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2018年5月

2018/05/31

バンドーン(マクラーレン)、評価に変化

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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モナコGPでは完走したものの上位からは2ラップ遅れのポイント圏外である14位フィニッシュという成績に、マクラーレン・チームのストッフェル・バンドーンの評価が微妙になっているようだ。

バンドーン自身はすぐ前のグリッドからスタートしたヒュルケンバーグ(ルノー)が8位入賞を果たしていることを引き合いに、チームのレース戦略に疑義を呈したが、チームからは逆にバンドーンの能力に疑いの目が向けられているというもの。
一部には来季マクラーレン・チームでのシートが失われたとする報道までみられた。

これについてバンドーンは地元ベルギーの通信社に対し、「マクラーレン・チームとは複数年契約を結んでいるのでそんな心配はない。
来季も僕はここで走っているよ」と、噂を一蹴した。

今季ここまで6戦してバンドーンの予選結果はアロンソに対して0勝6敗と『遅れ』を取っている。

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リカルド(レッドブル)の「耐えた勝利」に称賛の声

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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結果だけみると例年のようにポールシッターが当然のごとくトツプでチェッカーフラッグを受けたモナコGPだったが、実は優勝したダニエル・リカルド(レッドブル)のマシンにはレース序盤から深刻なトラブルがあったことがわかった。
そうした事情を知り尽くした同チームのクリスチャン・ホーナー代表は、「リカルドの今回のドライビングはまさにパーフェクトなものだった」と称賛を惜しまない。

それによれば78周のレースがわずか20周ほどしかしていない序盤、リカルドは突然パワーダウンを訴えた。
チームは原因がMGU-K(運動エネルギー回生システム)のトラブルであることを確認したが、この状態での修復は不可能であるとして、スローダウンばかりか早い時期のリタイヤも覚悟したという。
しかしリカルドは大幅にタイムを落とすことなく冷静に周回を重ね、ポジションを譲らないままチェッカーフラッグまでマシンを持ち込んでみせた。

ホーナー代表は「彼はまるで日曜日の午後にドライブを楽しんでいるかのようだった」と、リカルドの沈着なレースぶりを称えている。

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ハミルトン(メルセデス)もモナコGP酷評

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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今年のモナコGPについて、アロンソ(マクラーレン)に続き同じく元F1チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)も「退屈なレースだった」と指摘していることがわかった。

それによればハミルトン(メルセデス)は、「何のオーバーテイクもなくただ一列で行進していただけ。
もしも僕が観客の一人だったなら、きっと退屈で居眠りしていたことだろう」と、何らかの改善の必要性を語ったとのこと。

ハミルトンもアロンソと同じくここモナコでは過去2勝を記録。
ただ今回は3番手からスタートして順位を上げることなく3位フィニッシュ。
そればかりか上位6台はすべて予選結果そのままで78ラップ後のゴールを迎える結果となっていた。

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2018/05/30

FIA、「フェラーリのバッテリー・システムは合法」

Ferrari 『SF71H』 (C)Ferrari S.p.A
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アゼルバイジャンGPやスペインGPの段階で違法の懸念があると言われていたフェラーリ『SF71H』のバッテリー・システムについて、FIA(国際自動車連盟)は最終的に合法であると判断したことが確認された。

これはフェラーリがERS(エネルギー回生システム)と複数のバッテリーを使用してレギュレーションで制限されている以上のエネルギーを獲得しているとの情報を得て、FIAの技術部門が今回のモナコGPで詳細にチェックした上で結論づけたもの。

ただチャーリー・ホワイティング/レースディレクターが今回の調査の発端がメルセデスAMGチームからのリークであると明かしたことについて、同陣営のトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは強く反発しているとのことだ。

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ライコネン(フェラーリ)に来季WRC復帰の噂も

Kimi Raikkonen (C)RedBull Racing
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現在のフェラーリ・チームとの契約が1年限りであることから毎年のようにその去就が話題になるキミ・ライコネンだが、今度は来季WRC(世界ラリー選手権)への参戦の可能性が伝えられている。

これはライコネンの母国フィンランドの『イルタ・サノマット』紙が報じたもので、トヨタWRCチームから参戦すべくチーム代表のトミ・マキネン氏と接触しているというもの。
ただしこれについて聞かれたライコネンは噂を一蹴、「アイデアとしては面白いが現実を全然見ていない人が書いたもの」と、全面否定した。

ライコネンは2010年から翌年に掛けてレッドブルをスポンサーにシトロエン・ジュニアチームからWRCに参戦した経験があるので実現すればひさびさのラリー復帰ということになる。

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アロンソ(マクラーレン)が、今年のモナコGPを酷評

Fernando Alonso (C)McLaren Group
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昨季までホンダとのパートナーシップを酷評していたマクラーレン・チームのフェルナンド・アロンソだが、ルノー・エンジンにスイッチした今シーズンも劇的な戦闘力アップは果たされていない。
それでも開幕から続けて来た連続入賞も、今回7位走行中のギヤボックス・トラブルによるリタイヤによりついに途絶えることとなった。

その苛立ちもあってか「今年のモナコGPは最低のレース。
最後まで退屈なレースだった。
主催者は観客にチケット代を返すべきだよ」とまで、酷評した。

衆知のように『世界三大レース』制覇を狙うと広言するアロンソにとって、すでに勝利しているモナコGP(2006年:ルノー、2007年:マクラーレン・メルセデス)には関心が高まらないのかも知れない。

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2018/05/29

レッドブルのダニエル・リカルド、ハイパーソフト – ウルトラソフトと繋ぐ 1 ストップ戦略でモナコグランプリをポールトゥーウィンで制す (ピレリ)

(C)Pirelli Motorsport
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2018 モナコグランプリ決勝
ハイパーソフトのデグラデーションマネジメントが鍵に:
スローペースのレースにも関わらず、決勝のラップレコードが更新された
全3種類のコンパウンドを使用した多彩な戦略が展開された

2018年5月27日、モナコ
大半のドライバーが1ストップ戦略を採ったモナコグランプリ決勝は、年間で最もタイヤへの負荷が小さいサーキット上での闘いとはいえ、デグラデーションマネジメントが好成績への鍵を握るレースとなりました。この点は、レッドブルのダニエル・リカルドによるポールトゥーウィンに象徴されています。リカルドは、他のトップ10グリッドのドライバー同様、初登場の P Zero ピンク・ハイパーソフトコンパウンドを装着してスタートしました。リカルドのポジションコントロールは、オーバーテイクが非常に難しいことで有名なコース特性と相まって、スローペースのレース展開をもたらしました。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、レース終盤に 決勝のラップレコードを更新しました。ウルトラソフトでスタートしたフェルスタッペンは、48周目にハイパーソフトへ交換する1 ストップ戦略を採りました。
ハイパーソフト以外でスタートしたドライバー中の最上位は、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグでした。11番グリッドからスタートしたヒュルケンベルグは、ウルトラソフト – ハイパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略で8位を獲得しました。

ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント:「ここモナコで、これまでにない多彩な戦略が展開されました。接戦の中に新たな要素を注入する新型ハイパーソフトの役割は、我々の期待通りでした。その   結果、モナコでのファステストラップレコードが更新され、ドライバーたちは、予選と決勝を通じてハイパーソフトを積極的に使用していました。着実に改善する路面とハイパーソフトのグリップによって、大半のドライバーが、それぞれの戦略にしたがって最大限のパフォーマンスを引き出すことに成功しました」

ピレリジャパン・プレスリリース

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ザウバー、新テクニカル・ディレクターを獲得

Sauber 『C37』 (C)Sauber Motorsport
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ザウバー・チームはパートナーシップを強めるフェラーリ・チームからチーフ・デザイナーを務めるシモーネ・レスタ氏を獲得、空席となっていたテクニカル・ディレクターのポジションに就けることを明らかにした。

同チームでは今月初め、技術部門の責任者だったヨルグ・ザンダー/テクニカル・ディレクターが離脱していた。

これについてザウバー・チームのフレデリック・バッサー代表は、「レスタはフェラーリで最高レベルの豊富な経験を有しており、今回の移籍はわれわれにとっても大きな転機となる筈だ。
彼にはザウバー・チームの長期的なプロジェクトを担当してもらう」と期待するコメントを語った。

なおレスタ氏が実際にザウバー・チームで仕事をスタートさせるのは7月1日からになるということだ。

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バンドーン(マクラーレン)、チームの戦略に懐疑的

Stoffel Vandoorne (C)McLaren Group
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モナコGPでは完走したものの上位からは2ラップ遅れのポイント圏外である14位フィニッシュという成績に、マクラーレン・チームのストッフェル・バンドーンの表情は冴えないものだった。

「マシンの調子自体は悪くなかった。
だからちゃんとした戦略で戦っていればポイント獲得もできた筈だった。
ところがタイヤ交換のタイミングは遅いし、選択も誤っていたよ」

バンドーンはその背景にチームがアロンソのレースを優先させたためとみている。
事実、ライバルたちがそろってピットストップした際にもバンドーンだけは遅れ、タイミングを逸していた。
また最後にやっとペースを掴んだものの、「ここはモナコだからね」とその効果を活かせなかったことを訴えた。

バンドーンのすぐ前(11番手)からスタートしたヒュルケンバーグ(ルノー)はきっちり8位入賞を果たしている。

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苦戦のハートリー(トロ・ロッソ)に追い討ち

Brendon Hartley (C)Scuderia Toro Rosso
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モナコGP終盤、トンネル出口先のシケインでルクレール(ザウバー)に追突され戦線離脱を余儀なくされたトロ・ロッソ・ホンダのブレンドン・ハートリーだが、リタイヤした事実以上にダメージは大きかった。

というのも、これまでの不振からハートリーにはこのモナコGPを最後にレースシート交代の噂が伝えられていたかだ。
噂を打ち消すためにもここで戦績挽回といきたかったところだが、痛恨のアクシデントで「最後」かも知れないチャンスも逸す羽目に。

今季ハートリーはアゼルバイジャンでの1ポイントだけだが、チームメイトであるガスリーのほうはすでに18ポイントを積み上げている。

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2018/05/28

「素晴らしい結果」と、ガスリー(トロ・ロッソ)

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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チームメイトが不運な結果に終わる一方で、初めてF1で走ったモナコGPでみごと7位入賞を果たしたトロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは次のように感想を語った。

「モナコで初めてのF1レースは、僕にとってキャリア2度目のポイント獲得という素晴らしいレースになった。
10番手からのスタートということで厳しいレースになると予想していたけれど、マシンは終始驚くほど速かった。
序盤はタイヤに気をつけながら走ったが、マシンの調子がよかったので、周囲にライバルがいない状況では猛プッシュすることができまた。
モナコではオーバーテイクが難しいことが分かっていたので、タイヤ交換後に他車より前でピットアウトした後は、背後のヒュルケンベルグを懸命に抑えて走った。
レース終盤はタイヤの磨耗も激しかったので、ミスをしないように集中し、気をつけて走行するよう心掛けた。
簡単なレースではなかったけれど、7位という成績を獲得することができたことを素直に喜びたい」

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追突事故のルクレール(ザウバー)、お咎めなし

FIA
モナコGPのレーススチュワード(審査委員)は、決勝レース終盤に起きた10コーナーでのブレンドン・ハートリー(トロ・ロッソ)とシャルル・ルクレール(ザウバー)のアクシデントについて、ビデオ図像や各種データを分析した結果、避けられないレース・インシデントであるとしていずれにもペナルティ等は科さないことを明らかにした。

事故はルクレールがハートリーに追突する形で起きたが、当時ルクレールのマシンの左ブレーキのデスクが損傷し、ドライバーの意に反してブレーキトラブルにあったことが確認されたとのこと。

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実は「薄氷の勝利」だった、リカルド(レッドブル)

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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終わってみればダニエル・リカルド(レッドブル)による他を寄せ付けぬみごとなポールTOウィンとなったモナコGPだったが、実は薄氷の勝利だったとレース後、明らかにした。

「素晴らしい勝利だった。
と言っても、まだ優勝したという実感はないんだけどとね。
終わってみればフリー走行でも予選でもトップになるなどパーフェクトな週末だったけれど、肝心のレースはクレイジーなものだった。
心配したスタートもうまくいき、レースが落ち着いた時には内心ほっとしていたんだけれど、28周目に突然パワーがなくなったのを感じたんだ。
MGU-H(熱エネルギー回生システム)のトラブルだということがわかったものの、チームからは「どうしようもない」と言われ、ほんとに泣き出したいくらいだったよ。
どこか他のサーキットだったらこれで僕のレースは終わっていたと思うけれど、幸いモナコという特殊なコースだったため、なんとかだましだまし走り続けることができたんだ。
これでやっと2年前の借りを返すことができてほんとうにうれしいよ」

2016年のモナコGPでは、リカルドはポールポジションからスタートしたものの結果は2位で優勝することは叶わなかった。

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モナコGPはリカルド(レッドブル)がポールTOウィン

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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27日(日)15時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第6戦モナコGPの決勝レースが行われた。
レース前の気温25度、路面温度33度、湿度は51%で天候は曇り、路面はドライコンディションと報告されている。
今回ピレリが持ち込んだタイヤはスーパーソフト、ウルトラソフト、そして初投入のハイパーソフトという3種となっている。
Q3に進出した上位10台はいずれもハイパーソフトでのスータトになるが、果たしてこのコースで何周持つのかが注目される。

注目されたスタートは大きな混乱なく始められた。
6周目、シロトキン(ウィリアムズ)にタイヤ装着不良で10秒のストップ&ゴーのペナルティ。
8周目、最後尾(20番)スタートのフェルスタッペン(レッドブル)がオーバーテイクの難しいこのコースですでに14番手まで順位を上げている。
10周目、ストロール(ウィリアムズ)が左フロントタイヤをパンクさせてピットへ、タイヤをスーパーソフトに替えている。
12周目、早くもハミルトン(メルセデス)が先陣を切ってタイヤ交換、ウルトラソフトに。
2周後にはベッテル(フェラーリ)もピットへ。
ここから続々とタイヤ交換が行われる。
ボタス(メルセデス)はスーパーソフトを選択、ハミルトンと戦略が分かれた。

52周目、6位を走行していたアロンソ(マクラーレン)がギヤボックスの不調を訴え1コーナーでストップ、イエローコーションに、これにより開幕からの連続入賞は記録が途絶えた。
72周目、地元のルクレール(ザウバー)がトンネル出口のシケインでハートリー(トロ・ロッソ)に追突し大破、セッションはバーチャル・セーフティカーに。

結局レースはポールポジションからスタートしたリカルド(レッドブル)が78周を走りきり優勝、2年前ポールスタートながら勝利を逸した借りを返してみせた。
今季中国GP以来の2勝目で自身通算7回目の優勝となる。
2位ベッテル(フェラーリ)、3位ハミルトン(メルセデス)、4位ライコネン(フェラーリ)、5位ボタス(メルセデス)、6位オコン(フォース・インディア)、7位ガスリー(トロ・ロッソ)、8位ヒュルケンバーグ(ルノー)、9位フェルスタッペン(レッドブル)、10位サインツ(ルノー)までが入賞。
以下、11位エリクソン(ザウバー)、12位ペレス(フォース・インディア)、13位マグヌッセン(ハース)、14位バンドーン(マクラーレン)、154位グロージャン(ハース)、16位シロトキン(ウィリアムズ)、17位ストロール(ウィリアムズ)。
リタイヤは完走扱いのルクレール(ザウバー)、ハートリー(トロ・ロッソ)とアロンソ(マクラーレン)の3台となった。

モナコGP決勝レースの結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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2018/05/27

モナコGPスターティンググリッド(修正版)

モナコGPのレーススチュワードは、決勝レースのスターティンググリッドが次のように変更されたことを明らかにした。
それによれば予選15番手だったロマン・グロージャン(ハース)が前戦でのアクシデントによるペナルティ(3グリッド降格)が適用され18番グリッドからのスタートに。
また予選でノータイムながら決勝レース出走が認められたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は最後尾20番手のグリッドになった。
なおフェルスタッペンにはギヤボックス交換による5グリッド降格ペナルティも別途下されている。

1. リカルド(レッドブル)
2. ベッテル(フェラーリ)
3. ハミルトン(メルセデス)
4. ライコネン(フェラーリ)
5. ボタス(メルセデス)
6. オコン(フォース・インディア)
7. アロンソ(マクラーレン)
8. サインツ(ルノー)
9. ペレス(フォース・インディア)
10. ガスリー(トロ・ロッソ)
11. ヒュルケンバーグ(ルノー)
12. バンドーン(マクラーレン)
13. シロトキン(ウィリアムズ)
14. ルクレール(ザウバー)
15. ハートリー(トロ・ロッソ) *
16. エリクソン(ザウバー) *
17. ストロール(ウィリアムズ) *
18. グロージャン(ハース) *
19. マグヌッセン(ハース)
20. フェルスタッペン(レッドブル) *

* 印は変更のあったドライバー

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ガスリー(トロ・ロッソ)、「必ずやポイント獲得したい」

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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今季バーレーンGP以来となるQ3進出をモナコ予選で果たトロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは日曜日の決勝レースを10番手からスタート、「必ずやポイント獲得したい」と2度目の入賞に向けて意欲をみせた。

「今日はとてもマシンの感触がよかった。
木曜日や前戦までと比べても、いい仕上がりになっていると思う。
6番手までコンマ1秒差だったし、Q3進出は悪くない結果だと思うけれど、そのコンマ1秒を縮められなかったのは悔しく思っている。
ここモナコでこの位置からスタートすることは大切なこと。
ただここではどんなことも起こり得るので、良いスタートを決めることがとても重要になる。
モナコは特別なサーキットで、いつもとは違うセッティングが必要だが、それも上手くいっているようだ。
レースごとに習熟を深めているが、今週は全てが上手く作用している。
明日は中団の戦いを制して必ずやポイントを獲得したい」

またホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターも、「午前のFP3から速さを見せていたガスリーがQ3進出を果たし、素晴らしい仕事をしてくれた。
今週は2台のマシン共に順調にセットアップを進められており、PU(パワーユニット)としてもサーキットに合わせたセッティングができていると感じてる。
中団のタイム差は非常に接近しているし、レースではあらゆることが起こり得るが、明日はいい戦いができればと思っている」と、語っている。

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この日も相次いだピットレーン速度違反

FIA
通常(80キロ)と異なり60キロに制限されたモナコGPのピットレーンでは、2日目のセッションが行われた26日(土)も速度違反が相次いだ。

まず午前のフリー走行ではセルジオ・ペレスが61.6キロでフォース・インディア・チームに罰金200ユーロ(約2万5千円)。
また午後の公式予選ではフェルナンド・アロンソが62.2キロでこちらは罰金300ユーロ(約3万8千円)がマクラーレン・チームに科せられたことをFIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(審査委員)は明らかにしている。

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フェルスタッペン(レッドブル)、5グリッド降格もレース出走はOK

Max Verstappen (C)Redbull Racing
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モナコGPのレーススチュワード(審査委員)は、レッドブル・レーシングから出されていた嘆願を承認、同チームのマックス・フェルスタッペンの決勝レース出走を許可したことを明らかにした。

フェルスタッペンは公式予選を前に行われたフリー走行3回目セッションでクラッシュ。
マシンを大きく損傷させ、修復作業のため午後の公式予選に出走できず、規定の107%タイム(ポールポジション・タイムの7%増し)をクリアできなかったもの。

スチュワードはそれまでのフリー走行で同選手が十分なラップタイムを記録できていたとしてこの嘆願を認めた。
グリッドは最後尾となる。
なおフェルスタッペンのマシンはこの際ギヤボックスを交換したため、レギュレーションによりグリッド5番降格のペナルティを科せられるが、最後尾のため実質的な影響はない。

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2018/05/26

モナコGP予選はリカルド(レッドブル)がレコードタイムでPP獲得

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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26日(土)、モンテカルロ市街地コースを舞台にドライコンディションのもとモナコGP公式予選が行われた。

Q3進出を果たした10台による熾烈なタイムアタックの結果、ポールポジションを獲得したのはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドでベストタイム1'10.810はもちろんコースレコードになるもの、昨年のポールタイムを丸1秒以上短縮するもの。
リカルドのポールは2016年の同じモナコGP以来自身通算2度目、ただしこの時決勝レースは2位フィニッシュだった。

2番手は2度目のアタックでハミルトンを逆転したベッテル(フェラーリ)でリカルドとは0.229秒の差。
3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手オコン(フォース・インディア)、7番手アロンソ(マクラーレン)、8番手サインツ(ルノー)、9番手ペレス(フォース・インディア)、10番手がガスリー(トロ・ロッソ)というトップ10となった。
注目の決勝レースは明日27日(日)現地時間15時10分(日本時間:22時10分)からのスタートとなる。

モナコGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ガスリー(トロ・ロッソ)がQ3進出決める

モナコGP公式予選は引き続き15分間の予選Q2が行われた。
ここでもQ1と同じくタイムの遅い5台が脱落となり、最終Q3に進出する10台まで絞られる。
上位10台はこのセッションでベストタイムを記録したタイヤが決勝レースのスタートタイヤとなる。

耐久性に不安のあるメルセデスAMG勢2台だけがウルトラソフト、他はすべてハイパーソフトタイヤでのアタック。
しかしタイムが伸びず、2回目のアタックでは他チーム同様ハイパーソフトに履き替えてのアタックとなった。

トツプは再びリカルド(レッドブル)で1'11.278。
2番手0.003秒差でライコネン(フェラーリ)、3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手オコン(フォース・インディア)、7番手ペレス(フォース・インディア)、8番手アロンソ(マクラーレン)、9番手サインツ(ルノー)、そして10番手ガスリー(トロ・ロッソ)の10台がQ3進出。

ここで脱落となったのはヒュルケンバーグ(ルノー)、バンドーン(マクラーレン)、シロトキン(ウィリアムズ)、ルクレール(ザウバー)、グロージャン(ハース)の5台となった。
このあとQ3で上位10位のグリッドが決定される。

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予選Q1、フェルスタッペン(レッドブル)走れず脱落

12日(土)15時(日本時間:22時)から、モナコGP公式予選Q1が行われた。
まず最初のQ1は18分間で戦われ、全20台からベストタイムの遅い5台が脱落となる。
セッション開始時の気温は25度、路面温度49度、湿度51%の晴れで路面はドライコンディションと報告されている。
今回ピレリが用意したタイヤはスーパーソフト、ウルトラソフト、そして初投入のハイパーソフトという3種となっている。
なおフリー走行でクラッシュしたフェルスタッペン(レッドブル)はギヤボックス交換で5グリッド降格のペナルティが科せられたが、結局マシンの修復が間に合わなくて走れず最後尾グリドになったため『実害』はないということになった。

トップタイムはリカルド(レッドブル)の1'12.013。
2番手0.402秒差でベッテル(フェラーリ)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手バンドーン(マクラーレン)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手アロンソ(マクラーレン)、8番手シロトキン(ウィリアムズ)、9番手ルクレール(ザウバー)、10番手ペレス(フォース・インディア)、11番手グロージャン(ハース)、12番手ガスリー(トロ・ロッソ)、13番手サインツ(ルノー)、14番手オコン(フォース・インディア)、15番手ヒュルケンバーグ(ルノー)の順。

ここで脱落となったのはハートリー(トロ・ロッソ)、エリクソン(ザウバー)、むストロール(ウィリアムズ)、マグヌッセン(ハース)、そしてノータイムだったフェルスタッペン(レッドブル)の5台となった。
このあとQ2でさらに下位5台がカットされる。

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モナコGPフリー3回目、リカルド(レッドブル)が最速タイム

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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26日(土)12時(日本時間:19時)から2018年第6戦モナコGPのフリー走行3回目セッションがモンテカルロ市街地コースで行われた。
セッション開始時の気温は23度、路面温度40度、湿度は62%、天候は曇りで路面はドライコンディションと報告されている。

開始まもなく、ボタス(メルセデス)が1コーナーでバリアにヒット、緊張が流れた。
さらに残り時間8分というとこころでレッドブル・レーシングのフェルスタッペンが16コーナーで縁石を乗り越えた際にサスペンションを損傷してクラッシュ、赤旗中断に。
約4分後にセッション再開。

トップタイムはそのフェルスタッペンのものを0.001秒短縮する1'11.786を叩き出したレッドブル・レーシングのチームメイト、ダニエル・リカルド。
2番手フェルスタッペン、3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手トロ・ロッソ・ホンダのハートリー、8番手もチームメイトのガスリー、9番手サインツ(ルノー)、10番手がシロトキン(ウィリアムズ)となった。
マクラーレン・ルノーはバンドーン(マクラーレン)11番手、アロンソ15番手。

モナコGPフリー走行3回目の結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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ハートリー(トロ・ロッソ)、ドライバー交代の可能性否定

Brendon Hartley (C)Scuderia Toro Rosso
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一部にはこのモナコGPが最後ではないか、とも噂されるトロ・ロッソ・ホンダのブレンドン・ハートリーだが、本人はシート喪失の可能性を強く否定している。

「F1ではトンでもない噂話がパドックを巡るものだけど、今回は自分のことで驚いたよ。
もちろん批判の声があるのは知っている。
ドライバーというのはいつだって矢面に立たされる存在だからね。
でも僕への最大の批判者はこの僕自身。
これまで力が及ばなかったケースもあるけれど、それでも着実に進歩しているよ。
このモナコGPでの僕の走りを見て欲しい。
そしたら来週にはもうこんな噂は忘れ去られていることだろうからね」

24日(木)行われたフリー走行初日ではハートリーは好走、チームメイト(ガスリー)を上回ってみせている。

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実現目指すマイアミGP、『早朝レース』も辞さず

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早ければ2019年シーズンからにも新規開催を目指すアメリカの『マイアミGP』だが、その提案の中にレース時刻を独自のものにするという計画があると伝えられた。

これを報じたのはアメリカのスポーツ専用チャンネル『ESPN』で、それによればレース開始時刻を他に例を見ない現地時間の早朝にするというもの。
その場合、例えば現地時間で午前7時にスタートした場合、ヨーロッパ時間では日曜日の午後1時となり、視聴率のアップが期待できるという。

ただこれはまだあくまでも草案で、複数の提案の中の一つに過ぎないと同メディアは牽制している。

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FIA、ピレリにタイヤ呼称の改善を要望

Pirelli Tyre (C)Pirelli Motorsport
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FIA(国際自動車連盟)が、現在F1にタイヤを独占供給するピレリタイヤに対し、タイヤ呼称の改善を要望したことがわかった。

現在ピレリはドライタイヤだけで全7種類を用意。
堅いほうから順にスーパーハード、ハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトとなっているが、とりわけ柔らかい側のタイヤであるスーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトらはその区別がわかりにくい。
これを例えばソフトA、ソフトB、ソフトCなどのように順番がわかるサブネームを作ることを期待しているという。

なお全体の今年のドライタイヤは柔らかい方向にシフトされている中で、とりわけ予選用タイヤとも目されるハイパーソフトタイヤは今日行われるモナコGP公式予選でその本領を初めて発揮する筈だ。

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2018/05/25

トロ・ロッソ・ホンダ、「いいレースできるチャンスある」

Brendon Hartley (C)Scuderia Toro Rosso
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F1モナコGPのフリー走行初日を終え、トロ・ロッソ・ホンダの2台は11-14番手とまずまずの順位に。
これを受け、ホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは「いいレースができるチャンスがある」として、週末に自信をのぞかせた。

「今日は通常の走行初日と同様、PU(パワーユニット)のセッティングを少しずつこのサーキット特性に合わせて最適化する作業を行った。
ここモナコでは、日曜に近づくに従い路面状況が改善し、タイムアップしていく。
また事前のシミュレーションと実際の走行で異なる部分も出てくるので、それらの点を考慮に入れながらの作業となった。
中団はかなりタイムが拮抗しており、激しい戦いになっている。
ただ、チームはマシンに対していい感触を得ているようだし、今週はわれわれにもいいレースができるチャンスがあると思っている」と語っている。

またトロ・ロッソのジョナサン・エドルズ/チーフ・レースエンジニアも「今日はチームにとって順調な一日だった。
モンテカルロはレイアウトがユニークなため、他のサーキットと比べてかなり異なるセットアップが要求される。
ドライバーの力量がすべてのサーキットで重要なのは言うまでもないが、ここモナコではより安定性が高く、自信を持ってドライビングできるマシンをセットアップするのが非常に重要になる」と、語っている。

なお両ドライバーともF1マシンでここモナコを走るのは今回が初ということになる。

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ボタス、ハッキネン・カラー・ヘルメット装着

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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今週のモナコGPで、メルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスがスカイブルーを基調とした明るいイメージのヘルメットを早着して注目を集めている。
これは、同郷フィンランドの先輩で、同じメルセデス・パワーでチャンピオンに輝いてたミカ・ハッキネン氏のヘルメットのレプリカ。

ハッキネン氏は1998年と1999年にマクラーレン・メルセデスでタイトルを獲得。
またこのモナコGPでは1998年に優勝を果たしている。

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ルクレール(ザウバー)もピットレーン速度違反

FIA

モナコGPのレーススチュワード(審査委員)はまた、ザウバー・チームのシャルル・ルクレールもフリー走行1回目セッションでピットレーン速度違反があったとしてチームに700ユーロ(約9万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによればルクレールは制限速度60キロのところ66.4キロで走行したとのこと。
その他軽微な速度違反としてはサインツ(ルノー)が63.2キロで400ユーロ、ストロール(ウィリアムズ)が62.9キロと61.8キロの2回で300ユーロと200ユーロ、ベッテル(フェラーリ)は61.0キロで100ユーロの罰金が相次いだ。

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ガスリー(トロ・ロッソ)がピットレーン速度違反

FIA

モナコGPのレーススチュワード(審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソのピエール・ガスリーにフリー走行1回目セッションでピットレーン速度違反があったとしてチームに700ユーロ(約9万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによればガスリーは制限速度60キロのところ66.1キロで走行したとのこと。
通常ピットレーン制限速度は80キロだが、モナコは狭いため60キロとなっている。

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2018/05/24

モナコGPフリー2回目もレッドブル勢が席巻

Motorhome (C)Pirelli Motorsport
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24日(木)14時(日本時間:22時)から2018年第6戦モナコGPのフリー走行2回目セッションがモンテカルロ市街地コースで行われた。
セッション開始時の気温は21度、路面温度39度、湿度は72%、天候は曇りで路面はドライコンディションと報告されている。
明日行われる公式予選と同時刻のため、路面コンディションやタイヤの評価が行われることになるだろう。

25分過ぎ、ちょうどフェルスタッペン(レッドブル)がレコードタイムのペースでアタックに入った時に突然赤旗中断。
クラッシュ等があった訳ではなく、4コーナーから5コーナーに掛けての路面の問題と報告されている。
中断は結局約15分に及んだ。

今回もトップ2台はレッドブル勢で、リカルドがただ一人1分11秒台に入れる1'11.841で最速。
これに0.194秒差でフェルスタッペンが続いた。
3番手はベッテル(フェラーリ)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手ヒュルケンバーグ(ルノー)、8番手バンドーン(マクラーレン)、9番手アロンソ(マクラーレン)、10番手サインツ(ルノー)だった。
トロ・ロッソはハートリーが11番手、ガスリー14番手となった。

モナコGPフリー走行2回目の結果はこちら
モナコGPの画像はこちら

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モナコGPフリー1回目、レッドブル勢が1-2タイム

Montecarlo City Circuit(C)Pirelli Motorsport
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24日(木)11時(日本時間:18時)から2018年第6戦モナコGPのフリー走行1回目セッションがお馴染みのモンテカルロ市街地コースで行われた。

今回持ち込まれたピレリのタイヤはスーパーソフト、ウルトラソフト、そして初投入のハイパーソフトという3種、大幅なタイムアップが予想。
セッション開始時の気温は21度、路面温度33度、湿度は72%、天候は曇りで路面はドライコンディションと報告されている。

まだフリー走行1回目セッションにもかかわらず、予想通りに大幅なタイムアップ。
リカルド(レッドブル)が記録したベストタイム1'12.126はすでに昨年のポールタイムである1'12.178を凌駕してみせたもの。
2番手もチームメイトのフェルスタッペンでレッドブルが1-2タイム。
3番手ハミルトン(メルセデス)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手サインツ(ルノー)、7番手ボタス(メルセデス)、8番手ペレス(フォース・インディア)、9番手グロージャン(ハース)、10番手シロトキン(ウィリアムズ)の順。

トロ・ロッソのハートリーは12番手、ガスリーは14番手。
マクラーレンはバンドーン15番手、長くピットで時間を過ごしたアロンソは17番手。
なおマシントラブルとみられるマグヌッセン(ハース)はガレージでカウルを外したままセッションを終え7ラップ、最下位に留まった。
このあと現地時間15時(日本時間:22時)からフリー走行2回目セッションが行われる。

モナコGPフリー走行1回目の結果はこちら
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廃止されたグリッドガール、モナコGPで復活?

Grid Girl (C)Scuderia Toro Rosso
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昨シーズンかぎりでF1のグリッドから消えた、いわゆるグリッドガールが今週のモナコGPで復活するという話が伝えられている。
F1に限らず、華やかなグリッドガールは各モータースポーツの分野で雰囲気を盛り上げてきたが、性差別の一環であるとして非難を受け現在はグリッドキッズに置き換えられている。

ところが今回のモナコGPでは、イベントの主要スポンサーである『タグホイヤー』が用意した女性(男性も含むとのこと)がスターティンググリッドで特別なプロモーション活動をするとしている。
これまでのようにナンバーを書いたプラカードを掲げることはないとされるが、いまその活動内容に注目が集まりつつある。

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モナコGPのスチュワードもダニー・サリバン氏

Danny Sullivan (C)Sauber Motorsport AG
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるモナコGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、元F1ドライバーであるダニー・サリバン氏(68歳:アメリカ)を指名した。
同氏のスチュワードは先の中国GP以来、今季6戦中早くも3回目となるもので、自身通算20回目の就任でこれはエマニュエル・ピロ氏の23回に次ぐものということになる。

サリバン氏は1983年シーズンに当時のティレル・チームから1年間F1に参戦、最高位はモナコGPの5位。
その後アメリカに戻って参戦したインディカー・シリーズで活躍。
1988年にはシリーズ・チャンピオン、1985年のインディ500レースで優勝したことで知られる。

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ルノー・チーム、早くも来季マシン準備に移行か

Bob Bell (C)Renault Sport
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2016年にワークス体制となって3年目を迎えるルノー・チームだが、まだシーズン序盤のいま、早くも来季マシンの準備に移行すると伝えられている。
これは同陣営でチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるボブ・ベル氏(60歳)が明らかにしたもの。

「もちろん現在われわれはF1中団グループの中で懸命に争っている際中なので、今季マシンの開発の手を緩めることはできない。
しかし来季の準備を始めることも重要なことなので、いま真剣に状況を見極めようとしているところだ。
大事なことはチームとして最終的な成功を収めることで、長期的な観点から適切な判断を下したい」と、ベテラン・エンジニアでもあるイギリス人。

9位、6位と上昇してきたルノー・チームのランキング、今季は現在さらに4位まで上げている。

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2018/05/23

モナコGPの週末はおおむね曇り

Montecarlo Port (C)Ferrari S.p.A
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今週末行われるF1第6戦モナコGPの舞台地であるモンテカルロ地方の天気について、地元気象台はフリー走行の木曜日、公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日のいずれも概ね曇り、降水確率は10%以下で雨の可能性は少ないと予報。
ただ月曜日には天気が崩れる見込みで、進行次第ではまだ予断を許さない状況とのこと。

期 日 種 目 気 候 気 温
5月24日(木) フリー走行 晴れ時々曇り 17- 22度 0%
5月26日(土) 公式予選 晴れ時々曇り 19- 24度 0%
5月27日(日) 決勝レース 曇り 19- 25度 10%

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ピレリ、モナコ予選で大幅タイム短縮を予想

Pirelli Hypersoft Tyre (C)Pirelli Motorsport
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ピレリタイヤは、今週行われるモナコGPで今季初めてハイパーソフトタイヤを投入する。
これは新登場させた一番柔らかいタイプのタイヤとなるが、去年モナコGPで使われたものと比べると事実上2段階柔らかいものになるという。
ピレリはこれによりラップタイムが大幅に短縮されることを予想している。

このハイパーソフトタイヤについて、先に行われたバルセロナ合同テストで実際に試したルノー・チームのカルロス・サインツは、「これは素晴らしいグリップのタイヤだよ。
おそらく僕がこれまで経験したピレリタイヤの中でも、最もエキサイティングなものだ。
このタイヤを履くだけで1ラップあたり1秒は速くなるんじゃないか」と、期待を語る。

ソフトな故の寿命の短さについても、「バルセロナでは最後つらかったけれど、距離の短いモナコなら行ける」と、サインツは『保証』している。
注目の公式予選は現地時間・26日(土)の15時(日本時間:22時)から行われる。

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ハートリーの後任に今度はローゼンクビストの名前

Felix Rosenqvist (C)Mercedes Motorsport
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期待された戦績が残せていないとして、早くもドライバー変更が伝えられるトロ・ロッソのブレンドン・ハートリー(27歳:ニュージーランド)だが、噂ではトロ・ロッソでの参戦は今週のモナコGPが最後になるとも言われている。
後任として、先に伝えられたパスカル・ウェーレイン(前ザウバー)に続き、今度はフェリックス・ローゼンクビスト(26歳:スウェーデン)の名前が囁かれているという。

ローゼンクビストはマカオGPを連続制覇した元F3ユーロシリーズのチャンピオン。
DTMではこれまでメルセデスAMGチームのテスト&リザーブドライバーを務めていた。
2017年はフォーミュラEと並行して日本でスーパーーフォーミュラに参戦し、ガスリーに次ぐ3位、今年はスーパーGTに参戦していてすでにF1に必要なスーパーライセンスの資格を有している。

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2018/05/22

トロ・ロッソ、「日本人ドライバー起用も選択肢」

Honda Hybrid (C)Honda Racing
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今シーズン、ホンダとのパートナーシップでF1を戦って入るトロ・ロッソでは、将来的に日本人ドライバーの起用も選択肢の中にあることを示唆した。
これは同チームのフランツ・トスト代表が明らかにしたもの。

「われわれがレッドブル傘下にあることから、ドライバー起用についてもレッドブルの意向が働くのは当然のことだ。
しかし同時に今はホンダとの関係も深い。
もしもホンダから有能な逸材の提供があれば、もちろん日本人ドライバーを起用するのにやぶさかではない」と、トスト代表。

現在のトロ・ロッソのドライバーであるガスリー&ハートリーはいずれもレッドブル育成ドライバーの一員。
またその一方でホンダもF1参戦に必要なスーパーライセンスを獲得すべく、福住仁嶺&牧野任祐という若手ドライバーをF1に最も近いF2シリーズで走らせている。
F2では年間3位以内に入るとF1に必要なスーパーライセンスの対象となる。

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ニコラス・ラティフィ、マクラーレンに影響力も

Nicholas Latifi (C)Sahara Force India F1
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今シーズン、フォース・インディア・チームのテスト&リザーブドライバーに指名されたカナダの新人ニコラス・ラティフィ(22歳:カナダ)が、マクラーレン・チームに大きな影響力を及ぼすことになるかも知れない。

2016年にルノー・チームのテストドライバーを務めたラティフィは、昨シーズンはF2に参戦、シリーズ・ランキング5位、フォース・インディアでは若手ドライバー対象の公式テストへの参加と一部のレースで金曜日のフリー走行セッションに出走が予想されている。

今回そのラティフィの父親で、カナダの実業家であるマイケル・ラティフィ氏がマクラーレン・グループの株主になったもの。
報道によれば同氏が経営する『ナイダラ社』が総額2億ポンド(約298億円)を投資、マクラーレン・グループの株式のおよそ10%にあたるを取得したとのこと。
マクラーレン・グループは総合的な自動車技術グルーブだが、F1マクラーレン・チームもその傘下にある。

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低迷ウィリアムズ、ロバート・クビサ「問題は複雑」

Robert Kubica (C)Williams F1
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今季は開幕戦から苦戦が続くウィリアムズ・チームだが、これについて今季同チームで開発ドライバーを務めるベテランのロバート・クビサは「問題は複雑」と、苦しい内情を正直に吐露した。

先に行われたバルセロナでのシーズン中テストでも『FW41』をドライブしたクビサは「テスト自体は充実して興味深いものだった。
しかしチームとしては困難な状況であるのは間違いない。
今回得られた多くのデータを分析し、改善に役立てなければならないが、問題は複雑で深刻、簡単に戦闘力がアップできる状況じゃない。
すでにシーズン真っ只中であり、レースを戦いながらマシンを変更していくのは簡単なことじゃないからね。
それでも少しでもチームに貢献できるよう、僕も頑張りたい」と、意欲をみせた。

一時はレースドライバー起用の噂もあったクビサの力量はチーム首脳も高く評価しているが、同時に財政難にも悩むチームはドライバーの選択にも影響があったとみられる。
現在ランキング10位のウィリアムズ・チームだが、2015-2016年はランキング5位、その前年には堂々ランキング3位に位置していた。

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2018/05/21

レッドブル、来季エンジン判断は「カナダGPを見てから」

Christian Horner (C)RedBull Racing
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本来、5月15日までに決定と目された来季エンジン決定の判断を遅らせ、モナコGP(5月27日)以降に始めるとしたレッドブル・レーシングだが、これについて同チームのクリスチャン・ホーナー代表はさらに「カナダGPの結果を見てから」と、具体的な胸のうちを明らかにした。

というのもモナコGPは特殊なレースでエンジン自体の優劣が判断しにくいという事情がある一方、カナダGPが行われるジル・ビルニューブ・サーキットはエンジンに負担が掛かるパワー・サーキットであることからPU(パワーユニット)の判断には適しているとされる。
実際、今回はルノーやホンダだけでなくフェラーリら各エンジン・サプライヤーともにカナダGPでのアップグレードを計画されているとされる。

ホンダはこのレッドブルの方針を歓迎するとしているが、まさに正念場が刻一刻と近づいているのは間違いない。

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リカルド(レッドブル)、タイヤの柔軟な選択を希望

Pirelli 2018 Tyre (C)Pirelli Motorsport
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レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、現状レース毎にピレリが指定した3種類に限定されるタイヤ選択について、拡大を希望する見解を示した。
これはブラジルの『グローボ・ニュース』に語ったもの。

「ピレリはせっかくたくさんのスペックのタイヤを用意したんだから、もっと実際に使えるようにしたらいい。
例えば一番柔らかいハイパーソフトなんかを自由に使えるようになれば、予選はもっとエキサイティングなものになる筈さ。
どうしてこれを制限してしまうのか、僕には理解できないな」と、持論を展開。

ピレリは今季、ドライタイヤだけでもスーパーハード、ハード、ミディアム、ソフト、スーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトと数多くの仕様を用意しているが、実際にそれぞれのレースでは3種類しか使うことができない。

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ボタス(メルセデス)は複数年契約を希望

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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まだ来季以降の契約が結ばれていないとされるメルセデスAMGチームのバルテリ・ボタスだが、本人は同チームへの残留を希望、そして少なくとも2年以上の複数年契約を結びたいとしている。

これはボタス自身が『モータースポーツ.com』に語ったもの。
その中でこのフィンランド人は、「まだチームとは契約について話していない。
ただ別に心配はしていないよ。
今は今シーズンの戦いが何よりも優先される状況だし、どちらも急ぐ理由はないからね。
ただ落ち着いて戦うためにも、今のような1年契約はできれば避けたいな」と、語っている。

ボタスとの契約が進んでいないのには、エースであるハミルトンとの契約交渉が進捗をみせていないこともあるようだ。
ただ王者メルセデスAMGのシートゆえ、加入を希望するものは枚挙に暇がない。

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2018/05/20

ルノー・スポール首脳、「F1の本質」に言及

Renault 『RS11』&『R25』 (C)Renault F1 UK
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ルノー・スポールのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターが、「F1の本質」について言及、反響を呼んでいる。
これはドイツの専門誌である『スピードウィーク』に語ったもの。

「いまのF1はあるべき姿を見失っているようだね。
F1は本来、スタートからゴールまで全力疾走する短距離走だった筈。
ところがいまわれわれはF1を戦うのにエンジンの寿命やタイヤの消耗、燃料消費なんかを気にして走っている。
こんなものはF1のDNAじゃないだろう。
信頼性を重視して戦うならWEC(世界耐久選手権)でやればいい。
F1にすべてのものを採り入れるというのは賢い選択じゃない。
リバティ・メディアはF1の方向性について検討を始めているが、ぜひとも正しい判断をして欲しいと願っているよ」

言うまでもなくかつてルノーはF1を知り尽くし王座に輝いてきた名門チームの一つだ。

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アロンソ優遇でトヨタWECチーム内に不協和音か

Spa 6H Race Podium (C)Toyota Motorsports
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今季F1フル参戦しながら、トヨタからルマン24時間レースを含むWEC(世界耐久選手権)にも出走するフェルナンド・アロンソだが、これを巡りトヨタWECチーム内に不協和音があると海外メディアが報じ、話題になっているという。

アウディやポルシェらのワークスチームが不参加となり話題に欠ける今年、トヨタだけでなくFIA(国際自動車連盟)自身にとっても元F1チャンピオンであるアロンソのWEC参戦は大いに歓迎されるべきこと。

摩擦は両シリーズのレース・カレンダーがアメリカGPと富士6時間レースがバッティングするという理由で突如変更されたことで始まった。
バッティングは最初から分かっていたことで、この変更がアロンソ一人のために行われたことは明白だった。
しかしこれで逆に中嶋一貴や小林可夢偉らはスーパーGTとバッティングするという悪影響を余儀なくされている。

さらに今回トヨタが1-2フィニッシュを遂げたスパ6時間レースで、本来小林可夢偉の7号車のほうが終盤速かったにもかかわらず、チームはアロンソの8号車を優勝させるべく『操作』が行われたと、スペイン・メディアは報じている。
表彰台に小林可夢偉の姿はなかった。
このレースで、6時間も走った末の両者の差はわずかに1.444秒という僅差だった。
(3位は2周遅れ)

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FIA、サイドミラーの形状厳格化を通達

Ferrari 『SF70H』 (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)はハロー(頭部保護装置)が今シーズンから導入されたのに伴い、サイドミラーの取付がハローに掛かることを容認したが、先のスペインGPでフェラーリ・チームがお披露目したウィングレット・タイプのものは不正なエアロダイナミックス効果を得るものであると判定した。

これわ受け、FIAはあらためて全チームに対しサイドミラーに関する詳細なテクニカル仕様書を送付したことを明らかにした。

当然のことながらフェラーリ・チームはスペインGPで使用したものを次戦モナコGPまでに改修しなければならない。

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2018/05/19

ルノー・スポール、バージョンアップ計画に遅れか

Remi Taffin (C)Renault Sport
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英国メディアが報じるところによれば、第7戦カナダGP(6月10日)からにも投入とされたルノー・スポールの改良バージョンPU(パワーユニット)について、投入が遅れる可能性が高いことがわかった。
ルノーによればダイナモでのテスト段階でMGU-K(運動エネルギー回生システム)の数値が期待されたレベルに達していないことに加え、まだ信頼性に一抹の不安があるとのこと。

これについてルノー・スポールのレミ・タフィン/エンジン・テクニカル・ディレクターは、「今年は年間21戦をたった3基のエンジンでカバーしなければならないので、信頼性が確保されていなければ新たな投入は難しい」と、頭を痛めていることを明かした。

カナダGPが行われるジル・ビルニューブ・サーキットはエンジンに負担が掛かるパワー・サーキットであることから、各エンジン・サプライヤーともアップグレードを計画されているとされる。

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ベッテル、「今のフェラーリには問題山積」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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今季開幕から連勝を果たすなど好調な滑り出しをみせたフェラーリ・チームのセバスチャン・ベッテルだったが、ここに来て少々失速。
ランキングも2位に落としていささか苦戦の症状をみせている。
これについて当のベッテルはいまフェラーリが抱える問題点について次のように言及した。

シーズン序盤でこそいい結果が残せたけれど、今のフェラーリは決してライバルより速い訳じゃない。
このところの結果はマシンの優劣が如実に表れたというものだよ。
スペインではたくさんのアップデートを持ち込んだけれど、まだ十分なものではなかったしね。
僕たちにはスピードがない上に新しいタイヤへの対応も不十分だった。
ただタイヤ選択はレース展開にもよるから実に難しいことなんだけどね」

そしてベッテルはさらに信頼性への不安も口にした。
「すべてが揃わなければタイトルには届かない」とも。

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アロンソ(マクラーレン)、年間28戦にも「楽しい」

Fernando Alonso (C)Toyota Motorsports
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今シーズン、マクラーレン・チームからのF1参戦と同時にトヨタ・チームからWEC(世界耐久選手権)にも参戦するフェルナンド・アロンソは、想像を絶するハードスケジュールにも「楽しいので苦にならない」と、前向き発言をしている。

「なぜこんなにハードな日程でもできるかといえば、それが楽しいからさ。
F1とWECとではドライビングが異なるね。
F1はすべてが限界に近い走りを要求される。
一方、WECはもっと柔軟で、全体を見通す視野が要求される。
常に状況が変化するからドライブも変わってくるんだ。
実際のところ、まだWECに来ると苦労している部分があるよ。
でも結果がおおよそ見えてしまうF1よりは別の意味で楽しいね」

F1だけで年間21戦を戦うアロンソだが、さらにWECの6戦とデイトナ24時間レースを加えた、年間なんと28戦が予定されている。
中でも最大の目標はルマン24時間レース制覇だろう。

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2018/05/18

フェリッペ・マッサ、フォーミュラEにフル参戦へ

Felipe Massa (C)Ferrari S.p.A
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2002年にザウバー・チームからデビューして以来続けたF1生活を昨季で終えたフェリッペ・マッサ(36歳:ブラジル)が、フォーミュラEシリーズに参戦することがわかった。
チームはアメリカの俳優レオナルド・ディカプリオさんが設立した『ベンチュリー・チーム』ということで3年契約を結んだと伝えられている。

マッサは引退後、ブラジルのストックカーレース『ネクステルカップ・ストックカー』開幕戦にスポット参戦するなどしていたが、本格フル参戦はこれが初ということになる。

なおマッサの引退後はブラジル人F1ドライバーの不在が続いている。

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G.シュタイナー代表(ハースF1)、グロージャンを擁護

Romain Grosjean (C)Haas F1 Team
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今季5戦して3戦リタイヤというロマン・グロージャン(ハース)だが、とりわけスペインGPで引き起こした大きなアクシデントにより、他陣営からはそのドライビング・スタイルに非難の声が高まってきている。
FIA(国際自動車連盟)のレーススチュワード(審査委員)もグロージャンに対してペナルティ・ポイント2点と次戦モナコGPでの予選グリッド3番降格のペナルティを科している。

「確かにグロージャンが引き起こした今回の結果は悲惨なものだったが、あの状況で彼が取れる行動の選択肢は限られていた。
コースに戻ろうとしたのではなく、(一気に)コースを横切って事態が拡大するのを避けようとしたのだ。
結果として、残念なことに2台を巻き込んでしまったが、もしもそうしなかったなら5台と衝突していたかも知れない。
それは誰にもわからないことなんだ」と、上司。

ただグロージャンがスピンしながらもアクセルを踏み続けたことに不快感を示す向きも多い。

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レッドブル、ルノーとの交渉はモナコGP後に

Redbull Renault (C)RedBull Racing
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レッドブル・レーシングは、いまだ決まっていない2019年以降のエンジン供給契約について、現在の供給元であるルノー・スポールとの交渉をモナコGP後に行うことを明らかにした。

現在のF1レギュレーションでは、エンジン・サプライヤーに対し5月15日(火)までに翌シーズンの供給体制を申告することになっていたが、FIA(国際自動車連盟)の了解を得て延期されるもの。

ルノー・スポールとは過去幾多のチャンピオン獲得を果たすなど成功を収めたが、2013年を最後にタイトルからは遠ざかっている。
レッドブル・レーシングは現在傘下のトロ・ロッソに供給するホンダの力量を見極めたい考えだが、いまいち決めかねているとみられる。

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2018/05/17

トロ・ロッソ・ホンダ、2日目は順調にプログラム消化

STR Honda 『STR13』 (C)Honda Racing
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16日(水)、バルセロナ合同テスト2日目に臨んだトロ・ロッソ・ホンダは、午前中にショーン・ゲラエルが83ラップ、午後はレースドライバーであるピエール・ガスリーが39ラップを周回し、それぞれ12番手&9番手というタイムを記録した。

これについてホンダF1の本橋正充/副テクニカルディレクターは「今季初めてとなった今回のシーズン中テストでは、普段のレース週末のような大きなプレッシャーが掛からない環境で、ここまでに見えてきた課題や、今後に向けたアイデアを試すことができた。
PU(パワーユニット)としては、各コンポーネント間でどのようにエネルギーを効率的に使用できるかなど、特にPU全体のエネルギー配分に主眼を置いてテストをしてきた。
この2日間で得たことを今後のレースに活かすことができると感じている」と手応え。

またトロ・ロッソのジョナサン・エドルズ/チーフ・レースエンジニアは「バルセロナテストは、初日で困難なスタートを切った後、チームはプランを再構築し2日目を良い出だしで迎えることができた。
ゲラエルにとってSTR13できちんと走るのは初めてだったが、とても早く順応してくれ、昨日は予定していた周回数を走行できなかった分、今朝のセッションではゲラエルに優先順位の高いテスト項目をこなしてもらい、空力テストと特性評価、冷却装置の評価、そしてタイヤテストといくつかのメカニカルセットアップを試した。
午後はガスリーが担当。エアロレイクを装着して何周か走行し始めたが、ステアリングに問題を発見し、それを修復するために時間を要し、午後4時までちゃんと走行することができなかった。
小さな問題はあったが、この2日間で予定していたすべての主要テスト項目をこなすことができた」と、締め括った。

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バルセロナ合同テスト2日目タイム(5/16)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 V.ボタス FIN Mercedes 1'16.904 139
2 A.ジョビナッツィ ITA Sauber Ferrari 1'16.972 148
3 L.ノリス GBR McLaren Renault 1'18.039 80
4 K.マグヌッセン DEN Haas Ferrari 1'18.274 75
5 N.マゼピン RUS Force India Mercedes 1'18.344 112
6 J.エイトケン GBR Renault 1'18.942 120
7 C.ルクレール MON Sauber Ferrari 1'18.993 139
8 R.クビサ POL Williams Mercedes 1'19.253 123
9 P.ガスリー FRA Toro Rosso Honda 1'19.410 39
10 S.バンドーン BEL McLaren Renault 1'19.914 96
11 J.デニス GBR Redbull Renault 1'20.440 75
12 S.ジェラエル IDN Toro Rosso Honda 1'20.763 83
5 N.ラティフィ CAN Force India Mercedes 1'21.412 121

   * 2018 PP-Time:1'16.173 L.ハミルトン/Mercedes (5/12)
   * 2018 TestTime : 1'17.182 S.ベッテル/Ferrari (3/08)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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トロ・ロッソ、ハートリーに替えウェーレイン起用の噂

Brendon Hartley (C)RedBull Racing
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昨季途中からトロ・ロッソのレースドライバーを務めているブレンドン・ハートリー(27歳:ニュージーランド)だが、なかなか期待された戦績を残していないことから、早くもドライバー変更の噂が伝えられているようだ。
それによれば後任としてすでに前ザウバー・チームのパスカル・ウェーレイン(23歳:ドイツ)の名前が囁かれているという。

本来メルセデスAMG系のドライバーとみられるウェーレインの名前が出るのは異例のことだが、目下F1参戦に必要なスーパーライセンスを持った若手ドライバーがレッドブル・グループ内に見当たらないという事情もあるようだ。

ただこうした噂についてレッドブル・グループでドライバー起用に大きな力を持つヘルムート・マルコ博士は「全く考えていない」と、ドライバー交代を完全否定している。

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2018/05/16

トロ・ロッソ・ホンダ、シャシー側の原因でPU交換

STR Honda 『STR13』 (C)Honda Racing
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15日(火)、まだスペインGPの余韻が残るバルセロナ合同テスト1日目に臨んだトロ・ロッソ・ホンダだったが、マシントラブルにより全チームの中で最少のわずか50ラップ。
ベストタイムも元も遅い最下位ポジションに留まった。

これについてホンダF1の本橋正充/副テクニカルディレクターは「今回のテストの目的は今後に向けてPU(パワーユニット)関連のいくつかの新しいアイデアを試すことだった。
しかし残念ながら今日は午前中の最後にシャシー側で発生した問題の影響により、PUの一部がダメージを受けた可能性があったためPU交換を決断、そのせいで午後はほとんど走行が出来なかった。
今日の走行から得られたデータを活かしつつ、明日のセッションで少しでもプログラムの遅れを取り戻せるよう、チームと一緒に夜を徹した作業を続けたい」と、語っている。


またトロ・ロッソのジョナサン・エドルズ/チーフ・レースエンジニアは、「今回のテストにはかなり多くのプログラムを詰め込む形で臨んでいる。
午前中はいいスタートを切り、空力やタイヤへの理解を深めるためのプログラム、セッティングのテストなどを行ったが、午前のセッションの終盤にラジエーターの不具合から大きなオイル漏れが起こりました。その影響によりPUへのダメージの可能性があったためPUを交換することにした。
ゲラエルは午後のセッションの終盤で20分だけ走ることができたが、些細なトラブルの解決のために半日を費やし、やりたかったプログラムをこなせなかったのは残念。
明日どのプログラムを優先して行なうべきか、今晩プランを練り直さなければならない」と、語っている。

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バルセロナ合同テスト1日目タイム(5/15)

Pos. Driver Nat. Car TestTime Lap
1 M.フェルスタッペン HOL Redbull Renault 1'17.528 148
2 C.サインツ ESP Renault 1'17.562 119
3 S.ベッテル GER Ferrari 1'17.659 136
4 R.グロージャン FRA Haas Ferrari 1'18.449 129
5 N.ラティフィ CAN Force India Mercedes 1'18.530 107
6 L.ハミルトン GBR Mercedes 1'18.543 151
7 S.バンドーン BEL McLaren Renault 1'18.981 85
8 A.ジョビナッツィ ITA Sauber Ferrari 1'19.693 135
9 O.ローランド GBR Williams Mercedes 1'20.009 121
10 L.ノリス GBR McLaren Renault 1'20.997 76
11 G.ラッセル GBR Force India Mercedes 1'21.478 123
12 S.ジェラエル IDN Toro Rosso Honda 1'21.935 50

   * 2018 PP-Time:1'16.173 L.ハミルトン/Mercedes (5/12)
   * 2018 TestTime : 1'17.182 S.ベッテル/Ferrari (3/08)
   * ベストタイム及び周回数等はすべて非公式です

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フェラーリ、新仕様ピレリタイヤに対応遅れか

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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開幕2戦は優勝したものの、ここ3戦は表彰台にも上がれていないベッテル(フェラーリ)だが、とりわけ今回は上位でベッテルだけが決勝レースで2ストップだったことに注目している。
これについてベッテルは、「ピレリの新しい仕様のタイヤについてわれわれはもっと学習する必要がある」と、訴えた。

ピレリは今回成分は同一であるものの、これまでのものよりコンパウンドを薄くし、タイヤの剛性を変更したドライタイヤを持ち込んだとされる。
ピレリによればこれはバルセロナ・サーキットの路面が全面再舗装されたため、ブリスターの発生防止を考慮したためとしている。

ベッテルはこの変更が今回のレースに影響を及ぼした可能性を指摘したものだが、このタイヤはあとフランスGPとイギリスGPにも投入予定であるものの次のモナコGPは従来の仕様であることからとりあえずタイヤの心配はしていないとのことだ。

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2018/05/15

高まるルクレール(ザウバー)への評価、真価はモナコ

Charles Leclerc (C)Ferrari S.p.A
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昨季は年間を通じても2度しかなかった入賞を、今季5戦で早くも3開幕戦の入賞を果たしたザウバー・チームだが、そのうち2回はルーキーのシャルル・ルクレール(20歳:モナコ)が記録したもので、新人の活躍に注目が集まっている。

連続入賞となったスペインGPの結果を受けてルクレールは次のように語っている。

「今回もポイント圏内でフィニッシュできたのはほんと最高の気分だよ。
今回は気象条件がトリッキーで、特にタイヤのマネージメントに関してシビアなドライビングを要求されたという意味でとても難しく、面白いレースになった。
今はとにかく経験するすべてが僕の栄養分。
一戦一戦が毎回楽しみでしかたないよ」

長期的には跳ね馬チームの座も狙う新人ルクレールにとって、次のホームグランプリ・モナコは重要な試練の場となることだろう。

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アロンソ(マクラーレン)のモチベーション低下指摘

Fernando Alonso (C)Toyota Motorsports
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スペインGPでは8位入賞、これで今季開幕から連続入賞記録を続けるアロンソ(マクラーレン)だが、F1に対するモチベーション低下が指摘されている。
これにはスペインGPでの公式記者会見に於けるアロンソ本人の発言が原因にあるようだ。

アロンソは木曜日の会見の中で、「いまのF1最大の問題は走る前から結果がが予測できてしまうこと。
新聞には予選結果が走る前から出ているし、レース結果もスタートしないうちにおおかたみえている。
そんなレースが観客の支持を受けているとは到底思えないな」と、語ったもの。

F1での勝利が見えないいま、アロンソの関心はもっぱら『世界三大レース制覇』にあるとみられ、昨年のインディ500挑戦に続き今年はトヨタ・チームから参戦するルマン24時間レースに移っていると指摘されている。

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ヒュルケンバーグ(ルノー)、グロージャンの『蛮行』非難

Nico Hulkenberg (C)Renault Sport F1
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ロマン・グロージャン(ハース)の『蛮行』により、1周もせずにスペインGPを終えたルノー・チームのニコ・ヒュルケンバーグは、憤懣やるかたない表情をみせた。

これはスペインGPオープニングラップで、2コーナーから3コーナーに掛けて単独でコースオフしたグロージャンが挙動を乱したままコースに復帰、後続集団にもつれ込んでヒュルケンバーグやガスリー(トロ・ロッソ)らを巻き込んでリタイヤに追い込んだもの。

ヒュルケンバーグは「グロージャンはコントロールを失ったまま無理矢理コースに舞い戻ってきたんだ。
僕たちにはどこにも逃げ場がなかったし、なす術を持たなかったよ。
あの状況で彼の行動は許されるものではなかったね。
彼はいつも一つの週末で何回かスピンを繰り返しているけれど、全員が揃っている1周目にあの行動は間違っている。
レースは一人でやっているんじゃないんだ。
彼には猛省を促したいね」と、切って捨てた。

なおグロージャンにはこの件で次戦3グリッド降格とペナルティ・ポイントが科せられている。

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2018/05/14

メルセデスのルイス・ハミルトン、ソフト – ミディアムと繋ぐ1ストップ戦略で変わりやすいコンディション下のスペイングランプリを最速タイムで制す(ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2018スペイングランプリ決勝

・セバスチャン・ベッテルは2ストップ戦略を採用
・1 ストップと 2 ストップが展開された
・火曜日と水曜日に今年1回目のインシーズンテストを実施予定
・マクラーレンとフォース・インディアが2019年型タイヤをテスト

2018年5月13日、バルセロナ
トップ3を含む大半のドライバーが、ソフト – ミディアムと繋ぐ1ストップ戦略を採りました。66周で競われたレースでは、2ストップ戦略も見られました。
晴れ間がのぞく中、雨がパラつき、風が路面状況を読みにくくするなど、グリップレベルが変化する不安定なコンディション下でレースが行われました。レース終了時の気温は17℃、路面温度は26℃でした。
再舗装された路面によってラップタイムは大幅に更新され、上位勢のラップタイムは、昨年よりも約4秒速いものでした。ファステストラップレコードが更新され、現在のバルセロナのサーキットで開催された中で最速のスペイングランプリとなりました。
ほぼ全ドライバーがソフトタイヤでスタートし、オープニングラップに導入されたセーフティーカーによって摩耗とデグラデーションが抑制されました。

ピレリ  カーレーシング責任者   マリオ・イゾラのコメント:「このレース週末は最初からトラックコンディションが読みにくかった中で、昨夜の雨がその状況に拍車をかけ、トップチーム間で 1 ストップか2ストップかについて異なる考えが見られました。セーフティーカーの導入周回がレースの重要な局面で摩耗とデグラデーションを抑制し、レース戦略に影響を及ぼしました。周回を重ねたミディアムコンパウンドでファステストラップが更新されるなど、タイヤに関しては何の問題もなく、ブリスターの兆候も見られませんでした。この点は上位から下位まで共通しており、一貫したペースが見られました。我々はバルセロナに残り、今年1回目のインシーズンテストに臨みます。このテストでは、マクラーレンとフォース・インディアとともに、2019年型タイヤの開発テストも実施予定です。

ピレリジャパン・プレスリリース

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グロージャン(ハース)にペナルティ・ポイント

FIA
スペインGPのレーススチュワード(審査委員)は、ハースF1チームのロマン・グロージャンに対し、レース中スピンした後引き起こした他車を巻き込んだ多重アクシデントについて、グロージャンに非があるとして次戦モナコGPで予選3グリッド降格とペナルティ・ポイント2点を科したことを明らかにした。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、グロージャンの場合これでトータル5点となった。
このアクシデントではヒュルケンバーグ(ルノー)とガスリー(トロ・ロッソ)がリタイヤに追い込まれている。

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バンドーン(マクラーレン)にペナルティ・ポイント

FIA
スペインGPのレーススチュワード(審査委員)は、マクラーレン・チームのストッフェル・バンドーンに対し、レース中2コーナーにおいてボラード外を走行してアドバンテージを得たとしてペナルティ・ポイント1点を科したことを明らかにした。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、バンドーンの場合これでトータル5点となった。
なお同選手にはすでにレース中、5秒のタイム・ペナルティが科せられている。

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ハートリー(トロ・ロッソ)、次戦5グリッド降格

FIA
スペインGPのレーススチュワード(審査委員)は、12日(土)に起きたアクシデントによりギヤボックスを交換したとしてトロ・ロッソ・ホンダのブレンドン・ハートリーに対し、次戦(モナコGP:5月27日決勝)5グリッド降格のペナルティを科すことを明らかにした。
今年のレギュレーションでは同じギヤボックスを6戦連続で使用しなくてはならない。

なおハートリーはこのアクシデントでパワーユニット本体も全損、こちらも交換を余儀なくされた。
パワーユニットは年間3基までとされているが、ハートリーはすでにこれが3基目となっている。

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2018/05/13

スペインGP、ハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン飾る

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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13日(日)15時10分(日本時間:22時10分)から今季F1第5戦スペインGPの決勝レースが行われた。
レース前の気温15度、路面温度34度、湿度は53%で天候は曇り、遠い空に雲はあるもののいまのところ陽差しもみられドライコンディションと報告されている。
今回ピレリが持ち込んだタイヤはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフトの3種。

オープニングラップでスピンしたグロージャン(ハース)がヒュルケンバーグ(ルノー)、ガスリー(トロ・ロッソ)らとクラッシュ、レースは直ちにイエローコーションでセーフティカー先導となった。
3車はリタイヤ、グロージャンはレース後スチュワードによる審議対象とされた。

レースは7周目に再開、トップはハミルトンのままでリードを拡大、2番手はベッテル。
11周目、バンドーン(マクラーレン)にボラードの通行違反があったとして5秒ストップ・ペナルティのタイム・ペナルティが通告された。
25周目、2位を走っていたライコネン(フェラーリ)がスローダウン、その後ピットへと戻り、リタイヤとなった。
41周目、オコン(フォース・インディア)が白煙を上げてコースサイドにストップ、バーチャル・セーフティカーに。
47周目にはバンドーン(マクラーレン)がストレートでストップ。

レースはポールポジションからスタートしたハミルトン(メルセデス)がポールTOウィン。
前戦アゼルバイジャンGPに続く連勝で自身通算64勝目、ここバルテリ・ボタスではこれで3年連続の優勝となった。
2位も同僚のボタスでメルセデスの1-2フィニッシュ。
3位フェルスタッペン(レッドブル)は今季初表彰台、4位は2度のピットストップで順位を落としたベッテル(フェラーリ)、5位リカルド(レッドブル)、6位マグヌッセン(ハース)、7位サインツ(ルノー)、8位アロンソ(マクラーレン)、9位ペレス(フォース・インディア)、10位ルクレール(ザウバー)でここまでが入賞。
以下、11位ストロール(ウィリアムズ)、12位ハートリー(トロ・ロッソ)、13位エリクソン(ザウバー)、14位シロトキン(ウィリアムズ)までが完走。
リタイヤはバンドーン(マクラーレン)、オコン(フォース・インディア)、ライコネン(フェラーリ)、ヒュルケンバーグ(ルノー)、ガスリー(トロ・ロッソ)、グロージャン(ハース)の6台となった。

スペインGP決勝レースの結果はこちら
スペインGPの画像はこちら

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スペインGPスターティンググリッド(修正版)

スペインGPのレーススチュワードは、決勝レースのスターティンググリッドが次のように変更されたことを明らかにした。
それによれば予選18番手だったシロトキン(ウィリアムズ)が前戦でのアクシデントによるペナルティ(3グリッド降格)が適用され19番グリッドからのスタートとなる。
これにより19番手だったストロール(ウィリアムズ)は一つ繰り上がり。
また予選でノータイムながら決勝レース出走が認められたハートリー(トロ・ロッソ)は最後尾20番手のグリッドになった。

1. ハミルトン(メルセデス)
2. ボタス(メルセデス)
3. ベッテル(フェラーリ)
4. ライコネン(フェラーリ)
5. フェルスタッペン(レッドブル)
6. リカルド(レッドブル)
7. マグヌッセン(ハース)
8. アロンソ(マクラーレン)
9. サインツ(ルノー)
10. グロージャン(ハース)
11. バンドーン(マクラーレン)
12. ガスリー(トロ・ロッソ)
13. オコン(フォース・インディア)
14. ルクレール(ザウバー)
15. ペレス(フォース・インディア)
16. ヒュルケンバーグ(ルノー)
17. エリクソン(ザウバー)
18. ストロール(ウィリアムズ) *
19. シロトキン(ウィリアムズ) *
20. ハートリー(トロ・ロッソ) *

* 印は変更のあったドライバー

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ベッテル(フェラーリ)、「われわれには強いクルマがある」

Sebastian Vettel (C)Ferrari S.p.A
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12日(土)行われた公式予選ではライバルのメルセデスAMG勢にフロントロウ独占を許したフェラーリ・チームだが、決勝レースに向けて手応えがあることを強調した。

予選で3番手となったベッテルは、「みんな同じ条件だけど、タイヤのフィーリングが変わったね。
同じようにみえるけれど、堅くなった感じ。
予選ではちょっと失敗したけれど、レースは長いしチャレンジングな結果になると思うよ。
メルセデスAMG勢はここで強いと思うけれど、われわれには強いクルマがある。
今年はいつも接戦だからね。
今回もみんなを楽しませたいと思っているよ」。

また4番手のライコネンも「トリッキーな予選だった。
それなりの仕事はできたと考えているけれど、もちろん満足はしていない。
明日はとりあえずいいスタートを切って、その後は展開次第だね」と、意欲をみせた。

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トロ・ロッソ&ホンダ、「ハートリー無事幸い」

Brendon Hartley (C)Scuderia Toro Rosso
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スペインGP予選で、ピエール・ガスリーが12番手になったものの、ハートリーが直前のフリー走行でクラッシュするという事態に見舞われたトロ・ロッソ&ホンダだがいずれもハートリー本人の無事を幸いであるとコメントした。

ホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは「今日は、ハートレーがFP3でのアクシデントにより予選を走れなかったことは残念だったが、激しいクラッシュにもかかわらず彼が無事で明日のレースにも出場できることは幸いだった。
彼のPU(パワーユニット)についてはダメージが激しいこともあり、レースに向けて交換する。
ガスリーについてはうまく予選のセッションをまとめてくれた。
明日は12番手スタートからいいレースができることを期待している」と、コメント。

またトロ・ロッソのジェームズ・キー/テクニカル・ディレクターも「今日は不運な出来事が続いた。
ハートリーはFP3で大きなアクシデントを起こし、マシンのダメージがかなりひどかったので予選までに修復が間に合わなかった。
このようなときは、時間をかけて詳細にわたってチェックし、負荷のかかるパーツに問題がないことを確認しなければならない。
何よりも大切なのはドライバーが無事だったことで、ハートリーは明日のレースに向けて回復できるだろう」と、説明した。

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FIA、ハートリー(トロ・ロッソ)のレース出走を許可

FIA
スペインGPのレーススチュワード(審査委員)は、スクーデリア・トロ・ロッソから出されていた嘆願を承認、同チームのブレンドン・ハートリーの決勝レース出走を許可したことを明らかにした。

ハートリーは公式予選を前に行われたフリー走行3回目セッションでクラッシュ。
マシンを大きく損傷させ、修復作業のため午後の公式予選に出走できず、規定の107%タイム(ポールポジション・タイムの7%増し)をクリアできなかったもの。

スチュワードはそれまでのフリー走行でハートリーが十分なラップタイムを記録できていたとしてこの嘆願を認めた。
グリッドは最後尾となる。

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FIA、一転フェラーリのサイドミラーを禁止へ

Ferrari SF71H (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)はフェラーリ・チームが採用したハローへの装着型サイドミラーについて、一転禁止する方針を決めた。

それによればフェラーリのものは空気抵抗を考慮して小さなウイングレットが取り付けられていて、これが空気抵抗の低減に使われていると、他チームから指摘が相次いだためだ。

FIAは取り外しをさせる時期については明言しておらず、土曜日の公式予選時にはまだフェラーリはミラーを装着したままだった。
構造上の問題もあり、今回については容認するのではないかとみられているようだ。
なお当然のことながら、今回のマシンは車検をクリアしていた。

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2018/05/12

スペインGP予選はハミルトンPP! メルセデスのフロントロウ独占

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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12日(土)バルセロナ・サーキットを舞台にドライコンディションのもとスペインGP公式予選が行われた。
Q3進出を果たした10台によるタイムアタックの結果、ポールポジションを獲得したのは2回のアタック共に最速タイムを記録したルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)でベストタイムは1'16.173。
ハミルトンのポールポジションは開幕戦のオーストラリアGP以来2度目、自身通算74回目の快挙となった。

2番手はバルテリ・ボタスでハミルトンとは0.040秒の差、今季初となるメルセデスAMG勢のフロントロウ独占となった。
3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手リカルド(レッドブル)でみごとに3チームが並んだ。
7番手マグヌッセン(ハース)、8番手アロンソ(マクラーレン)、9番手サインツ(ルノー)、そして10番手グロージャン(ハース)というトップ10グリッドとなった。
ベッテル、ライコネン、リカルド、アロンソはソフトタイヤ、他はスーパーソフトでのタイムだった。

いまのところ雨は降っておらず、明日の決勝レースもドライで行われる見込み。
ただ今夜軽い雨があるかも知れない。
決勝レースは現地時間15時10分(日本時間:22時10分)のスタートとなる。

スペインGP公式予選の結果はこちら
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予選Q2、ベッテル(フェラーリ)が最速

スペインGP公式予選は引き続き15分間の予選Q2が行われた。
ここでもQ1と同じくタイムの遅い5台が脱落となり、最終Q3に進出する10台まで絞られる。
このセッションで上位は決勝レースを見据えてソフトタイヤでのアタックも考えられる。

最初のアタックでベッテル(フェラーリ)が速くも1分16秒台に突入。
タイヤはソフトだ。
上位3台は2度目のアタックせず。
トップはベッテル(フェラーリ)、2番手ライコネン(フェラーリ)、3番手ボタス(メルセデス)、4番手ハミルトン(メルセデス)、5番手フェルスタッペン(レッドブル)、6番手マグヌッセン(ハース)、7番手リカルド(レッドブル)、8番手グロージャン(ハース)、9番手サインツ(ルノー)、そして10番手アロンソ(マクラーレン)でこの10台がQ3進出。

ここで脱落となったのはバンドーン(マクラーレン)、ガスリー(トロ・ロッソ)、オコン(フォース・インディア)、ルクレール(ザウバー)、そしてペレス(フォース・インディア)の5台となった。
このあとQ3で上位10位のグリッドが決定される。

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予選Q1、ハートリー(トロ・ロッソ)は走れず

12日(土)15時(日本時間:22時)から、スペインGP公式予選Q1が行われた。
まず最初のQ1は18分間で戦われ、全20台からベストタイムの遅い5台が脱落となる。
セッション開始時の気温は18度、路面温度27度、湿度76%で現在路面はドライコンディションだが、雨が降る可能性もあると報告されている。
今回持ち込まれたピレリのタイヤはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフトの3種となっている。
予選アタックは各車スーパーソフトになる見込み。
なおフリー走行でクラッシュしたハートリー(トロ・ロッソ)はまだガレージ内で修復作業が続いていて予選出走は不可能とみられる。

ストロール(ウィリアムズ)がコースオフしてイエローコーションの場面も。
トップタイムはベッテル(フェラーリ)、2番手フェルスタッペン(レッドブル)、3番手ライコネン(フェラーリ)、4番手リカルド(レッドブル)、5番手ハミルトン(メルセデス)、6番手ボタス(メルセデス)、7番手マグヌッセン(ハース)、8番手アロンソ(マクラーレン)、9番手グロージャン(ハース)、10番手サインツ(ルノー)。
ガスリー(トロ・ロッソ)は11番手、バンドーン(マクラーレン)は15番手。

ここで脱落となったのはヒュルケンバーグ(ルノー)、エリクソン(ザウバー)、シロトキン(ウィリアムズ)、ストロール(ウィリアムズ)、そして走れなかったハートリー(トロ・ロッソ)の5台となった。

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スペインGPフリー3回目、ハートリー(トロ・ロッソ)クラッシュ

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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12日(土)12時(日本時間:19時)から2018年第5戦スペインGPのフリー走行3回目セッションがバルセロナ・サーキットで行われた。
セッション開始時の気温は20度、路面温度33度、湿度は64%、天候は曇りで路面はドライコンディションと報告されている。
今回持ち込まれたピレリのタイヤはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフトの3種となっている。

各車グリップ不足に悩む中、ハートリー(トロ・ロッソ)がセッション最後にタイヤバリヤにクラッシュ。
ギヤボックスからパワーユニットまで損傷は及び、ダメージは大きいとみられ、2時間後の予選開始までにマシン修復が叶うか心配される。

結局このセッションでトップとなったのはハミルトン(メルセデス)で1'17.281。
これに0.013秒の僅差で僚友ボタス(メルセデス)。
3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手ライコネン(フェラーリ)、5番手リカルド(レッドブル)、6番手マグヌッセン(ハース)、7番手グロージャン(ハース)、8番手サインツ(ルノー)、9番手アロンソ(マクラーレン)、10番手ガスリー(トロ・ロッソ)の順。

フェルスタッペン(レッドブル)はコースオフでマシンを痛めたか5周のみで12番手。
バンドーン(マクラーレン)は14番手、クラッシュのハートリー(トロ・ロッソ)は17番手だった。

スペインGPフリー走行3回目の結果はこちら
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ペレス(フォース・インディア)、危険リリースで罰金

FIA
スペインGPのレーススチュワード(審査委員)は、フォース・インディア・チームに対し、セルジオ・ペレスのマシンについて危険なピット・リリースがあったとして5千ユーロ(約65万円)の罰金を科したことを明らかにした。

それによれば同チームは、フリー走行2回目セッション中、ピットでタイヤ交換を行った際に左フロントタイヤの装着が不十分なままコースへ送り出し、その結果9コーナー手前でペレスは走行中断を余儀なくされたもの。

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マグヌッセン(ハース)に危険走行で戒告処分

FIA
スペインGPのレーススチュワード(審査委員)は、ハースF1チームのケビン・マグヌッセンに対し、他車の妨害となる危険なドライビングをしたとして戒告処分を科したことを明らかにした。

それによればマグヌッセンは、ザウバー・チームのシャルル・ルクレールの前を走行していた際に、突然ラインを右に変えたことがビデオ等で確認。
これが不必要な行為でルクレールの走行に危険を及ぼしたと認定されたもの。

なおマグヌッセンに対する戒告処分は今季初のものとなる。

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田辺豊治T/D(ホンダ)、「我々のパッケージは徐々に機能」

STR 『STR13』 (C)Scuderia Toro Rosso
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ヨーロッパ・ラウンドの幕開けとなったスペインGPのフリー走行初日。
トロ・ロッソ・ホンダは14-18番手と中団グループに埋もれる結果となった。
これについてホンダF1の田辺豊治/テクニカルディレクターは次のように語っている。

「難しい週末になった過去2戦からのフィードバックもあり、我々のパッケージはここスペインで徐々に機能してきたように感じている。
マシンのダメージにより、やや長いピットストップはあったし、風が強く難しいコンディションではあったものの、おおむね問題なくプログラムを消化できた一日となった。
ただ、午後のセッションではトラフィックの影響により、クリーンな状況下でタイムアタックができなかったことは残念。
このサーキットではオーバーテイクが難しく、予選が重要になるので、パワーユニット側も明日の予選を重視したセッティングで挑むことになると考えている」

またトロ・ロッソのジョナサン・エドルズ/チーフ・エンジニアは、「ガスリー&ハートリーいずれもフロア交換などの作業に追われ、時間的な余裕がなかった」と、釈明。
「スーパーソフトを使っての予選シミュレーションは満足に行うことができておらず、現在のタイムはマシンの実力を正確に反映できていない可能性がある」と、説明した。

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フェラーリ、ハロー装着型サイドミラーを採用

Ferrari SF71H (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は今シーズンから導入したハロー・システム(頭部保護装置)について、関連するレギュレーションをクリアしていればサイドミラーの取付を容認していたが、その第一号が現れた。

それはフェラーリ・チームのもので、今回スペインGPに持ち込まれた『SF71H』にはハローに取り付けられた新型サイドミラーを採用、空気抵抗を考慮して小さなウイングレットも追加されている。

これについてベッテル&ライコネンいずれのドライバーも「後方の視界が良くなった」と、歓迎するコメントを発している。

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2018/05/11

スペインGPフリー2回目、ハミルトン(メルセデス)が最速

Barcelona Circuit(C)Pirelli Motorsport
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11日(金)15時(日本時間:22時)から2018年第5戦スペインGPのフリー走行2回目セッションがバルセロナ・サーキットで行われた。
セッション開始時の気温は23度、路面温度41度、湿度は49%、天候は曇りで路面はドライコンディション、このセッション中に雨が降る怖れはないと予報されている。

セッション序盤、グロージャン(ハース)がコースオフ、グラベルにはまる羽目に。
終盤にはペレス(フォース・インディア)が左フロントタイヤの緩みでコース上でストップした。
ここでトップタイムはハミルトン(メルセデス)で1'18.259、0.133秒差でリカルド(レッドブル)。
3゛はンW入賞フェルスタッペン(レッドブル)、4番手ベッテル(フェラーリ)、5番手ボタス(メルセデス)、6番手ライコネン(フェラーリ)、7番手グロージャン(ハース)、8番手マグヌッセン(ハース)、9番手バンドーン(マクラーレン)、10番手ペレス(フォース・インディア)となった。
マクラーレンのアロンソは12番手、トロ・ロッソ勢はガスリー14番手、ハートリー18番手だった。

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スペインGPフリー1回目、メルセデスAMG勢が1-2タイム

Barcelona Circuit (C)Ferrari S.p.A
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11日(金)11時(日本時間:18時)から2018年第5戦スペインGPのフリー走行1回目セッションがバルセロナ・サーキットで行われた。

今回持ち込まれたピレリのタイヤはミディアム、ソフト、そしてスーパーソフトの3種となっている。
セッション開始時の気温は19度、路面温度30度、湿度は64%、天候は曇りで路面はドライコンディションと報告されている。
今回注目すべきはウィリアムズ・チームがシロトキンに替えて開発ドライバーであるロバート・クビサを起用したこと。
クビサがF1公式セッションに参加するのは2010年以来、実に8年ぶりということになる。
またフェラーリは新たに導入が認められたサイドミラーのハローへの取付を披露している。

このセッションではメルセデスAMG勢が1-2タイム。
トップはボタスで1'18.148のベストタイム。
シーズン前テストで上位は1分17秒台だったのでまだタイムは短縮されることだろう。
2番手ハミルトンで0.849秒の差。
3番手ベッテル(フェラーリ)、4番手フェルスタッペン(レッドブル)、5番手ライコネン(フェラーリ)、6番手アロンソ(マクラーレン)、7番手リカルド(レッドブル)、8番手グロージャン(ハース)、9番手バンドーン(マクラーレン)、10番手ガスリー(トロ・ロッソ)だった。
トロ・ロッソのハートリーは18番手、ウィリアムズのクビサは19番手(僚友ストロールは20番手)だった。
このあと現地時間15時(日本時間:22時)からフリー走行2回目セッションが行われる。

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スペインGPの週末はおおむね曇り

Barcelona Circuit (C)Ferrari S.p.A
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今週末行われるF1第5戦スペインGPの舞台地・バルセロナ地方の天気について、地元気象台はフリー走行の金曜日、公式予選の土曜日、そして決勝レースが行われる日曜日のいずれも曇り、降水確率は20%以下で雨の可能性は少ないと予報している。

期 日 種 目 気 候 気 温
5月11日(金) フリー走行 曇り 14- 20度 10%
5月12日(土) 公式予選 曇り 11- 20度 20%
5月13日(日) 決勝レース 曇り 12- 19度 10%

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バトン(前マクラーレン)、冷静なマシン評価

Jenson Button (C)McLaren Group
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昨シーズンのモナコGPまでマクラーレン・チームの一員としてF1を戦ったジェンソン・バトンが、同チームの戦力について冷静な評価を下している。
それによればバトンは、「マクラーレンのシャシーが進化しているのは確かだが、従来広言されてきたようなベストなシャシーとまでは言えない」と、した。

昨季までのホンダからルノー製パワーユニットにスイッチしたマクラーレンは今季ここまで連続入賞、信頼性の高いところを証明しているが、ストレートでの遅さは相変わらず。
これについて同チームのアロンソは終始、ホンダ・エンジンのパワー不足のためと糾弾してきた。
しかし今季エンジンを変更してもストレートの遅さは変わらず。

バトンはこれがエンジンのせいではなく、コーナリング重視のためウイングを立てるなどしたためのドラッグ増加であったと冷静に言及。
「彼らが『マクラーレンのシャシーが最高』などと言っていなければ、今シーズンも失望させることはなかっただろう」と、古巣の発言ミスを指摘した。

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アゼルバイジャンGPのスチュワードにD.ワーウィック氏

Derek Warwick (C)Renault F1 UK
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FIA(国際自動車連盟)は今週末行われるアゼルバイジャンGPのドライバー出身枠レーススチュワード(競技審査委員)に、ベテランのデレック・ワーウィック氏(63歳:イギリス)をあてることを明らかにした。

元アロウズ等のF1ドライバー、デレック・ワーウィック氏のスチュワード就任は昨季ブラジルGPに続くもので通算19回目、これはダニー・サリバン氏と共に目下最多のエマニュエル・ピロ氏の23回に次ぐものになる。

F1では1981年サンマリノGPで当時のトールマンからデビュー、その後ルノー、ブラバム、アロウズ、ロータス、フットワークと渡り最高位は2位。
F1引退後はスポーツカーレースでも活躍し、1992年にはプジョーを駆ってル・マン24時間レースに勝利した。
またシルバーストーン・サーキットの保有者でもある英国BRDC(ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ)の代表を務めていることでも知られる。

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2018/05/10

バルテリ・ボタス(メルセデス)に『バンディーニ賞』

Valterri Bottas (C)Mercedes Motorsport
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1年間に最も成長したと認められたドライバーに授けられる『ロレンツォ・バンディーニ賞』が、今回メルセデスAMGチームのバルテリ・ボタス(28歳:フィンランド)に授与された。

この賞は、1967年モナコGPでフェラーリをドライブしていて事故死したロレンツォ・バンディーニ(イタリア)を記念して1992年に創設された名誉ある賞。
昨年ウィリアムズからメルセデスに移籍したボタスは通算4勝を記録、チームのコンストラクターズ・タイトル獲得に寄与した。

ボタスはその後旧型のメルセデス『W07』を駆り、恒例となっている北イタリアの公道(バンディーニの故郷)でデモンストレーション・ランを行い観客の声援に応えた。

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ルノー・チームはジャック・エイトケンをテスト起用

Jack Aitken (C)Renault Sport F1
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ルノー・チームは、スペインGPに当地バルセロナ・サーキットで行われるシーズン中テストで、同チームのテスト&リザーブドライバーであるジャック・エイトケンを起用する方針を明らかにした。
イギリス出身のエイトケンは22歳で、昨季はF1傘下のF2シリーズでシリーズ・ランキング2位。
ルノー・スポールが行っている若手育成プログラムの出身者で、今季もARTグランプリからF2に参戦、タイトル獲得を狙っている。

テストでは初日をレギュラードライバーのカルロス・サインツが、2日目をエイトケンが担当する予定。

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日本GP(鈴鹿)、『VIPスイート・プレミアム』販売

2017 Japanese GP (C)Pirelli Motorsport
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日本GPを開催する鈴鹿サーキットは、今年行われる2018年の日本GP(10月7日決勝)で、『VIPスイート・プレミアム』席を販売することを明らかにした。

それによればグランドスタンド最上部に設置された観戦ルームで、ホームストレートに向いた前面部は総ガラス張りのため、地上25mを超える高さから1・2コーナー、S字、ダンロップコーナー、シケインまで見渡せる。
快適なVIPスイート(室内席)と、臨場感あふれるVIPテラス(テラス席)が好みに合わせて利用可能。
また、室内ではスペシャルなランチメニューに加え、フリードリンクも楽しめ、駐車場も鈴鹿サーキット内に専用駐車場が用意されるとのことだ。

<料金(1名)>
●10月5日(金)~7日(日)の3日間 320,000円(中学生以上共通)
●10月6日(土)・7日(日)の2日間 290,000円(中学生以上共通)

<販売期間>
2018年5月27日(日)13:00~9月9日(日)17:00まで

<申込み方法>
鈴鹿サーキット モビリティステーション TEL:059-378-1100(受付時間10:00~17:00)
鈴鹿サーキット インターネット販売<鈴鹿F1チケットサイト>

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2018/05/09

FIA、ウィリアムズ・チームの再審要請を却下

Sergey Sirotkin (C)Williams F1
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FIA(国際自動車連盟)は、先のアゼルバイジャンGP決勝レースでなされたセルゲイ・シロトキンへのペナルティについて、再考を求めたウィリアムズ・チームの要請を却下したことを明らかにした。

同チームによれば、同様のケースにあった他のドライバーへの処分と比べ、シロトキンに下された『次戦の3グリッド降格とペナルティ・ポイント2点』は相対的にみて不当に厳しいものでバランスに欠けているというもの。

FIAは同グランプリのレーススチュワード(審査委員)やレースディレクター、そしてウィリアムズ側の代表者と電話会議を実施するなどして検討した結果、身直しすべき新たな証拠等は見たらないとしてこれを却下したという。

ウィリアムズ・チームはこれまでのところこの裁定に対する見解を発表していない。

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ルノー・スポール、レッドブルとの交渉期限を延長も

Honda Hybrid (C)Honda Racing
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来シーズンに使用するエンジン供給元の申請期限について、これまでレッドブル・レーシングに対し5月15日(火)の期限厳守を主張してきたルノー・スポールが、ここに来て態度を軟化させたようだ。
それによればルノーは、レッドブル・レーシングの決断を2週間程度延長する意向をみせているというもの。

レッドブル・レーシングは現行のルノーとの供給契約を延長するか、トロ・ロッソと同じくホンダに切り換えるか結論が出ていない状況。

ただ期限の延期にはFIA(国際自動車連盟)と全マニュファクチャラーズの同意が必要ということで、一方の当事者でもあるホンダは問題ないとして、メルセデスAMGやフェラーリらライバル・マニュファクチャラーの意向は不明だ。

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ガスリー(トロ・ロッソ)、「スペインGP入賞は予選次第」

Pierre Gasly (C)Scuderia Toro Rosso
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今季第2戦のバーレーンGPでは4位入賞を果たしたトロ・ロッソ・ホンダのピエール・ガスリーだが、その後は苦戦。
予選はいずれも17番手止まりで、ポイント圏外の結果に終わっている。
この状況に本人は「入賞のためにはまず予選結果が重要」と、強調した。

「バルセロナのコースはもう数え切れないくらい走り込んで良く知っている。
F1以前にも、フォーミュラ・ルノーでタイトルを決めた験の良いサーキットだから特別な感慨があるよ。
ここはしばしばテストに使われるように、すべての特徴を兼ね備えたコース。
ここで速ければ他のどこに行っても通用する筈さ。
ただオーバーテイクは難しいコースなので、それを考えてもほんとうに予選が重要になる」

F1の予選は他のカテゴリーとは異なった独特のシステム。
ガスリーはこれへの対応も重要なポイントであるとした。

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2018/05/08

小林可夢偉(トヨタ)、表彰式遅刻で罰金の失態

Spa 6h Race Podium (C)Toyota Motorsports
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元ザウバー・チーム等のF1ドライバーで、現在トヨタ・チームからWEC(世界耐久選手権)に参戦、このほど行われた開幕戦のスパ6時間レースではみごと2位フィニッシュを遂げた小林可夢偉だが、なんとレース後の表彰式に遅刻するという失態を演じた。

世界選手権の競技規則では上位3位に入ったドライバーは表彰式への参加が義務付けられているが、小林可夢偉はエンジニアとの打ち合わせに熱中、気が付いた時にはすでに国歌が流れていたということで、表彰台にその姿はなかった。

小林可夢偉にはこの件で1,500ユーロ(約19万5千円)の罰金が科せられている。

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トロ・ロッソ、ショーン・ゲラエルをテストに起用

Sean Gelael (C)GP2 Series
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スクーデリア・トロ・ロッソは、スペインGPに当地バルセロナ・サーキットで行われるシーズン中テストで、レギュラードライバーであるピエール・ガスリーの他に、同チームのテストドライバーであるショーン・ゲラエル(21歳:インドネシア)を起用する方針を明らかにした。
それによれば同選手が担当するのは初日の5月15日(火)、翌16日(水)はガスリーが走らせる。

なお他のチームではマクラーレンがストッフェル・バンドーンとランド・ノリス、オリバー・ターベイの3人、フォース・インディアはジョージ・ラッセル、ニコラス・ラティフィ、そしてニキータ・マゼピンの起用を明らかにしている。

ゲラエルの父であるリカルド・ゲラエル氏はインドネシアのケンタッキー・フライドチキン現地法人である『KFCジャゴニャ・アヤム』のオーナー。
一時は経営破綻に陥ったマノー・レーシング買収の噂もあったほどの資産家として知られる。

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マクラーレン、バルセロナテストでランド・ノリス起用

Land Noris (C)McLaren Group
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スペインGP終了後に行われるピレリタイヤのシーズン中テストで、マクラーレン・チームはリザーブ&テストドライバーである若手のランド・ノリス(18歳:イギリス)を起用することを明らかにした。
普段シミュレーターでF1体験しているノリスにとっては貴重な実車テストということになる。

これについて一部関係者からは、今季開幕から今ひとつ期待されたパフォーマンスが発揮できていないストッフェル・バンドーンに対してのプレッシャーではないか、という見方もされているようだ。

ノリスの実車テストは昨年11月にアブダビで行われたオフシーズンテスト以来。
今回のテスト・スケジュールは5月15日(火)と16日(水)の予定になっている。

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「F1撤退」を警告したフェラーリ、「歩み寄り可能」

Ferrari Prancing Horse (C)Ferrari S.p.A
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先にFIA(国際自動車連盟)やリバティ・メディアが示した2021年以降のF1エンジン・レギュレーションについて、「F1からの撤退も辞せず」との強い姿勢をみせていた名門フェラーリ・チームだが、ここに来て態度が軟化したようだ。

フェラーリ・グループを率いるセルジオ・マルキオンネ会長は、「良い方向性に進めば、フェラーリは長期的にF1に留まることができるかも知れない」と、余裕の表情をみせている。

「彼ら(リバティ・メディア)の言うコストを抑えたF1パワーユニットの導入という取り組み方は理解できる。
しかしそれが行き過ぎて技術的に後退するようならわれわれの考えとはそぐわない。
なぜならF1は常に最高峰のテクノロジーの戦いの場であるのだから」と、英『ロイター』に。

ただしばしばF1撤退をほのめかすフェラーリだが、他チームからは「交渉の手段で本気ではない」と手の内を見透かされてもいるようだ。

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2018/05/07

アロンソ(トヨタ)、開幕戦勝利でルマン制覇に意欲

Fernando Alonso (C)Toyota Motorsports
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今シーズン、かねての念願であるルマン24時間レース制覇を狙うトヨタWECチームのフェルナンド・アロンソが、その前哨戦となるスパフランコルシャン6時間レースをポールTOウィンという最高の形で終え、あらためてルマン挑戦に強い意欲をみせた。

「マシンもチームも完璧だった。
WEC(世界耐久選手権)初挑戦でいきなり優勝は素晴らしい。
最高の条件を用意してくれたトヨタ東富士研究所とTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)、そして共に戦ったブエミと中嶋一貴に感謝している。
次はもちろんルマンでの勝利だ」とアロンソ。

すべてのレースを通じてアロンソが表彰台の一番高い所に上がるのは2013年のF1スペインGP以来、実に5年ぶり。
世界三大レース制覇のため、次のルマン24時間レースはいよいよアロンソにとって正念場だ。
(F1モナコGPは優勝済み、インディ500レースは昨季挑戦したが優勝はできなかった)

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ハミルトン(メルセデス)、「タイトル獲得には幸運必要」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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アゼルバイジャンGPでの劇的勝利により、今シーズン初めてランキング首位に立ったメルセデスAMGチームのルイス・ハミルトンだが、タイトル獲得のためには「幸運が必要」と、手綱を締めた。

これはスペイン・マドリードに拠点を置く日刊スポーツ紙『マルカ』に語ったもの。
「バクーでは幸い勝利を掴むことができたけど、これは大波乱のレース展開といくつかの幸運があったからだ。
現状、『W09』は決して今季最高のマシンじゃない。
正直言ってフェラーリのほうがスピードに長けている。
チャンピオンシップをリードしているのはうれしいことだけど、いまの状況が続くのであればこの位置をキープするのは困難なことだ。
これでタイトルが獲得できたなら、よほどのラッキー男だよ」

とりわけタイヤの使い方でメルセデスはライバルより劣っているとハミルトンは指摘する。

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レッドブル、失態再発なら「チームオーダー」発令も

Redbull Duo (C)RedBull Racing
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先のアゼルバイジャンGPでは、共に入賞圏内を走りながら、まさかの同士討ちによるWリタイヤという失態を演じたレッドブル・レーシングでは、再発の防止に向け警告を発した。

ドライバーをコントロールしようとしているのはレッドブル・グループでレーシング・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコ博士で、次のように独『ブリック』紙に語っている。

「われわれのチームでは原則ドライバーは自由競争だ。
どちらがエースドライバーということもないし序列を決めたこともない。
しかしながら、今回のような事件が起きたのではチームはやっていけない。
彼らの背後には何百人もの人間の生活も懸かっているのだからね。
とりあえずは次も自由に戦わせるつもりだが、もしも再び同様のことが起きたなら、考えなければならない。
チームオーダーなんてものは使いたくはないがね」

今回の件について当のドライバー達はいずれも『遺恨』はないとしている。

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2018/05/06

ルノー・エンジン、新配合燃料でパワーアップへ

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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ルノー・スポールのシリル・アビテブール/マネージング・ディレクターは、BPカストロールとの共同で開発した新配合の燃料をヨーロッパ・ラウンドの幕開けとなる次戦スペインGPから投入することを明らかにした。

それによれば新しいガソリンによってエンジンのパワーアップが図られると共に、同時に行われるエアロダイナミックスの改善と合わせラップタイムの短縮に結びつけるというもの。

ただルノー製パワーユニットを使用するチームでもマクラーレンは同じBPカストロールなのでこのメリットを享受できるが、エクソンモービルから燃料の供給を受けるレッドブル・レーシングはこの恩恵には預かれないとのことだ。

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チェイス・キャリー/CEO、「欧州軽視」の指摘に反論

Chase Carey/CEO (C)Liberty Media Group
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ここに来て新たなグランプリ開催候補としてアメリカのマイアミが浮上しているが、これに伴い本来F1の故郷であるヨーロッパ域をリバティ・メディアが軽視しているのでは、との指摘がされている。

これについてリバティ・メディアの代表でF1会長であるチェイス・キャリー氏は、次のように反論した。
「われわれは決してヨーロッパでのグランプリを軽視している訳ではない。
事実、フランスGPやドイツGPの復活にも大きな努力を傾注している。
しかし年間のグランプリ開催数が制限されている限り、アジアやアメリカ等で新たな開催を試みようとすれば既存のグランプリの中でも影響が出るのは避けられない。
私は開催数などについても身直しを図るべきだと考えている」

苦戦する伝統あるグランプリの中には観客数の減少も確かにあるが、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)が繰り返してきた開催料高騰などの原因も指摘されている。

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メルセデスAMGチーム、いまだドライバー契約なし

Mercedes AMG Duo (C)Mercedes Motorsports
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昨季まで4年連続でタイトル獲得を欲しいままにする王者メルセデスAMGチームだが、実はまだ2019年のドライバー契約は確定していない。
エースのハミルトンは2016年からの3年契約が今年で満了、元々1年契約のボタスは当然のことながら今年末で契約が切れる。
どちらもシーズン開幕までに結論が出るとみられていたが、すでに4戦を終えた現在も進展はみられないままだ。

これについてメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフ/エクゼクティブ・ディレクターは「メルセデス傘下には優れたドライバーが数多くいて、ドライバー候補には何も心配していない」と、余裕の構え。

確かに現フォース・インディアのエステバン・オコンや育成ドライバーのジョージ・ラッセルらを含めれば多くの傘下候補を有しているとも言えるが、ライバルチームからはもっと大物の行く先が契約を左右するとみているようだ。
今年で契約が終了する他チームの大物ドライバーとしてボタス(メルセデス)やライコネン(フェラーリ)らが挙げられていて、これが影響を与えるかも知れない。

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2018/05/05

ルノー・スポール、レッドブルに結論迫る

Renault V6 Turbo Engine (C)Renault Sport
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来シーズン、ルノーなのかホンダなのか、搭載するパワーユニットについていまだに結論が出せていないレッドブル・レーシングに対し、現在の供給元であるルノー・スポールがプレッシャーを掛けている。

F1規則で5月15日までに来季のエンジンを申告することになっているが、レッドブルはその期限延長を申し入れた模様。
しかしこれに対しルノー・スポールは「来季が2チームなのか3チームなのか決まらなければ来季用のパーツなど準備ができない」とし、期日の延期は認められないことを明言している。

ルノー&ホンダ両陣営共に現状ではメルセデス&フェラーリに劣ってるのは明白だが、いずれもパワー・サーキットであるカナダGPにパワーアップされた新バージョンのものを投入する予定。
レッドブルはそれを見極めたい意向だが、カナダGPが行われるのは6月10日で申告期日には間に合わないのが実情だ。

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FIA、公式予選時のオイル補給が禁止へ

Image (C)Ferrari S.p.A
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FIA(国際自動車連盟)は、公式予選とりわけQ3セッションで指摘されている「必要以上のオイル補給」について、これを禁止することを明らかにした。

これはFIAで技術部門にあるニコラス・トムバジス/テクニカル・ディレクターが明らかにしたもので、オイル消費を出力増加に繋げるという目論見を封じるため、公式予選時のオイル補給ないし補助タンクの作動など同様のシステムを禁止するというもの。
ただし従来の如く必然性がある場合には補給は認められる。

これはメルセデスやフェラーリらが一時的なパワーアップを狙ってオイルを燃やすという手段を使っているとして、レッドブル(ルノー・エンジン)らからルール違反の疑いがあるとし指摘されていたことによる。
なお決勝レースのオイル補給についてはこれまでもすでに制限されている。

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ハミルトン(メルセデス)、「今季型マシンの操縦性に難」

Lewis Hamilton (C)Mercedes Motorsports
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開幕から4戦を経て、やっと今季初勝利を記録した前年王者であるルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だが、それでもまだ納得していないところを示している。
それによればハミルトンは、昨年のチャンピオン・マシンに比べ、今季の『W09』はドライビングが神経質で難しいというもの。

「今年のマシンはパフォーマンスに一貫性がなく、条件によって戦闘力があったり欠けていたりする。
どこでもスピードに勝るという訳じゃないんだ。
アゼルバイジャンでは幸運にして勝つことができたけど、それも荒れたレース展開のうえ、最後にボタスがパンクするという不運があったためのものだ。
たぶん戦闘力が一貫しない大きな理由はタイヤとのマッチングにあると思う。
ウチはフェラーリなどに比べ、タイヤをうまく使えてこなせていないんだ。
この部分を早く解決しないと手遅れになってしまうよ」と、懸念をみせた。

とはいえ、タイトルを獲得した昨季も4戦を終えた段階ではハミルトンはまだ1勝だった。

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2018/05/04

米大陸の新GP開催候補地、マイアミが一歩前進か

1981 Las Vegas (C)Williams F1
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自動車の巨大市場であるアメリスでは、多くのグランプリが行われてきたが、現在はテキサス州オースティンのアメリカGP(US-GP)のみ。
そこでリバティ・メディアはさらに同地域でのグランプリを開催、その候補地としてラスベガスやニューヨーク、マイアミ、ロスアンゼルス等の名前が浮上、ここに来てその一つマイアミが一歩抜きん出たものとみられている。

フロリダ州のマイアミは温暖な気候で知られており、また開催に欠かせない地元自治体のモータースポーツへの理解も深いとされる。
同市は5月の議会でF1開催に向け誘致の採決を行う予定ということで、新たな市街地コースでのグランプリ開催に前進がみられそうだ。

ただ自動車王国アメリカではこれまで他にも多くの都市でF1が開催されてきたものの、ワトキンスグレンやロングビーチ、デトロイト、そしてインディアナポリスなど消滅したグランプリも枚挙に暇がない。

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今年の日本GPは鈴鹿30周年『アニバーサリー・チケット』

30th Ticket (C)Mobility Land
今年の日本GP(鈴鹿サーキット)は、1987年の初開催から数えて30回目の節目になることから、数々の趣向が凝らされることがわかった。

同サーキットによれば、ヤング層のファン拡大を目指し、中学生以下の料金を一律3000円に、また高校生、大学生のV1席を特別料金の1万円とするなどする。
さらに全席のチケットを、思い出として手元に残るようプラスチック製チケットにする。
デザインは全11種用意され、その中から選ぶことができるとのこと。

その他、現役F1ドライバーによるトークショーやナイト・ピットウォークにストレートウォークの実施、F1ドライバーズ・ランウェイなど数多くのイベントも行われる。
詳細についてはこちらへ。

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『悪ガキ』マグヌッセン、周囲からの非難に反論

Kevin Magnussen (C)Haas F1 Team
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数々の接触事故に絡み、そのアグレッシブ過ぎるドライビング・スタイルに周囲から非難の声が絶えないハースF1のケビン・マグヌッセンだがこれに反発。
またマグヌッセンには『バッド・ボーイ』(悪ガキ)という不名誉なあだ名が付けられているが、これすらも当人は「光栄なこと」と、屈託がない。

「もちろんF1ではみんなポイント獲得すべく戦っているんだけれど、上位グループと違って僕らのような中団グループにあっては普通に走っても入賞が保証されている訳じゃない。
当たり前のドライビングをしていたんではダメということ。
上位ドライバーに比べてリスクがあるのは当然のことなんだ。
だから僕は攻めのドライビングをしている訳で、それが周囲からいろいろ言われたとしても止むを得ないことと思っているよ」と、平然な態度。

そのマグヌッセンはこれまでの全64戦中、入賞21回、リタイヤは11回だが、父親のヤン・マグヌッセン氏は24戦中入賞1回、リタイヤは実に15回を数えている。

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2018/05/03

ザウバー、ザンダー/テクニカル・ディレクターが離脱

Jorg Zander (C)Audi Motorsport
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ザウバー・チームは2日(水)、技術部門の責任者だったヨルグ・ザンダー/テクニカル・ディレクターがチームを離脱したことを発表した。

ザンダー氏はホンダなど複数のF1チームやスポーツカーレースのアウディ・チームで働いたあと、2016年シーズン途中にF1ザウバー・チームに加入。
今年のマシン『C37』は同氏が手掛けたものとされ、戦闘力アップはそれなりに評価されていた。
同氏の後任は未定、また同氏の移籍先等も明らかにされていない。

昨季トータル5ポイントで最下位だったザウバー・チーム、今季はすでに10ポイントを獲得してランキング9位にいる。

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ピレリタイヤ、復活フランスGPの冠スポンサーに

Image (C)Pirelli Motorsport
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2011年以来、F1にタイヤを独占供給するピレリタイヤだが、今シーズンから10年ぶりにフランスGPがカレンダーに復活するのを機に、同グランプリのタイトル・スポンサーになることを明らかにした。
これにより同グランプリの正式名称が『F1ピレリ・グランプリ・ド・フランス2018』になるということだ。

同陣営のマリオ・イゾーラ/ヘッド・オブ・カーレーシングは、次のように意気込みをみせた。
「フランスは大きな市場の一つであり、われわれはここをたいへん重要視している。
そしてF1グランプリは多くの人が注目する大イベントであるので、ここでタイトル・スポンサーとして開催の一翼を担えることは光栄に思う」

ちなみにフランスは2006年までF1にタイヤを供給したミシュランタイヤのお膝元でもある。

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ハミルトン、セーフティカー中のベッテルに不満

Image (C)Ferrari S.p.A
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アゼルバイジャンGPは、昨年セーフティカー・パレード中のハミルトン(メルセデス)にベッテル(フェラーリ)が追突するという因縁の場だが、今年も繰り返されたレース中のセーフティカー導入時にまた騒動が発生した。

今度は昨年とは立場が入れ替わり、ベッテルのほうが先頭で、これにハミルトンが続くというポジション。
ハミルトンによれば、ベッテルはまもなく再スタートというラップで、ストップ&ゴーを激しく繰り返していたという。

「ベッテルはオーストラリアでも同様の危険な行為を繰り返していた。
僕はスチュワードにそれを報告したんだけど、結局のところ彼らは何もしなかったようだね。
先頭がそんなことをしていれば、やがて後続のマシンもみんな同じことをするようになるに違いない。
そしたらいずれ大きな事故になるよ」と、ハミルトン。

ただレースディレクターであるFIAのチャーリー・ホワイティング氏は「危険なシーンはみられなかった」と、静観の構えだ。

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2018/05/02

2019年からエアロダイナミックス一部変更へ

Image (C)Ferrari S.p.A
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バーレーンGP時に続き、今回のアゼルバイジャンGPでも会合の場を持ったF1ストラテジーグループは、2019年からエアロダイナミックスを一部見直すことで合意したことを明らかにした。。
これはオーバーテイク・シーンを増し、F1をよりスペクタクルなものにするためで、変更されるのは下記の3点。

・フロント・ウィングを簡素化し、翼幅を広く、アウトウォッシュ・ポテンシャルを低くする。
・ウイングレットをなくし、フロントブレーキダクトを簡素化する。
・幅を拡大し、リヤウィングをより深くする。

伝えられるところによれば、いくつかのチームから反対はあったものの賛成多数で採択されたとのこと。
今後、WMSC(世界モータースポーツ評議会)での承認を経て実施に向かうとみられるが、もし唯一拒否権を持つフェラーリ・チームが反対であると破談になる可能性もある。

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ホンダ、レッドブルとの間でエンジン供給について協議

Honda Hybrid (C)Honda Racing
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かねて2019年以降のホンダ・エンジン供給について噂に上がっていたレッドブル・レーシングとの話し合いが、アゼルバイジャンGPの週末に行われていたことがわかった。

というのもFIA(国際自動車連盟)は5月15日までに来季のエンジン供給体制の申告を済ませるよう通達していて、その期限が迫っているからだ。
レッドブルは現行のルノー・スポールとの契約を延長するか、ホンダ・エンジンにスイッチするか、まもなく決定しなければならない。

なおホンダはその結論の如何にかかわらず、トロ・ロッソへの供給は継続することが確実。
またF1は2021年に大幅なレギュレーション改訂が行われることから、レッドブルとの契約は2020年までの2年間が想定されている。
契約が成立した場合、レッドブルがワークス体制ということになる見込み。

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ウィリアムズ・デュオ、「ペイ・ドライバー説」に反論

Lance Stroll (C)Williams F1
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今季開幕から不振が続いたウィリアムズ・チームには、「資金優先のためペイ・ドライバーを優先させた」との指摘が相次いだが、今回のアゼルバイジャンGPではこうした非難を覆す働きをみせた。

F1のコースとしてはモンテカルロにも匹敵するドライバーズ・サーキットであるバクーの難コースで、今回ストロールが予選11番手、シロトキンが12番手を確保、これは元チャンピオンであるアロンソ(マクラーレン)をも上廻るもの。
また決勝レースでもストロールは8位でフィニッシュ、これはここまでノーポイントだったウィリアムズ・チームに初となるポイント獲得をもたらすものとなった。

ストロールはこれまで度々非難の言葉を口にしていた先輩マッサについても、「彼はもうチームにとって過去の人」と、一蹴した。

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2018/05/01

レッドブル、レースの朝に予想していた『同士討ち』

Redbull Duo (C)RedBull Racing
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アゼルバイジャンGP決勝終盤、共に入賞圏内を走りながらなんと同士討ちという形でレースを終えたレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンだが、その日の朝、すでにチーム首脳はこの事態を予測していたということだ。

これは同チームのクリスチャン・ホーナー代表が明らかにしたもの。
その中でこのイギリス人は、「今回のアクシデントの責任はどちらのドライバーにも等しくある。つまり同罪だ。
以前からこうした事態は予測されていたことなので、今回も決勝レースの朝、われわれは話し合ったんだ。
自由なバトルは許す、しかし万が一にも接触事故などということがあってはならず、必ずお互いのスペースを残すよう厳重に指示していた。
しかしそれでも懸念されたことが起きてしまったのだから、徹底して再発防止策を講じなければならない」と、断じた。

レッドブルは今回のWリタイヤで、獲得すべき22ポイントを一気に失った。

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メルセデスのルイス・ハミルトン、2ストップ戦略で優勝 (ピレリ)

ルイス・ハミルトン (C)Pirelli Motorsport
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2018アゼルバイジャングランプリ決勝

・チームメイトのバルテリ・ボッタスはデブリによるパンクに見舞われる
・風が強い冷涼なコンディションの下、
・大半のドライバーがラスト4周のスプリントをウルトラソフトで走行
・トップ 10 内で多様な戦略が展開された中、2 ストップが主流

2018年4月29日、バクー

予想された通り、セーフティーカーの登場がアゼルバイジャングランプリの結果に決定的な影響を及ぼしました。終盤のセーフティーカー導入は、上位勢の大半をウルトラソフトへの交換へと促し、スタートタイヤのスーパーソフトで首位を走行していたメルセデスのバルテリ・ボッタスにとっては、有利なピットストップの機   会となりました。リスタート後、ボッタスはデブリによるパンクに見舞われ、チームメイトのルイス・ハミルトンが 2 ストップ戦略で優勝しました。

スタート時、大半のドライバーがスーパーソフトを装着した中、全3種類のコンパウンドがスターティンググリッドで見られました。また、多くのドライバーが3種類のコンパウンドをレースで使用しました。2回のセーフティーカーがレースに影響を及ぼし、トップ 10 内で6種類の異なるタイヤ戦略が展開されました。このセー
フティーカーの導入によって、シーズン中で2番目に長いサーキット上でのタイヤの摩耗とデグラデーションが抑制されました。

ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント:「アゼルバイジャングランプリでは多様な戦略が展開されました。状況によって変化する戦略の中で、全3種類のコンパウンドが使用されたレースを興味深く見守りました。セーフティーカーによる中断がレース結果に大きな影響を及ぼしましたが、ボッタスは、スーパーソフトでの非常に長いオープニングスティントを見事にマネージしていました。また、優勝したハミルトンは、全3 種類のコンパウンドを使用してあらゆる局面をうまく活用しました。冷涼なコンディション、長いストレート、イエローフラッグやセーフティーカーによる中断などによる状況下、特にリスタート時のタイヤ温度のマネージは難しいものとなりました。ベストリザルトの6位を獲得した Formula2チャンピオンのシャルル・ルクレールを祝福したいと思います」

ピレリジャパン・プレスリリース

12Truthometer:
ルイス・ハミルトンが 2 ストップ戦略で優勝しました。スーパーソフトでスタートしたハミルトンは、22 周目にソフトへ、そしてセーフティーカー導入周回中の 40 周目にウルトラソフトへ交換しました。トップ 3  が全く異なる戦略を採りました。

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DRS違反もペレス(フォース・インディア)の表彰台確定

Sergio Perez (C)Sahara Force India F1
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アゼルバイジャンGP決勝レースでは、ドライバーに自動でDRS(ドラッグ・リダクション・システム)の使用を通知するシステムが故障、レーススチュワード(審査委員)は従来の無線指示で行うよう通達したが、3人のドライバーが本来DRSが使えない部分で使用したことがわかった。

その3人はペレス(フォース・インディア)、ストロール(ウィリアムズ)、そしてマグヌッセン(ハース)ということだが、とりわけ今回3位表彰台という成績を収めたペレスに対し、何らかの処分が下されるのか注目された。

しかしFIA(国際自動車連盟)は、ドライバーには違法行為をする意思がみられなかったことや、誤った使用で実際にオーバーテイクをしたというケースがなかったことで、お咎めなしとした。
これにより2016年のアゼルバイジャン(当時の名称はヨーロッパGP)以来となるペレスの表彰台が確定した。

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マグヌッセン(ハース)にペナルティ・ポイント

FIA
アゼルバイジャンGPのレーススチュワード(審査委員)は、29日(日)に行われた決勝レースで起きたマグヌッセン(ハース)とガスリー(トロ・ロッソ)との間で起きた接触事故について、マグヌッセンの側に非があるとしてペナルティ・ポイント2点を科した。

ペナルティ・ポイントは1年間の累計で12点に達した場合、スーパーライセンスが停止され出場停止となるが、マグヌッセンの場合これでトータル8点となった。
同選手にはすでにレース中、10秒のタイム・ペナルティが科せられている。

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