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2018年7月

2018/07/31

メルセデスのルイス・ハミルトン、路面温度が50℃を超えるコンディションの下、ウルトラソフト – ソフトと繋ぐ1ストップ戦略で優勝 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2018 ハンガリーグランプリ決勝
・4番グリッドからスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテル、
・ソフト – ウルトラソフトと繋ぐ1ストップ戦略で2位を獲得
・火曜日と水曜日、今年2回目のインシーズンテストを開催予定:トロ・ロッソがタイヤテストに参加

2018年7月29日、ブダペスト
メルセデスのルイス・ハミルトンが、ウルトラソフト – ソフトと繋ぐ1ストップ戦略を採り、ポールトゥウィンでハンガリーグランプリを制しました。
4番グリッドからスタートしたフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ソフト – ウルトラソフトと繋ぐ1ストップ戦略で2位を獲得しました。ベッテルと同様の戦略を採ったレッドブルのダニエル・リカルドは、12番グリッドのスタートから4位入賞を果たしました。また、2ストップ戦略を採ったフェラーリのキミ・ライコネンは、3位を獲得しました。
スタート直後には路面温度が60℃を超える、極めて高温のコンディション下でレースが行われました。

ハースを除く全チームがハンガリーに留まり、火曜日と水曜日に行われる今年2回目のインシーズンテストに臨みます。トロ・ロッソの1台が、ピレリの2019年型プロトタイプタイヤをテストする予定です。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「昨日の予選がウェットコンディション下で行われたため、各チームはスタート時に装着するタイヤを自由に選択可能となり、戦略が多岐に分かれることに繋がりました。特に、ベッテルとリカルドは、ライバルたちとは異なる戦略でグリッドポジションをアップすることに成功しました。昨日の雨の後、路面が初期状態にリセットされ、金曜日のフリー走行で各チームが取得したデータは、レース戦略を構築するにあたって信頼性の高いものとなりました。結果的に、全体を通して、複数の異なる戦略が見られました。各チームは、これまでにない程の高い路面温度の下で優れた耐久性を示した全3種類のコンパウンドを活用することができました」

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メルセデス首脳、「フォース・インディは引く手あまた」

Force India Motorhome (C)Force India F1
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財政難に苦しむフォース・インディア・チームが、ついにロンドンの裁判所による破産手続に入ったことが伝えられたが、当面はこれまで通り参戦が可能とみられている。
ただ事態の進展次第では、依然としてチーム消滅の危機がありF1関係者も高い関心を持って成り行きを見つめている。

これについてエンジン・サプライヤーとして深い関係を持つメルセデスのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「破綻したとしても買い手候補は多数いる」と楽観的な見通しをみせている。

フォース・インディアはプライベートチームだが、中団グループでは常に前方を走る有力コンテンダーで、メルセデス・エンジン陣営の中でも本家に次ぐ戦闘力をみせてきた。
ただ内情は複雑で同チーム内では依然として経営に携わりたいとするヴィジャイ・マルヤ氏がチーム売却に難色を示す一方、債権者の一員でもあるメルセデス・モータースポーツは、長期的なチーム運営の安定を求めて新オーナーの手に経営を委ねたい意向が強いようだ。
ただ早急に打開策が示されないと、来季のエントリーに支障が出るのは必至だ。

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リカルド(レッドブル)は「レース楽しめた」と、笑顔

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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僚友のフェルスタッペンがマシントラブルで明らかに不機嫌だったのに比べ、12番手スタートから表彰台目前の4位まで追い上げてチェッカーフラッグを受けたレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは対照的にご機嫌だった。

「レースは楽しかったよ。
オープニングラップの事故で一時は16番手まで落ちていながら、最後は4位まで挽回したんだからね。
他車と接触してからは振動が出て、あの時はもう駄目かと思ったくらいだからこの成績は上出来さ。
オーバーテイクが難しいと言われるこのハンガロリンクだけど、明らかに僕のペースは良かったので問題なかった。
無事フィニッシュできてポイントも獲れたし、自分の力を全て出し切った気がするで今日のレースに満足しているよ」

オーバーテイクの巧みさには定評があるリカルドだが、今回もその面目を保った感じだ。

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C.ホーナー代表(レッドブル)、トラブル続きのルノーにご立腹

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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このところパワーユニット関連のトラブルが続いていることで、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表はルノー・スポールにご立腹のようだ。
29日(日)行われたハンガリーGPでも、同チームのマックス・フェルスタッペンはエンジントラブルでストップ。
決勝レース前にはMGU-K(運動エネルギー回生システム)のシャフトにトラブルが見つかって交換したばかりだった。

「まるでエンジン代金に性能や信頼性が見合ってない。
今回のトラブルに、今度はシリル・アビテブール(ルノー・スポール/マネージング・ディレクター)が何て言い訳するのか楽しみだ」と、吐き捨てた。

伝えられるところではレッドブルはルノーに年間数百万ポンド(数十億円か)もの代金を支払っているとされる。
トップ6の常連だったレッドブルだが、ハンガリーGPの予選ではルノー・チームに後れを取っていた。
10年以上続いたルノーとのパートナーシップもあと9戦を残すだけとなっている。

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2018/07/30

田辺豊治T/D(ホンダ)、「この勢いを維持して後半へ」

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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夏休みを前に前半最終戦で6位入賞を遂げたトロ・ロッソ・ホンダの田辺豊治/テクニカルディレクターは、「この勢いを維持して後半に向かいたい」と、コメントした。

「今回のハンガリーGPではマシンの仕上がりもよく、ガスリーが6位入賞を果たしてくれた。
一方でハートレーのほうは11位となり、惜しくもダブル入賞を逃してしまったことは残念だった。
全体としては昨日の難しい予選も含め、チームの全員がいい仕事をしたと思う。
シーズン前半戦は難しいレースが続いたが、サマーブレイク前の節目のレースをいい形で終えられたことは良かった。
この勢いを維持しながら後半戦に向かいたい」

またトロ・ロッソのフランツ・トスト代表も、「このレースウイークでは、チームは最初から最高のパフォーマンスを見せてくれた。
ここ最近のレースではポイントを挙げることができていなかったので、6ポイントはチームにとってとても大きな結果となった。
ガスリーは常にトップ10の中で走ってくれたので、Q3進出とさらにはレースでのポイント獲得も期待できると確信していたよ。
作戦を立ててくれたエンジニアのみんなと、とても素早いピット作業を行ってくれたメカニック達に感謝している。
これで夏休みに入るが、シーズン後半戦でさらにプッシュしていくべくベルギーGPに向けて十分に充電したいと思っている」と、喜んだ。

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6位入賞ガスリー(トロ・ロッソ)、「ポイント獲得最高」

Pierre Gasly (C)Redbull Racing
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雨で混乱の展開になった公式予選とは異なり、完全ドライのがち勝負になったハンガリーGP決勝レースで、トロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは最後まで戦闘力を失うことなく6位入賞を果たしてみせた。

レース後ガスリーは次のように語っている。
「今日のレースで6位を獲得できたなんて、ほんと最高の気分。
チームにとってはすでに昨日の予選もすばらしい結果だったけれど、今日のほうが断然にいい!
マシンの調子は最高によく、チームが用意してくれた作戦も最適だった。
今日のコンディションは決して簡単じゃなかったけれど、全力を尽くし、結果うまくまとめられたレースだったと思う。
ここ数戦チームとして苦労していただけに、今日はうれしい結果を出すことができた。
中団で争っていると、つかむべきチャンスが巡ってくるレースが必ずやって来る。
今日のレースではいいスタートを切ることができ、サインツ(ルノー)をオーバーテイクし、その後は他のマシンを気にすることなくタイヤを労わりながら走った。
一番重要だったのは70周と限られた周回を最大のパフォーマンスでミスなく走ることだった。
結果クリーンなレースをすることができ、8ポイント獲得という結果をチームに持ち帰ることができた最高のレースウイークとなった」

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接触事故のボタス(メルセデス)にタイム・ペナルティ

FIA
ハンガリーGPのレーススチュワード(審査委員)は、29日(日)行われた決勝レース終盤に起きたボタス(メルセデス)とリカルド(レッドブル)の接触事故についてレース後の審議対象としていたが、調査の結果ボタスの側に責任があるとして同選手に10秒のタイムペナルティとペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

ただこのタイム・ペナルティが今回の決勝レース結果に影響を及ぼすことはなく、順位に変動はない。
またドライバーのスーパーライセンスに対して科されるペナルティ・ポイントは12か月有効。
累積で12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、ボタスはこれが初ということになる。

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ハンガリーGPはハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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29日(日)15時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第12戦ハンガリーGPの決勝レースがハンガロリンクを舞台に行われた。
今回ピレリが持ち込んだタイヤはミディアム、ソフト、そして一段飛ばしてウルトラソフトという前戦のドイツ同様の変則的3種類のタイヤ。
ただ昨日の予選がウェットだったのでスタートタイヤは全選手、自由に選択できる。
スタート前の気温は32度、路面温度57度、湿度は39%で路面はドライコンディション、天候は晴れでチェッカーフラッグまで雨の心配はないと報告されている。
スタート前のオープニングセレモニーでは先に急逝した故セルジオ・マルキオンネ会長(フェラーリ)へ黙祷が捧げられた。

オープニングラップでフォース・インディア勢に挟まれたルクレール(ザウバー)がリカルド(レッドブル)と接触、予選で沈んだリカルドはさらに後退を余儀なくされた。
6ラップ目、5位を走っていたフェルスタッペン(レッドブル)がパワーロスを訴えてスローダウン、レースはバーチャル・セーフティカーとなった。
51周目、ひさびさポイント圏内を走っていたバンドーン(マクラーレン)が駆動系のトラブルを訴えてストップ。
こちらもバーチャル・セーフティカーに。
65周目、3位のベッテルがボタスを抜いて2位に上がるがこの際ボタスはフロントウィングにダメージを負って後退、さらにリカルド(レッドブル)とも接触、こちらはレース後の審議対象となった。

70周のレースはハミルトン(メルセデス)が逃げ切ってポールTOウィン。
前戦ドイツGPに続く連勝で、今季5勝目、自身通算67勝目、ここハンガロリンクでは最多の6勝目を記録した。
2位ベッテル(フェラーリ)、3位ライコネン(フェラーリ)、4位最終周に順位を上げたリカルド(レッドブル)、5位手負いのボタス(メルセデス)、6位ガスリー(トロ・ロッソ)、7位マグヌッセン(ハース)、8位アロンソ(マクラーレン)、9位サインツ(ルノー)、10位グロージャン(ハース)までが入賞。
11位ハートリー(トロ・ロッソ)、12位ヒュルケンバーグ(ルノー)、13位オコン(フォース・インディア)、14位ペレス(フォース・インディア)、15位エリクソン(ザウバー)、16位シロトキン(ウィリアムズ)、17位ストロール(ウィリアムズ)まで完走。
リタイヤはバンドーン(マクラーレン)、フェルスタッペン(レッドブル)、ルクレール(ザウバー)の3台。
F1次戦は夏休みの後、第13戦ベルギーGP(8月26日決勝)となる。

ハンガリーGP決勝レースの結果はこちら
ハンガリーGPの画像はこちら

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2018/07/29

田辺豊治T/D(ホンダ)、「臨機応変な対応できた」

J.Button/Hungary (C)Honda Racing
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雨で混乱した中、首尾よく2台共トップ10グリッドに送り出したトロ・ロッソ・ホンダの田辺豊治/テクニカルディレクターは、「適切なエネルギーマネジメントを維持することができた」と、エンジン・サプライヤー側からの見解を明らかにした。

「今週のハンガリーGPでは、昨日からのいい流れを引き継ぐ形で、降雨により波乱となった予選を勝ち抜き、6番グリッドと8番グリッド獲得という素晴らしい予選結果を得た。
チームとドライバーが素晴らしい仕事をしてくれたし、PU(パワーユニット)としても断続的な雨により変わり続けるコンディションの中、臨機応変に対応し、適切なエネルギーマネジメントを維持することができた。
オーバーテイクが難しいこのサーキットだが、ドライだった午前のフリー走行でのペースも悪くなかったので、明日どのようなレースができるかとても楽しみにしている」と、田辺氏。
ここハンガロリンクとホンダとの相性は良く、過去6勝を記録した験の良いところ。

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初Q3進出のハートリー(トロ・ロッソ)、「うれしい」

Brendon Hartley (C)Scuderia Toro Rosso
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昨シーズン終盤でのF1デビュー以来、初となる予選シングルグリッド(8位)獲得に成功したトロ・ロッソ・ホンダのブレンドン・ハートリー(27歳:ニュージーランド)は、「とてもうれしい」と、素直にその喜びを表した。

「コンディションの変化が著しく、状況に対応するのが難しい予選だったが、今日は初めてQ3まで進出できてとてもうれしい。
Q3の終盤にいくつか小さなミスをしてしまい、わずかな差でガスリーには届かなかったけれど、8番グリッド獲得は上出来。
チームの用意してくれた素晴らしい作戦と適切な指示のおかげで、予選を通してとても気持ち良く走ることができた。
今週は金曜日から常に10番手前後のポジションをキープしていたので、今日の予選で両マシンともそれ以上の結果を出せたことは大きな前進だと思う。
このサーキットはオーバーテイクがとても難しいコースなので、明日はスタートとオープニングラップをミスなく走る必要がある。
決勝ではポイント獲得を目指してがんばりたい」と意欲をみせた。

ハートリーのこれまで予選最上位はバーレーンGPでの11位というもの
一時はシート喪失の噂もあったハートリーにとって、この予選好成績を決勝レースでも活かしたいところだ。

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フェルスタッペン(レッドブル)の進路妨害はお咎めなしに

FIA
ハンガリーGPのレーススチュワード(審査委員)は、28日(土)に行われた公式予選セッション中、フェルスタッペン(レッドブル)がグロージャン(ハース)のアタックを妨害したのでは、と調査した結果、故意によるものではないとしてペナルティ等は科さないことを明らかにした。

これは11コーナーから13コーナーに掛けて起きたものだが、当時フェルスタッペンはガスリー(トロ・ロッソ)に追い付いてしまったためアタックを中止、そこにグロージャンが差し掛かったものとした。
トラックの非常に短い区間で起き、視界も優れなかったことから止むを得ないと判断した模様。

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フォース・インディア、ついに破産手続開始

Vijay Mallya (C)Force India F1
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かねて財政難が伝えられていたフォース・インディア・チームだが、ハンガリーGPを前についに破産手続が始まったことを認めた。
同チームのスポークスマンによれば、英国ロンドンの裁判所が管財人を務めるとのこと。

フォース・インディアはその名の通り、インドでキングフィッシャー航空等を経営したヴィジャイ・マルヤ氏が2007年に当時のスパイカーF1チームを買収してスタートしたもの。
しかしオーナーに詐欺容疑で逮捕状(インド国内)が出されるなど混乱。
資金不足をインドの複合企業であるサハラ・インディア・パリワールに求めるなどしてチーム名も変更した。

最終的にはリバティ・メディアからの支援も行われたとされるが、ついに最悪の状況が来たようだ。
今後の参戦が可能かどうかはまだ明らかにされていない。

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2018/07/28

雨で混乱のハンガリーGP予選もメルセデスAMG勢が制す

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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28日(土)、ハンガロリンクを舞台にハンガリーGPの公式予選が行われた。
Q1の段階から雨に見舞われ、Q2ではリカルド(レッドブル)やアロンソ(マクラーレン)らが脱落するというハプニング。
Q3になっても雨は収まらず、ウェットタイヤでの予選アタックとなった。

激しいタイム争いの結果、最後に笑ったのはやはりハミルトン(メルセデス)だった。
1'35.658をマークしたハミルトンは2番手の僚友ボタスに0.260秒の差を付けてみせた。
ハミルトンのポールポジションはイギリスGP以来で今季5回目、自身通算では77回目の快挙となった。
オーバーテイクが難しいとされるハンガロリンクでメルセデスAMG勢のフロントロウ独占という最高の予選結果となった。

3-4位にフェラーリのライコネン&ベッテル、5位サインツ(ルノー)、6位ガスリー(トロ・ロッソ)はバーレーンGP以来となるもの。
7位フェルスタッペン(レッドブル)、8位ハートリー(トロ・ロッソ)、9位マグヌッセン(ハース)、10位グロージャン(ハース)となった。
予選6-8位はトロ・ロッソ・ホンダにとってパートナーシップを組んで最高位のグリッドとなる。
ハンガリーGP決勝レースは29日(日)の現地時間15時10分(日本時間:22時10分)から行われる。

ハンガリーGP公式予選の結果はこちら
ハンガリーGPの画像はこちら

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雨の予選Q2、トロ・ロッソ・ホンダ勢そろって突破

引き続きハンガリーGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。
路面はインターミディエイトかウルトラソフトか相変わらず判断が難しい状況。
その後降雨でコンディションは悪化の一方。
ウェットタイヤでも取り返しがつかない状況となった。

トップは再びベッテル(フェラーリ)で1'28.636。
2番手サインツ(ルノー)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ガスリー(トロ・ロッソ)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手ハートリー(トロ・ロッソ)、8番手ライコネン(フェラーリ)、9番手マグヌッセン(ハース)、10番手グロージャン(ハース)でここまでがQ3進出。
ハートリー(トロ・ロッソ)は初のQ3進出となった。

ここで敗退となったのはアロンソ(マクラーレン)、リカルド(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、ストロール(ウィリアムズ)の5台となった。

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ウェットで混乱の予選Q1、リカルドが冷や汗

28日(土)、ハンガロリンクを舞台にハンガリーGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
セッション開始時の気温は26度、路面温度は33度、予選の前ににわか雨があり路面は一部ダンプと報告されていてその影響が注目される。

まずピットレーンに並んだ各車はインターミディエイトを装着。
しかし残り7分ほどで再び雨粒の報告、各チームせわしい動きをみせた。
トップタイムをマークしたのはベッテル(フェラーリ)で1'16.666。
2番手0.274秒差でフェルスタッペン(レッドブル)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手サインツ(ルノー)、7番手グロージャン(ハース)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)。9番手アロンソ(マクラーレン)、10番手マグヌッセン(ハース)の順。
トロ・ロッソ・ホンダはハートリー11番手、ガスリー14番手で通過。
唯一ソフトタイヤのリカルド(レッドブル)は12番手。

ここで敗退となったのはバンドーン(マクラーレン)、ルクレール(ザウバー)、オコン(フォース・インディア)、ペレス(フォース・インディア)、そしてシロトキン(ウィリアムズ)の5台となった。

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フリー3回目、ベッテル(フェラーリ)がスピードみせる

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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28日(土)12時(日本時間:19時)から、公式予選を前にハンガロリンクを舞台にして今季F1第12戦ハンガリーGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の気温は28度、路面温度は53度まで上昇、ドライコンディションと報告されている。

上位チームではウルトラソフトでなくソフトタイヤでのQ2突破をトライしている様相。
当然のことながら、決勝レースでのスタートタイヤを考慮してでのことになる。
しかし短いコースのこと故、各所で『渋滞』シーンが発生。
また珍しくハミルトン(メルセデス)やボタス(メルセデス)がコース上でスピンする場面もみられた。
ボタスのほうはその際わずかに左後部をバリアに接触させていてギヤボックス等へのダメージが気掛かりだ。

ここでトップとなったのはベッテル(フェラーリ)で1'16.170のベストタイム。
2番手は0.059秒差でボタス(メルセデス)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手にハミルトン(メルセデス)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手フェルスタッペン(レッドブル)、7番手サインツ(ルノー)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手グロージャン(ハース)、10番手にガスリー(トロ・ロッソ)がつけた。
ハートリー(トロ・ロッソ)は12番手、マクラーレン勢はアロンソ14番手、シャシーを交換して好感触とコメントしたバンドーンはしかし17番手に留まった。
このあと注目の公式予選が15時(日本時間:22時)から行われる。

ハンガリーGPフリー走行3回目の結果はこちら
ハンガリーGPの画像はこちら

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レッドブル・レーシング、エクソンモービルの新燃料投入

Redbull/Mobil (C)RedBull Racing
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同じルノー製パワーユニットを搭載する本家ルノー、そしてカスタマーのレッドブルとマクラーレンの3チームだが、ルノーとマクラーレンが『BPカストロール』の燃料やオイルを使用するのに対し、レッドブル・レーシングだけは契約上の問題から『エクソンモービル』の製品を使用している。

現代のレーシングカーはその燃料やオイルについても重要な戦闘力の要素になっているが、本家と異なるものを使用することからレッドブルは不利であるとみられている。
実際、今シーズンも前者の2チームだけがすでにスペインGPから新スペックのものを使用していると伝えられた。

しかし今回、レッドブルもエクソンモービルから新しい燃料等の供給を受けたことがわかった。
戦前の予想ではここハンガロリンクでは苦戦とみられた同チームは、フリー走行初日でベッテル(フェラーリ)とは僅差の2-3番手に位置してみせた。
果たしてこのスピードが本物か、今日行われる公式予選で明らかになることだろう。

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ルノー・チームにはヒュルケンバーグのタイヤ誤使用で罰金

FIA
ハンガリーGPのレーススチュワード(審査委員)は、27日(金)に行われたフリー走行2回目セッション中、ニコ・ヒュルケンバーグのマシンのタイヤにレギュレーション違反があったとしてルノー・チームに罰金1万ユーロ(約130万円)の罰金を科したことを明らかにした。
ただし2018年シーズン前テスト末までに同様の違反を繰り返さないことを条件として納付を猶予とした。

それによれば同車は使用タイヤを誤って装着するなど規定に反したものの、これによる実利を得てはいなかったと判断としたという。

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ザウバー・チームに危険リリースで罰金

FIA
ハンガリーGPのレーススチュワード(審査委員)は、27日(金)に行われたフリー走行2回目セッション中、マーカス・エリクソンのマシンのピット作業に危険なリリースがあったとしてザウバー・チームに罰金5千ユーロ(約65万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによれば同車はタイヤ交換の際に締め付けが不良のままピットアウトしたが、気づいたチームの指示により直後にマシンを停止させたため、実害はなかった。
スチュワードは危険リリースはあったものの採りうる措置はなされたためレギュレーションにあるグリッド降格のペナルティまでは科さないものとしたという。

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2018/07/27

ハンガリーGPフリー2回目、ベッテル(フェラーリ)が最速タイム

Hungaroring (C)Mercedes Motorsports
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27日(金)15時(日本時間:22時)からハンガロリンクを舞台に今季F1第12戦ハンガリーGPのフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温は30度、路面温度53度まで上昇、引き続き路面はドライコンディションと報告されている。

途中、ピットアウトしたばかりのエリクソン(ザウバー)がチームによって急にストップが掛けられるシーンがみられた。
結局ここでベストタイムを記録したのはベッテル(フェラーリ)で1'16.834。
これに0.074秒差で2番手がフェルスタッペン(レッドブル)、3番手リカルド(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手グロージャン(ハース)、8番手サインツ(ルノー)、9番手ガスリー(トロ・ロッソ)、10番手オコン(フォース・インディア)という順。
ハートリー(トロ・ロッソ)は15番手、マクラーレン・ルノーはアロンソ12番手、バンドーン(マクラーレン)は19番手だった。

ハンガリーGPの画像はこちら

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ハンガリーGPフリー1回目、リカルド(レッドブル)がトップタイム

Hungaroring (C)Mercedes Motorsports
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27日(金)11時(日本時間:18時)からハンガロリンクを舞台に今季F1第12戦ハンガリーGPのフリー走行1回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は曇り、気温は27度、路面温度39度、路面はドライコンディションと報告されている。
今回もピレリはミディアム、ソフト、そして一段飛ばしてウルトラソフトという前戦ドイツGP同様の変則的3種類のタイヤを持ち込んでいる。

なおザウバー・チームはルクレールに代えてテスト&リザーブドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィを起用。
またセルジオ・マルキオンネ会長を亡くしたはがりのフェラーリは真紅のマシンに黒いリボン描いて登場させた。

トップタイムを記録したのはリカルド(レッドブル)で1'17.813>
2番手に0.079秒差でベッテル(フェラーリ)、3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手グロージャン(ハース)、8番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、9番手サインツ(ルノー)、10番手にマグヌッセン(ハース)の順。

トロ・ロッソ・ホンダはガスリー11番手、ハートリー13番手、またマクラーレンはアロンソ12番手、バンドーン(マクラーレン)16番手。
ヒュルケンバーグ(ルノー)は約1時間を経過した頃コースオフしてストップ、その後の走行時間を失っている。
またエリクソン(ザウバー)はフロアにダメージを負った模様でガレージでの作業が続いた。
このあとフリー走行2回目セッションは15時(日本時間:22時)から行われる。

ハンガリーGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ハンガリーGPのスチュワードにD.ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるハンガリーGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(63歳:イギリス)をあてることを明らかにした。

元アロウズ等のF1ドライバー、デレック・ワーウィック氏のスチュワード就任は先のオーストリアGPに続くもので今季3回目、通算21回目になるもので、これは目下最多のエマニュエル・ピロ氏の24回に次ぐものになる。

F1では1981年サンマリノGPで当時のトールマンからデビュー、その後ルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り最高位は2位。
F1引退後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利した。
またシルバーストーン・サーキットの保有者でもある英国BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の代表を務めていることでも知られる。

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ハンガリーGPの週末、金・土曜日ににわか雨の可能性

Hungaroring (C)Mercedes Motorsports
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今週末行われるF1第12戦ハンガリーGPの開催地であるブダペスト地方の天気について、地元気象台は基本的に概ね良好であるものの、フリー走行が行われる金曜日と公式予選の土曜日に一時にわか雨の可能性があるとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温
7月27日(金) フリー走行 曇り一時雷雨 24- 31度 40%
7月28日(土) 公式予選 曇り一時雷雨 21- 31度 80%
7月29日(日) 決勝レース 曇り 24- 33度 0%

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来年のシーズン前テスト候補地に再びバーレーンが浮上

Bahrain Pit Image (C)Mercedes Motorsports
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今年はすべてバルセロナ・サーキットで行われたF1のシーズン前テストだが、来年のテスト地として再びバーレーン・サーキットが俎上に上がっていることがわかった。

バルセロナが選ばれるのは何より多くのチームからほど近く、移動や物流などコスト面のメリットがあるからだが、3月というまだヨーロッパでは気候が寒い時期に行われるシーズン前テストでは、しばしば低温に過ぎ、十分な路面温度に達しないことが問題になっていた。
さらに今年は主に2輪レースのために行われた路面の再舗装も裏目に出て評判を悪くした経緯がある。

バーレーンであれば気温は問題ないが、中東ということでいずれのチームにとってもファクトリーからは遠隔地となり、万一大クラッシュなどした場合には打撃となる。

テスト地の変更にはF1各チームの同意が必要だが、リバティ・メディアは輸送費の一部を負担してでもシーズン前テストを新たなウリの一つにしたいようだ。

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2018/07/26

セルジオ・マルキオンネ会長(フェラーリ)、死去

Sergio Marchionne (C)Ferrari S.p.A
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フェラーリ及びフィアット/クライスラー・グループの会長/CEO(最高経営責任者)だったセルジオ・マルキオンネ氏が、7月25日(水)死去したことが報じられた。
享年66歳。

医療休暇を取り肩の手術を受けていたマルキオンネ氏だが、今週になって合併症(塞栓症)を発症、昏睡状態に陥っていたという。
容態が思わしくないことから経営魔一戦を離れることがすでに明らかにされていた。

2014年に当時のルカ・モンテツェモロ氏(70歳:イタリア)からフェラーリらの経営を引き継ぎ、業績拡大や戦績アップに功績を挙げていた。

現在F1の会長を務めるチェイス・ケアリー氏は「マルキオンネ氏はF1と自動車業界だけでなく、ビジネス界全体の偉大なリーダーでした。
私たちは彼の訃報を受け深い悲みに落ちています。
残されたご家族に深い弔意を表したい」と、悼んだ。

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オランダ、アッセンを舞台に新たなF1開催計画

TT Ciucuit Assen (C)Redbull Racing
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マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の活躍でF1人気が高まるオランダで、新たなF1開催の計画が持ち上がっている。

オランダからはこれまで多くのF1ドライバーを輩出、ただ優勝経験があるのはフェルスタッペンだけ。
また1985年までオランダGPが開催されていたが、これはすべてザンドフールト・サーキットを舞台にしたものだった。

今回の計画ではドレンテ州の州都アッセンにあるその名も『TTサーキット・アッセン』が想定されているとのこと。
ただここではこれまでバイクレースが主で、収容人数も少ないなど規模が小さく、最高速もバイクで300キロに届かないなどF1開催には心配される点も少なくない。
それでも現在のフェルスタッペン人気は絶大で、多くの会場がダッチカラーであるオレンジ色に染まるのが通例となっている。
今後FIA(国際自動車連盟)は、グランプリ開催にふさわしいかどうか視察団を送り込む予定という。

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ミシュラン、2020年からのF1タイヤ供給元に関心示す

Michelin Tyre (C)Renault F1 UK
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現在F1ではイタリアのピレリタイヤがタイヤを独占供給しているが、この契約は2019年末で満了となっている。
これを受けFIA(国際自動車連盟)では2020年から2023年までのF1タイヤサプライヤーの入札概要を先に発表した。
それによればF1タイヤは、2021年から18インチの低扁平タイヤの導入(現行は13インチ)や電熱毛布(タイヤウォーマー)使用禁止の方針を予定していることが明らかとなっている。

かねてからF1へのタイヤ供給の条件として18インチへの拡大を挙げていたフランスのミシュランタイヤは、これを受け再びF1タイヤの供給に意欲をみせていることがわかった。
これについて同社のスポークスマンは、F1復帰の可能性も含め情報の収集と分析を行っていることを認めた。

ただ新しい規格のタイヤは2021年からなので、もし新規にピレリ以外のタイヤメーカーが受注した場合、新規メーカーは2020年の1年間だけ13インチタイヤを製作しなければならないことになる。
こうしたことからFIAはピレリによるタイヤ供給の延長を事実上既定のものとしているのでは、ともみられている。

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2018/07/25

ストロール父、再びフォース・インディア買収の噂

Lance Stroll (C)Williams F1
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財政難に苦しむとされるフォース・インディア・チームの将来が見えない中、再び現ウィリアムズ・チームのレースドライバーであるランス・ストロール(19歳:カナダ)の去就に注目が集まっている。

昨季のF1デビユーの際には単なる資金持ち込みのペイ・ドライバーと揶揄されてきたストロールだったが、アゼルバイジャンGPでは3位表彰台獲得するなど評価は高まっている。
そして何より注目されるのはストロールの父親でカナダの大富豪として知られるローレンス・ストロール氏がフォース・インディア・チーム自体を買収するという計画だ。

その条件としてローレンス氏はメルセデスのジュニア・チームになること、またチームメイトには経験豊富なベテランの起用を求めているとの具体的な情報も。
現在ウィリアムズ・チームでのチームメイトはセルゲイ・シロトキンだが、まだ22歳。
F1経験はストロールよりも少ない。
噂ではロバート・クビサ(33歳:ポーランド)の起用を求めているという報道もある。

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新規開催マイアミGP、事実上計画先送りに

Miami Image
2019年からの新規開催を目指していたアメリカ・フロリダ州のマイアミGPだが、同年の開催は断念、事実上計画の先送りを決めたことがわかった。

これはF1でコマーシャル活動担当のショーン・ブラッチズ/マネージング・ディレクターが明らかにしたもの。
「われわれはマイアミ市委員会の要望に基づき、各方面と交渉やとりまとめに力を注いできたが、残念ながらまだ一つにまとまっているとは言えない状況。
そこでいったん計画を長期のものに組み替え、まずは2020年の開催に向けて計画を進めていくことにした」

報道によればマイアミ市に特設コースを造るということで地元住民からは反対運動が起こされていた。
9月にはより具体的な計画が明らかにされるということだ。

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ロシアGP、グリッドガール廃止にまだ未練

Grid Girl (C)Scuderia Toro Rosso
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F1の新オーナーとなったリバティ・メディアが進めたF1改革の一環として行われたF1グリッドガールの廃止だが、いまだに未練を残しているグランプリも多い。

冬季五輪の舞台ソチで2014年から開催されているロシアGPもその一つで、ロシアの副首相であるドミトリー・ニコラエヴィチ・コザク氏はこれを認め、リバティ・メディア側と実際に交渉していることをタス通信社に明らかにした。

以前のようなグリッドガールの再現は見込めないものの、モナコGP等で行われたような別の形での復活はあるかも知れない。

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2018/07/24

「レッドブル・ホンダの使命は王者のみ」と、オーナー

D.Mateschitz & S.Vettel (C)Redbull Racing
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幾多のタイトルを共にしたルノー・スポールとの10年以上に渡るパートナーシップに終止符を打ち、来シーズンからはホンダとの提携を発表したレッドブル・レーシングだが、その道は決して容易なものではなさそうだ。

今シーズンは傘下のスクーデリア・トロ・ロッソへエンジン供給するホンダだが現時点でコンストラクターズ・ランキングは全10チーム中の8番手(20ポイント)。
それも9位のザウバー・チームからはわずか2点差まで追い上げられていて、当初の想定を明らかに下回った状態。
目下ランキング3位(211ポイント)に位置する本家レッドブル・レーシングを満足させられるには厳しい展開だ。

レッドブル・グループのオーナーであるディートリッヒ・マテシス氏は、さらに「レッドブル・ホンダの使命はただ王者のみ」と、プレッシャーを掛けている。

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14番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトン、ソフト – ウルトラソフトと繋ぐ1ストップ戦略で雨に見舞われたレースを制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2018 ドイツグランプリ決勝
・雨の影響により、全3種類のスリックタイヤとインターミディエイト、フルウェットを使用した広範囲に渡る戦略が展開された
・レッドブルのマックス・フェルスタッペン、3ストップ戦略で4位を獲得

2018年7月22日、ホッケンハイム
天候がドイツグランプリの鍵を握りました。レース終盤の雨により、戦略を予測することが事実上困難な状況になりました。雨が強くなった中においても、メルセデスのルイス・ハミルトンはスリックタイヤで走行を続け、ソフト – ウルトラソフトと繋ぐ1ストップ戦略で優勝しました。
終盤のセーフティーカー導入もレースに影響を及ぼしました。各チームは、グリップレベルの改善状況を手探りしながら緊迫のフィナーレへ臨みました。ハミルトンは、トップ6ドライバー中で唯一の1ストッパーとなりました。数名のドライバーが、スリックタイヤとインターミディエイトタイヤ間での交換を行い、フルウェットタイヤを使用したドライバーも見られました。しかし、セーフティーカー導入周回終了後、上位勢のドライバーたちは、トラックが徐々に乾いていくラスト10周をウルトラソフトで走行しました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「天候状態が、極めて劇的で予測不可能なレースを演出しました。各チームは、常に変化する状況への対策を検討しなければなりませんでした。また、1つのセクターのみが雨の影響を受け、残り2つのセクターはドライのままでした。この点が大きな課題となりましたが、最終スティントで多くの使用が見られたウルトラソフトは、この混在したコンディション下で性能を発揮しました。トップ10ドライバーによって6種類の戦略が展開されたことが、厳しいコンディション下での適切な戦略を見出す難しさを示しています。その中で注目すべきは、雨が降ったにもかかわらず、トップ10中でインターミディエイトを使用したドライバーが3名のみであったことです」

ピレリジャパン・プレスリリース

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「マルキオンネ会長(フェラーリ)生命の危機」との報道流れる

Sergio Marchionne (C)Ferrari S.p.A
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先にF1フェラーリ・チームやフィアット/クライスラー・グループのCEO(最高経営責任者)でもあるセルジオ・マルキオンネ氏が健康障害を理由に退任することが突然伝えられた。
これについて、報じられたのがドイツGPの真っ只中であったことから実際の容態はかなり悪いのでは、との憶測が広がっているという。
地元イタリアの『ANSA通信』が報じたところによれば、マルキオンネ氏の容態は深刻で、昏睡状態にあるばかりでなく生命の危機に晒されているとしている。

これについてメルセデスのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「マルキオンネ会長が重篤な病状にあると聞いて驚いている。
関係者、とりわけご家族の心労について心を痛めている」と、F1のライバルをに思いやりをみせた。

世界有数の企業グループの指導者の病状に高い関心が集まっている。

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ライコネン(フェラーリ)、不明瞭なチームオーダーに不満

Race Scene (C)Mercedes Motorsports
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ドイツGP決勝レース終盤、タイヤ交換のタイミングからベッテルよりも先行していたキミ・ライコネン(フェラーリ)だが、チームからの無線指示により2番手だったベッテルを前に出したとみられている。

ライコネンによれば、フェラーリには明確なチームオーダー(表向きには禁止されている)規定がなく、今回のジョック・クレア/チーフ・エンジニアリング・ディレクターによる不明瞭な指示に少々機嫌を損ねてしまったようだ。
また当時、終盤の路面コンディション次第ではライコネン自身にも優勝のチャンスがあったことから様相をさらに複雑にしている。

ただ結果的にはその後トップに出たベッテルが濡れた路面に足を取られてクラッシュ。
ライコネンも3位に留まり、チームにとってドイツGPはまったく想定外のレース結果になってしまった。

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2018/07/23

トロ・ロッソ・ホンダ、5戦ぶり入賞も「課題は多い」

>Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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22日(日)行われたドイツGPでは2台共完走、ハートリーがモナコGP以来5戦ぶりとなる入賞を果たしたトロ・ロッソ・ホンダだが、ホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは、「課題は多い」と反省、笑顔をみせることはなかった。

「予測が難しい雨により波乱となったレースの中で、2台のマシンが完走できたことはよかったと思っている。
また、ハートレーは16番手からのスタートだったが、最後に粘りを見せて確実にポイントを獲得してくれたことは素晴らしい。
しかしここ数戦を見ると、われわれのパッケージにはまだ課題が多いと思わざるを得ない。来週のハンガリーGPに向け早急に状況の分析を行い、パフォーマンス改善に努めたい」と、語った。

またトロ・ロッソのフランツ・トスト代表は、「両ドライバー共にスタートは良く、レース中もそれぞれの状況に合わせたパフォーマンスを見せてくれたと思っている。
ただ後方グリッドからレースをスタートすることは、決して簡単なことではない。
ハートリーにとってはポイント獲得の一戦となり、とても喜ばしい結果になった。
ガスリーのほうはタイヤ戦略がうまくいかず、迷惑を掛けた。
今回天候は味方せず、作戦成功とはならなかったが、時には挑戦することも必要。
良かった面は自信に繋げ、次戦のブダペストでさらに強いチームのパフォーマンスを見せられるよう準備したい」と、語った。

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ハミルトン(メルセデス)の走路問題は戒告処分のみに

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ドイツGP決勝レース中、いったん進入したピットレーン入口の通路をカットする動きで本コースに戻った際、ボラードの内側を走るなどしたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンについて、ドイツGPのレーススチュワードは『戒告処分』に留めたことを明らかにした。

当時レースは混乱していて、チームの判断が二転したことが原因とされる。
もしタイム・ペナルティなど具体的な処分が下された場合、ハミルトン(メルセデス)の勝利が取り消される可能性もあった。

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サインツ(ルノー)にペナルティ・ポイント

FIA
ドイツGPのレーススチュワード(競技委員)は22日(日)行われた決勝レース中、ルノー・チームのカルロス・サインツが、セーフティカー導入中にエリクソン(ザウバー)をオーバーテイクしたとしてペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

ドライバーのスーパーライセンスに対して科されるペナルティポイントは12か月有効。
サインツはすでに過去の処分が消滅していたので通算2点ということになった。
累積で12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため、次のレースに出場できないことになる。
なおサインツにはすでに10秒のタイムペナルティも科せられている。

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2018/07/22

ドイツGPは14番手スタートのハミルトン(メルセデス)が劇的勝利

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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22日(日)15時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第11戦ドイツGPの決勝レースが行われた。
今回ピレリが持ち込んだタイヤはミディアム、ソフト、そして一段飛ばしてウルトラソフトという中国GP以来となる変則的な3種類のタイヤ。
スタート前の気温は26度、路面温度43度、湿度は52%で路面はドライコンディション、天候は曇り、雲が厚く雨の心配が60%ほどと報告されている。

29周目、後方から追い上げていたリカルド(レッドブル)がコースサイドにストップ、戦列を去った。
44周目、ついに一部で雨が降り出し、フェルスタッペン(レッドブル)らが真っ先にインターミディエイトに交換するが結局再交換する羽目に。
52周目、首位を走っていたベッテル(フェラーリ)が雨に足を取られてなんとコースオフ、クラッシュしてストップ、セッションはセーフティカーに。
53周目、2位のハミルトン(メルセデス)がピットレーン入口のボラードをカットする。
54周目、シロトキン(ウィリアムズ)が白煙を上げてストップ。
なんとトップはハミルトン(メルセデス)。
残り10周でレース再開。
いつたん2位のボタス(メルセデス)がハミルトンを抜きかけたが、チームから指示があったか不自然にギャップが拡大、逆に3位のライコネン(フェラーリ)が近づ組む始末に。
セーフティカー中にオーバーテイクしたとしてサインツ(ルノー)に10秒のタイムペナルティが通告された。

優勝は14番グリッドからスタートのハミルトン(メルセデス)が劇的勝利。
2位も僚友ボタスで誰も予想しなかったホーム・メルセデスAMGチームの1-2勝利となった。
ハミルトンの優勝はフランスGP以来で今季4勝目、自身通算66回目の栄冠となった。

3位ライコネン(フェラーリ)、4位フェルスタッペン(レッドブル)、5位ヒュルケンバーグ(ルノー)、6位グロージャン(ハース)、7位ペレス(フォース・インディア)、8位オコン(フォース・インディア)、9位エリクソン(ザウバー)、10位ハートリー(トロ・ロッソ)でここまでがポイント獲得。

以下、11位マグヌッセン(ハース)、12位サインツ(ルノー)、13位バンドーン(マクラーレン)、14位ガスリー(トロ・ロッソ)、15位ルクレール(ザウバー)、17位実質ストップしたアロンソ(マクラーレン)。
リタイヤはストロール(ウィリアムズ)、ベッテル(フェラーリ)、シロトキン(ウィリアムズ)、リカルド(レッドブル)の4台となった。
F1次戦は第12戦ハンガリーGP(7月29日決勝)となる。

ドイツGP決勝レースの結果はこちら
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ガスリー(トロ・ロッソ)、パワーユニット交換

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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予選で17番手だったトロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、決勝レース前にパワーユニットを交換。
既定によりグリッド最後尾(20番手)となった。
これによりリカルド(レッドブル)は20番手から19番手となる。

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共にQ1敗退のトロ・ロッソ・ホンダ、「状況を立て直す必要」

Brendon Hartley (C)Scuderia Toro Rosso
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21日(土)行われたドイツGP公式予選で、ガスリー17位、ハートリーも18位と共に早々とQ1で敗退の浮き目に遭ったトロ・ロッソ・ホンダでは、「状況を立て直す必要がある」と、陣営を引き締めた。

ホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは、「今日の午前のプラクティスセッションはウェットコンディションになり、予選に向けての準備としてはあまりいい形ではなかった。
ただ、それはどのチームにとっても同じだし、言い訳にはならないこと。
予選結果は非常に残念なもので、この状況を立て直すためにチームとともに早急に分析を行い、パッケージの改善に向けて全員で懸命に努力する必要がある」と、引き締めた。

またトロ・ロッソのジョナサン・エドルズ/チーフ・エンジニアも、「残念なことにフリー走行中に雨が降ってしまい、予定していたドライでのセッティングを試すことができなかった。
ドライバーは良いフィーリングで予選に臨んだが、結果としては今日はチームとしてペースをつかむのが難しい1日となってしまった。
ただ昨日のロングランを試したときの感触は良く、チームもタイヤマネージメントもいつもレースの時の方が良いため、明日の決勝レースに対してはポジティブに捉えている。
後方からのスタートとなるためレースではオーバーテイクが必要となり、困難なレースが予想されるが、レースではあらゆることが起こり得る。
明日は良い結果でレースを終えることができるよう、持ち込んだすべての戦略を振り返り、備えたいと思っている」と、語った。

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ドイツGPスターティンググリッド

ドイツGPのレーススチュワード(競技委員)は、公式予選を前にPU(パワーユニット)関連のコンポーネンツを交換したレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドについて、既定により最後尾グリッドからのスタートになることを明らかにした。
予選15番手だったリカルドはこれにより20番グリッドということになる。

1. ベッテル(フェラーリ)
2. ボタス(メルセデス)
3. ライコネン(フェラーリ)
4. フェルスタッペン(レッドブル)
5. マグヌッセン(ハース)
6. グロージャン(ハース)
7. ヒュルケンバーグ(ルノー)
8. サインツ(ルノー)
9. ルクレール(ザウバー)
10. ペレス(フォース・インディア)
11. アロンソ(マクラーレン)
12. シロトキン(ウィリアムズ)
13. エリクソン(ザウバー)
14. ハミルトン(メルセデス)
15. オコン(フォース・インディア) *
16. ガスリー(トロ・ロッソ) *
17. ハートリー(トロ・ロッソ) *
18. ストロール(ウィリアムズ) *
19. バンドーン(マクラーレン) *
20. リカルド(レッドブル) *

* 印は変更のあったドライバー

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ハミルトン(メルセデス)のストップはメカニカルトラブルが原因

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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ドイツGP予選Q1でハミルトン(メルセデス)を襲ったマシントラブルは、予選アタック中にハイドロリック系の圧力が抜けたものということで、当初はハミルトンがドライブミスで縁石を踏んだ際に与えた衝撃が原因とみられた。

しかしその後の調査で、縁石を踏む前にパワーステアリングを失っていて、そもそもコースオフしかかったのもこれが原因だったという。
幸い早期にマシンを停めたため、心配されたギヤボックスやPU(パワーユニット)の損傷はないとみられる。

ただシーズン真っ最中のこの時期のマシントラブルは、場合によってはチャンピオンシップの行方を左右することにもなりかねず、ハミルトンが受けた精神的ダメージは大きいようだ。

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セルジオ・マルキオンネ会長(フェラーリ)、健康障害で退任へ

Sergio Marchionne (C)Ferrari S.p.A
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F1フェラーリ・チームを擁するフェラーリの会長で、フィアット/クライスラー・グループのCEO(最高経営責任者)でもあるセルジオ・マルキオンネ氏が、健康障害を理由に退任することがわかった。

マルキオンネ氏は2014年に退任した前任者であるルカ・モンテツェモロ氏の後を継いで就任、グループ全体の業績を改善すると共にF1チームの戦績も栄光を取り戻しつつあった。
肩に痛みがあるということで現在医療休暇を取って入院、外科手術を受けたということだが復帰後の激務に耐えられないと判断したようだ。
なお後任にはマルボロ・ブランド等で知られるフィリップ・モリス社元会長であるルイス・カミレリ氏がフェラーリ会長の職を引き継ぐ予定という。

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2018/07/21

ドイツGP予選、ベッテル(フェラーリ)が自身通算55回目PP

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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21日(土)、ホッケンハイムリンクを舞台にドイツGPの公式予選が行われた。
最終トップ10グリッドを決める予選Q3、すでにポールポジションの大本命だったハミルトン(メルセデス)のマシンはない。

最後のアタックでボタス(メルセデス)が一度はトップの座を奪ったものの、ベッテル(フェラーリ)がさらにタイムを刻んで大逆転、自身通算55回目となるポールポジションをホームグランプリで獲得した。
ベッテルのポールはカナダGP以来になるもので今季5度目の快挙となる。

2番手はボタス(メルセデス)でベッテルとは0.204秒の差。
3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手マグヌッセン(ハース)で今季最高位、6番手グロージャン(ハース)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手サインツ(ルノー)、9番手ルクレール(ザウバー)、10番手がペレス(フォース・インディア)となった。

なおマクラーレンはアロンソ11番手、バンドーン20番手、トロ・ロッソ・ホンダはガスリー17番手、ハートリー18番手に沈んだ。
ドイツGP決勝レースは22日(日)の現地時間15時10分(日本時間:22時10分)から行われる。

ドイツGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、赤旗中断もボタス(メルセデス)が最速に

引き続きドイツGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

最初のアタックでエリクソン(ザウバー)がグラベルに飛び出すシーンがみられたがコースに復帰、ただしその際大量の砂利をコースに持ち込んでしまい、セッションは赤旗中断とされた。

再開後、ベストタイムを記録したのはボタス(メルセデス)で1'12.152をマーク。
2番手フェルスタッペン(レッドブル)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手マグヌッセン(ハース)、6番手グロージャン(ハース)、7番手ヒュルケンバーグ(フォース・インディア)、8番手ルクレール(ザウバー)、9番手サインツ(ルノー)、10番手がペレス(フォース・インディア)。
ここで敗退となったのはアロンソ(マクラーレン)、シロトキン(ウィリアムズ)、エリクソン(ザウバー)、走れなかったハミルトン(メルセデス)、そしてすでに最後尾が確定しているリカルド(レッドブル)の5台となった。

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予選Q1、ハミルトン(メルセデス)にマシントラブル

21日(土)、ホッケンハイムリンクを舞台にドイツGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
なお午前のフリー走行では雨だった天候は持ち直し、 気温22度、路面温度28度、湿度84%で路面はまだ一部ダンプながらほどなくドライになるものと見込まれている。

トップはライコネン(フェラーリ)で1'12.505。
2番手ベッテル(フェラーリ)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手グロージャン(ハース)、5番手にハミルトン(メルセデス)だが、ギヤボックスの不調とみられるトラブルでストップ。
また本人も体調が良くなさそうだ。
6番手ルクレール(ザウバー)、7番手マグヌッセン(ハース)、8番手フェルスタッペン(レッドブル)、9番手リカルド(レッドブル)、10番手がサインツ(ルノー)だった。
ここで敗退となったのはオコン(フォース・インディア)、ガスリー(トロ・ロッソ)、ハートリー(トロ・ロッソ)、ストロール(ウィリアムズ)、そしてバンドーン(マクラーレン)の5台となった。

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ウェットのフリー3回目、新人ルクレール(ザウバー)がトップ

Hockenheimring (C)Pirelli Motorsport
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21日(金)12時(日本時間:19時)からホッケンハイムリンクを舞台に今季F1第11戦ドイツGPのフリー走行3回目セッションが行われた。
しかし天候は危惧された通り雨、セッション開始時の気温は20度、路面温度は25度、路面はもちろんウェットコンディションと報告されている。

雨はかなりの強さで降り続き、途中サインツ(ルノー)がスピンするなどもあってタイムを記録したのはヒュルケンバーグ(ルノー)のみ。
前半にコースインしたのは14台だけだった。
終盤になってやっとメルセデスAMGやフェラーリらもコースイン。
なおハミルトン(メルセデス)はコースインはしたものの体調不良ということで、午後の公式予選が心配される。

結局タイムを記録したのは9台で、トップは新人のルクレール(ザウバー)、2番手もチームメイトのエリクソン、3番手シロトキン(ウィリアムズ)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ガスリー(トロ・ロッソ)、6番手ハートリー(トロ・ロッソ)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手ライコネン(フェラーリ)、9番手がストロール(ウィリアムズ)だった。
このあと注目の公式予選が15時(日本時間:22時)から行われるが天候が心配される。

ドイツGPフリー走行3回目の結果はこちら
ドイツGPの画像はこちら

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トロ・ロッソ・ホンダ、「マシンから最大限の力を引き出す」

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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2年ぶりのドイツGP初日を、15番手と16番手、それぞれ44ラップと45ラップと着実な周回を重ねてデータを採ったトロ・ロッソ・チームのジョナサン・エドルズ/チーフ・エンジニアは、「マシンから最大限の力を引き出せるよう、今夜はチーム一丸となり取り組みたい」と意欲をみせた。

「今年はホッケンハイムで2年ぶりのドイツGPの開幕を迎えることができ、歓迎している。
通常、タイヤに厳しく暑さに悩まされるサーキットだが、今年もその難しさは変わらず健在だった。
今回はピエールのマシンにいくつか新しいパーツを導入した。
シャシーとPU(パワーユニット)両方のパフォーマンス向上をサポートする目的で、午前と午後の両セッションを通じて確認を続けたが、狙い通りの効果を見ることができた。
見て分かる通り、中団グループのタイム差は僅差で、コンマ数秒でトップ10入りするのも可能なタイムで争われている。
マシンから最大限の力を引き出せるよう、今夜はチーム一丸となり取り組みたいと思っている」と、エドルズ氏。

またホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターも、「初日は非常に高い気温の下での走行になった。
PU(パワーユニット)としては通常の金曜と同様に、タイムアタックとロングランのプログラムをトラブルなく消化した。
明日は雨の予報が出ているが、状況に合わせて臨機応変にセットアップを変更しながら予選に臨みたい」と、語っている。

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FIA、2021年から扁平タイヤ導入や電熱毛布禁止の方向へ

Pirelli 18inch Tyre (C)Pirelli Motorsport
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F1は2021年シーズンを目途に大幅なレギュレーション変更を図っているが、その一環として扁平タイヤの導入や電熱毛布禁止とする方向であることがわかった。

それによれば現在13インチ径と、レーシングカーの中でも特異の存在となっているF1タイヤについて、径を18インチまで拡大。
これに伴い形状を現代の風潮であるロープロファイルのものにする。
なおリヤタイヤの幅は現行の405ミリを踏襲するものの、フロントタイヤは305ミリから270ミリに減少させてよりレーシングカーらしい迫力を増す狙い。

加えてタイヤウォーマー(電熱毛布)の禁止も合わせて明らかにされた。
これにはコスト削減の狙いが大きいとみられるが、コースイン直後など低温時のグリップ不足が懸念されるため、タイヤ自体の性能にも改善を要求している。

なお現行のピレリによるF1タイヤ独占供給契約は2019年まで。
新しい規格のタイヤは2021年からなのでもしも新規にピレリ以外のタイヤメーカーが受注した場合、新規メーカーは2020年の1年間だけ13インチタイヤを製作しなければならない。
こうしたことからピレリによるタイヤ供給の延長は事実上既定のもののようだ。

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ボタス(メルセデス)も契約延長が正式発表される

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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ルイス・ハミルトンとの契約更新を発表したばかりのメルセデスAMGチームは、さらにもう一人のレースドライバーであるバルテリ・ボタスについても契約延長を正式発表した。
契約はこれまでと同様1年で、さらに2020年1年のオブションを含むとされる。

元ウィリアムズ・チームだったボタスは電撃引退してニコ・ロズベルグの後任として加入、これまでの1年半で優勝3回、ポールポジション5回を果たしている。
ボタスは「2019年もこの最強チームで走ることができるのはとてもうれしい。
気分を良くしてこのメルセデスにとってのホームグランプリで結果を残したい」と意欲をみせた。

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リカルド(レッドブル)、最後尾グリッドスタートに

FIA
以前から噂になっていたように、レッドブル・ルノーのダニエル・リカルドは主要コンポーネンツの交換を今回集中させ、ペナルティをドイツGPでクリアにする意向であることがわかった。

スチュワードが発表したところによれば、リカルドのマシンは3基目のMGU-K(運動エネルギー回生システム)、3基目のES(エネルギー・ストア)、3基目のCE(コントロール・エレクトロニクス)をそれぞれ投入、規定によりナチ曜日のスターティンググリッドは最後尾からということになった。

チームとしては、ライバルより非力とされるルノー製パワーユニットを搭載していることから、ホッケンハイムより低速で同チームのマシンに向いていると目される次戦ハンガロリンクに勝負を賭けようとするものとみられる。

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2018/07/20

フリー2回目、フェルスタッペン(レッドブル)最速も

Hockenheimring (C)Pirelli Motorsport
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20日(金)15時(日本時間:22時)からホッケンハイムリンクを舞台に今季F1第11戦ドイツGPのフリー走行2回目セッションがスタートした。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は30度、路面温度は48度まで上昇、路面はドライコンディションと報告されている。

ベストタイムをマークしたのはレッドブル・レーシングのフェルスタッペンだったが、記録したのは前半で、その後は長い時間に渡りピットガレージ内で作業が続き、周回数も一番少ない18ラップに留まった。
2番手はここでもハミルトン(メルセデス)でフェルスタッペンとは0.026秒の差。
3番手ボタス(メルセデス)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手グロージャン(ハース)、7番手マグヌッセン(ハース)、8番手ルクレール(ザウバー)、9番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、10番手オコン(フォース・インディア)となった。
マクラーレンはアロンソ17番手、バンドーン20番手、トロ・ロッソ・ホンダはガスリー15番手、ハートリー16番手だった。

ドイツGPフリー走行2回目の結果はこちら
ドイツGPの画像はこちら

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ドイツGPフリー1回目、リカルド(レッドブル)がトップタイム

Hockenheimring (C)Pirelli Motorsport
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20日(金)11時(日本時間:18時)からホッケンハイムリンクを舞台に今季F1第11戦ドイツGPのフリー走行1回目セッションがスタートした。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は27度、路面温度39度、路面はドライコンディションと報告されている。
今回、ピレリはミディアム、ソフト、そして一段飛ばしてウルトラソフトという中国GP以来の変則的な3種類のタイヤを持ち込んでいる。
なお、ザウバー・チームではエリクソンに代えてアントニオ・ジョビナッツィを、またフォース・インディアではオコンに代えてニコラス・ラティフィをこのフリー走行1回目セッションに起用している。

このセッションで最速タイムを記録したのはレッドブル・レーシングのリカルドで、ベストタイム1'13.525。
これにわずか0.004秒の僅差で契約更新したばかりのハミルトン(メルセデス)。
3番手フェルスタッペン(レッドブル)、4番手にベッテル(フェラーリ)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手グロージャン(ハース)、8番手マグヌッセン(ハース)、9番手ルクレール(ザウバー)、10番手ヒュルケンバーグ(ルノー)の順。
マクラーレンはアロンソ12番手もバンドーンは20番手、トロ・ロッソ・ホンダはハートリー15番手、ガスリーは18番手。
またラフィティ(フォース・インディア)は17番手、ジョビナッツィ(ザウバー)は19番手だった。
このあとフリー走行2回目セッションは15時(日本時間:22時)から行われる。

ドイツGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ルイス・ハミルトン、メルセデスAMGチームと契約更新

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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メルセデスAMGチーム残留が期待されながらもここまで契約更新が遅れていたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だが、ドイツGPを前に契約を更新したことが明らかにされた。

契約は2年間で2020年末までとなる。
契約金額は公表されていないが、地元ドイツのメディアによれば年間4千万ポンド(58億4千万円)という巨額のものと報じられている。

契約を終えたハミルトンは、「メルセデスに残留することについては問題はなかった。
これまで20年もメルセデス・ファミリーにいるんだからね。
これですっきりしてレースに向かえるよ」と、晴れやか。

メディアによれば実は複数のチームからのオファーを検討していたということだが、すでに事実上残留しか選択の道は限られていたとみられる。

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ドイツGPの週末、土曜日に雷雨の可能性

Hockenheim Stand (C)Mercedes Motorsport
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今週末行われるF1第11戦ドイツGPの舞台地であるホッケンハイム地方の天気について、地元気象台は概ね良好であるものの、公式予選が行われる土曜日に一時雷雨の可能性があるとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温
7月20日(金) フリー走行 曇り 18- 32度 10%
7月21日(土) 公式予選 曇り一時雷雨 17- 27度 80%
7月22日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 18- 29度 10%

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レッドブル代表、「トロ・ロッソをテストの道具にはしない」

Christian Horner (C)RedBull Racing
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来シーズン、本家レッドブル・レーシングもホンダ製パワーユニットを搭載することになり、早くもトロ・ロッソとの関係に憶測が高まっている。
同グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は先に、ドイツの専門誌に「今シーズン、トロ・ロッソはペナルティを怖れることなくホンダの新しい機軸を投入すべき」と、語っている。

これは来季搭載するレッドブル・レーシングにとって有利になるとみられる方針だが、同チームのクリスチャン・ホーナー代表はそうした憶測を明確に否定した。
「ホンダがトロ・ロッソとの開発を通してコンマ1秒でも短縮できるなら当然それをすることだろう。
それはペナルティを受けるということとは完全に別のものだ。
もちろんわれわれは来季の自分自身のためにトロ・ロッソを利用しようなど、考えたこともない」

その上で、ホンダがカナダで投じた改良版スペックについて、「パワーも信頼性もまだ不十分」とプレッシャーを掛けた。

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2018/07/19

A.ジョビナッツィ、ザウバーからドイツGPフリー出走へ

Antonio Giovinazzi (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームは今週行われるドイツGPのフリー走行1回目セッションに、アントニオ・ジョビナッツィ(24歳:イタリア)を起用する方針を明らかにした。
同選手のグランプリ公式セッションへの登場は今季はこれが初。

ジョビナッツィは本来フェラーリ・チームのテストドライバーであるが、ザウバー・チームでは2017年の開幕2戦に当時負傷していたパスカル・ウェーレインの代役として参戦した経験を持つ。

また同じくフェラーリ製パワーユニットのユーザーであるハースF1チームでも昨シーズンはフリー走行を7回経験している。
当日はカーナンバー9・マーカス・エリクソンのマシンを使用するということだ。

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ドイツGPのレーススチュワード(審査委員)にミカ・サロ氏

Mika Salo (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるドイツGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元フェラーリ等のF1ドライバーであるミカ・サロ氏(51歳:フィンランド)を指名したことを明らかにした。

サロ氏がスチュワードを務めるのは昨年のアメリカGP(US-GP)以来となるもので今季初、自身通算13回目ということになる。

日本女性と結婚するなど親日家として知られるサロ氏は1994年に当時のロータス・チームからF1デビュー、その後ティレルやアロウズ、フェラーリ、ザウバー等を経て、最後はトヨタまで100戦以上出走。
最高位はフェラーリ時代に記録した1999年ドイツGPの2位(フェラーリ)、またトヨタ時代には2回のポイント獲得をもたらせた。
(フェラーリの2位は首位走行中、チームオーダーに従ったもの)

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「必ずや苦境から脱却」と、ウィリアムズ副代表

Claire Williams (C)Williams F1
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2014-2015年頃はコンストラクターズ・ランキング3位、プライベートチームながらフェラーリやレッドブル・レーシングらも凌ぐ活躍をみせたウィリアムズ・チームだったが、今季は突然失速、目下全10チーム中の最下位と思わぬ低迷を強いられている。
これについてチーム創始者の娘であるクレア・ウィリアムズ副代表(イギリス)は、「突然、失速に見舞われた」と、米紙にその苦悩を訴えた。

「ほんとうに予想もつかないことでした。
もしも昨年の段階で今年こうなることを告げられていたとしたら、きっと震え上がっていたことでしょう。
まさに突然失速したのです。
しかしチームの混迷を打開するのは私の役目なので決して諦めません」と、力説。

先のイギリスGPでもウィリアムズの2台は予選最下位。
同じメルセデス・エンジンを搭載するフォース・インディアは好成績を挙げていることから、エアロダイナミックスに大きな原因があるのでは、ともみられている。

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2018/07/18

レッドブル、来季のホンダ製P/U搭載見込んだ動き

Helmut Marko (C)RedBull Racing
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長年ルノー・エンジンと共に多くのタイトル獲得を果たしたレッドブル・レーシングだが、すでに今季限りで訣別、来季はホンダ製パワーユニットにスイッチすることが決まっている。
これにより現在事実上のワークスチーム待遇であるトロ・ロッソ・チーム、来季は本家レッドブル・レーシングのサポートチームになる可能性がある。

これを裏付けるように、レッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士は、「今シーズン、トロ・ロッソはペナルティを怖れることなくホンダの新しい機軸を投入すべき」と、語っている。
これは当然のことながら来季ホンダ製パワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングの助けになるからだ。

ただ同博士は「判断はあくまでもホンダ自身が下すべきものでわれわれが口を出すことはない」と、ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』で釈明している。
今シーズン、トロ・ロッソ・ホンダの二人はすでに規定数以上の関連コンポーネンツを投入していて、ペナルティとは背中合わせの状況に迫られている。

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キミ・ライコネン(フェラーリ)にザウバー復帰説

Kimi Raikkonen (C)Sauber Motorsport AG
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フェラーリ・チームとの契約が1年契約であることから毎年のように移籍の話題が浮上するキミ・ライコネン(38歳:フィンランド)だが、今度は古巣ザウバー・チームへ復帰するのでは、という仰天プランが報じられた。

これはザウバー・チームの地元スイスのドイツ語新聞『ブリック』紙が報じたもの。
それによれば来季若手有望株である新鋭のシャルル・ルクレール(20歳:モナコ)を起用したいフェラーリとベテランの力を借りたいザウバーとの双方の意向を実現しようとセルジオ・マルキオンネ会長(フェラーリ)が画策しているというもの。

ライコネンは2001年に当時のザウバー・ペトロナス・チームからF1デビュー(当時21歳)を果たしているがペトロナス・エンジンは実質フェラーリのものだった。
ただフェラーリ関係者の中には現在のベッテル&ライコネンというコンビを最良のものとして継続を主張する向きも多いという。

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ルノー首脳はF1のレース数増加案に反対

Cyril Abiteboul (C)Renault Sport F1
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ルノー・チームがかつてアロンソを擁してF1を戦っていた2003年当時、レースは年間16戦で行われていた。
しかし今シーズンは全21戦まで拡大、6月から7月に掛けてはなんと3週連続開催というハードスケジュールを強いられる始末。
それでもF1オーナーであるリバティ・メディアは来季さらにレース数を上積みさせる構えをみせている。
これについて同チームのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは「レース数の徒な増加は、F1の質を貶めるもの」とmotorsport.comで発言、反対の構えを隠していない。

F1はファンの熱心なサポートに支えられているが、それはF1が特別な存在であった上でのこと。
しかしレース数がどんどん増加していけば、それぞれの質は低下していくばかり。
われわれの情熱だって年間16戦で戦っていた当時とは正直いま異なってしまっているよ。
F1レースは特別なもので、日常当たり前のことになってしまってはいけないんだ」と、力説。

リバティ・メディアは別途15位までに入賞を拡大することもチーム側に打診しているが、これについてもモチベーションや価値の低下を理由に反対の声が多い。

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2018/07/17

ハミルトン(メルセデス)、「ベストチームはフェラーリ」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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このところ不運なレースが続き、ランキングでもフェラーリに先行を許しているメルセデスAMGチーム、同チームのルイス・ハミルトンは「現状、ベストチームはフェラーリのほう」との見解を示した。

「これまでの4年間は明らかに僕たちのマシンにアドバンテージがあったと思う。
実際に、コンストラクターズのタイトルはメルセデスに限られ、ドライバーズ・チャンピオンシップは僕とチームメイト(ロズベルグ)とのバトルが多かったからね。
でもいま今年のチャンピオンシップで後れを取っているのは単に僕らに不運が続いたからだけではない。
明らかにライバルの戦闘力がアップしていることを認めなくては。
正直、これまでのところ今年のベストチームは戦術も含めてフェラーリのほうだよ」と、4回のF1チャンピオン。

それでもまだ今シーズンの戦いについては十分勢力を挽回できる、と強気の姿勢は崩していない。
現在プロスト、ベッテルらと並び史上3位タイのハミルトン、もう一つ伸ばせば2位タイに躍り出る。
(1位はミハエル・シューマッハの7回、2位はファン・マニュエル・ファンジオの5回)

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ドイツGPのタイヤはウルトラソフトがカギに

Pirelli 2017 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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F1にタイヤを独占供給するピレリタイヤが今週行われる第11戦ドイツGPで使用する各チームのタイヤセットを発表した。
今回ピレリが持ち込むタイヤは、ミディアム、ソフト、そしてウルトラソフトの3種類で各チームは週末使える13セットのうち、10セットを自由に選ぶことができる。

今回選択が分かれているのは一番柔らかいウルトラソフト。
これを最多の10セット持ち込むのはルノーのサインツとヒュルケンバーグの2台。
これに次ぐ9セットを選択したのはストロール&シロトキンのウィリアムズ、さらに8セットがリカルド(レッドブル)、フォース・インディアのペレス&オコン、トロ・ロッソのガスリー&ハートリー、マクラーレンのアロンソ&バンドーン、そしてザウバーのエリクソン&ルクレールなどとなっている。

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ヒュルケンバーグ(ルノー)、「ライバルはハースF1に」

Nico Hulkenberg (C)Renault F1 Team
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今シーズン、『中団グループの首位』として躍進著しいルノー・チームだが、その中でチームメイトを凌ぐ活躍をみせているニコ・ヒュルケンバーグは、ライバルチームが変わってきたことを示唆した。

これはイギリスの『クラッシュ・ネット』に語ったもので、それによればいま一番警戒すべきはこれまで争ってきたフォース・インディアやマクラーレン・チームではなく、ハースF1チームになったというもの。

「この数週間をみれば、彼ら(ハース)はかなり脅威になっているよ。
明らかに彼らが台頭してきていて、逆にマクラーレンは後退しているね。
フェラーリ・エンジンはパワフルで彼らの速さは本物、甘く見てはいけない。
あまりポイントが獲れていないのは不運が続いていたためで、あのスピードを侮ってはいけない」とした。

わずか2戦前にはルノー(4位)とは35ポイント差がありランキング7位だったハースは、いま19ポイント差のランキング5位へと肉薄している。

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2018/07/16

ロバート・クビサ(ウィリアムズ)、「ベテランじゃなく新人」

Robert Kubica (C)BMW Sauber F1
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ストロール(19歳:カナダ)&シロトキン(22歳:ロシア)という若手ドライバー・コンビで今シーズンを戦っているウィリアムズ・チームにおいて、豊富なレース経験を持つロバート・クビサ(33歳:ポーランド)の開発ドライバーとしての加入は心強いものとみられるが、クビサ本人は次のように語って注目を集めている。

「多くの人が僕のテスト参加を『ベテランによるテスト復帰』と捉えたようだけど、実質僕はまったくの『新人ドライバー』だったよ。
なぜならいまのF1マシンがかつて僕がドライブしたものとはまったくの別物だもの。
だから僕のかつての経験なんて、テストでは役に立たなかったからね。
それでもタイヤについては理解できていたのでロングラン・ベースはかなりいけたと思うけど」と、殊勝な態度の『ベテラン』。

2006年に当時のザウバー・BMWでF1デビューを果たしたクビサはわずか3戦目で3位表彰台。
BMW・チームとなってからもすぐさまカナダGPで初勝利を記録するなど逸材と讃えられた。

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「昨季の収支は初めて黒字」と、ルノー・チーム

Renault Team motorhome (C)Renault F1 UK
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完全なワークス体制となってから3シーズン目を送るルノー・チームが昨季の収支を報告、体制変更後初めて黒字になったことを明らかにした。

2015年、当時前身のロータス・メルセデスがランキング6位だったもののルノー・チームになった翌2016年はランキング9位に転落、これに伴い大幅に終始は悪化したとのこと。
しかしワークス体制2年目の2017年には再びランキング6位まで挽回、これにより年間収支は330万ポンド(約4億9,500万円)のマイナスから、110万ポンド(約1億6,500万円)のプラスに転じたと報告されたもの。

チームはその後モータースポーツ規模を拡大しているので経費が増大していることを考えるとかなりの経営改善と言えそうだ。
なお今シーズンのルノー・チームは目下ランキング4位とさらにその戦闘力をアップさせている。

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ルノー・チームがアロンソ(マクラーレン)獲得に意欲

Signboard (C)McLaren Group
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不振が続いているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)について、今季限りでF1から離脱するのではないか、との見方が強まっているが、ここに来て古巣ルノー・チームが獲得に意欲を持っていることが伝えられた。

これはアロンソの母国スペインのスポーツ紙『マルカ』が報じたもの。
それによればワークスチームとして早く優勝を果たしたいカルロス・ゴーン/CEOの意向もあり、かつてタイトルを共にしたアロンソの力を借りようというもの。
ただ同陣営のシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは、「複数年契約が絶対条件、単年であれば契約しない」としている。
また高額になっている契約金も障害になりそうだ。

アロンソはこれまで通算32勝を記録しているが、このうち17勝はルノーで挙げたもの(他にフェラーリ11勝、マクラーレン4勝)。
なお最後の勝利は2013年ホームのスペインGP(フェラーリ)だった。

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2018/07/15

アロンソは『ポイント・システム改革案』に反対

Fernando Alonso (C)Renault F1 UK
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ドイツの専門誌らが報じた2020年からの新しいF1ポイント・システムは、現在の1位から10位までのドライバーにポイントが与えられているものから1位から15位までのドライバーに25、20、18、16、14、12、10、8、7、6、5、4、3、2、1ポイントが与えられることになると伝えている。

しかしこれに元2回のチャンピオンであるフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、ドライバーからレースへの達成感を奪うものだと反論した。

「このF1でポイントを獲得するというのは、とても難しいだった。
数十人ものドライバーがスタートした結果、ほんの一部のエリートだけが多くのポイントを獲得できた。
だから1ポイントや2ポイント程度の得点でも、大きな報酬のように感じられたんだ。
それが20人のうち15人が入賞だなんて……
そんな完走したドライバーがほとんどポイントを獲得できるようになったら、入賞という感動もなくなってしまうだろう。
残念ながらルールを決めるのは僕らじゃないけれど、F1というものはもっとステータスがあるものでなければいけないと思うよ」と、持論を展開。

アロンソ自身の初入賞は参戦2年目のオーストラリアGPで7位(ルノー)というもの。
当時は8位までが入賞だった。

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FIA、バックミラーの視認性について検討始める

Ferrari 『SF70H』 (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)がF1マシンのバックミラーの視認性について、F1チームと共に検討を始めたことがわかった。

昔のマシンと異なり、現在のF1はドライバーが深くコクピットに潜った形のうえ、ハロー(頭部保護装置)の導入でさらにバックミラーの視認性が悪くなったとされる。
実際、コース上で起きた接触事故で多くの場合、相手の位置が良く確認できなかったことが指摘されている。
また予選セッションでもアタックラップに入ったマシンが後方から来るのが確認できなかったとするケースも多い。

こうしたこともあり、FIAはハローへのミラー取り付けを容認するなどしているが、これを採用したのはフェラーリなどまだ一部に留まってる。
今後エアロダイナミックス効果を生み出すことなく視認性を改善するという難題がうまく解決されるか注目だ。

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マクラーレン・チーム再編、「組織が機能してなかった」

Zak Brown (C)McLaren Group
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イギリスGP直前、チームの大規模改編を断行したマクラーレン・チームでは、その理由が「構造的な欠陥にあった」としている。
そう語るのはマクラーレン・レーシングでエクゼクティブ・ディレクターの要職を務めるザク・ブロウン氏(45歳:アメリカ)で、次のようにその背景を語っている。

「F1チームというものは個人々々がその感性に基づいた創造力で形成していくべきものだと考えているが、残念ながら年月を重ねていくうちに組織は硬直化し、迅速な対応ができなくなっていく。
ウチの状況がまさにそれだった。
チーム内で個人がその能力を発揮できないでいたんだ。
だから私はそれを改革しようとした。
ただ改編はまだすべてが終わった訳ではなく、今後も大幅な人事異動はあると考えている」と、生粋のビジネスマン。

ホンダとのパートナーシップ失敗が理由かとの質問には、「間違ったことがあればそこから学ばなくてはいけないが、ただ悔やんでだけいてもそこに進歩はない」と、かわした。

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2018/07/14

ルノー、次戦ドイツGPで新エアロダイナミックス投入へ

Renault 『RS18』 (C)Renault F1 Team
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ワークス体制となって戦闘力アップを図るルノー・チームでは、来週行われる次戦ドイツGPで新コンセプトのエアロダイナミックスを投入する方針を明らかにした。
それによれば新機軸となるのはフロントウィングがメインのものになるとのこと。

同チームでテクニカル・ディレクターを務めるニック・チェスター氏によれば、しかし目的は高速コーナーでの改善ではなく中低速コーナーのパフォーマンス向上にあるのだという。
それでも「フロントウィングの特性はかなり微妙なもので実際に装着してテストするまでその成否はわからない」と、慎重姿勢。

かつてはハースF1を圧倒していたランキング4位のルノーだったが、このところ進境著しい同チームから猛追を受けている。

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既存メーカー、2021年レギュレーション改訂計画に反発

Mercedes V6 F1 Engine (C)Mercedes Motorsport
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F1のオーナーであるリバティ・メディアとFIA(国際自動車連盟)は、2021年に大幅なレギュレーションの改訂を計画しているが、現在のエンジン・サプライヤー側が反発していることがわかった。

リバティ・メディアらはF1エンジンのコスト削減を図り新規参入をより容易にするため、現行よりもPU(パワーユニット)の構成を簡易なものにすることを目的にMGU-H(熱エネルギー回生システム)の廃止等を提案しているが、6月末までとされたメーカー側との合意には至らなかったもの。

エンジン・サプライヤー側の代表格であるメルセデスによれば、MGU-H(熱エネルギー回生システム)の廃止はむしろコスト増を招くうえに、目標とした新規メーカーの参入も現在まで何ら目途が立っていないので計画は功を奏していないと指摘している。

これまで2021年からの新規参入にはポルシェやアストンマーティン、コスワースらの名前が浮上したが、決定したメーカーは一つもない。
ただこうした動きにドイツ・メディアらからは「新規参入を阻む事実上の事業者カルテルだ」という非難も起きている。

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ガスリー(トロ・ロッソ)は不満もペレス「ペナルティ当然」

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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イギリスGP決勝レースもあと2周でチェッカーフラッグというところで起きたガスリー(トロ・ロッソ)とペレス(フォース・インディア)とのアクシデントは、レース後のスチュワードによる裁定でガスリーに非があるとして5秒加算のタイム・ペナルティで結着がついた。
当時ペレスは十分なスペースを残していたもののガスリーがターン16のエイペックスにあるソーセージカーブに触れたためわずかにコントロールを失って衝突したと判断されたものだ。

これについてガスリーは通常のレーシング・インシデント(出来事)だとして裁定に不満を表したが、「被害者」であるペレスは、「僕はちゃんと彼のスペースを空けていたんだけれど、彼には不十分だったようだ。
僕は行き場を無くして共にクラッシュ。
思ったより順位への影響が大きかったのには驚いたけれど、5秒のペナルティは当然でむしろ軽いくらいだ」と、裁定を歓迎した。

この5秒のペナルティでガスリーは10位入賞を逃したばかりか13位まで転落する痛恨の結果となった。

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2018/07/13

メルセデスAMG、来季に向けて技術部門の改変計画を発表

Mercedes 3 Pointed_Star (C)Mercedes Motorsport
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メルセデスAMGチームは、2019年シーズンに向けて技術部門の改変を計画、12日(木)これを発表した。

それによればテクニカル・ディレクターであるジェームス・アリソン氏は現職に留まるものの、エンジニアリング・ディレクターであるアルド・コスタ氏は勇退、チームを去ることになる。
2011年にメルセデスに加入したコスタ氏は元フェラーリ・チーム。
メルセデスでは2014年からの両タイトル4連覇に貢献した。
エンジニアリング・ディレクターの後任にはこれまでチーフ・デザイナーを務めたジョン・オーウェン氏が就く。

またパフォーマンス・ディレクターのマーク・エリス氏もチームを去るが、こちらはしばらくガーデニング休暇を取った上で他チームへの移籍が有力視されている。
なおこちらの後任はチーフ車両ダイナミシストを務めてきたロイック・セラ氏が就任するという。

チームを統括するトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは、「組織というものは常に時代に合わせて進化しなければならない」と、陣営を引き締めた。

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ダニエル・リカルド、レッドブル・レーシング残留が確定的に

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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まだ契約更新について正式発表はないものの、関係者の間ではダニエル・リカルド(29歳:オーストラリア)のレッドブル・レーシング残留が確実になったと受け止められている。

ここまで契約更新に時間が掛かっているのはキミ・ライコネンの後任としてフェラーリ・チーム入りを狙っていたのではないかとみられているが、しかしもしライコネンが交代となった場合でもその後任には新鋭のシャルル・ルクレール(20歳:モナコ)の抜擢が有力になったとされる。
またメルセデスAMGチームもハミルトン&ボタス両ドライバーの残留が確実になっていて、現在のレッドブルより上位に空きはない状況に追い込まれていることが背景にある。

2011年第9戦のイギリスGPで当時のHRTからF1デビューを果たしたリカルドは、翌年にはトロ・ロッソに移籍、2014年からは本家レッドブル・レーシングに移籍し、これまで7回の優勝を記録し、レッドブルを代表するドライバーになっている。
なお残留した場合でもナンバーワン条項はない模様。

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パット・シモンズ氏、「2台体制義務」の緩和を模索も

Pat Symonds (C)Ex.Marussia F1 Team
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現在のF1レギュレーションではいずれのチームも完全な「2台体制」が義務付けられているが、これを緩和しようとする動きが動き出している。

F1改革を進めるリバティ・メディアは、かつて自身もチーム代表としてF1タイトルを獲得したロス・ブラウン氏をモータースポーツ・ディレクターに任命しているが、これはそのグループに加入した元ルノー等多くのチームを率いたパット・シモンズ氏(65歳:イギリス)が提唱。

それによれば大きなチームは2台に留まらず3台目を、また小規模のチームは1台だけでも参戦できるようにし、もっとF1全体を盛り上げることを目的としたもの。
ただレギュレーションの変更にはF1全チームの同意が必要で、「そのルールがF1改革を妨げている」と、シモンズ氏自身、近い将来の実現には懐疑的のようだ。

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2018/07/12

新規開催目論む「マイアミGP」、進展に障害

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早ければ2019年シーズンからにも新規開催を目指すとされたアメリカの『マイアミGP』だが、ここに来て障害に直面しているようだ。

アメリカのスポーツ専用チャンネル『ESPN』によれば、グランプリ開催に反対する地元住民への説得が難航、目標とされた7月1日とされる期日までに成立しなかったとのこと。
計画案では初開催は2019年10月とされていたがこのままだと時間切れになりかねないという。

自動車の巨大市場であるアメリスでは、多くのグランプリが行われてきたが、現在はテキサス州オースティンのアメリカGP(US-GP)のみ。
そこでリバティ・メディアはさらに同地域でのグランプリを計画、その候補地としてラスベガスやニューヨーク、マイアミ、ロスアンゼルス等の名前が浮上、ここに来てその一つマイアミが一歩抜きん出たとみられていた。

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F1のポイント・システム変更の可能性

Podium Scene (C)Mercedes Motorsports
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F1は1位から10位までが入賞となる現在のポイント・システムが定着しているが、これが大幅に拡大される可能性があることがわかった。
これはドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたもので、それによれば15位までが入賞対象になるというもので、2020年からの導入が予定されているという。

現在のF1ポイント・システムは1位から10位までのドライバーにそれぞれ25、18、15、12、10、8、6、4、2、1ポイントが与えられているが、改革案では1位から15位までのドライバーに25、20、18、16、14、12、10、8、7、6、5、4、3、2、1ポイントが与えられることになると伝えている。

その狙いは、入賞ギリギリの小規模チームを救済する狙いがあるとみられている。
現在のシステムは2010年から導入されたもので、それ以前は8位まで(2003年から)、さらにその前は点数こそ変動はあったものの6位までで、1960年から長く続くものだった。

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降格ペナルティに不満のガスリー(トロ・ロッソ)

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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イギリスGP決勝ではレース最終盤、先行するペレス(フォース・インディア)をみごとオーバーテイクして10位入賞を果たしたかにみえたトロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリーだったが、レース後の裁定で痛恨の5秒加算ペナルティを喫し、13位まで転落する結果となった。

しかしこれについて当のガスリーは不満を隠していない。
「こんなペナルティ、馬鹿げているよ。
これじゃまともにレースなんかできなくなる。
バトルがあってこそモーターレーシングというものだし、観客だってこれを求めているんだ。
狭いコースの中で横幅2メートルもあるクルマでオーバーテイクするんだもの、多少の接触くらいあるさ」と、吐き捨てた。

とはいえわずか5秒のペナルティで順位が3つも落ちるという現実は、今年のF1の厳しさを如実に物語っているようだ。

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2018/07/11

フェルスタッペン(レッドブル)、ルノー・エンジンを酷評

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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前戦オーストリアGPではみごと今季初優勝を遂げたものの、イギリスGPでは苦戦、結局完走扱いにはなったものの、終始トップを窺うことなく実質リタイヤで終えたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、搭載するルノー製パワーユニットの非力さを訴えた。

「全然勝負にならなかったよ。
そもそも70馬力も80馬力も劣っていれば、苦戦を強いられるのは最初から分かり切ったこと。
ストレートではまるでF1とF2が一緒に走っているようでまるでレースにならない」と、吐き捨てた。

そのレッドブル・レーシングは来季、かつてアロンソ(マクラーレン)が同様に酷評したホンダ・エンジンにスイッチすることが決まっていて、今からさらにプレッシャーが掛かりそうな状況だ。

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エリクソン(ザウバー)、「DRSのミス」認める

Marcus Ericsson (C)Sauber Motorsport
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イギリスGPの決勝レース終盤、1コーナーで単独クラッシュを演じたザウバー・チームのマーカス・エリクソンが、自身の操作ミスが原因であったことを認めた。

「あの時僕は他のマシンとバトルを繰り広げていたから、ドライバーとして当然のことDRS(ドラッグ・リダクション・システム)を制限一杯に使いたかったんだ。
DRSゾーンに入る時にはできるだけ早く、そして終わる時にはできるだけ遅く、ね。
そしてあの時、おそらくボタンをきちんと押せなかったんだと思う。
路面のバンプが激しい所だから、指が滑ったのかも知れない。
少なくともデータを見る限り、ボタンが押されていなかったのは事実だよ」

今シーズン、チームメイトである新人のルクレールが5回の入賞を果たしているのに対し、先輩であるエリクソンはわずか2回に留まっている。

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立場危うくなるグロージャン(ハース)

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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今季ここまでチームメイトのマグヌッセンが完走9回、そのうち6回の入賞を果たしているのに対し、完走は6回、入賞わずか1回だけとなっているハースF1チームのロマン・グロージャンだが、今回のレースでもオープニングラップではマグヌッセンと接触、レース終盤にはさらにサインツ(ルノー)とアクシデントを起こし結局クラッシュ・リタイヤという結果に終わった。

チーム内ではいまのところ特に非難する声は聞かれないが、口うるさいパドック雀は早くもそのドライビング・スタイルに疑いを挟む動きが出て来ている。
ただこれについて同チームのギュンター・シュタイナー代表は次のようにグロージャンを擁護した。

「確かに彼の働きには不満を感じる部分があるし結果には満足していない。
正直フラストレーションが溜まっているのは事実だよ。
せっかくマシンの戦闘力が向上してきているのだから、彼はレースで盛り返しに力を使うのではなく、ポイントを獲得するように戦うべきなんだ。
無用なアクシデントがあるとしたらそれは賢明なことじゃない。
ただこれからもチームは全力で彼をサポートを続けるけどね」

ここまでチームが獲得した全ポイント51点のうち、39点はマグヌッセンが記録したものでグロージャンは12点に留まっている。

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2018/07/10

ハミルトン(メルセデス)は鉾を収める

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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イギリスGPのレース直後は悔しさに涙しインタビューを拒否、「フェラーリによる興味深い戦術だった」と意味深な発言をしていたメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだったが、その後ライコネン(フェラーリ)による謝罪の意思も確認、「あれはレーシング・インシデント(出来事)だった」と、冷静さを取り戻したようだ。

ただインタビューを受けなかったことについては反省し、「僕らはまだ不完全な人間で、時々誤った発言もしてしまうけれど、それでも応援してくれるたくさんのファンに感謝したい」と、大人の対応をみせている。

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論議呼ぶ?、ライコネン妻のコメント

Race Scene (C)Redbull Racing
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イギリスGPでもポールポジションを獲得するなど優勝候補の筆頭だったハミルトン(メルセデス)だが、しかしオープニングラップでライコネン(フェラーリ)にぶつけられ最後尾に落ちるというアクシデントに見舞われた。

これについてはライコネンに責任があるとしてスチュワードからレース中に10秒のタイムペナルティ、レース後にはペナルティ・ポイントも科せられるなど厳しい処分が科せられた他、ライコネン自身もマシンを降りてすぐに自分の非を認めているる

しかしライコネンの妻ミントゥ・ライコネンさんがインスタグラムに「負けて女の子のように泣くくらいなら、バレーをやりなさい」と暗にハミルトンを揶揄するようなコメントを書き込んだことがわかり、新たな話題を呼んでいる。
というのも、以前はベッテルがボタスにぶつかるという例があり、メルセデスAMGチーム陣営の中にはフェラーリの「故意説」を説く向きもあるからだ。
ミントゥさんの書き込みが問題を大きくすると懸念する向きも多い。

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トロ・ロッソ・ホンダ、「期待外れの週末だった」

Brendon Hartley (C)Scuderia Toro Rosso
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ある意味トロ・ロッソ・ホンダにとってもホームグランプリといえるレースとなったイギリスGPだったが、結果は入賞ができなかったばかりかハートリーについてはレースに参加することさえ出来ずに終える始末となった。

ホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは、「週末を通して、非常にタフなホームレースになった。
特に土曜に起きたハートレーのクラッシュのあとは、ガスリーのマシンのサスペンション交換、ハートレー選手のマシンのモノコックやPU(パワーユニット)交換など、限られた時間の中でトロ・ロッソ・ホンダ双方のメカニックとエンジニアが懸命に作業を行った。
それだけにガスリーが最後に素晴らしいオーバーテイクによりポイントを獲得したことは、チームの努力に報いるものになった」と語った。
(その後タイム・ペナルティが科せられガスリーの入賞は取り消しに)

ただしハートレーのリタイヤについてはPU(パワーユニット)交換の際の作業ミスであったことをが明らかになっている。

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2018/07/09

フェラーリのセバスチャン・ベッテル、接戦のイギリスグランプリを制す:今回がピレリにとって350回目のグランプリとなる (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2018 イギリスグランプリ決勝
高温の高速シルバーストンで、2回のセーフティーカー導入が発生した中、1ストップと2ストップ戦略が展開された
ピレリの2019年型タイヤ開発テストが、火曜日と水曜日、3チームとともに行われる予定

2018年7月8日、シルバーストン
2回のセーフティーカー導入が発生したイギリスグランプリは、フェラーリとメルセデスによる僅差の戦略的闘いという構図に帰結しました。
1回目のセーフティーカー導入周回中、フェラーリとメルセデスは異なる戦略を採りました。フェラーリの両ドライバーは、この間に2回目のピットストップを行い、最も軟らかいコンパウンドのソフトタイヤへ交換しました。
一方、メルセデスの両ドライバーは、トラックポジションを維持する狙いからミディアムタイヤのままステイアウトする1ストップ戦略を採用しました。
カレンダー中屈指の高速かつ高負荷のサーキットで、路面温度が50℃を超える異例のコンディション下においても、全3種類のコンパウンドは性能と信頼性を示しました。
ピレリは、ハース、レッドブル、ウィリアムズの3チームとともにシルバーストンに留まり、2019年型タイヤ開発テストを2日間に渡って行う予定です。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「スリリングで予測不能な展開となったグランプリで、全3種類のコンパウンドが登場する多彩な戦略が見られました。トップ5は、ソフトとミディアムをベースとする戦略を採用しました。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、ミディアムからハードへ交換する1ストップ戦略で6位を獲得しました。セーフティーカーの導入がレースに影響を及ぼし、数多くの戦略が変更を余儀なくされましたが、ドライバーたちは、シーズン中屈指の厳しいサーキットで、終始ハードに闘うことが出来たと思います。ピレリにとって350回目となった本グランプリで、Formula 1の醍醐味を感じさせる最高のスリリングなフィナーレが見られました」

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ガスリー(トロ・ロッソ)、ペナルティで10位入賞幻に

FIA
イギリスGPのレーススチュワード(審査委員)は、8日(日)に行われた決勝レース終盤に起きたペレス(フォース・インディア)とのアクシデントについて、ガスリー(トロ・ロッソ)の側に責任があったとして、同選手に5秒ストップのタイム・ペナルテとペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。
同選手はこのタイム・ペナルティにより11位に降格、10位入賞が消滅することになった。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、ガスリーはこれでトータル4点となった。

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ルクレールの危険リリースでザウバー・チームに罰金

FIA
イギリスGPのレーススチュワード(審査委員)は、8日(日)に行われた決勝レース中、ザウバー・チームのシャルル・ルクレールがピットアウトした際、危険なリリースがあったとして同チームに罰金5,000ユーロ(約65万円)を科したことを明らかにした。

レーススチュワードによれば、同選手について行ったタイヤ交換作業が不完全で、タイヤ脱落の可能性があったというもの。
幸い早期に気づきストップしたため、大きなアクシデントにはならなかった。
なおこのインシデントでルクレールが続けていた連続&入賞は途絶えた。

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ライコネン(フェラーリ)、ピットレーン速度違反で罰金

FIA
イギリスGPのレーススチュワード(審査委員)は、8日(日)に行われた決勝レース中、フェラーリ・チームのキミ・ライコネンについてピットレーン速度違反があったとして同チームに罰金1,000ユーロ(約13万円)を科したことを明らかにした。

それによればライコネンは、制限80キロのところを114.8キロで走行したとのこと。

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ライコネン(フェラーリ)にペナルティ・ポイント

FIA
イギリスGPのレーススチュワード(審査委員)は、8日(日)に行われた決勝レース中に起きたハミルトン(メルセデス)とのアクシデントについて、ライコネン(フェラーリ)の側に責任があったとして、ペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、ライコネン昨年のベルギーGP(3点)以来となりトータル5点。
なお同選手にはすでにレース中、10秒のタイム・ペナルティが科せられている。

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2018/07/08

大波乱のイギリスGPはベッテル(フェラーリ)が勝利掴む

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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7日(日)14時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第10戦イギリスGPの決勝レースが行われた。
今回ピレリが持ち込んだタイヤはハード、ミディアム、そしてソフトという堅めの3種となっているが、上位10台のスタートタイヤはすべてソフトとなっている。。
スタート前の気温は26度、路面温度51度、湿度は40%で路面はドライコンディション、天候は晴れ、チェッカーフラッグまで雨の心配はないと報告されている。
なおウィリアムズ・チームは2台ともにピットレーンスタートを選択した。
同じくピットスタートのハートリー(トロ・ロッソ)は準備が遅れている様子でマシンはまだスタンドの上。。

オープニングラップで順位を落としたハミルトン(メルセデス)が3コーナーでライコネン(フェラーリ)と接触してコースアウト、最後尾まで落ち、セッションはイエローフラッグに。
ハミルトンと接触したライコネンにはその後10秒のタイムペナルティが通告された。
またペレス(フォース・インディア)もコースオフして遅れる。
とりあえずスタートしたハートリー(トロ・ロッソ)はしかし問題があるらしくすぐにガレージへと戻った。
20周目、ピットアウト直後のルクレール(ザウバー)がタイヤ交換作業ミスでストップ。
32周目、エリクソン(ザウバー)が1コーナーで飛び出しタイヤバリヤにクラッシュ、セーフティカーが導入された。
多くのマシンがこの間にピットイン、首位はステイアウトしたボタス(メルセデス)に。
2位ベッテル(フェラーリ)、3位ハミルトン。
38周目にレース再開。
その周にグロージャン(ハース)とサインツ(ルノー)が接触して共にコースアウト、再びセーフティカー導入に。
42周目にレース再開。
47周目に5位のフェルスタッペン(レッドブル)がスピン、その後ストップ。
直後にベッテル(フェラーリ)がボタス(メルセデス)を交わして首位に立つ。
タイヤが厳しいボタスはさらにハミルトン、ライコネンにも抜かれ順位を落とす。

52周を終え、トップでチェッカーフラッグを受けたのはベッテル(フェラーリ)でカナダGP以来の今季4勝目、自身通算51回目の勝利を記録した。
フェラーリがイギリスGPで勝ったのは2011年のアロンソ以来ということになる。
2位ハミルトン、3位ライコネン、4位ボタス、5位リカルド(レッドブル)、6位ヒュルケンバーグ(ルノー)、7位オコン(フォース・インディア)、8位アロンソ(マクラーレン)、9位マグヌッセン(ハース)、10位にガスリー(トロ・ロッソ)が入った。
ただしガスリーはペレスを抜いた際に接触していてレース後の審議対象とされた。

以下、11位ペレス(フォース・インディア)、12位バンドーン(マクラーレン)、13位ストロール(ウィリアムズ)、14位シロトキン(ウィリアムズ)、15位フェルスタッペン(レッドブル)までが完走。
リタイヤはサインツ(ルノー)、グロージャン(ハース)、エリクソン(ザウバー)、ルクレール(ザウバー)、ハートリー(トロ・ロッソ)の5台となった。
なお2位ハミルトンはレース後のインタビューを断りホームでの悔しさを滲ませた。

イギリスGP決勝レースの結果はこちら
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田辺豊治氏(ホンダ)、「ハートリー無事で良かった」

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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残念ながらトロ・ロッソ・ホンダのブレンドン・ハートリーはフリー走行で起きた大クラッシュのため公式予選に出走することはできなかったが、ホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは「とにかくハートリーが無事で良かった」と、ドライバーを気遣った。

「まず、あのような大きなクラッシュにもかかわらずハートレーに怪我がなかったことは幸いだった。
またフリー走行で十分に走ることができなかったにもかかわらず、予選Q2進出を果たしたガスリーは良い仕事をしてくれたと思う。
チームも予選に間に合わせるために非常に速いスピードでサスペンションの交換作業を完了させてくれた。
チームとしてはここまで難しい週末になっているが、ここからは明日の決勝でのパフォーマンスにフォーカスしていきたい」

またトロ・ロッソのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターは「チームにとって厳しい一日だった。
まず、ハートリーにはマシンに問題があったことを申し訳なく思っている。
彼が無事で本当によかったし、F1マシンの安全性が示されたとは思うが、あのような光景は誰もが目にしたくないもの。
サスペンションに問題があったが、事前には見つけることができないものだった。
細部を調査するとともに、ガスリーのマシンに同じことが起こらないように、原因がはっきりするまでの予防的措置として交換を行った。
ロングランペースはライバルと比べても悪くないし、スタートで混乱に巻き込まれなければ、チャンスはある筈。
追い上げに期待している」と、語った。

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ストロール(ウィリアムズ)も決勝レーススタート認められる

FIA

イギリスGPのレーススチュワード(審査委員)はまた、ウィリアムズ・チームから出された同チームのランス・ストロールの決勝レースへのスタートラインからの出走を認めることを明らかにした。

ハートリーは7日(土)行われた公式予選Q1で有効なタイムを計測しない段階でコースアウト、予選ノータイムに終わっていたが、それまでのフリー走行でのタイムが考慮されたもの。

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ハートリー(トロ・ロッソ)はピットレーン・スタートに

FIA

イギリスGPのレーススチュワード(審査委員)は、トロ・ロッソ・チームから出された同チームのブレンドン・ハートリーのマシンのサバイバル・セルの交換と、決勝レースへの出走を認めることを明らかにした。
ただし決勝レースは規定によりピットレーンからのスタートとなるとのこと。

ハートリーは7日(土)行われたフリー走行3回目セッションでマシントラブルによりクラッシュ、午後の公式予選には参加できずノータイムだった。

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2018/07/07

イギリスGP予選、ハミルトン(メルセデス)がホーム6度目のポール

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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7日(土)、シルバーストーン・サーキットを舞台にイギリスGPの公式予選が行われた。
1回目のアタックではベッテル(フェラーリ)がハミルトン(メルセデス)に0.057秒の差を付けてトップに。
いずれもすでに昨年のコースレコードを更新している。

さらに2度目の熾烈なタイム争いの結果、ポールポジションを獲得したのは逆転劇でハミルトン(メルセデス)、1'25.892をマークした。
フランスGP以来の今季4回目、自身通算76回目、ここイギリスGPでは実に6回目の快挙となり、地元ファンを熱狂させた。

2番手は0.044秒届かなかったライバルのベッテル(フェラーリ)。
3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手ボタス(メルセデス)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手リカルド(レッドブル)、7番手マグヌッセン(ハース)、8番手グロージャン(ハース)、9番手ルクレール(ザウバー)、そして10番手オコン(フォース・インディア)というトップ10グリッドになった。
イギリスGP決勝レースは8日(日)の現地時間14時10分(日本時間:22時10分)から行われる。

イギリスGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、アロンソ(マクラーレン)、ガスリー(トロ・ロッソ)脱落

引き続きイギリスGP予選は15分間のQ2が行われた。
ここでも15台中、Q1と同じく下位の5台がノックアウトとなる。

トップはハミルトン(メルセデス)で1'26.256のベストタイム。
2番手ベッテル(フェラーリ)で0.116秒差、以下ボタス(メルセデス)、ライコネン(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、リカルド(レッドブル)、グロージャン(ハース)、マグヌッセン(ハース)、ルクレール(ザウバー)、そしてオコン(フォース・インディア)までがQ3進出を決めた。

ここで敗退となったのはヒュルケンバーグ(ルノー)、ペレス(フォース・インディア)、アロンソ(マクラーレン)、ガスリー(トロ・ロッソ)、そしてエリクソン(ザウバー)の5台となった。

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予選Q1、ガスリー(トロ・ロッソ)突破もハートリーは欠場

7日(土)、シルバーストーン・サーキットを舞台にイギリスGPの公式予選Q1が始められた。
18分間で争われるここでは全20台中、下位の5台がノックアウトとなる。
なおセッション開始時の天候は晴れ、路面はドライで気温25度、路面温度51度、湿度39%、と報告されている。
午前のフリー走行でクラッシュしたハートリー(トロ・ロッソ)はこの予選を欠場。チームメイトのガスリーのほうは念のためサスペンション一式を交換したうえで出走となった。

セッション開始早々にストロール(ウィリアムズ)がスピン、グラベルにコースアウト。
いきなり赤旗中断となった。
最速はベッテル(フェラーリ)、これにハミルトン(メルセデス)、フェルスタッペン(レッドブル)ライコネン(フェラーリ)、ルクレール(ザウバー)、リカルド(レッドブル)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、グロージャン(ハース)、マグヌッセン(ハース)と続いた。
アロンソ(マクラーレン)は11番手、ガスリー(トロ・ロッソ)15破線W入賞、バンドーン(マクラーレン)は17番手だった、

ここで敗退となったのはサインツ(ルノー)、バンドーン(マクラーレン)、シロトキン(ウィリアムズ)、ストロール(ウィリアムズ)、そして不参加ハートリー(トロ・ロッソ)の5台となった。

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フリー3回目、ハートリー大事故でトロ・ロッソ・ホンダに暗雲

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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7日(土)11時(日本時間:19時)からシルバーストーン・サーキットを舞台に今季F1第10戦イギリスGPフリー走行3回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、路面はドライ、気温23度、路面温度39度と報告されている。

開始約15分、クイックラップに入っていたハートリー(トロ・ロッソ)が6コーナーで左フロント・サスペンションとみられるトラブルでマシンのコントロールを失い激しいクラッシュ、セッションは直ちに赤旗中断となった。
マシンは大破したがドライバーは無事の模様、ただしチェックのためメディカルセンターに運ばれた。
約12分後にセッションは再開されたものの、チームメイトであるガスリーはトラブルの原因が不明なため走行が抑えられることに。
公式予選を前に、トロ・ロッソ・ホンダには大ピンチが訪れたと言える。

このセッションでトップタイムを記録したのはハミルトン(メルセデス)で1'26.722と、昨年のポールタイム1'26.600に迫った。
2番手はライコネン(フェラーリ)で0.093秒の遅れ。
以下ボタス(メルセデス)、ベッテル(フェラーリ)、フェルスタッペン(レッドブル)、リカルド(レッドブル)、ルクレール(ザウバー)、マグヌッセン(ハース)、グロージャン(ハース)、エリクソン(ザウバー)の順。
マクラーレン勢はアロンソ13番手、バンドーン(マクラーレン)18番手、トロ・ロッソはガスリー19番手、ノータイムのハートリーは最下位に留まった。
このあと注目の公式予選が14時(日本時間:22時)から行われる。

イギリスGPフリー走行3回目の結果はこちら
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マクラーレン、2019年のインディカー参戦計画が白紙か

Fernando Alonso (C)Indycar Media
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ドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』が報じたところによれば、マクラーレン・チームがかねて進めてきたとされる2019年のインディカー参戦計画が白紙になった模様だ。
それによれば新設チームの株主として予定されていた中東の出資者との契約が進捗していないとのこと。

目下F1で大苦戦を続けるマクラーレン・チームが来季インディカー・シリーズに参戦するのは、言うまでもなく同チームのフェルナンド・アロンソの希望を叶えるためとされる。
しかしF1チーム自体がエリック・ブイユ代表を事実上の更迭とするなど変革が迫られていてそれどころでないと考えても仕方ない状況。

ただアロンソが切望するインディ500レースへのスポット参戦などの可能性はまだあるとのことだ。
もし同レースで優勝できればアロンが描く『世界三大レース制覇』の夢が叶えられることになる。

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マグヌッセン(ハースF1)、ピットレーン速度違反で罰金

FIA

イギリスGPのレーススチュワード(審査委員)は、6日(金)に行われたフリー走行2回目セッションでケビン・マグヌッセンにピットレーン速度違反があったとして、ハースF1チームに対し罰金200ユーロ(約2万6千円)を科したことを明らかにした。

それによればマグヌッセンは、制限80キロのところを82.0キロで走行したとのこと。
マグヌッセン(ハース)は今季フランスGPでも同様にピットレーン速度違反で同じ金額の罰金を科せられている。

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ガスリー(トロ・ロッソ)、パワーユニット交換も実害はなし

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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トロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは6日(金)行われたフリー走行2回目で、マシントラブルが発生したためコースサイドにストップするという心配なシーンを演じた。

これについてホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは、PU(パワーユニット)に異常が発生したため緊急にストップするよう指示したとのこと。
ただトラブルが起きたパワーユニットは金曜日のセッション用に用いたマイレッジを重ねたもので、当初から土曜日の公式予選に向けて載せ替える予定であったため「実害」はないとしている。

この日ガスリーは新しいエアロダイナミックスパーツをテスト、午前は全体の12番手タイム、午後はストップするまで13番手タイムをマークしていた。

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サインツ(ルノー)に走路違反で1,000ユーロの罰金

FIA

イギリスGPのレーススチュワード(審査委員)は、6日(金)行われたフリー走行1回目セッションでルノー・チームのカルロス・サインツに走路違反があったとして同チームに1,000ユーロの罰金を科したことを明らかにした。

それによれば当時サインツはデータ収集のためGBSアンテナを装着ていたため油温が上昇。
ドライバーに無線で緊急ピットインを指示したもののピットレーン入口が迫っていたため規定のボラードを過ぎてしまったと判定した。
今回事故になるようなことはなかったが、場合によっては他車を巻き込む危険な行為であったとしてペナルティを科したという。

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2018/07/06

フリー2回目、ベッテル(フェラーリ)がトップタイム

Silverstone Circuit (C)Ferrari S.p.A
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6日(金)14時(日本時間:22時)からシルバーストーン・サーキットを舞台に引き続き今季F1第10戦イギリスGPフリー走行2回目セッションが行われた。
セッション開始時の天候は晴れ、気温26度、路面温度は51度まで上昇、路面はもちろんドライコンディションとなっている。
ハースF1のグロージャンはマシン修復作業(モノコック?)のためこのセッションは走れないということで私服でピット・ギャントリーに座っている。
開始まだ15分、フェルスタッペン(レッドブル)がいきなりコースアウトして右側面をウォールにヒット、バーチャル・セーフティカー、その後赤旗でセッションは中断となった。
55分過ぎにはガスリー(トロ・ロッソ)がPU(パワーユニット)のトラブルを訴えて3コーナーでストップした。

トップタイムはベッテル(フェラーリ)が記録した1'27.552、これに0.187秒差でハミルトン(メルセデス)が続いた。
3番手はボタス(メルセデス)、以下ライコネン(フェラーリ)、リカルド(レッドブル)、アロンソ(マクラーレン)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、オコン(フォース・インディア)、ペレス(フォース・インディア)、そしてルクレール(ザウバー)が10番手につけた。
バンドーン(マクラーレン)は17番手、ガスリー(トロ・ロッソ)は13番手、ハートリーは18番手だった。
フェルスタッペン(レッドブル)はノータイム、グロージャン(ハース)は出走していない。

イギリスGPフリー走行2回目の結果はこちら
イギリスGPの画像はこちら

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イギリスGPフリー1回目、再びメルセデスAMG勢が1-2タイム

Silverstone Circuit (C)Pirelli Motorsport
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6日(金)10時(日本時間:18時)からシルバーストーン・サーキットを舞台に今季F1第10戦イギリスGPのフリー走行1回目セッションがスタートした。
天候は晴れ、セッション開始時の気温は19度、路面温度32度、路面はドライコンディションと報告されている。
今回、ピレリはパーマネントコースということもあってハード、ミディアム、そしてソフトタイヤという硬め3種類のタイヤを持ち込んでいる。

約1時間経過した時点で、グロージャン(ハース)が2コーナーでバリアに接触してストップ、
セッションはバーチャル・セーフティカーとなった。
また残り約5分、前戦優勝で意気上がるフェルスタッペン(レッドブル)がホームストレートでギヤボックスのトラブルを訴えてストップ、セッションは再びバーチャル・セーフティカーとなった。

結局このフリー走行1回目も前戦オーストリアと同じくハミルトンがトップ、チームメイトのボタスが0.367秒差で続き今回もメルセデスAMG勢の1-2という出だしとなった。
3番手はベッテル(フェラーリ)、4番手リカルド(レッドブル)、以下ライコネン(フェラーリ)フェルスタッペン(レッドブル)、グロージャン(ハース)、ペレス(フォース・インディア)、オコン(フォース・インディア)、ストロール(ウィリアムズ)と続いた。

トロ・ロッソ・ホンダはガスリーが12番手もハートリーは19番手、マクラーレン・ルノーはアロンソ15番手、バンドーン(マクラーレン)17番手と例によってスロースタート。
このあとフリー走行2回目セッションは14時(日本時間:22時)から行われる。

イギリスGPフリー走行1回目の結果はこちら
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ライコネン(フェラーリ)、「チームオーダー発令には約束がある」

Austlia GP Scene (C)Redbull Racing
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イギリスGPに現れたフェラーリ・チームのキミ・ライコネンに対し、メデイアから集中したのが前戦オーストリアGPにおいての「チームオーダー」の件だった。
目下チームメイトのベッテルがライバルであるハミルトン(メルセデス)との間で激しいチャンピオンシップ争いを繰り広げていることから、フェラーリが最後にチームオーダーを発令するのでは、とみられていたからだ。

しかしこれについてライコネンは次のようにこれを明確に否定した。
「僕がタイトル獲得のためにベッテルを応援するって。
いつも言っているように、僕らの間にはそうしたことについて明確なルールがあるんだ、
でもオーストリアGPで僕が彼に順位を譲る理由はない。
なぜならまだそんな時期じゃないからさ。
約束した、そういうケースが訪れたなら僕もそれに従うよ。
でも残念ながら今はまだそういう時じゃなかったということ」と、かわした2007年の元F1チャンピオン。

もしもオーストリアGPでフェラーリ内部にチームオーダーがあれば、ベッテルはさらに3ポイントを上積みしていたケースだった。

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イギリスGPの週末、3日間とも雨の心配はなし

Motorhome (C)Sauber Motorsport
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今週末行われるF1第10戦イギリスGPの舞台地であるシルバーストーン地方の天気について、地元気象台はフリー走行の金曜日、公式予選の土曜日また決勝レースが行われる日曜日いずれについても曇りでいまのところ雨の心配はないとしている。

期 日 種 目 気 候 気 温
7月06日(金) フリー走行 曇り 14- 27度 10%
7月07日(土) 公式予選 曇り 16- 29度 20%
7月08日(日) 決勝レース 晴れ時々曇り 16- 29度 10%

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イギリスGPのスチュワードにトム・クリステンセン氏

Tom Kristensen (C)Redbull Racing
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるイギリスGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元スポーツカー・ドライバーのトム・クリステンセン氏(50歳:デンマーク)を起用することを明らかにした。
クリステンセン氏がスチュワードを務めるのは今季第4戦のアゼルバイジャンGP以来で、これが通算18回目ということになる。

同氏はテストの経験は豊富だがF1レース出場はなし。
1993年には全日本F3選手権でチャンピオン、またスポーツカーレース界ではALMSチャンピオンや、ルマン24時間レースでは史上最多となる通算9回もの総合優勝を遂げ、2013年にはFIA世界耐久選手権タイトルを獲得している。
なおWMSC(世界モータースポーツ評議会)のメンバーでもある。

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ダニエル・リカルド(レッドブル)、来季も残留の気運高まる

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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2014年シーズンから現在のレッドブル・レーシングに在籍、これまで通算7勝を記録するダニエル・リカルド(29歳:オーストラリア)の来季残留の可能性が高まっているようだ。
これは同チームのクリスチャン・ホーナー代表が示唆したもので、「契約延長を妨げるものはない」と、言明した。

当然のことながらチャンピオン獲得を狙うリカルドは、これまでタイトル争いの有力なコンテンダーであるメルセデスAMGやフェラーリ・チームへの移籍を打診していたとみられるが、いまのところ両チーム共に大きな動きはない。
またレッドブル・レーシングが来季からホンダ製パワーユニットを搭載することが決まり、これによって大化けする可能性も出てきたことが残留の方向に向いたようだ。

残留となればマックス・フェルスタッペンとのコンビが4年目を迎えることになる。

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2018/07/05

マクラーレン・チーム、エリック・ブイユ代表の辞任発表

F.Alonso & E.Boullie (C)McLaren Group
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4日(水)、マクラーレン・チームは同チームのエリック・ブイユ代表(44歳:フランス)が当日付で辞任したことを明らかにした。
同氏はこれで約4年間に渡ったマクラーレン・チームから離れることになるが、チーム代表がシーズン中に辞任するのは極めて異例。
事実上、成績不振の責任を問われての解任とみられる。

マクラーレン・チームではこれを機にテクニカル・チームを再編するとしていて今週末のイギリスGPからは対外交渉に当たっていたアンドレア・ステラ氏がパフォーマンス・ディレクターに、また元ホンダ・チームのジル・ド・フェラン氏が新たに設けられたスポーティング・ディレクターのポジションに就くとザク・ブロウン/エクゼクティブ・ディレクターが発表した。

かつてのロータス・チーム時代にも紛糾の原因とみられたブイユ氏だが、マクラーレン・チームでも同じく4年でチームから去ることとなった。

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メルセデス、「バーチャル・セーフティカーの判断誤った」

Race Scene (C)Mercedes Motorsports
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結果的にはマシントラブルに見舞われてリタイヤとなったオーストリアGPでのルイス・ハミルトンだったが、首位のポジションを失う結果となった戦略ミスについて、メルセデスAMGチームの首脳がこれを認めた。

会見したのは同チームでテクニカル・ディレクターを務めるジェームズ・キー氏で、それによればボタス(メルセデス)のストップでバーチャル・セーフティカーが導入された際、チームは2周以上これが続くと判断、1周目のピットストップを見送った。
しかしこれで結果的にライバルたちに後れを取ることとなり、リーダーの座を明け渡すことになったもの。

しかしキー氏はこれについて、遠慮したり隠したりすることなく情報を公開するのがメルセデスAMGチームの特徴と、開放性を誇った。

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2018/07/04

新鋭ルクレール(ザウバー)にライコネンとシート交換の噂

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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今季ザウバー・チームからF1デビュー、ここまで9戦で5回の入賞と目覚ましい活躍をみせているシャルル・ルクレール(20歳:モナコ)について、早ければ今シーズン中にもフェラーリ・チームに抜擢されるのでは、と一部メディアから報じられた。
その場合、キミ・ライコネンとの間でシート交換になるという衝撃のもの。

ルクレールが9位入賞を果たしたオーストリアGPの週末には観戦したセルジオ・マルキオンネ会長が決断したとまことしやかに伝えられたが、しかしザウバー・チーム側の責任者であるフレデリック・バッサー代表は「そんな話は初めて聞いた」と、煙に巻いている。

あるいはライコネンへのショック療法だとしても、このレースで2位表彰台を獲得した元チャンピオンとの間で交換話が出るのは、ルクレールへの期待の高さが窺い知れそうだ。

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2019年のシーズン開幕は今年より1週間前倒しへ

Australia GP Scene (C)Redbull Racing
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2019年のF1シーズン開幕は、今年よりも1週間前倒しになることがわかった。
これは例年開幕戦を務めるオーストラリアGPの主催者が来年の日程を明らかにしたことからわかったもの。
それによれば2019年のオーストラリアGPは3月17日(日)になるという。

前倒しとされる一番の理由はオーストラリア最大の人気イベントであるサッカーのAFL(オーストラリアン・フットボール・リーグ)の開幕と日程が重なったことにあるとのこと。
主催者は別日程が実現すればF1も観客増が見込まれるとしているが、正式な変更には11月に行われるFIA(国際自動車連盟)のWMSC(世界モータースポーツ評議会)での承認が必要になる。

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「フェルスタッペンは完璧だった」と、ベッテル称賛

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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オーストリアGP決勝レース中盤首位に立つとあとは危なげなくそのポジションを守り切り、今季初勝利を挙げたフェルスタッペン(レッドブル)に対し、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがその走りを称賛した。

「今回のフェルスタッペンは完璧だったね。
常に冷静でただの一度もミスなんかしなかったよ。
僕たちもうまくタイヤを使ったし、戦略も誤っていなかったけれど、それでも彼には叶わなかった。
彼は勝利者にふさわしかったし、これから強敵になるのは間違いない」と目下のポイントリーダー。

実は終盤フェルスタッペンの左リヤタイヤはすでにブリスターが出ていたのだが、最後までうまく労わって勝利を掴んでみせたものだ。

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2018/07/03

レッドブルのマックス・フェルスタッペン、レッドブル・リンクで優勝:スーパーソフト – ソフトと繋ぐ1ストップ戦略を採用 (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2018 オーストリアグランプリ決勝
レース週末中、最も高温となった路面温度が2ストップ戦略を促進
トップ10内で多彩な戦略が展開された一方、通常よりも多くのメカニカルトラブルによるリタイヤが発生

2018年7月1日、シュピールベルク
このレース週末中で最も高い、40℃を超える路面温度が、オーストリアグランプリに大きな影響を及ぼし、波乱の展開を含む接戦が展開されました。このコンディション下、複数のマシンでブリスターが発生し、各チームによる戦略は広範囲に渡りました。
トップ10ドライバーが1ストップ戦略を採用した一方、下位では2ストッパーを余儀なくされたドライバーも存在しました。また、通常よりも多くのメカニカルトラブルによるリタイヤが発生し、チャンピオンシップの状況を一変させました。
4番グリッドからスーパーソフトでスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、チームのホームレースを制しました。フェルスタッペンを含むトップ10グリッド中の4名が、スタート時にスーパーソフトを装着していました。レースのファステストラップは、2位を獲得したフェラーリのキミ・ライコネンによってファイナルラップで記録されました。

ピレリ カーレーシング責任者 マリオ・イゾラのコメント:「レース週末中で最も高くなった路面温度によって、高速レッドブル・リンクでのレースは非常にタフなものになりました。このコンディションが複数のマシンでブリスターを誘発し、表彰台のドライバーたちは皆1ストッパーでしたが、1ストップと2ストップによる多彩な戦略が展開されました。ほぼ全ドライバーがソフトタイヤで第2スティントを走行したことで、ブリスターの影響が顕著になりました。ソフトタイヤは今回の3種類のコンパウンド中で最も摩耗が少なく、従って、より多くのラバーと熱を含み、それがブリスターの影響を受けやすくしたと言えます。緊迫したエキサイティングなレースの結果は、チャンピオンシップ争いをもつれさせることとなりました。これから、来週のレースが開催されるシルバーストンへ向かいます」

ピレリジャパン・プレスリリース

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フォース・インディア、さらに深刻さ増す財政難

Motorhome (C)Sahara Force India F1
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オーストリアGP決勝レースでは、6-7位のW入賞と、自動車メーカーのバックアップを持たないプライベートチームとしてはこんかいも特筆すべき成果を挙げたフォース・インディア・チームだったが、その舞台裏はさらに厳しい状況にあるようだ。

これはブラジルの『グローボ』が報じたもので、それによれば同チームの財政難はさらに深刻、7月中に目途が立たなければシーズン終了までの活動が継続できない怖れがあるという。
これを受けて同チームのボブ・ファーンリー/副代表は再度F1オーナーであるリバティ・メディアに対し、F1分配金の前払いを求めたと伝えられる。
しかしそのためには全チームの賛同が必要で、残念ながらいまのところ足並みは揃っていないという。

もしもフォース・インディアが消滅した場合、F1はわずか9チームということになるため、FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長も高い関心を持って事態の推移をみつめているとのことだ。

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ハースF1チーム代表、「1回の好結果で満足しない」

Haas Duo (C)Haas F1 Team
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今季終始好調の兆しをみせていたハースF1チームだが、ついにオーストリアGPで4-5位フィニッシュを遂げ、実力が本物であるところを示した。
これを裏付けるようにグロージャン(ハース)が初ポイント獲得で12点。
コンストラクターズ・ランキングも前戦の7位(27点)から5位(49点)へと躍進をみせた。

しかし同チームのギュンター・シュタイナー代表は満足の表情をみせていない。
「これまで幾度もチャンスを逸してきたことを考えれば、たった1戦うまくいったからと浮かれる訳にはいかないよ。
モーターレーシングというものは常に浮き沈みが激しいものだしね。
今シーズンのハースには戦闘力があることに誰しもが気づいていた筈だ。
そしてそれをわれわれが結果に結びつけていなかったこともね。
さらに今回のリザルトには他のマシンのリタイヤなどラッキーな面もあった。
まだまだ満足などしていないよ」

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「次は自分が勝つ」と、リタイヤのリカルド(レッドブル)

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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チームメイトがレッドブル・レーシングの地元レッドブルリンクで勝利し美酒に酔う一方で、ダニエル・リカルドのほうは無念のマシントラブルで戦線離脱を余儀なくされた。

「優勝できた、とは言わないけれど、レッドブルの1-2フィニッシュは十分に可能なレースだった。
そしたらチームの喜びはもっと素晴らしいものだった筈なんだけれどね。
(ストップした)原因はエクゾースト関連のものだったらしいけれど、いずれにせよそれは僕にはどうしようもない部分だから苛立っても意味はない。
子どもの頃からステアリングを握っているんだから、モーターレーシングというのはこういうものだっていうのは良く知っているよ。
今日のところはついてなかったんだ、フェルスタッペンにおめでとうと言っておくよ。
ただ、次に勝つのは僕だけれどね」

リカルドは今季すでに2勝を記録しているが、来季の契約はまだ結論が出ていない。

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2018/07/02

メルセデスAMGチーム、2016年以来のWリタイヤ劇

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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レース半ばまでは1-2体制でレースをリード、多くの観客もまたメルセデスAMGチームの勝利で結着すると思ったオーストリアGPだったが、終わってみればいずれもマシントラブルによるWリタイヤという信じがたい結果に終わった。
また終盤のバーチャル・セーフティカー時にはリーダーだったハミルトンだけがステイしタイヤ交換のタイミングを逸する、チャンピオンチームらしくない場面もみられた。

ノーポイントに終わったハミルトンのリタイヤ原因は燃圧の低下ということだが同選手のリタイヤは2016年のマレーシアGP以来のこと。
また同チームのWリタイヤも同じく2016年のスペインGP以来のことで、当時のチームメイトはニコ・ロズベルグ。
またこの時は両選手による同士討ちということで、マシントラブルでのWリタイヤはほとんど記憶にないほどのショック。
ドライバーズ・チャンピオンシップだけでなくコンストラクターズ・チャンピオンシップでもフェラーリに逆転を許す痛恨のレースとなった。

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ホームで優勝レッドブル、「夢のようなリザルト」

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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これまで巨額の資金を投じてチームを運営、そればかりかサーキットまで買収して改修するなどF1に力を入れてきたレッドブルだが、ホームグランプリとなるオーストリアGPではこれまで勝利することができていなかった。
そんな中、ついにホームの大歓声を浴びながらトップでチェッカーフラッグを受けたレッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は次のようにその喜びを表した。

「大感激だ。
ついにチームの本拠地で優勝したんだよ、まさにわれわれにとって『ドリームリザルト』じゃないか。
今日のレースでは路面温度が高かったということもあり、タイヤがレースの重要なカギになったと思う。
その点で、フェルスタッペンの走りはパーフェクトだったね。
すでにゴールのはるか前からブリスターの出ていたタイヤをよく労り、すべてを冷静にコントロールしていた。
また最後のバーチャル・セーフティカーの時の戦略も功を奏した。
あれでハミルトン(メルセデス)は事実上脱落したのだから」

そして今回の勝利を誰よりも喜んだのはレッドブル・グループのオーナーであるディートリッヒ・マテシス氏だったろう。

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ストロール(ウィリアムズ)にタイムとポイントのペナルティ

FIA
オーストリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、ウィリアムズ・チームのランス・ストロールに対し、10秒加算のタイムペナルティとペナルティ・ポイント3点を科したことを明らかにした。

それによればストロールは1日(日)行われた決勝レース中、ほぼ1周に渡って自身に出されていたブルーフラッグを無視したと判定したもの。
当時、ステアリングホイールに警告のライトが表示されていたのをストロール自身も認めてて、ほぼ1周に渡るまで警告に従わなかったとした。

ペナルティ・ポイントが3点と厳しいものになったのは、金曜日の夜行われたドライバーズ・ブリーフィングで、「速やかに譲ること」を徹底していたためという。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、ストロールはこれでトータル4点ということになる。

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2018/07/01

オーストリアGPはフェルスタッペン(レッドブル)が今季初優勝

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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1日(日)15時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第9戦オーストリアGPの決勝レースが行われた。
今回ピレリが持ち込んだタイヤはソフト、スーパーソフト、そしてウルトラソフトという3種となっている。
スタート前の気温は22度、路面温度48度、湿度は37%で路面はドライコンディション、天候は曇り、雨の心配はないと報告されている。
なおアロンソ(マクラーレン)はピットスタートを選択している。

オープニングラップでバンドーン(マクラーレン)はガスリー(トロ・ロッソ)と接触があった模様でノーズ・セクション交換でピットイン、最後尾に落ちた。
12周目、ヒュルケンバーグ(ルノー)がターボトラブルか白煙と炎を上げてストップ。
14周目には2位を走っていたボタス(メルセデス)がストップ、ギヤボックスと無線で伝えているようだ。
レースはバーチャル・セーフティカーに。
54周目、4位だったリカルド(レッドブル)がやはりギヤボックスのトラブルを訴えてストップした。
続いてハートリー(トロ・ロッソ)が突然のストップ。
さらに64周目、4位のハミルトン(メルセデス)がエンジントラブルとみられるストップ。
なんと王者メルセデスAMG勢がいずれも姿を消す事態となった。

結局レースは5番手からスタートしたレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンがブリスターの出たタイヤを労わって逃げ切り優勝。
フェルスタッペンの優勝は今季初、昨年のメキシコGP以来で自身通算4勝目。
レッドブルのホームであるレッドブルリンクで母国オランダからの大勢の観客の目の前で輝いてみせた。

2位はライコネン(フェラーリ)、3位ベッテル(フェラーリ)で注目されたチームオーダーはなかった。
4位グロージャン(ハース)で今季初入賞、5位マグヌッセン(ハース)、6位オコン(フォース・インディア)、7位ペレス(フォース・インディア)、8位ピットスタートから追い上げたアロンソ(マクラーレン)、9位ルクレール(ザウバー)、10位エリクソン(ザウバー)でここまでが入賞、ザウバーは今季初のW入賞。
11位ガスリー(トロ・ロッソ)、12位サインツ(ルノー)、13位ストロール(ウィリアムズ)、14位シロトキン(ウィリアムズ)、15位ストップしたバンドーン(マクラーレン)までが完走。
リタイヤはハミルトン(メルセデス)、ハートリー(トロ・ロッソ)、リカルド(レッドブル)、ボタス(メルセデス)、ヒュルケンバーグ(ルノー)となった。

オーストリアGP決勝レースの結果はこちら
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オーストリアGPスターティンググリッド

オーストリアGPのレーススチュワード(競技委員)は、予選での走路妨害に問われたベッテル(フェラーリ)が3番手から3グリッド降格、また13番手のルクレール(ザウバー)もギヤボックス交換により5グリッド降格となったことを受けた修正スターティンググリッドを下記のように発表した。

1. ボタス(メルセデス)
2. ハミルトン(メルセデス)
3. ライコネン(フェラーリ) *
4. フェルスタッペン(レッドブル) *
5. グロージャン(ハース) *
6. ベッテル(フェラーリ) *
7. リカルド(レッドブル)
8. マグヌッセン(ハース)
9. サインツ(ルノー)
10. ヒュルケンバーグ(ルノー)
11. オコン(フォース・インディア)
12. ガスリー(トロ・ロッソ)
13. アロンソ(マクラーレン) *
14. ストロール(ウィリアムズ) *
15. バンドーン(マクラーレン) *
16. ペレス(フォース・インディア) *
17. シロトキン(ウィリアムズ) *
18. ルクレール(ザウバー) *
19. ハートリー(トロ・ロッソ)
20. エリクソン(ザウバー)

* 印は変更のあったドライバー

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田辺豊治氏(ホンダ)、「Q3進出を狙ってた」

Powered by Honda (C)Scuderia Toro Rosso
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残念ながらガスリーが12番手、ハートリー19番手に留まったオーストリアGPの予選を受け、ホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは「Q3進出を狙っていた」と、悔やんだ。

「今日は正直Q3進出を狙っていたが、ガスリーがあと少しのところでQ2敗退となったことは残念だった。
プラクティスでのロングランペースは悪くないので、ここからチームと一緒に綿密にレース戦略を練り、明日はポイント獲得に向けていいレースができればと思っている」

またトロ・ロッソのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターは、「予選結果からも分かるとおり、我々がいる中団は非常に接戦になっている。
その中では、ハースが今週末いい走りをしていて、中団の中では一歩リードしていると言わざるを得ないだろう。
Q3進出は簡単なことではないが、今日は達成できる可能性があったからね。
ただ12番手ということでスタート時のタイヤを自由に選べることは、このサーキットではアドバンテージになるだろう」と、語っている。

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シロトキン(ウィリアムズ)、ピットレーン速度違反で罰金

FIA
オーストリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、30日(土)に行われた公式予選セッション中、セルゲイ・シロトキンにピットレーン速度違反があったとして、所属するウィリアムズ・チームに対し罰金400ユーロ(約5万2千円)を科したことを明らかにした。

それによればサインツは制限80キロのところを83.2キロで走行したとのこと。

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ルクレール(ザウバー)、ギヤボックス交換で5グリッド降格ペナルティ

FIA

オーストリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、ザウバー・チームのシャルル・ルクレールが公式予選を前にギヤボックスを交換したとして5グリッド降格のペナルティを科したことを明らかにした。

F1レギュレーションでは一つのギヤボックスを6戦続けて使用しなければならないとされている。
このため、ルクレールは今回の予選で得た13番グリッドから18番グリッドへと降格になる。

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ベッテル(フェラーリ)にグリッド降格とペナルティ・ポイント

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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オーストリアGPのレーススチュワード(審査委員)は、30日(土)行われた公式予選セッションで、フェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルに対し妨害行為があったとして3グリッド降格とペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。
ベッテルは予選で3番手タイムをマークしているが、このペナルティによって6番手スタートに変更となる。

それによればベッテルは予選Q2の中盤、自身のアタックを終えてスローダウンしていた際に、後方から接近したマシンに気づかずサインツ(ルノー)のアタックを妨害したというもの。
本来後方からの接近についてはチームが無線で伝えるが、今回は連絡が不十分だったということだ。

ペナルティ・ポイントは連続する12か月で累積12点に達した場合、当該ドライバーのスーパーライセンスが次戦まで停止されるため次のレースに出場できないことになるが、ベッテルはこれでトータル6点ということになる。

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