ロス・ブラウン氏(FIA)、「将来のF1軽量化が必須」
重量測定 (C)RedBull Racing
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テクニカル・レギュレーションの変遷に伴い、年々マシン重量が増加してきたF1だが、将来的にはマシンの軽量化が必須であるとの見方がされている。
これは元自らF1チームを率い現在はFIA(国際自動車連盟)でモータースポーツ・ディレクターを務めるロス・ブラウン氏がドイツの専門誌『アウトモーター・ウント・スポルト』で明らかにしたもの。
「近年その重量を増してきたF1は、年々鈍重になり今やまるで耐久レース・マシンに近づいているようだ。
F1は本来スプリントレースで、予選やたかだか1時間半の300キロのレースをモーターレーシング界最高のスピードで走り抜けることに魅力がある。
当然のことながら、そのマシンは耐久レースとはまったく異なるものの筈。
いまわれわれは2021年以降のレギュレーションについて検討しているが、そこには必ずやマシンの軽量化という方向が打ち出されることだろう」
同様のことはロバート・クビサ(ウィリアムズ)も訴えている。
今年のレギュレーションのマシン最低重量は734キロとなっているがクビサがドライブしていた時代は605キロ、さらに1990年代には505キロという軽さだった。
マシンが重いと、ブレーキやタイヤに負担が掛かって磨耗が進み、燃料消費も増大、マシンの動きは鈍くなる。
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