リカルド(レッドブル)の「耐えた勝利」に称賛の声
Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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結果だけみると例年のようにポールシッターが当然のごとくトツプでチェッカーフラッグを受けたモナコGPだったが、実は優勝したダニエル・リカルド(レッドブル)のマシンにはレース序盤から深刻なトラブルがあったことがわかった。
そうした事情を知り尽くした同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「リカルドの今回のドライビングはまさにパーフェクトなものだった」と称賛を惜しまない。
それによれば78周のレースがわずか20周ほどしかしていない序盤、リカルドは突然パワーダウンを訴えた。
チームは原因がMGU-K(運動エネルギー回生システム)のトラブルであることを確認したが、この状態での修復は不可能であるとして、スローダウンばかりか早い時期のリタイヤも覚悟したという。
しかしリカルドは大幅にタイムを落とすことなく冷静に周回を重ね、ポジションを譲らないままチェッカーフラッグまでマシンを持ち込んでみせた。
ホーナー代表は「彼はまるで日曜日の午後にドライブを楽しんでいるかのようだった」と、リカルドの沈着なレースぶりを称えている。
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