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2018/04/15

中国GPはリカルド(レッドブル)が大逆転劇で勝利

Daniel Ricciardo (C)Redbull Racing
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15日(日)14時10分(日本時間:15時10分)から今季F1第3戦中国GPの決勝レースが行われた。
レース前の天候は晴れ、気温19度、路面温度39度まで上昇この週末で最高、湿度は25%でドライコンディション、決勝レース中に雨が降る心配はないと報告されている。
今回ピレリが持ち込んだタイヤはミディアム、ソフト、ウルトラソフトの3種。
上位ではフェラーリとメルセデスの4台がソフトタイヤでのスタート、他はウルトラソフトなのでおそらく2回ストップが必要、11位以下はタイヤ選択が自由になっている。

最初のピットストップの間にボタス(メルセデス)がベッテル(フェラーリ)を抜いて首位に立つ。
30周目、なんとトロ・ロッソのガスリーが14コーナーでチームメイトのハートリーをオーバーテイクしようとしてインを突き両車接触。
コース上にデブリ(破片)が散乱したためイエローコーション&セーフティカーに。
両車ともその後タイヤ交換やノーズ交換のためピットストップを余儀なくされた。
この時点で1位ボタス、2位ベッテル、3位ハミルトン、4位フェルスタッペン、5位ライコネン、6位リカルドの順。

審議対象とされたトロ・ロッソ勢は、ガスリーに10秒加算のタイムペナルティ。
36周目、再スタート。
39周目、ハミルトンをオーバーテイクしようとしたフェルスタッペンが逆に寄せられコースアウト、順位を落とす。
その後今度はリカルドがハミルトンをオーバーテイク、さらにフェルスタッペンも続いた。
42周目にはボタスがさらにベッテルも抜いて2位にアップ。
43周目、ベッテルがフェルスタッペンと接触してスピン、7位まで順位を落とした。
さらに45周目にリカルドがボタスを抜いてついに首位に躍り出る。
5位のフェルスタッペンにスチュワードから10秒のタイムペナルティが科せられた。
52周目、ハートリー(トロ・ロッソ)が事故によるダメージのためかガレージに戻ってリタイヤ。
55周目、アロンソ(マクラーレン)がベッテルをあわやのコース取りで抜いて7位に。

56周のレースをトップで駆け抜けたのは6位からのスタートで大逆転ダニエル・リカルド(レッドブル)。
昨年のアゼルバイジャンGP以来の優勝で自身通算6勝目となった。
2位ボタス(メルセデス)、3位ライコネン(フェラーリ)、4位ハミルトン(メルセデス)、5位フェルスタッペン(レッドブル)、6位ヒュルケンバーグ(ルノー)だが、フェルスタッペンには10秒の加算があるため順位入れ替わりか。
7位アロンソ(マクラーレン)、8位ベッテル(フェラーリ)、9位サインツ(ルノー)、10位マグヌッセン(ハース)でここまでが入賞。

以下、11位オコン(フォース・インディア)、12位ペレス(フォース・インディア)、13位バンドーン(マクラーレン)、14位ストロール(ウィリアムズ)、15位シロトキン(ウィリアムズ)、16位エリクソン(ザウバー)、17位グロージャン(ハース)、18位ガスリー(トロ・ロッソ)、19位ルクレール(ザウバー)、そして20位にリタイヤのハートリー(トロ・ロッソ)となった。
トロ・ロッソは今回、同士討ちの醜態をみせたが、この騒動が結果的に兄弟チームであるレッドブルへ勝利をもたらす形となった。

中国GP決勝レースの結果はこちら
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