるジェンソン・バトン(38歳:イギリス)が、かつてのチームメイト、フェルナンド・アロンソが下したF1引退という決断を評価した。

「僕は彼がやっと正しい判断をしたと思うよ。
むしろ遅すぎたくらいだ。
だってかつてタイトルを獲得したようなドライバーが、ライバルから毎回周回遅れにされるようなレース、見たくないだろう。
もしもまたマクラーレンがチャンピオンシップを争うような戦闘力を回復するのであれば、そしたらまた戻ればいいんだ。
彼は実際の年令よりもはるかに若いし、おそらく100歳近くまでレースをするんじゃないか」

マクラーレンで2シーズンをアロンソと共にF1を戦ったバトンは、2016年を最後にF1フル参戦を終了、現在は日本でスーパーGTなどを戦っている。

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2018/08/19

ストロール(ウィリアムズ)、次戦ベルギーにもF・インディア移籍か

Lance Stroll (C)Williams F1
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父親であるローレンス・ストロール氏らのコンソーシアムがフォース・インディア・チームを買収したことにより、ランス・ストロール(ウィリアムズ)のシーズン内の移籍の可能性が高まっている。
それによれば、早ければ夏休み明けの次戦ベルギーGP(8月26日決勝)にもフォース・インディアで走るのではないか、と一部に伝えられている。

その場合、空いたウィリアムズ・チームは開発ドライバーであるベテラン、ロバート・クビサ(33歳:ポーランド)を昇格させるのではないかというインパクトあるもの。
クビサはすでに複数チームで現代マシンのテストを重ね、金曜日フリー走行セッションでの走行経験も持つクビサだが、実戦となると2010年以来の実に8年ぶりのF1ということになる。

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F.ブリアトーレ氏、マクラーレンの責任に言及

Flavio Briatore (C)Renault F1 UK
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かつてフェルナンド・アロンソがルノー・チームに在籍した頃、上司だったフラビオ・ブリアトーレ氏(68歳:イタリア)が、同選手をF1引退に「追い込んだ」マクラーレン・チームの責任について、イタリアの専門紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』で言及した。

「アロンソの判断について評価するのはまだ早い。
F1は非常に短い期間に状況が変わってしまうからね。
しかし彼をここまで追い込んだ責任は明らかにマクラーレン・チームにある。
すべてがうまくいって、やっと7位か8位になるというのでは彼もモチベーションが維持できないだろう。
彼にはまだトップレベルで戦う能力があるのに、チームはそれに応えるマシンを用意できなかったからだ。
ホンダからルノーにパワーユニットを変更したのに依然として成績が低迷しているのでは、もうパートナーに責任を負わせることはできないよ」

ブリアトーレ氏はアロンソが2度のチャンピオンに輝いた当時、栄光を共にしたチーム監督だった。

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レッドブル、「F1にはマクラーレンの復活が必要」

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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低迷が続くマクラーレン・チームだが、今季限りのF1引退を表明したアロンソの後任として現ルノーのカルロス・サインツの加入を発表した。
サインツは本来レッドブル傘下のドライバーで、ルノーにはローン移籍の形で貸し出されていたもの。
これについてレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は次のように英『オートスポーツ』誌に語った。

「マクラーレン・チームには長い歴史と栄光があり、F1には欠かせない存在だ。
だからもちろんわれわれも彼らの復活を期待しているよ。
残念ながらいま彼らのクルマに何かしらの問題があるのは間違いない。
しかし豊富な経験を持つマクラーレンのことだから、いずれ問題を解決して高い戦闘力を取り戻すことだろう。
そしてそれがF1全体にも役立つことなんだ」と、ライバルへのエール。

そのレッドブル・レーシングはマクラーレンが契約を打ち切ったホンダ製パワーユニットに期待を込め、来季から搭載することが決まっている。

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2018/08/18

「シューマッハ スペイン移住」報じられるも否定

Michael Schumacher & Sabine Kehm (C)Ferrari S.p.A
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スイスで自宅療養を続ける元7回のF1王者ミハエル・シューマッハ氏について、このほど地中海に浮かぶスペイン領のマヨルカ島に移住するとの報道が流れた。
家族はこのため同島に3千万ユーロ(約38億円)の邸宅を購入、セキュリティの強化に携わっているというもの。
しかしこれについて同氏のパーソナル・マネージャーを務めるサビーネ・ケームさんは、次のように独『ビルト』紙に対し強く否定した。

「家族がマヨルカ島に住居を購入したのは事実です。
でもミハエル・シューマッハがそこに移るという計画はありません。
またマヨルカ島の市長が受け入れの準備を始めたという事実もありません」と、ケームさん。

伝えられるところでは、この邸宅はサッカーの名門「レアルマドリード」の会長フロレンティーノ・ペレス氏の持ち物だったとのことだ。

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来季加入のサインツ、「マクラーレンは憧れのチーム」

Renault Duo (C)Renault Sport F1
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アロンソF1引退の後を受け、マクラーレン・チームへの加入が決まった現ルノー・チームのカルロス・サインツ(23歳:スペイン)は、「マクラーレンは憧れのチーム」であることを明かした。

「僕の次のステージがマクラーレン・チームということになってワクワクしているよ。
なぜならマクラーレンは僕が子どもの頃から憧れのチームだったからね。
ここにはこれまで幾多のヒーローたちが歴史を作ってきたんだ。
もちろんアロンソもそうした一人だから、その後を継げるというのは光栄なことだ。
いまチームは苦しんでいるけれど、すでに復活に向けて長期的なプランが走り出していることを理解している。
そして僕がその一助になれることを確信しているよ」

サインツの来季チームメイトについてはまだ正式決定されていない。

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今季で引退のアロンソ、「F1は変わってしまった」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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通算17年の長きに渡ったF1から今季限りで引退することを決めたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、次のようにその理由を語った。

「現代のF1は、僕が憧れ、デビューした当時のものとは掛け離れてしまった。
今のF1にはほんとうの戦いなんてない。
なぜなら走る前から勢力図が予測でき、コースの上でのバトルなんかないからだ。
僕がやりたいのは、ドライバーの技量によるほんとうのレーシングバトル。
今のF1にはそれがないから引退を決めたんだ。
年令のことを言う人もいるけれど、僕は45歳(実際は37歳)という訳じゃない。
まだまだ十分にトップレベルで戦えるよ。
来年タイトル争いができるというなら留まっただろうけれどね。
でもそれは現実的なことじゃないんだ」

アロンソがチャンピオンを獲得した2005年当時、まだ24歳という若さだった。
また戦闘力が望めるなら将来のF1復帰の可能性も否定しなかった。

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2018/08/17

マクラーレン、サインツ(現ルノー)との来季契約発表

Carlos Sainz (C)Redbull Racing
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16日(木)、アロンソの今季限りで離脱を発表したばかりのマクラーレン・チームは、その後任として現ルノー・チームのカルロス・サインツ(23歳:スペイン)と契約したことを正式発表した。
契約年数は明らかにされてないが、複数年であるとされる。

本来レッドブルのジュニア・ドライバーだったサインツは2015年にグループのトロ・ロッソからF1デビュー。
しかし当時のチームメイトだったフェルスタッペンのようにレッドブル昇格がならず、他チームへの移籍を志願。
レッドブルに籍を残したまま現在はルノー・チームにローン移籍されていた。
早くからマクラーレン・チーム加入の噂は囁かれたが、これまでアロンソとのコンビに難色を示していたとされる。
そのアロンソがいなくなることにより、今回急速に話がまとまったもの。

なおWRC(世界ラリー選手権)の元王者カルロス・サインツ・シニアは父親になる。

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ガスリー(トロ・ロッソ)のレッドブル昇格が有力に

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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ダニエル・リカルド(レッドブル)の来季ルノー・チーム加入により、宙に浮いていたカルロス・サインツ(ルノー)だが、アロンソのF1引退で一転マクラーレン・チーム入りの可能性が高まった。

さらにこれにより、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてのシートが空くレッドブルでは、兄弟チームであるトロ・ロッソからピエール・ガスリー(22歳:フランス)の昇格が有力になっているようだ。

今季すでに26ポイントを獲得、同僚ハートリー(2ポイント)に大きく差を付けているガスリーはレッドブル首脳陣からの評価も高く、またレッドブルが来季搭載予定のホンダ製パワーユニットも経験していることも有利に働いているようだ。

いまもし有力な若手日本人ドライバーがいればトロ・ロッソ・ホンダでの起用の絶好機となるが、残念ながら今のところスーパーライセンス獲得の目途も立っていないのが実状だ。

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ピレリ、「タイヤ戦争復活はコスト削減に逆行」

Tyre Work (C)Mercedes Motorsports
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現在F1ではイタリアのピレリタイヤがタイヤを独占供給しているが、この契約は2019年末で満了となっているため、FIA(国際自動車連盟)は2020年から2023年までのF1タイヤサプライヤーの新規入札を予定している。
新たな契約についてピレリが供給継続の意思をみせている他、フランスのミシュランタイヤも関心をみせているとされる。

これについてピレリのマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは、「F1にまたタイヤ戦争が復活するのであれば、コスト削減という基本方針に反する」と、不満の意向をみせている。

「これまで通り単独サプライヤーというのであれば全員に同じタイヤを用意できるので開発は安定したものになる。
しかしもしまた複数のタイヤメーカーを存立させるというのであれば、それもわれわれは受けて立つだろう。
ただ再びタイヤがパフォーマンス競争の具にされるというのであれば、それはFIAが口を酸っぱくして繰り返すF1のコスト削減という基本方針には合致しないものだ。
念を押すが、競争用タイヤに必要なのはパフォーマンスよりも安全性にある」と、イゾーラ氏。

F1で2社以上のタイヤメーカーが争っていたのはブリヂストンとミシュランが凌ぎを削っていた2006年が最後となる。

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2018/08/16

サインツ(ルノー)がマクラーレン有力候補に

Carlos Sainz Jr. (C)Redbull Racing
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フェルナンド・アロンソのF1引退表明を受け、その後任となるマクラーレン・チームのレースシートに注目が集まっている。

先に同チームの来季有力候補として名前が挙げられたカルロス・サインツ(現ルノー)は、当時「アロンソとチームメイトを組むことは人間関係の面で問題がある」として難色を示していたが、しかし今回そのアロンソ自身がチームを離脱したことにより、実現に向け大きな支障がなくなったと言えるだろう。

サインツが加入した場合のチームメイトについて、今季低迷が続くストッフェル・バンドーンが放出された場合には元々マクラーレン・チームのジュニア・ドライバーであるランド・ノリス(18歳:イギリス)の抜擢が実現するかも知れない。
同チームでは「二人とも若手ドライバーにはしない」としてきたが、サインツはトロ・ロッソ&ルノーですでに4シーズンを戦っている中堅だ。

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F1引退のアロンソ(マクラーレン)、将来復帰の「密約」も?

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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今季限りでF1引退を表明したマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)だが、将来再びF1に復帰する「密約」があるのでは、という観測が早くも持ち上がっている。

言うまでもなく目下アロンソ最大の目標は「世界三大レース制覇」で、そのため残りの一つであるインディ500レースに来季挑戦するものとみられる訳だが、もし達成してしまえば残りのインディカー・シリーズのレースにそれほど関心があるとは思えない。
そこで、もしもマクラーレン・チームが来季以降再びF1で高い戦闘力を回復した場合、アロンソがまた同チームにに戻る可能性があるというもの。

そうしたことを踏まえると、2019年のマクラーレンのシートに誰が座るのか、さらに関心が高まりそうだ。

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マイルス/CEO、「アロンソのインディカー参戦歓迎」

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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マクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソが今季限りでのF1引退を表明したことで、現実的となった2019年のインディカー参戦だが、同シリーズのマーク・マイルス/CEO(最高経営責任者)は「歓迎する」と、受け入れに前向きな姿勢をみせた。

これまでもアロンソにはマクラーレンと共にインディカー参戦の噂があったが、パートナーシップを組む体制が整わず、すでに来季のエントリーについては時間切れとも言われてきた。
しかしCEO自らが前向きな姿勢をみせたことで、一転実現が現実のものとになりつつある。
アロンソも実現への見通しがついたからこそF1引退を決断したのだろう。
パートナーシップの相手として、アンドレッティ・オートスポーツやレイホール・レターマン・ラニガンなどのチームとの提携が囁かれている。

昨季アロンソはインディ500レースにスポット参戦。
予選を5位通過、決勝レースでは一時首位を走りながらも残念ながらマシントラブルでリタイヤとなった。(優勝は佐藤琢磨)

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2018/08/15

「残りのレースに全力尽くす」と、アロンソ(マクラーレン)

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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今季限りでのF1引退を正式表明したマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)は、「残りのレースに全力を尽くす」と、力説した。

「17年に渡るF1(2002年は欠場)で、多くの人の世話になり、貢献してもらってきた。
今はその全ての人に感謝したい。
毎年F1を楽しんできたし、とても特別なものだった。
F1はこれで引退するけれど、僕にはまだ情熱を傾けるべきエキサイティングな将来がある。
これからも冒険は続くんだ。
ドライバーとしても僕はまだ進化を続けているよ」と、スペインの英雄。

声明では触れられなかったが、来季は噂通りインディ500制覇に挑戦するのは確実とみられる。
またまた今季残りのシーズンについて「僕のF1はまだ終わった訳じゃない。
残りのレースでもこれまで同様、全力を尽くすよ」と、ファンに誓った。

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F1ドライバー年棒世界一はベッテル(フェラーリ)

S.Vettel & F.Alonso (C)Redbull Racing
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モータースポーツサイトの『TSM SPORTZ』がF1ドライバーの予想年棒を掲載して注目を集めている。
ただこれはチームから支払われる基本金額で、成果給やスポンサーから直接払われるものは含まれない。

それによれば1位はベッテル(フェラーリ)で推定6,000万ドル(約66億円)。
2位はハミルトン(メルセデス)で5,000万ドル(約55億円)。
3位ライコネン(フェラーリ)4,000万ドル(約44億円)。
4位アロンソ(マクラーレン)3,000万ドル(約33億円)。
5位ボタス(メルセデス)1,200万ドル(約13億円)。
6位フェルスタッペン(レッドブル)1,000万ドル(約11億円)。
7位バンドーン(マクラーレン)700万ドル(約7億7千万円)。
8位リカルド(レッドブル)600万ドル(約6億6千万円)。
9位ヒュルケンバーグ(ルノー)550万ドル(約6億5百万円)
10位ペレス(フォース・インディア)500万ドル(約5億5千万円)。

以下、グロージャン(ハース)、オコン(フォース・インディア)、マグヌッセン(ハース)、ストロール(ウィリアムズ)、サインツ(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、ガスリー(トロ・ロッソ)、ハートリー(トロ・ロッソ)、ルクレール(ザウバー)、シロトキン(ウィリアムズ)の順。
ガスリーは40万ドル(約4,400万円、ハートリーは35万ドル(約3,850万円)、最下位のシロトキンは15万ドル(約1,650万円)となっている。

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クルサード、低迷する古巣マクラーレンにエール

David Coulthard (C)RedBull Racing
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1996年から2004年まで在籍、この間通算12勝を挙げたデビッド・クルサード氏(47歳:イギリス)が、苦闘する古巣マクラーレン・チームにエールを送っている。

「自分が長く走ったチームだからマクラーレンの現状には心を痛めているよ。
不振の時にはあれこれ混乱するものだから、こういう時こそ冷静にチーム全体をコントロールする人物がいなければならない。
僕らの頃にはロン・デニスがいたけれど、今のマクラーレンにはそした人間がいないからね。
残念だけど、ブロウン(エクゼクティブ・ディレクター)やフェラン(スポーティング・ディレクター)ではこのビッグチームをコントロールするのは無理なようだ。
復活するにはまだもう少し時間が必要だ」

あまりに巨大な組織となったマクラーレン・グループは、その大きさ故に小回りが効かなくなっているようだ。

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アロンソ(マクラーレン)、今季限りでF1から引退

Fernando Alonso (C)Ferrari S.p.A
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14日(火)、マクラーレン・チームは同チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)が2019年シーズンは走らないことを発表、今季限りでF1から引退することを明らかにした。

2001年に当時のミナルディ・チームからF1デビュー、2005年と2006年にはルノー・チームでタイトルを獲得するなど通算32勝を記録したが、その後フェラーリやマクラーレンなどトップチームを渡り歩いたものの成績は低迷した。

近年は『世界三大レース制覇』が夢であると公言し、F1と同時にインディ500やルマン24時間レースなどへの挑戦を行っていた。
モナコGPはルノーで2度優勝、ルマンは今年トヨタ・チームで実現したため、来年は残るインディ500制覇に全力を傾注することになりそうだ。

アロンソはリリースで「この素晴らしいスポーツで最高の17年を過ごした今、僕にとって変化を起こし、前に進むときが来た」とコメントした。

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2018/08/14

ロス・ブラウン氏、「2019年の新規参戦チーム見込みなし」

Ros Brawn (C)Brawn GP F1 Team
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F1でモータースポーツ・ディレクターを務めるロス・ブラウン氏は、来シーズンのチーム数について「今年と同じ」と言及、期待した新規参戦チームは現れなかったことを認めた。
それによれば以前、2010年にも新規参戦を企てたことがあるステファンGPが2019年の参戦を模索したものの、結局時間切れで断念に追い込まれたとのこと。

同チームを率いるゾラン・ステファノヴィッチ氏は、ブラウン氏に相談を持ち掛けた際、「イタリアをベースにファクトリーを設立、テクニカル部門の責任者として元フェラーリのエンジニアでBCNコンペティションの代表だったエンリケ・スカラブローニ氏を据える」などと説明していたという。

ブラウン氏は「現在のシステムでは、分配金など新規参戦チームにはあまりに不利だ」と、問題点も指摘している。

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「来季シート心配していない」と、強気のセルジオ・ペレス

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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2014年から5年の長きに渡って在籍したフォース・インディア・チームだが、チームの財政破綻を受けて新たな買収先が決定、チームを去ることが確実なセルジオ・ペレス(28歳:メキシコ)は、それでも自身の去就について心配はしていない様子だ。

「もちろんフォース・インディアがなくなっても僕はF1で走っているよ。
幸いなことに、僕のところにはいくつものオファーが届いているんだ。
自分の理想としては(タイトル獲得が可能な)メルセデスAMGかフェラーリだけど、残念ながらこれは現実的じゃない。
でも僕はこの2年、3強のチーム以外ではベストな成績を残してきたから、それなりに評価してもらっているよ」と、強気なメキシコ人。

ただペレスが債権があるとしてチームを訴えた行為は、結果的に破綻に追い込んだ一因ともみられていて、これが移籍にマイナスに働く懸念もある。

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フェリッペ・マッサ、「リカルドはリスク採った」

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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長くフェラーリ等でF1参戦、昨季ウィリアムズ・チームを最後に引退したフェリッペ・マッサ(37歳:ブラジル)が、先に関係者を驚かせたダニエル・リカルド(レッドブル)の電撃ルノー・チーム移籍について次のように言及した。

「リカルドがルノー移籍を決めたのはお金のためじゃないか、という人がいるけれどF1ドライバーはそんなことでは動かない。
彼がレッドブルを出るのを決めたのは、フェルスタッペンとの関係が大きな理由だろう。
レースに勝とうという人間が、チームメイトより格下の扱いを受けるなんて到底受け入れられないことだからね。
それに、レッドブルが来季ホンダ・エンジンにスイッチするというのも不確定要素として警戒したんだろう。
数年のうちにルノーがタイトル争いするまで成長するかはわからないが、リスクを採っても自分を評価して共に戦う姿勢をこのチームに見たんだろ」と、通算11勝のマッサ。

噂では来季ルノーではリカルドは現在の2~3倍もの契約金を受け取るとの憶測を呼んでいる。

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2018/08/13

アロンソ(マクラーレン)、8月14日に重大発表示唆

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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いまだ来季以降の去就が明確でないマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソ(37歳:スペイン)だが、近く何か発表を行うことを示唆した。
これは本人が自身のツイッターで表明したもので、それによれば8月14日(火)に何らかの重大発表を行うというもの。

その内容については依然として明確でないが、F1を継続する場合には現在のマクラーレン・チームに留まるか、他チームへの移籍。
その候補としては可能性は低いもののレッドブル・レーシングを始め、フェラーリへの復帰なども噂に浮上。
有力なのはインディカー・シリーズへの完全転向。
かねて世界三大レース制覇の夢を語るアロンソにとって残りはインディ500レースだけとなっているからだ。
さらに考えにくいことではあるが、いずれのカテゴリーにも参加せずモーターレーシングから完全引退というシナリオもない訳ではない。

いずれにせよ14日(火)、アロンソのツイッターが注目だ。

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マクラーレン、「若手ドライバー二人はあり得ない」

McLaren 『MCL-33』 (C)McLaren Group
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ここに来て時ならぬ『ストーブリーグ』の表舞台となっているマクラーレン・チームだが、アロンソ&バンドーンいずれにもドライバー交代の可能性はあるものの、二人共に若手ドライバーを起用することはないとしている。
これは同グループでエクゼクティブ・ディレクターを務めるザク・ブロウン氏が語ったもの。

「いまドライバー市場は急速に動き出しているので、正しい判断を下すのは困難なことだ。
ドミノがどんな状態になるのか見極めなくてはならないからね。
ただ二人とも若手ドライバーということはない」と、アメリカ人ビジネス家。

まずはアロンソがどんな判断を下すのかに掛かっているとされるが、レースドライバー候補として名前が挙げられているのはサインツ(ルノー)、ライコネン(フェラーリ)らの大物に加えペレスやオコン(いずれもフォース・インディア)、そしてランド・ノリスら新人も含め枚挙に暇がない。

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確定しない「2021年エンジン規則」にメーカー側不満

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)はかねて現行のF1レギュレーションを2020年末までで終了させ、翌2021年シーズンからは大幅に改訂された規則を導入することを決めているが、肝心のエンジン規則について一向に確定しないまま時間が経過していることに不満の声も聞かれる。
また改定案には当初MGU-H(熱エネルギー回生システム)の廃止も謳われていたが、ここに来てこれも存続という観測が出ている。

これについてメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「規則の改定の根本は増加したエンジン・コストの低減にあった筈だが、それも十分な準備時間と関係者の納得があってのこと。
こうして何も確定しないまま時間が過ぎていったのでは改定する意味もなくなる」と、警鐘を鳴らした。

なお改定規則が確定しない裏には、リバティ・メディアやFIAが2021年からの新規参戦メーカーをまだ模索していることがあるのでは、ともみられているようだ。

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2018/08/12

ランス・ストロール(ウィリアムズ)、次戦にもF・インディア移籍か

Lance Stroll (C)Williams F1
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財政破綻からチームが買収され、来季には体制一新が予想されるフォース・インディア・チームだが、シーズン終了を待たず早くもドライバー変更の噂が流れ始めている。

同チームを買収したのは現在ウィリアムズで走るランス・ストロールの父親ローレンス・ストロール氏らが率いるコンソーシアムだが、ストロール氏は今季のウィリアムズの低い戦闘力に業を煮やしており、シーズン中にも関わらず子息をより戦闘力のあるフォース・インディアに加入させる可能性があるというもの。

フォース・インディアではこれを受けてエステバン・オコン(21歳:フランス)が放出され、そのオコンはマクラーレン・チームに移籍し、その場合ストッフェル・バンドーンが放出されるという仰天のストーリー。

夏休み明け第一戦のベルギーGP(8月26日決勝)では、複数のチームでドライバーの顔ぶれが変更になっているかも知れない。

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移籍ご免のレッドブルに、「願い下げ」とアロンソ

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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ダニエル・リカルドのルノー・チーム移籍に伴い浮上したフェルナンド・アロンソのレッドブル・レーシング加入の噂について、同チームのクリスチャン・ホーナー代表が完全否定したことを受け、今度はアロンソのほうが拒絶姿勢を明らかにした。

ホーナー代表はアロンソのドライビング能力は認めたものの、「アロンソはどこのチームでも問題を起こしてきた」と、に難色を示したが、アロンソは自身のツイッターに『ノーサンクス』のタグをつけてこれを報じた記事を転載すると同時に、爆笑する絵文字で飾り立て揶揄したもの。

来季のレッドブル・レーシングは昨年散々アロンソが酷評したホンダ製パワーユニットを搭載することになっていて、そうした経緯からもこの移籍はないとパドックではみられている。

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リバティ・メディアはドイツGP継続に前向き姿勢

Chase Carey/CEO (C)Liberty Media Group
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メルセデスAMGチームがチャンピオンシップを圧倒し、ドイツ人のセバスチャン・ベッテルがタイトル争いを演じていることを考えると不思議なことだが、ドイツGPの開催が危ぶまれている。
2008年からはホッケンハイムとニュルブルクリンクとの交互開催で行われたものの、2015年からは事実上ホッケンハイムの隔年開催に陥っていて、2019年はいまのところ開催の目途が立っていない。

これを受け、F1オーナーであるリバティ・メディアではホッケンハイムでの連続開催に向け関係各所と調整に入っていることを明らかにした。
同グループのチェイス・キャリー/CEOは、「言うまでもなくドイツはF1にとって最も重要な国の一つ。
ここでF1が行われなくなることはわれわれにとって考えられないことだ」と地元ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』でその姿勢を明らかにした。

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2018/08/11

レッドブル首脳、アロンソ加入の噂否定

Mark Webber (C)Redbull Racing
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ダニエル・リカルドを失ったあと、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとなるべき後任のドライバーを検討中のレッドブル・レーシングだが、一部で名前の挙がったフェルナンド・アロンソ(現マクラーレン)の起用について即座にこれを否定した。

同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「アロンソは元チャンピオンでもあるし、有能な素晴らしいドライバーであることは認める。
しかしわれわれが獲得を希望しているか、といえばそれはまた別の問題だ。
彼自身の能力だけでなく、彼の加入がチームにどういった影響を及ぼすかを見極めなければならないからね」と説明、その上で「彼はどこにいってもゴタゴタを起こしている」と、これまでのキャリアでいくつかの騒動があったことを指摘した。

ちなみに2014年、リカルドがレッドブルに抜擢されたのは当時の大物マーク・ウェバーが突然引退表明したのを受けてのものだった。

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ロス・ブラウン氏、将来「F1電気自動車化の可能性」認める

Formula E (C)Formula E
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現在、F1モータースポーツ・ディレクターを務めるロス・ブラウン氏が、将来のF1電気自動車化について言及、その可能性を示唆した。

「F1は常に時代と共に進化を遂げてきた。
それは将来においても同様だ。
F1はいま一部ハイブリッドの状況だが、市販車では急速に電気自動車にシフトしようとしている。
現時点でモーターレーシングにおいてはフォーミュラEのみが完全電気自動車だが、F1だって永久に内燃エンジンにこだわるとは考えてない。
5年先、10年先についてはF1だってこの分野の最高峰として電気自動車になるかも知れない。
それを妨げるものは何もないということだよ」

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「来季シートはいずれも白紙」と、マクラーレン首脳

McLaren 『MCL-33』 (C)McLaren Group
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ダニエル・リカルドのルノー移籍をきっかけに時ならぬ白熱をみせている『ストーブリーグ』だが、その焦点の一つにマクラーレン・チームが浮上している。

当初は現在のアロンソ&バンドーンというドライバー・ラインナップの継続が有力とみられていたが、これについて同グループのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターが次のように語っているもの。

「正直にいって、われわれの2019年の体制についてはまだ何も確定したものはない。
だからマクラーレン・チームには二つの空きシートがあるということだ。
なんといってもアロンソの結論が出なければわれわれは動き出せないだろう」

そのアロンソについては来季もマクラーレン残留かインディカー・シリーズに専念するというもの。中にはレッドブルに移籍という選択を挙げる仰天プランも伝えられる。
バンドーンについてはパフォーマンス不足を理由に放出の可能性がある。
一方、期待の新人ランド・ノリス(18歳:イギリス)の抜擢やルノーからサインツを迎え入れるという話が囁かれる。

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2018/08/10

チーム買収で移籍必至のセルジオ・ペレス(フォース・インディア)

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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財政破綻したフォース・インディア・チームがランス・ストロール(ウィリアムズ)の父親であるローレンス・ストロール氏らのコンソーシアムにより買収されたことで、同チームのセルジオ・ペレス(28歳:メキシコ)の移籍は必至の模様だ。

というのもチームを破産管理に追い込んだ債権者の一人としてペレス自身が加わっていたからだ。
チーム経営陣の中にはこれを逆恨みしている向きもあるということでチーム内での雰囲気は悪い方向に傾いているとされる。

チームは買収により救われたが、2014年から同チームで走るペレスが離脱が確実視されるのに加え、もう一人のレースドライバーであるエステバン・オコン(21歳:フランス)のほうもメルセデス傘下のドライバーであることから来季はフォース・インディアにいないのではとみられている。

その一方で成り行き上、ランス・ストロールがウィリアムズからフォース・インディアに移籍するのも確実の方向だ。

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レッドブル、「フェルスタッペンのサインツ拒否説」否定

STR Duo (C)Scuderia Toro Rosso
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レッドブル・レーシングは、同チームのマックス・フェルスタッペンが現在ルノーのドライバーであるカルロス・サインツが復帰して来季のチームメイトになるのを拒否したとの報道についてこれを誤りだと主張した。

否定したのは同陣営でとりわけドライバー人事に影響力を持つレーシング・アドバイザーのヘルムート・マルコ博士で、次のように釈明している。

「フェルスタッペンがサインツを敬遠しているというのは誤った噂だ。
昔チームメイトだった時に多少確執はあったとしても、そんなのは過去の話。
二人とももう経験を積んだ大人だしね。
そもそもドライバーを決定するのはチームであってドライバー自身じゃないんだ。
可能性は広く門戸を拡げている」

二人はトロ・ロッソでチームメイトだった2015年から2016年に掛け、同士討ちを起こすなどしばしば鞘当てを演じた関係だった。

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ルノー・チーム首脳、「リカルドはチャンピオン候補」

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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ダニエル・リカルド(現レッドブル)の電撃移籍を実現させたルノー・チームでは、シリル・アビテブール/マネージング・ディレクターがその意味合いについて次のように力説している。

「われわれはリカルドがレッドブル離脱を考えていると知ってすぐにコンタクトを採ったんだ。
タイトル獲得が可能なドライバーが市場に出ることは何年に一度しかないからね。
獲得できてほんとうに良かったよ。
もちろんサインツの残留も有力な選択肢の一つで、われわれを悩ませたが、レッドブルからのレンタルというのが引っ掛かった。
その点リカルドはこれで100%ルノー・ドライバー。
われわれと共に念願のタイトル獲得に向けて完全に協力できるからね」

ルノーが最後にタイトルを獲得したのは2006年のことでアロンソを擁してのものだった。

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2018/08/09

「破綻回避よかった」と、フォース・インディア首脳

Otmar Szafnauer (C)Sahara Force India F1
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チーム消滅ぎりぎりのところで破綻が回避されたフォース・インディア・チーム、この展開に同チームのオトマー・サフナウアー/CEO(最高経営責任者)は「最悪の事態が回避されてよかった」と、歓迎の意思をみせた。

「知られているように、過去いったん管財人による管理に入ったあと、そこから抜け出せなかったケースは多い。
ケータハムもそうだったしマノーも同様だった。
果たしてわれわれはどうなるのか先が見えなかったし、不安の時期を過ごしたのが事実だ。
しかしこうして新しいオーーナが救済の手を差し伸べてくれたことにより、400人以上の従業員は救われたし、当面の活動資金も得られた。
そして債権者たちも救済されたしね」

サフナウアー/CEOはその債権者の一人としてチームを追い詰めたとされるセルジオ・ペレスの名前をまず挙げた。
なおチームの具体的な今後についてはまだ明らかにされていなく不透明な部分が多い。

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ガスリー(トロ・ロッソ)、ホンダのドライバビリティ評価

Pierre Gasly (C)Honda Racing
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先にウェットコンディションで行われたハンガリーGP予選で、6番グリッドを獲得したトロ・ロッソのピエール・ガスリー(22歳:フランス)は、ホンダ製パワーユニットのドライバビリティの良さを評価した。
ガスリーは2017年に5戦、ルノー・エンジンを搭載したマシンで戦った経験を持つ。

「シーズン始め、最初にホンダ・エンジンで走った時からルノーよりもドライバビリティは優れていると感じていたよ。
レースを追うごとに改善され、今ではさらに良くなった。
それがあのウェットの難しいコンディションで活かされたんだね。
コースアウトぎりぎりの時に、そのトラクションの良さが発揮されるんだ」

これについてはホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターも「ドライバビリティはホンダにとって優先事項でもあり、それが評価されたのはうれしい。
今後は肝心のパワーをもっと上げなくてはね」と、語った。

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サインツ(ルノー)、「アロンソと組むのは試練」

Carlos Sainz Jr. (C)Redbull Racing
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ダニエル・リカルド(レッドブル)のルノー・チーム電撃移籍で、来季シートを失うことになったカルロス・サインツが、一部に噂が聞かれるマクラーレン・チーム加入について言及した。

「アロンソは母国(スペイン)の英雄だから、子どもの頃から憧れていたよ。
でも実際に彼と同じチームで走るとなると、かなり難しいね。
おそらくF1で一番難しいミッションかも知れないな。
彼と組むのは誰にとっても極めて困難なことだろう。
自分はどうかと聞かれても、まだ今は想像もできないよ」と、偉大なWRC(世界ラリー選手権)チャンピオンの子息。

ただマクラーレン・チームではそのアロンソ自身も来年F1にいない可能性がある。

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2018/08/08

マクラーレンは役員辞任の報道を否定

イギリス国内のメディアが先に報じた同チームの株主で役員でもあるマンスール・オジェ氏(66歳:サウジアラビア)がすべての役職から辞任したというニュースについて、マクラーレン・グループのスポークスマンがこれを否定したもの。

それによれば同氏は依然としてグループ第2位の大株主でまた引き続きグループ執行委員会のメンバーであると抗議の姿勢をみせている。
マクラーレン・グループが混乱しているようだ。

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「リカルド移籍、冗談かと思った」と、ホンダ陣営

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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ダニエル・リカルド(レッドブル)の電撃移籍のニュースは、来季からのエンジン供給が決まっているホンダ陣営にとっても寝耳に水の出来事だったようだ。

ホンダF1の責任者である山本雅史モータースポーツ担当部長は、その時の様子を次のように語っている。
「携帯のメッセージで初めて知った。
リカルド移籍とあったが、一瞬その意味が理解できなかったほど。
先月の現場では彼も交えてレッドブルと来シーズンの話をしていたくらいだからね。
ヘルムート・マルコ博士からは後任のドライバーについて『ホンダの考えを聞かせてくれ』と言われているが、われわれにドライバー決定の権限がある訳ではないから見守るしかない」

7回もの優勝経験を持つドライバーの電撃移籍だけに、その衝撃はまだ収まることがない。

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またマクラーレンから重要人物離れる

McLaren Technology Center (C)McLaren Group
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先にレーシング部門のキーパーソンだったエリック・ブイユ/レーシング・ディレクターが離脱したマクラーレンだが、今度は経営部門の重要人物であるマンスール・オジェ氏(66歳:サウジアラビア)が同グループの全役職から手を引いたことがわかった。

同氏はロン・デニス/CEO時代に主要株主としてマクラーレン・グループに参画。
かつてハミルトン&アロンソの対立時代には、地中海に停泊した自身の豪華ヨットに二人を招待して和解を図るなど主にソフト面での貢献が目立った。
(結局、アロンソは和解を拒否、現れなかった)

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スペインGP、開催契約延長に暗雲も

F.Alonso Fans/Spain GP (C)Renault F1 UK
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現在の開催契約が2019年で満了するとされるスペインGPだが、現在F1オーナーであるリバティ・メディアと交渉をしているという地元カタロニア州政府は、契約延長がなかなか難しいことを吐露した。

これはスペインの通信社『EFE』が報じたもので、このスペインGPもご多分に漏れず財政難に陥っているとされ、契約金額で両者の思惑に違いがあるようだ。
同州政府は、「スペインGPは重要だが、無制限に公的資金を投入できるものでもない」と予防線。

1951年ペドラルベスでの初開催以降、一時ハラマやヘレスで開催はあったが、1991年以降はバルセロナ・サーキットでのスペインGPがすっかり定着している。
現在スペイン人ドライバーとしてはアロンソ(マクラーレン)やサインツ(ルノー)らが挙げられる。

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ストロール(ウィリアムズ)父、フォース・インディアを買収

Force India Motorhome (C)Force India F1
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現ウィリアムズ・チームのランス・ストロールの父親であるローレンス・ストロール氏が率いるコンソーシアムが、フォース・インディア・チームを買収したことがわかった。

財政破綻が伝えられた同チームには消滅の危機の可能性もあったが、これにより来季以降も参戦が継続できることとなった。

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2018/08/07

やはりフェルスタッペン(レッドブル)はサインツ拒否

Redbull Motorhome (C)RedBull Racing
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ダニエル・リカルドのルノー・チーム移籍に伴い、放出が決まったカルロス・サインツ(23歳:スペイン)だが、逆にレッドブル・レーシングでレースシートを獲得するという筋書きはやはり難しいようだ。
これはサインツの母国であるスペイン・マドリードのスポーツ紙『マルカ』が報じたもの。

2015年からレッドブル傘下のスクーデリア・トロ・ロッソからF1を戦ったサインツは、レッドブル・グループに籍を置きながら現在はローン移籍という形でルノー・チームで戦っている。
しかしリカルドの加入でルノーへの完全移籍が消滅。
レッドブル・レーシングに戻る可能性が期待されるが、その場合チームメイトとなるマックス・フェルスタッペンと仲が良くないとされるのが問題になっているもの。

いわゆるジョイント・ナンバーワンという存在だったリカルドが離れたことにより、チーム内ではこれまでよりフェルスタッペンの発言権が増しているとされる。
そのサンイツにはマクラーレン・チームが獲得に意欲をみせていると伝えられている。

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ウィリアムズ・チーム、メルセデス製ギヤボックスで悩み

Wiliams Motorhome (C)Williams F1
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2015年シーズンよりメルセデスからPU(パワーユニット)の供給を受けるウィリアムズ・チームだが、この年のランキング3位をピークに成績は低迷、とりわけ今シーズンは苦戦、財政面でも苦境に見舞われている。

こうしたことから同チームではエンジンのみならずギヤボックスもメルセデスから供給を受けることで打診していると伝えられた。
ただ現代のF1マシンにおいてギヤボックスは単なる駆動系のいちコンポーネンツだけでなくシャシーやサスペンションにも多大な影響を及ぼす重要な要素であることから小さな問題ではない。

メルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「すでにスタートしているシャシー・デザインに影響もあるだろうから」と、温情をみせているが、ウィリアムズ・チーム内部には「ギヤボックスまで与えられたらメルセデスの軍門に降るようなもの」として独立チームとしての面子を重視する勢力もあるとのことだ。

なおフェラーリは同じくメルセデス製PU(パワーユニット)を搭載するハースF1チームにはすでに多くの関連コンポーネンツの供給を行っている。

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フェラーリ新CEO、「リバティ・メディアとは協力姿勢で」

Ferrari Prancing Horse (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ及びフィアット/クライスラー・グループ/CEO(最高経営責任者)だったセルジオ・マルキオンネ会長が急逝したあと、そのポジションを引き継いだルイス・カミレリ氏が新たな職務についての基本方針を示した。
それによればこの元フィリップ・モリス社会長は、マルキオンネ前会長とはスタンスを異にしF1をコントロールするリバティ・メディアと協力体制を取ることを明らかにした。

現在のF1コンコルド協定が2020年で満了となるのを受け、リバティ・メディアは翌2021年から大幅なF1レギュレーション変更を計画している。
しかしフェラーリの前任者はバジェットキャップ(予算制限)や収益金の新しい分配システムなどその内容に反発、F1からの撤退も辞さずと強硬姿勢を取っていたもの。

これについてルイス・カミレリ氏は、「リバティ・メディアとは前向きに密接な関係を続けている」と、基本的に穏便な姿勢であることを強調した。
F1黎明期から参戦する跳ね馬チームは、常にその象徴として欠くことの出来ない存在となっている。

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2018/08/06

マクラーレン・チーム、サインツ獲得の可能性も

Carlos Sainz (C)Renault Sport F1
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ルノー・チーム入りが決まったダニエル・リカルドと同じく獲得交渉していたことを認めたマクラーレン・チームでは、代替案としてカルロス・サインツ(現ルノー)の獲得が噂されているようだ。

これは同チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターが示唆したものだが、ただその条件として現在のようにレッドブルに籍を置いたままのローン移籍はあり得ないということで、獲得の場合にはフリーの存在であることが必須としている。

同チームでは表面上来季もアロンソ&バンドーンというドライバー・ラインナップ継続となっているが、実態はいずれも流動的で不安定なもの。
また新人のランド・ノリス(18歳:イギリス)の抜擢にも期待が高まっていて、ザク・ブロウン氏の悩みは尽きないようだ。

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レッドブルの空席、サインツよりもガスリー有力か

Carlos Sainz Jr. (C)Redbull Racing
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レッドブルのレースドライバーだったダニエル・リカルドの来季ルノー・チーム移籍が決まったことにより、同チームではカルロス・サインツがシートを失うことが決定。
ただサインツは元々レッドブルからのローン移籍だったため、本来なら入れ替わる形でレッドブルに収まるのが自然だ。
しかし実際にはこれが困難だとみられている。

というのも戻ればマックス・フェルスタッペンとのコンビネーションということになるが、かつて両者は2015年から2016年に掛けてレッドブル傘下のトロ・ロッソでチームメイトとして走った際に、レースで同士討ちをするなど関係が極めて良くないからだ。
こうしたことからレッドブル首脳はむしろトロ・ロッソから評価の高いピエール・ガスリーを抜擢するほうが良いとの検討がされていると伝えられる始末。

もしトロ・ロッソのドライバーが一新されることになれば過去の例からホンダ系日本人ドライバーの起用に期待が掛かるが、残念ながら彼らには今のところスーパーライセンス発給の見通しすら立っていないのが実状だ。

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レッドブル、「寝耳に水」だったリカルドのルノー移籍

Christian Horner (C)RedBull Racing
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多くのファンや関係者を驚かせたダニエル・リカルド(29歳:オーストラリア)の電撃移籍だが、当のレッドブル・レーシング首脳にとってもこれは「寝耳に水」の出来事だったようだ。
同チームで指揮を執るクリスチャン・ホーナー代表は、その衝撃を次のようにイギリスの『デイリー・メール』紙に語った。

「リカルドから電話を受けた時、彼は冗談を言っているんだと思ったよ。
なぜなら彼との交渉はほぼまとまっていたんだからね。
それは彼が希望する1年契約という条項を受け入れたことでも明らかだ。
実際、発表のための動画まですでに撮っていたんだ。
われわれにとってはまさに寝耳に水だったよ」

その背景には、レッドブルが次第にマックス・フェルスタッペンを中心としたチーム作りをしている、との警戒心があったのではないかもとみられている。
ちなみにルノー側の提示額はレッドブルの優に倍以上の金額だったのではとの憶測が駆け巡っている。

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2018/08/05

大魚(リカルド)逸した(?)マクラーレン・チーム

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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レッドブル・レーシング残留が有力とみられていたダニエル・リカルド(29歳:オーストラリア)の突然のルノー・チーム移籍はファンを驚かせたが、その一方でマクラーレン・チームも獲得に走っていたことがわかった。
これは同チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクター自らがアメリカの専門誌『レーサー・マガジン』に語ったもの。

「実際、われわれはリカルドと何回か話し合いの場を持ったんだ。
彼は有能な、真のレーサーだからね。
決断寸前まで至っていたと思うが、しかしほんとうのところは彼以外にはわからない」

数か月前には両者が接触しているとの噂も流れたが、すでに消滅したとみられていた。
ブロウン氏は、「われわれがもう少し高い戦闘力を維持していれば」と、悔やんだ。
同チームではアロンソにはインディカー・シリーズ転向が、またバンドーンには放出の噂が消くすぶり続けている。

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ルノー・スポール会長、「タイトル獲得のためリカルド獲得した」

Renault 『RS11』&『R25』 (C)Renault F1 UK
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レッドブル・レーシング離脱発表から間髪を入れずダニエル・リカルドの獲得を正式発表したルノー・スポールでは、会長であるジェローム・ストール氏自らがその「成果」を誇った。

「」れわれルノーがF1に復帰したのは当然のことながら再びチャンピオンシップを制するためだ。
いまはまだ発展途上だが、タイトル獲得のためにダニエル・リカルドを必要とした。
彼には十分トップで戦える資質がある。
われわれがこのチャンスを指をくわえて見ていることなどできなかったろう。
彼と共に大きな目標を実現させるのだ」と、意気込みをみせた。

ルノーが単独チームとして最後にタイトル獲得したのは2006年(アロンソ&フィジケーラ)まで遡る。

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アンドレッティ・オートスポーツ、アロンソ側に決断迫る

Andretti Autosport (C)Andretti Autosport

来シーズン、フェルナンド・アロンソを擁するマクラーレン・チームと組んでインディカー・シリーズ参戦の母体になるのでは、とみられているアンドレッティ・オートスポーツだが、「もう最終決断の時期だ」としてアロンソ側に決断を迫っていることを明らかにした。

これは同スポーツの代表であるマイケル・アンドレッティ氏がアメリカの専門誌である『オートウィーク』に語ったもの。その中でこの元マクラーレン・チームのF1ドライバーは次のように語っている。

「彼らがほんとうに来年インディカー・シリーズにフル参戦しようとするのであれば、もう決断の時期は迫っている。
それなのにまだ多くのことが決まっておらず、体制を整えるには時間がない。
遅くとも8月中……、いやポコノの時期(8月19日)ではもう遅すぎる、その前に結論を出してもらわないと」と、1991年のインディカー・シリーズ・チャンピオンは強調。

今年ルマン24時間レースで優勝したアロンソにとって、念願の世界三大レース制覇に残されたのはインディ500レースだけだ。

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2018/08/04

肺移植の手術受けていたニキ・ラウダ氏(メルセデス)

Niki Lauda (C)Mercedes Motorsport
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元3回のF1チャンピオンで、現在はメルセデス・モータースポーツ/CEO(最高経営責任者)でもあるニキ・ラウダ氏(69歳:オーストリア)が、肺移植の手術を受けていたことがわかった。

それによれば1978年ドイツGPでのアクシデントで「不死鳥」と言われた同氏だがこのところ体調不良を訴え、母国オーストリア・ウィーンの総合病院に入院していたとのこと。
手術は成功裡に終わったということで、術後の容態は順調とのことだ。

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ライコネン(フェラーリ)、「まだ来季シートはわからない」

Kimi Raikkonen (C)Ferrari S.p.A
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多くのメディアは来シーズンも上位チームのドライバー・ラインナップに変更はないとみていたが、そんな中でフェラーリ・チームのキミ・ライコネン(38歳:フィンランド)は「まだ来季シートはわからない」と語り、ファンをヤキモキさせている。

伝えられるところでは、一部のフェラーリ上層部では現ザウバー・チームのレースドライバーであるシャルル・ルクレール(20歳:モナコ)の才能を買っていて、ベッテルとコンビネーションを組ませたいと考えている向きがあるとのこと。
F2チャンピオンでもあるルクレールは元々FDA(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)の一員、昨季全部で5ポイントだった同チームで、今季すでに13ポイントを稼いでみせている。

来シーズンはドイツの専門誌『スポルト・ビルド』に対し、「決定するのはチームのほうで、僕はただ待つことしかできない」と説明している。

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リカルド(現レッドブル)、来季ルノーへ移籍決定

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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3日(金)、ほぼ確定とみられたレッドブル・レーシングから突然ダニエル・リカルド(29歳:オーストラリア)の離脱が発表された。
そしてこの直後に今度はルノー・チームから同選手の獲得が発表された。
契約は2020年末までの2年間とされる。
これにより同チームはニコ・ヒュルケンバーグとのコンビネーションとなり、レッドブル・グループからローン移籍されていたカルロス・サインツが放出される。

2011年に当時のHRTからF1デビューを果たしたリカルドは翌年トロ・ロッソに移籍、さらに2014年から現在のレッドブル・レーシングに転じてこれまでポールポジション2回、7回の優勝を記録している。

リカルドは「これは僕のキャリアの中で最も難しい決断のひとつだった。
でも人生には新しいことにチャレンジしなければならない時がある。
それが今だと思った」と、悩んだ胸の内を吐露。

ルノーが勝利から遠ざかっていることについては「最終的にF1では常に成功を収めてきたチーム」と、厚い信頼を寄せた。

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2018/08/03

ロバート・クビサ、F1ドライブに自信取り戻す

Robert Kubica (C)Williams F1
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先に行われたハンガロリンク合同テストで、ウィリアムズ・チームのマシンを100ラップ以上に渡ってドライブしたロバート・クビサ(33歳:ポーランド)は、「F1ドライブに自信取り戻すことができた」と、明るい表情をみせた。

2006年に当時のBMWザウバー・チームからF1デビュー、わずか3戦目で3位表彰台を獲得するなど若くして非凡な才能をみせた。
しかし2011年の開幕前、トレーニングとして参加していたラリーで大クラッシュ、手首などを複雑骨折してモーターレーシングの表舞台から去った。

ハンガロリンクはちょうど1年前にルノー・チームのマシンでドライブしたところ。
「F1マシンは当時とはすっかり違うものになったけど、もうそれにも完全に対応出来ている。
今はドライブするのに何の問題もないよ」と、クビサ。
今年のマシンの最も良いところを聞かれると、「カラーリング」と答えて記者を煙に巻くなど、終始上機嫌の様子をみせた。

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リカルド(レッドブル)、夏休み中明けまでに契約更新へ

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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現在のレッドブル・レーシングとの契約は今シーズン末までとされながらも、いまだ契約更新が伝えられていないダニエル・リカルド(29歳:オーストラリア)だが、事実上上位チームの中では選択肢がなく、残留となる可能性が高い。
これについて前半戦の戦いを終えたリカルドは、次戦のベルギーGP(8月26日)が行われる夏休み明けまでに更改を終える予定であることを示唆した。

「いのまところ順調で、何も問題はない。
具体的な発表がベルギーGP前になるのかその週末になるのかはわからないけれど、いずれにしてもその辺りで結論を出すつもりだよ」と、リカルド。

上位3チームはほぼ今年のラインナップ継承が確実で、リカルドが収まればルノーなど中団グループの人事も一気に結着がついていく情勢だ。

ここまでリカルド7勝、フェルスタッペンは4勝。
(すべてレッドブル・レーシングでの勝利)
一時はフェルスタッペンの勢いに押されそうだったが、リカルドのベテランらしいレース運びには玄人受けが良いようだ。

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デ・ラ・ロサ、サインツのマクラーレン入り話を危惧

Pedro de la Rosa (C)McLaren Group
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多くのチームを渡り歩いた中でも、特にマクラーレンのイメージが強いペドロ・デ・ラ・ロサ(47歳)だが、一部に伝えられるカルロス・サインツ(現ルノー)のマクラーレン・チーム入りには懐疑的な見方をしている。
これはスペインのラジオ局『カデナ・セール』に語ったもの。
その中でこのスペイン人ドライバーは次のように語っている。

「サインツがマクラーレンに入ればアロンソとの夢のスペイン人コンビが誕生するということで期待する向きもあるようだけど、僕は彼の友人としてそれは薦めないな。
それは多くの場合、アロンソと組んでうまくいかない例が多いからだよ。
彼のチームメイトとして成功させるのはかなり難しい。
サインツは十分能力があるドライバーだけれど、今まだその危険を冒すことはない。
彼がもしルノーを離れたとしても、必ず彼を走らせたいとするチームはあるからね。
そうしてもう少し経験を重ねてからでも遅くはないということだよ」

アロンソが以前マクラーレン・チームに在籍したのは2007年のことだが、当時のチームメイトはハミルトン(現メルセデス)。
この時はアロンソのほうがチームを去った。

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2018/08/02

ハンガロリンク合同テスト2日目タイム(8/01)

George Russell (C)Mercedes Motorsport
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No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 G.ラッセル GBR Mercedes 1'15.575 116
2 K.ライコネン FIN Ferrari 1'15.649 131
3 J.デニス GBR Redbull Renault 1'17.012 131
4 A.ジョビナッツィ ITA Sauber Ferrari 1'17.558 120
5 N.マゼピン RUS Force India Mercedes 1'17.748 51
6 R.クビサ POL Williams Mercedes 1'18.451 103
7 L.ノリス GBR McLaren Renault 1'18.472 73
8 A.マルケロフ RUS Renault 1'18.496 108
9 S.グラエル IDN Toro Rosso Honda 1'19.046 109
10 P.ガスリー FRA Toro Rosso Honda 1'19.790 75
11 B.ハートリー NZL Toro Rosso Honda 1'20.221 67

   * 2018 PP-Time : 1'35.658 L.ハミルトン/Mercedes (7/28:Wet)
   * 2018 TestTime : 1'15.648 A.ジョビナッツィ Ferrari (7/31)
   (ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)
   *ガスリー&ハートリーは2019年仕様タイヤのテスト

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ボブ・ベル(ルノー/CTO)、一線から引退へ

Bob Bell (C)Renault Sport
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長らくF1の現場で活躍してきたボブ・ベル氏(60歳:イギリス)が、現在の現場第一線であるルノー・スポール/CTO(チーフ・テクニカル・オフィサー)のポジションから離れ、顧問に身を引くことがわかった。

1982年にマクラーレン・チームにエアロダイナミシストとしてこの世界に身を投じたベル氏は、その後ベネトンやジョーダン、メルセデス等を経て2016年から現在のルノー陣営でも要職を重ねてきた。

同チームのスポークスマンは「ベルの功績には感謝している。今後は現場を離れ、対外交渉などの職務にあたってもらう」と、説明している。
なお後任の名前はまだ明らかにされていない。

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3チームがフォース・インディアのチーム売却に反対

Force India Motorhome (C)Force India F1
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財政難から経営が破綻、チーム売却が避けられないとみられているフォース・インディアだが、伝えられるところではこれに3チームが反対しているという。

売却を実現させるにはF1参戦権を含め賞金獲得の権利等も含めた形が必至だが、これには現在F1に参戦している他の全9チームの同意が必要。
でないと白紙からの新規参戦ということになり、賞金などチームの収入の大部分が1年以上先ということになりかねない。
ところがドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』によれば、これにマクラーレン、ルノー、そしてウィリアムズら3チームが反対しているということだ。

ロス・ブラウン/モータースポーツ・ディレクターはこうした動きに「F1の将来のためにすべてのチームは大局的に考えなければならない」と、懸念を示している。

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2018/08/01

ハンガロリンク合同テスト1日目タイム(7/31)

Antonio Giovinazzi (C)Ferrari S.p.A
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No. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 A.ジョビナッツィ ITA Ferrari 1'15.648 96
2 M.エリクソン SWE Sauber Ferrari 1'18.155 126
3 B.ハートリー NZL Toro Rosso Honda 1'19.251 126
4 L.ノリス GBR McLaren Renault 1'19.294 107
5 G.ラッセル GBR Mercedes 1'19.781 49
6 D.リカルド AUS Redbull Renault 1'19.854 125
7 N.ラティフィ CAN Force India Mercedes 1'19.994 103
8 N.ヒュルケンバーグ GER Renault 1'20.826 63
9 O.ローランド GBR Williams Mercedes 1'20.970 65
10 S.グラエル IDN Toro Rosso Honda 1'21.451 109

   * 2018 PP-Time : 1'35.658 L.ハミルトン/Mercedes (7/28:Wet)
   * 2018 Fastest LapTime : 1'20.012 D.リカルド RedbullRenault (7/29)
   (ベストタイム及び周回数・マシン名はすべて非公式です)

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マクラーレン、シーズン中のドライバー交代を否定

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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ハンガリーGPでは予選Q1敗退、決勝レースでもポイント獲得するレベルに達することなくリタイヤと精彩を欠いたマクラーレン・チームのバンドーンだが、パドックで広がる同選手更迭の噂について、同チームのザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターはシーズン中の可能性を否定した。

「われわれはバンドーンが劣ったドライバーとは見ていない。
アロンソに負け続けていることを指摘する向きもあるが、これまで彼のチームメイトはみんなそうだったじゃないか。
それは別に恥ずかしいことではないよ」と、バックアップ。

しかし本音では進境著しいランド・ノリス(18歳:イギリス)を起用したい考えで、バンドーンの母国グランプリであるベルギーGP後に二人は交代、という噂も根強く囁かれている。

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ルノー・スポール首脳、「ホーナー(レッドブル)の相手しない」

Christian Horner (C)RedBull Racing
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先に行われたハンガリーGPでフェルスタッペンがマシントラブルによりリタイヤに追い込まれたことから、ルノー製パワーユニットの信頼性に不満をみせているレッドブル・レーシングだが、標的にされたルノー・スポールはすでに意に介さない姿勢に徹している。

同陣営のシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは、「ホーナー(レッドブル・レーシング代表)の文句はいつも同じだよ。
だからウチの上層部はもう何年も前から彼の苦言には相手にしないことを決めているんだ。
われわれとの関係はシーズン末までだけど、心の中ではとっくに終わりを迎えているよ。
来年は新しいパートナーがとてつもない金額を投じて支援してくれるんだから楽しみなことだろう。
幸運を祈ろうじゃないか」と、捨て台詞?

2007年にスタートした両者の関係は今季限りで終焉を迎えることが決まっている。

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